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福俵授与 |
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副心男の水入り胴上げのあと、最後のイベントである福俵授与の時間となった。福俵の中には、籾殻(もみがら)が詰められており、その中に福袋に入っていたものと同じ赤い布に包まれた長さ10cmほどの利剣木(りけんぼく)が隠されている。裸男たちはその利剣木を手にしようと、福俵の下に集まり、投下されるのを待った。 |
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午後2時47分、鈴木孝敬住職により福俵が投下され、裸男たちによる激しい争奪戦が繰り広げられた。 |
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利剣木を手にした男が今年の福男となり、一年間の福を授かるとあって、大勢の裸男たちが福俵に殺到し、全身籾殻にまみれながら俵を引き裂いて手を差し入れ、利剣木を奪い合った。 |
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取り主が本堂に行って正規の利剣木獲得者と認定されると福男となり、利剣木に替えて清酒3本が渡される。 |
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福俵 |
に入った |
利剣木 |
の争奪戦 |
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籾殻 |
を掻き出して |
利剣木 |
を探す男たち |
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利剣木は僅か10cmほどの大きさしかなく、誰の手に渡ったのかは取り主以外は誰も分からない。取り主は直ぐに腹巻に隠してしまえば、誰の目にも触れない。争奪戦の後、利剣木がないことが最終確認された。 |
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午後2時50分、全ての行事が終了した。籾殻まみれになった裸男たちはスクラムを組み、整然と退場して行った。 |
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裸男浴場 |
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裸男たちは宿を通り過ぎて、バス停の手前にある裸男浴場に行き、湯を浴びて籾殻まみれの身体を洗い流した。 |
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浴場から宿に帰った裸男たちは、焚き火に当たり、コップ酒や味噌汁をすすって暖を取ったあと、支度部屋で着替え、来年の再会を約して三々五々引き揚げていった。午後3時4分、撮影を終了した。 |
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撮 影
2008年2月3日
OLYMPUS E-3
12-60mm
1000万画素 2,500枚 5.4GB
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この日関東や関西では雪が降り、取材を躊躇したが、大垣市に着くと、伊吹おろしも大したことはなく、無事に新尺さんと会合して密着取材することができた。 |
現地の天候は曇天で時々小雨がぱらつく状況で、裸男たちは寒さに耐えていたが、柔らかい光を受けて、白飛びのない、美しい写真を撮影することができた。 |
初めて秒間5コマで連写したため、撮影枚数が多くなったが、名画面を多数切り取ることができた。 |
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しかし、肌色の調整が難しく、未だに納得がいかないのは、まだまだ未熟のせいなので、更に研鑽を積みたい。 |
謝 辞 |
このたびの取材では、新尺俊勝さんの全面的なサポートを受けて密着取材することができました。帰りの新幹線では、東京駅まで祭り談義や褌談義に花が咲き、楽しい取材旅行となりました。新尺さんには心から御礼申し上げます。有り難うございました。 |
宝光院の鈴木孝敬住職には、電話取材にもかかわらず、懇切丁寧な解説を賜り、お陰様で正確な解説を書くことができました。末筆ながら心より御礼申し上げます。宝光院の今後益々のご発展を祈念しております。有り難うございました。〈 合掌 〉 |
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日本の祭り第99集/日本の裸祭り第72集 「宝光院はだか祭」 |
撮影・制作 : 和田義男 |
平成20年(2008)2月15日 作品:第5作 画像:(大65+小20) 頁数:6 ファイル数:170 ファイル容量:39MB
平成12年(2000)〜平成20年(2008) 作品数:276 頁数:953 ファイル数:32,538 ファイル容量:4,619MB |
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