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奥行き20m、幅15m。一番奥にはストゥーパがあり、その前面には、仏陀坐像があります。2階部正面からも採光されていますので、光が奥まで通り、非常に落ち着いた厳粛な感じを与える石窟です。アジャンタ遺跡の第26窟が、構成としては非常に近いと思います。 |
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エローラ第10窟の見事な内部 |
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天井部は、石のリブ(梁)になっています。リブの付け根に、一本毎に小さくて見事な仏の彫像が施されてありますが、この程度のサイズでは見えずにすみません。当時の木造の遺跡はインドにはどこにももう残っていませんが、この梁を見ると、当時の寺院建築様式が想像出来て、非常に高度なレベルに達していたことがわかります。 |
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第10窟の見事な石の梁 |
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ストゥーパの前面に仏陀が彫られています。この静寂感、いかがでしょうか?頭はブツブツの螺髪(らはつ/らほつ)で、鎌倉の大仏(1242年建立)も同じようなヘッドスタイルですね。 |
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エローラ第10窟の螺髪の仏陀 |
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えろーらの らほつのぶっだ すずしかり |
The Buddha of Ellora with spiral curls of hair looks like cool. |
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癒しの仏陀 |
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1階回廊部分の見事な浮き彫り群。破損もなく良好な状態で保存されています。 |
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第10窟1階回廊部分の浮き彫り |
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地元では、ドー・タール(ドー=2・タール=階建)と呼ばれる3階建ての遺跡です。7世紀後半から8世紀前半の開窟と言われています。調査発掘が本格的に始まる前の19世紀中頃までは一階の前の部分全部が土に埋まっていましたので、2階建てにしか見えず、ドー・タールと名付けられました。イギリスの考古学者たちによって本格的に調査が始まり、1階の土砂も取り除かれで、この素晴らしい第11窟の全容が明らかにされています。 |
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ドー・タール第11窟 |
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3階廊下です。どうです、このゆったり感! インドが好きになる人間は、こうした空気がゆっくり流れていくところに惹かれるわけです。柱の文様にご注目下さい。長い廊下の直線には、このように単純化された円模様が非常に合うと思います。造形者のデザイン能力の高さが伺えます。 |
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第11窟3階廊下 |
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各階で奥行が全く違います。1階の奥行きが約40m、2階が約10m、3階が約20mですので、寺院のデザインの問題もあったのでしょうが、掘り進む際の岩質も関係していたのかもしれません。座禅を組み、瞑想する仏陀です。 |
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第11窟の仏陀 |
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こちらは、ティン・タール(3階建て)と、地元でも当初から3階建てと呼ばれていた石窟寺院です。7世紀後半から8世紀前半の開窟です。入り口の岩の衝立壁が、第11窟に比べ、随分狭くなっています。 |
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ティン・タール第12窟 |
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時間も午前10時半で、丁度、インド人の参拝者が増えて来ました。元々は岩山の山裾であった前庭の岩量のボリューム感にご注目下さい。これだけの岩山を刳り貫いて、寺院をつくったわけです。一体、何年、かかったことでしょうか。職人たちは、カレーを食べながら、仕事をしたのでしょうか? |
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第12窟の見学者 |
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