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▲▼ ミハスからグラナダへの復路は、運転手の機転で海沿いの道を走ってくれた。お陰で、車窓から地中海に面する美しいマラガの街を撮影することができた。アンダルシア地方は、ミハスでなくても白い家が立ち並び、とても明るく美しい。
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▲▼
最前列に着席させていただいているお陰で、運転席から見る素晴らしい景観を切り取ることができた。グラナダは、万年雪のシエラ・ネバダ山脈を背に緑の木々と白い家がとても美しく、移りゆく風景に見とれてしまう。この日は、雲がなく、最高峰のムラセン山(3,478m)がよく見えた。
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↓最高峰のムラセン山(3,478m) |
グラナダ郊外の景観 17:46 |
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この日は闘牛場のレストランで夕食を取ることになっていたので、午後8時過ぎにグラナダの闘牛場に行った。サマータイムのお陰で、まだ、明るく、闘牛場の全景を撮影することができた。 |
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▲▼ お気付きのように、グラナダ闘牛場は、マドリッドのラス・ベンタス闘牛場によく似ており、素晴らしく立派なアリーナである。
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一階のレストラン「エルミタ ermita
(行者の庵、僧院、世捨て人)」に入ると、中は煉瓦造のシックな雰囲気で、イベリコ豚のモモ肉の燻製がぶら下がっていた。 |
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グラナダ闘牛場のレストラン「エルミタ
ermita」
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カウンターには、ピカドール(槍方)と闘牛の年代物のブロンズ像が飾ってあった。スペインのどの街も闘牛が国技の伝統文化として定着しており、人々が誇りに思って大事にしていることがよく分かった。 |
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この夜は、14人のツアー一行がひとつの長テーブルに着席し、メインディッシュのイベリコ豚のステーキを楽しんだ。闘牛のステーキでなかったのが残念!(^^; |
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▼ 夕食後、出迎えの小型バスに乗って、アルハンブラ宮殿の北の山裾に広がる旧市街アルバイシンに行った。道路は狭く、駐車場もないので、途中から下車し、フラメンコショーを上演している「ロシオの洞窟
Cueva de
la Rocio 」まで歩いて行った。 |
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ロシオの洞窟 Cueva de la Rocio
に入る 21:50
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フラメンコ
flamenco |
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フラメンコは、スペイン南部のアンダルシア地方に伝わる民俗舞踊で、歌、踊り、ギターの伴奏が主体となっている。フラメンコの歴史と発展にはヒターノと呼ばれるスペインジプシーが重要な役割を果たしている。更にさかのぼると、ムーア人(モーロ人)の影響もみられるという。 |
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フラメンコは、日本を含め、世界中にファンが多く、華やかなショーが見られるようになったが、元来は、社会の底辺で暮らすヒターノたちの慰めとして広まったものである。この日は、原初発生の面影を残す洞窟フラメンコを観賞することができた。 |
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洞窟の入口で打ち合わせ中のフラメンコ・ダンサーたち 21:56
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▼この店は、洞窟のようなトンネルが数列、縦に並んでおり、壁際に坐った観客たちの目前でフラメンコの演奏と舞踊が行われる。天井には、鍋やフライパンなどの食器類がぶら下げられているが、かつてはジプシーたちが台所用品を飾り立てて、座を盛り上げていたことをあらわしている。 |
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▼ 午後10時開演だったが、「スペインで時間どおりに始まるのはサッカーと闘牛と新幹線だけ」というガイドの説明どおり、洞窟フラメンコショーは、22:15に始まった。カンタオール
Cantor と呼ばれる男性歌手の渋い歌声が洞窟内に響き渡った。 |
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フラメンコを生み出したヒターノのコミュニティにもグラナダなどの低地のものと、ロンダなどの高地のものがあり、前者はヒターノの音楽であるロマンセの要素を、後者はファンダンゴの要素をフラメンコに取り入れたものと考えられている。 |
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フランドル地方の音楽という意味のフラメンコという語が、今日知られる意味でのフラメンコに対して用いられるようになった時期は、19世紀半ばのことだという。
そういう意味では、比較的新しい民俗舞踊だといえる。 |
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フラメンコでカンテ Cante
とは歌のこと。魂の奥底から響く深い声(カンテ・ホンド)こそ、フラメンコの真髄である。ヒターノたちにとってフラメンコといえば、まずはこのカンテが重要な役柄となる。 |
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カンタオール cantaor は男性の歌い手、カンタオーラ cantaora が女性の歌い手である。日本ではフラメンコといえば踊り(バイレ Baile)というイメージが強い。つま先やかかとで床を踏み鳴らして、タップダンスのようにリズムをとる(サパテアード)。手の動き(ブラッソ)は、フラメンコの命である。男性の踊り手はバイラオール bailaor、女性の踊り手はバイラオーラ bailaora という。 |
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バイラオールによる自己陶酔のサパテアード(タップダンス)
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▼ トルコのベリーダンスは、臍(へそ)を出し、思わせぶりに腰を振るエロチックな踊りで、ハーレムの女たちを連想するが、フラメンコはジプシーたちのささやかな娯楽であり、そのような大胆なポーズは見られない。江戸時代の大和撫子(やまとなでしこ)のように、裾を端折って脚を見せるだけの謙虚さと貞節を備えている。 |
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基本的に観客席からは手拍子(パルマ)を打たないほうが良いといわれる。リズムが難しく、曲調によってリズムがさまざまに変化するので、素人が手拍子を打つとかえって音楽の妨げになってしまうというのが、その理由である。逆に掛け声(ハレオ)は歓迎されるという。 |
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微妙な指使い 23:03
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扇の舞 23:08
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はるのよわ ほらのにぎわい ふらめんこ |
Midnight
spring, the cave in a festive mood with flamenco. |
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拍手喝采! 23:10
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▲
観客には、ドリンク1杯が提供される。狭い洞窟の中では、荷物を置くところもなく、グラスを持つと置くところがないので、拍手もできない。洞窟の中央席に坐って撮影したが、観賞の邪魔になるために移動もできず、同じ位置からの撮影に終始した。 |
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情熱的なタップダンス 23:13
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▼▲
筆者は、これだけ近い位置から撮影したことがなく、迫力満点だった。いわゆる「かぶりつき」の席なので、踊り子たちの息づかいや熱気が伝わり、膝には衣装が触れる。隣の人には、花飾りがちぎれて飛んできた。 |
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ショールを使ったフラメンコ 23:17
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▼ 最後は、観客の飛び入りの踊りが披露され、1時間余のフラメンコショーは、あっという間に終わってしまった。 |
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拍手に送られて閉幕 23:20
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▲▼
フラメンコショーが終わった後、小型バスが待機する場所まで戻る途中の路上で、アルハンブラ宮殿のライトアップを撮影する時間が与えられた。三脚を準備してきたのは筆者だけで、素晴らしいグラナダの夜景をシャープに切り取ることができた。 |
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