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▼ フィラのオールド・ポートの西方約2kmに浮かぶ無人島のネア・カメニまで45分ほどの船旅を楽しみ、小さな入江にあるポンツーン(浮き桟橋)に到着した。 |
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▼ 標高140mの山頂までのハイキングは、出港の遅延で1時間半の予定が1時間になってしまった。片道30分はかかるので、往復するだけの時間しかなかった。 |
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火山島のハイキング 11:40-12:40 |
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▲▼ ポンツーンから島に上陸し、頂上を目指して歩き始めた。山頂付近には活動を休止している噴火口がある。道はほとんど整備されておらず、火山岩や火山灰を踏みしめながらのハイキングである。 |
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山頂を目指す観光客たち |
▼イア |
▼フィラ |
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登るにつれて、周りの景色が眼下に見えてくる。頂上では360度のパノラマの展望が楽しめる。フィラの町が断崖絶壁の上にあり、まるで雪が積もった山のように見える。 |
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一休み |
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▼九十九坂 |
▼カタマラン型高速艇 |
▼アティニオス港(サントリーニ島) |
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▲▼ 火山島のため、硫黄の臭いが漂い、わずかなガスの噴出があるためか、はげ山のままで植物は育たず、むき出しの黒々とした溶岩の脇に僅かに赤い血のような雑草が地面を這っていて、荒涼たる風景が続いていた。 |
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噴火口の跡 |
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春の登山のお陰で、汗をかくこともなく頂上に着くことができたが、夏に登るとなれば日陰がまったく存在しないので、水筒にタップリと水を入れて、水分を補給しながら登らないと、熱射病にかかる恐れがある。 |
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パノラマの山頂(140m)での記念撮影 12:15 |
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▼ 火山島の観光を終えて再び船に乗り、隣の小島パレア・カミニに到着。ここは、海中に温泉が湧き出ており、泳ぎに自信のある人たちが水着に着替えて海に入り、泳いで温泉に入った。 |
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▼ 海は深いので歩いて行けず、島には桟橋がないので船も接岸できないため、泳げない人は温泉に入れない。過去には溺れそうになった人に救命ブイを投げて助けたというハプニングもあったようだが、今回は、全員無事に帰還することができた。何ともワイルドな温泉ツアーである。 |
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はるのいそ およいではいる おんせんば |
The spring beach, swimming to take a hot spring bath. |
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海中温泉を楽しむ人たち |
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▼ 海中温泉の入浴のあと、火山島を見ながらエーゲ海をクルーズした。エージアン・ブルーの海から険しい山肌を眺めていると、紀元前1600年ころに起こった大噴火と地殻の陥没が大地震と大津波を発生させ、クレタやサントリーニの島々で栄えていた古代都市を壊滅させ、それがアトランティス伝説となったのではないかと思えてくる。 |
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火山島を楽しむエーゲ海クルーズ |
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▼ 約3時間の海上ツアーは無事に終了し、船はオールド・ポートに入港した。穏やかな気候で波も立たず、快適なエーゲ海の春の船旅を満喫することができた。 |
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オールド・ポートに入港 14:00 |
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▼ オールド・ポートからフィラまでの上りは、ロバの背に揺られるのが良い。上りのため急峻な崖を見ないですむので、下りに比べると恐怖感が少ない。 |
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ドンキー・ライディング |
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▲▼ ロバに乗るのは業者が補助してくれるが、あとはロバ任せである。暴れて振り落とされることはないとのことだったが、谷側スレスレに歩いたり、すれ違うときに足が挟まれたりするので、気を許せない。 |
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女性も果敢に挑戦! |
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どんきーの のらりくらりと はるのさか |
The spring slope, going
up lazily on a donkey. |
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ロバの上から二刀流で激写 |
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撮影:Y. K. |
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最後尾を進む驢馬使いと少年 |
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▲ ツアー客の最後尾を行く筆者の後ろに驢馬(ろば)使いが子供を引率してついてきた。ロバは元来怠けものらしく、間もなく先行したロバに追いつき、隊列をなして上がるようになった。谷側にはコンクリートで固めたガードがあるがかなり低いので、振り落とされると谷底に転落する可能性があるので、乗客は鞍にしがみついていた。 |
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追いついてキャラバンとなる |
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▼ 乗馬時間は15分ほど。終点付近でロバから下り、無事にドンキー・ライディングが終わってホッとした。眼下にエージアン・ブルーの広がるエーゲ海の素晴らしい眺望が広がっていたが、身の安全を計るのに気を取られて、景色を楽しむ余裕がなかったのが正直なところ。しかし、日本では体験できないので、サントリーニ島まで来た以上は是非体験したい。ただし、命の保証はない。(^^; |
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最後尾でエスコートしてくれた驢馬使い |
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