|
|
|
|
彼らは、この日の早朝に最後の水行を終え、正中山法華経寺(しょうちゅうざん・ほけきょうじ)の祖師堂(そしどう)において行われた大荒行成満会(だいあらぎょう・じょうまんえ)を終えて下山してきたばかりである。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1800x1350)570KB |
|
|
|
|
|
|
大荒行成満会(だいあらぎょう・じょうまんえ)では、初行(しょぎょう)と呼ばれる初心者に木釼(ぼっけん)が授与され、修法師(しゅほっし)の資格が与えられる。100日の荒行をさらに重ねて、2回目の再行(さいぎょう)から5回目の五行(ごぎょう)で免許皆伝となる。更に加行を続けたい僧侶は参籠(さんろう)として入行(にゅうぎょう)することができるが、荒行に耐えられる体力が必要なので、満60歳以上の者は入行できないという。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1400x1050)337KB |
|
|
|
|
|
|
この日、白衣の下に水行褌(越中褌)を締めて立源寺の水行式に現れた荒行僧は、初行(しょぎょう)の2人、再行(さいぎょう)の鈴木秀行上人ら5人、三行(さんぎょう)の鈴木練恵上人(当山)、四行(よんぎょう)の松本玄経上人と松本顕祐上人。行の数の順に上座から下座に位置した。初行の二人はまだ若々しいが、行を重ねるに連れて、立ち居振る舞いに風格が備わっている。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1400x1050)380KB |
|
|
|
|
|
|
荒行僧たちは、白衣を脱いで褌一丁の裸形になり、大荒行堂で100日間実施してきたものと全く同じ作法の水行を披露し、本堂で開催される大祈祷会(だいきとうえ)に参列の後、晴れて出身の寺院に帰ることができる。遠く長崎の寺からやって来た住職がいたが、早く帰りたい気持ちを抑えての奉仕である。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1400x1250)448KB |
|
|
|
|
|
|
10人の荒行僧たちは、太田伝師の作法に合わせ、水行肝文(すいぎょうかんもん)を唱えながら注連縄(しめなわ)と薦(こも)を巡らした水盤(水槽)から水行桶(手桶)で水を汲み、反動をつけて頭上から背後の首筋に一気に水を浴びせた。 |
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1400x1100)429KB |
|
|
|
びゃっこんの そうじょうまんの かんのこり |
Buddhist priests of white loincloth, Cold water purification for the achievement. |
|
|
|
|
拡大写真(1600x1200)610KB |
|
|