猪鼻の甘酒こぼし'１５（幟倒）【和田フォト】

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猪鼻の甘酒こぼし'１４

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猪鼻の甘酒こぼし'１３

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猪鼻の甘酒こぼし'１２

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猪鼻の甘酒こぼし

参道

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直会

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白褌

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幟倒

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和田義男

水槽に投げ入れられた樽　2015.7.26 13:31

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プールで樽を洗う

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水掛合戦！

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樽洗い　13:32

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洗い終わって拍手！　13:32

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醸造樽の洗浄　13:33

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	▲▼ 水槽で水掛合戦を楽しみながら樽洗いが行われたあと、拍子木が打ち鳴らされ、甘酒こぼしが終わった。甘酒神事の開始から28分、甘酒をかけ始めてから17分のとても短い裸祭だった。

樽洗いの終了　13:34

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拝殿でお祓い　13:36

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大幟の収納に向かう　13:37

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急な石段を下る

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石段を慎重に下る裸たち

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	▲▼ 拝殿での御祓いを受けた裸たちは、その足で石段を下り、参道入口に立つ大幟２本の後片付けに協力した。

旗竿の収納【壱】

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旗竿の収納【弐】

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旗竿の収納【参】

旗竿の収納【四】

万緑を背に褌衆の竿倒し　北舟

ばんりょくを　せにふどししゅうの　さおたおし

Surrounded by evergreen, fundoshi guys removing a flag pole.

旗竿の収納【五】

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旗竿の収納【六】　13:42

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「甘酒まつり」の碑　13:46

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水槽で記念写真　13:49

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簡易シャワーで汗を流す　13:50

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和田グループの直会/福島屋（三峰口駅前）　14:32

　
撮　影

2015年7月26日

OLYMPUS Ｅ-５
　　

12-60mm

1230万画素 1,250枚 2.8GB
　

　平成27年（2015）10月11日（日）、本年第15作となる「猪鼻の甘酒こぼし」シリーズ第５作が完成した。今年は猛暑だったが、天候に恵まれて、素晴らしい作品が生まれた。

　15年間の取材で102種198集の裸祭を発表してきたが、大抵は晒しの腹巻をしていたりして、「甘酒こぼし」のような六尺褌一丁の全裸に近い裸祭は、なかなかお目にかかれない。それだけに貴重な祭だといえる。

　素朴な前垂式六尺褌一丁での取材は２年目となるが、炎天下にもかかわらず、和田グループ第四期代表として伝統の裸褌文化を十二分に堪能できたことは何よりだった。

　
美しい伝統文化の存続を願って

　
　1300年の歴史を有する「猪鼻の甘酒こぼし」は、世界にたった一つしかない奇祭であり、日本の素晴らしい裸祭である。平成23年（2011）に初取材してWa☆Daフォトギャラリーに掲載すると、このユニークな「甘酒こぼし」は全国的に知られるようになり、翌年から部外参加者が激増した。裸祭の絶滅危惧種であることには変わりないが、今では、部外参加者やアマチュア・カメラマンが大勢押し寄せ、過疎の村もこの日だけは賑わいを見せる。
　

　美しい裸祭を願って、これまで全員褌を徹底するよう保存会にお願いし、私も５年間、現場指導を行ってきた。その成果があったのか、今年は、部外者の全員褌が徹底し、素晴らしい裸祭だった。
　
　しかし、指導的役割を演じるたった一人の地元氏子が私の要請を聞き入れず、ハンダコ姿で出場したのは、残念である。（作品の品位を維持するため、彼の写っている写真はお祓いを受けている一枚を除いてカットした。）
　
　今年、甘酒こぼし保存会会長が交代し、来年から新しい体制で甘酒こぼしが行われる。新会長のセンスと指導力により、埼玉県無形民俗文化財としての伝統と品位を守って頂きたい。〈完〉　2015.10.11　和田義男