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▼ サントリーニ島最後の観光は、島の北端に位置するイアの町である。ここから眺める夕日は絶景と云われている。郊外に出ると、段々畑が見えて来た。白い家を抜きにすれば、日本とよく似ている。同じ島国として、土地の有効利用を図ろうとすれば、自ずから段々畑になるのだろう。 |
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郊外に広がる段々畑 15:50 |
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畑の中の白い家 |
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イアの駐車場から歩いてスクエアと呼ばれる広場に行った。ここがイア観光の起点で、最後の集合場所となる。青いキューポラの教会が目印なので迷うことはない。この広場から東西に石畳の路地が延びているので、引き返せばスクエアに戻ってこれる。 |
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イアの中心地スクエアに建つ教会 |
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島頂に広がるイアの街並み/西端部より東方を臨む |
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パノラマ写真（2850X1000)519KB |
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▼ フィラ同様、イアでもギリシャ正教の青い丸屋根の可愛らしい教会が印象的だった。かつて、森村桂（もりむら・かつら）は、南太平洋のニューカレドニアが「天国に一番近い島」と書いたが、筆者はサントリーニ島こそがその名にふさわしいのではないかと思った。 |
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はるのしま あおきまるやね いあのまち |
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The spring island, the
blue cupolas in the town of Ia. |
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▼フィラ |
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パノラマ写真（2200X1200)636KB |
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はるのうみ がいがんしろき いあのまち |
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The spring sea, Ia
the white town
on a steep cliff. |
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▼ エーゲ海はエージアン・ブルー Aegean blue と呼ばれる独特の青い色が素晴らしい。天候や潮流などの変化に応じて微妙に変化する海の色。フェリーが一筋の白い尾を引いて航走している。洞窟のようになったホテルやレストランから一日中眺めていても見飽きることはないだろう。 |
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洞窟のようなホテルとエーゲ海の島々 |
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何処までも続く石畳の小径 |
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鯛や鯖などのショーウィンドウ |
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アーチのある教会 |
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イアの船着場 20:00 |
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▼ この日の日没は20:10。残念ながら、夕方になってから雲が広がり、エーゲ海に沈む夕日と夕焼け空を拝むことはできなかった。前日もホテルの西側で夕日を待ったが、二日間にわたって期待外れとなってしまったのが唯一の心残りである。 |
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イアの夜景 20:10 |
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パノラマ写真（2000X1200)299KB |
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静かに暮れゆくイアの町 20:20 |
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拡大写真（1800X1260)211KB |
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▼ 翌４月28日（火）の昼頃サントリーニ島から空路アテネに戻り、１泊した後、ブリティッシュ航空便で、入国検査が厳しかったロンドン・ヒースロー空港を経由し、４月30日（木）午前９時頃、無事成田に帰国した。 |
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撮 影
2009年4月24-28日
OLYMPUS
E-３ E-510
9-18mm
12-60mm 70-300mm
1000万画素 2960枚 6.68GB
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本日、ようやく４月下旬のギリシャの旅「エーゲ海編」を完成させることができた。 |
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アクセス1000万突破記念として７月４日に講演会を開催したため、２ヵ月のブランクが生じ、愛読者の方々には大変ご迷惑をおかけしたことをお詫びしたい。 |
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しばらく間を空けて編集してみると、冷静にギリシャの旅を分析することができ、新鮮な気持ちで感動を新たにすることができた。 |
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「ギリシャ編」同様、話題が多く、解説に時間を要したが、大作の完成を素直に喜びたい。 |
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特集！旅紀行第85集 「ギリシャ・エーゲ海紀行/エーゲ海編」 |
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撮影・制作 ： 和田義男 |
平成21年（2009）８月19日 作品：第24作 画像：（大109+小19） 頁数：7 ファイル数：270 ファイル容量：74.6MB
平成12年（2000）〜平成21年（2009） 作品数：333 頁数：1,247 ファイル数：51,596 ファイル容量：7,005MB |
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はるのうみ いりひにそまる くれたとう |
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The spring sea, Crete island being dyed by the setting sun. |
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編集子の選ぶ傑作 |
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パノラマ写真（2000X940)319KB |
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ギリシャの取材には、オリンパスＥ-30とＥ-510の二台を使用し、超広角・標準・超望遠の三本のズームレンズを使い回して、フィルム換算16mm〜600mmのワイドレンジを武器に、「ギリシャ編」「エーゲ海編」あわせて1000万〜1230万画素約6000枚15ギガの画像を切り取ってきた。 |
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例によってオリンパス党二刀流の手持ち撮影で、夜景を除きフルオートで撮影した。新しく購入したED 9-18mm の超広角ズームが壮大なスケールの自然景観を切り取るのに最適で、新しい視野を切り開くことができた。 |
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BGM用にギリシャ民謡のＣＤ５枚を購入した。特に、「イラクリオン」「クノッソス」「クレタ」の３頁は、全て地元クレタ島の民族楽器によるフォークソングで、同じギリシャでもミノア人を祖先に持つクレタ人の文化の違いを実感できる。音楽の力は偉大である。 |
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はるのいそ およいではいる おんせんば |
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The spring beach, swimming to take a hot spring bath. |
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編集子の選ぶ傑作 |
泳いで海中温泉に向かう観光客たち/パレア・カミニ（サントリーニ島）
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拡大写真（2600X1700)925KB |
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ギリシャ・エーゲ海紀行は、「ギリシャ編」が画像：大114+小21 頁数：7、「エーゲ海編」が画像：大109+小19 頁数：7 なので、合計すると、画像：大223+小40=263 頁数：14 という感動巨編になった。目にするものは超一流品ばかりで、解説には多くの文献を参考に簡潔明瞭となるよう心がけた。筆者の手に負えない部分も多々あったが、ギリシャの古代文明のエッセンスを十分に切り取って紹介できたものと思う。 |
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ヨーロッパ文明の黎明（れいめい）がギリシャの古代文明である。ある口の悪い歴史家に「ローマはギリシャ文明の盗作だ」といわしめたほど、ギリシャはオリジナリティ豊かで高度な文明を開花させていたことに感動する。 |
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やがて、ガリアといわれた未開で野蛮な地でフランスがローマから文明を吸収し、ヨーロッパを席巻し、激動の西洋史が紡がれてゆく。ギリシャからヨーロッパの歴史が始まった意義は極めて大きく、ヨーロッパの旅に欠かせない国がギリシャである。 〈 完 〉 2009.8.19 和田義男 |
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はるのうみ がいがんしろき いあのまち |
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The spring sea, Ia
the white town
on a steep cliff. |
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編集子の選ぶ傑作 |
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パノラマ写真（2200X1200)636KB |
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Q
