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オスロ市庁舎 Rådhuset i Oslo |
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午後は自由時間となったので、オスロ湾に面して建つオスロ市庁舎を訪ねた。この市庁舎は、オスロ市創立900年を記念して建てられたもので、ハーラル王によりオスロ市の基礎がつくられてから丁度900年後の1950年に完成した。中央の大ホールを挟んで両翼にタワー棟があり、市長はじめ職員はそこで執務している。 |
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ノーベル平和賞 Nobel Peace Prize |
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資料 |
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ノーベル平和賞は、アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設されたノーベル賞の五部門のうちの一つで、多国間の友好、軍備の廃絶・削減、平和交渉の進行のいずれかに大きな貢献のあった人物・団体に与えられる。 |
選考はノルウェー国会が行い、授与式は、毎年ノーベルの命日である12月10日にオスロ市庁舎の大ホールで行われる。日本人では、1974年に佐藤栄作が唯一受賞している。 |
ノーベル平和賞のメダルは、純金で鋳造され、アルフレッド・ノーベル(Alfred Nobel 1833-1896)の横顔が刻印されている。フログネル公園で有名なノルウェー人彫刻家グスタフ・ヴィーゲランのデザインによるものである。 |
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正面玄関を入ると、右手に売店があり、そこで入場料を支払って見学する。若い女性職員が流ちょうな英語を話し、15分ほど待っていれば案内してくれるというので、お願いした。同じツアーグループの夫婦も参加し、4名の日本人が職員の案内と筆者の通訳により市庁舎を見学することになった。 |
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この大ホールが最大の見所で、ノーベル平和賞の授賞式が行われるところである。幾何学模様の大理石の床は豪華そのもの。特に、巨大な壁画が素晴らしく、ヨーロッパ最大のものという。作者は地元の著名な画家で、右下の屈辱的な被占領時代から独立を勝ち得て平和が訪れた左上の情景まで、歴史物語風に描かれている。見物する人と対比すれば、その大きさに圧倒される。 |
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2階にも天井が高くて大理石の張られた豪華な部屋がいくつもあった。壁には壁画やタペストリーが飾られている。海側の部屋は、太陽の光が差し込み、市庁舎前広場や波止場の様子がよく見える。 |
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歴代の王や王妃の肖像画が並んでいる部屋があり、現国王・ハーラルV世がとても気に入っておられるという肖像画があった。これまでの様式とはまったく違っている意欲作であったが、筆者には、亡霊が描かれているように思えた。 |
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市議会が開かれる部屋は、国連の議場を参考にしたということで、天井が高く、2階から傍聴できるように工夫されていた。この日は日曜日だったので、見学することが出来、とてもラッキーだった。 |
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市議会ルームの隣には、床以外全て壁画という、とてつもなく豪華な部屋があった。ノルウェーの春夏秋冬の情景や市民の暮らしぶりが描かれている。壁画のパワーに威圧されるので、中央のテーブルに坐っていても、ゆっくりと懇談できないのではないかとも思われたが、実用本位の日本の市役所に少しは見習って欲しいと思った。 |
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再び中央の大ホールに出た。正面入口を眺めると、海や山で働く人たちの姿が描かれている壁画があった。ボートに乗り、網を持った漁師が中央に描かれている。彼女の説明によると、漁業はノルウェーの大事な産業だと云うことだった。 |
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ゆっくりと時間をかけて見学した後、市庁舎を後にし、海側の市庁舎前広場に行った。市庁舎は、海からの来客のために、むしろ海に向けて建っているように思えたが、彼女の説明では海側はあくまでも裏口であるという。 |
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有料のレンタサイクル |
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オスロには市営のレンタ・サイクルがある。コペンハーゲンと違ってこちらは有料。オスロ市庁舎前と中央駅の観光案内所が窓口で、自転車置き場は14ヵ所ある。1日単位のレンタル料は40クローネ(800円)だが、500クローネ(1万円)の保証金が必要。観光案内所が閉まるまでに自転車を返さないと保証金が返ってこないので要注意。 |
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