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 感動写真集

2009年2月23日改訂

今 日

昨 日

♪巡礼 KasedaMusicLabo

七日夜の阿迦の甘露に光りをり   北舟

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Seventh night of the New Year,
honeydew of holy water glistening.

2009年2月22日制作

タイレシの背中に光る水玉

タイレシの背中に光る水玉(岩戸寺修正鬼会/大分県国東市)

国指定重要無形民俗文化財

岩戸寺修正鬼会

盃の儀

岩戸寺本堂の 須弥壇しゅみだん

岩戸寺本堂の須弥壇

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盃の儀
 岩戸寺本堂で行われる「盃の儀」は、これから行われる行事が恙(つつが)なく催行できるように固めの盃を酌み交わし、仏の化身である鬼として松明(たいまつ)を取り仕切るタイレシたちのお祓いを行う行事である。
僧侶と向き合う8人のタイレシ  2009.1.31 19:10

僧侶と向き合う8人のタイレシ

 三三九度の盃を運ぶ役と御神酒を注ぐ給仕役は裃袴(かみしも・はかま)の正装に身を包んだ二人の少年が分担する。最初に岩戸寺住職の上田大裕院主(いんず)に献杯して御神酒(おみき)を注ぎ、住職はそれを飲み干す。

院主いんず

に献杯

院主に献杯

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続いて給仕役は、タイレシ一人に三三九度の盃を運び、タイレシは注がれた御神酒を恭(うやうや)しく飲み干す。

固めの盃

固めの盃

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昆布を頂戴するタイレシ

昆布を頂戴するタイレシ

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固めの盃を飲み干したタイレシは、院主の前に進み出て懐紙を差し出し、院主から三宝の昆布を拝受する。

昆布を食べる

昆布を食べる

 元の席に戻ったタイレシは昆布を口にし、残りを鉢巻の下に差し込む。その後は、ずっと頭を畳に擦り付けた姿勢を保つ。8人のタイレシは同じ所作を次々に繰り返し、最後に、羽織袴姿のトシノカンジョウ(年の管掌)と檀家役員に御神酒が注がれる。
残りの昆布を鉢巻に挟む

残りの昆布を鉢巻に挟む

 固めの盃が終わると、トシノカンジョウが立ち上がり、滝壺の垢離取場で汲み取った桶の阿迦(あか)(清水)を榊(さかき)の枝でタイレシの背中に振りかける。
タイレシに阿迦を降りかけるトシノカンジョウ

タイレシに阿迦を降りかけるトシノカンジョウ

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  七日夜の阿迦の甘露に光りをり  北舟 

なぬかよの あかのかんろに ひかりおり

Seventh night of the New Year, honeydew of holy water glistening.
タイレシの背中に光る水玉

タイレシの背中に光る水玉

拡大写真(1400X1050)228KB

最後に、トシノカンジョウは、平身低頭した「オハヤシカタ」と呼ばれる楽師にも阿迦(あか)の聖水を振り掛ける。

楽師に阿迦をかける

楽師に阿迦をかける

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最後に、院主が般若波羅蜜多(はんにゃはらみた)を唱えながら、ゴヘイ御幣)でタイレシの背中を叩いて加持する。

御幣ごへい による院主の加持

ゴヘイ(御幣)による院主の加持

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 平成20年(2008)2月10〜11日に催行された成佛寺修正鬼会に荒鬼(あらおに)役として参加し、多くの読者に感動を与えて頂いた藤園俊道(ふじぞの・しゅんどう)東光寺住職が法螺(ほら)を吹き、盃の儀が終わったことを知らせた。

法螺を吹く東光寺・藤園俊道住職

法螺を吹く東光寺・藤園俊道住職

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