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 感動写真集

2009年2月23日改訂

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♪太鼓メドレー

初春の鬼の松明災払   北舟

拡大写真(1800X1350)330KB

An exorcism by ogre's torches in early spring.

2009年2月22日制作

輪になって廻る災払鬼

輪になって廻る鎮鬼(岩戸寺修正鬼会/大分県国東市)

国指定重要無形民俗文化財

岩戸寺修正鬼会

災払鬼

鬼走りおにばしり
 鈴鬼によって鬼が招かれると、カイシャク(介錯)に背負われた災払鬼(さいばらおに)と鎮鬼(すずおに)が講堂に入り、鬼が暴れ回って参拝者に加持祈祷する「鬼走り」と呼ばれるクライマックスに突入した。
介 錯カイシャク におぶされて登場した 災払鬼さいばらおに  22:20

介錯におぶされて登場した災払鬼

 隔年で行う成沸寺では、一番鬼(赤):災払鬼(さいばらおに)(愛染明王(あいぜんみょうおう)の化身)、二番鬼(赤):荒鬼(あらおに)(不動明王(ふどうみょうおう)又は仁聞(にんもん)の化身)、三番鬼(黒) :鎮鬼(しずめおに)(講堂本尊)の三鬼が登場する。

つの を持つ「 災払鬼さいばらおに  22:20

角を持つ「災払鬼」

拡大写真(1050X1400)261KB

 しかし、かつては岩戸寺も三鬼そろっていたがある年に鬼止石を越えて走り出た荒鬼役の僧が暴れ狂ったあげく死んでしまい、荒鬼の面は飛んで伊美の権現崎に喰らいついたため、爾来、荒鬼が欠け、現在は災払鬼と鎮鬼の二鬼となっている。

鎮鬼しずめおに

鎮鬼

拡大写真(1400X1200)256KB

草で頭を飾りつけ須弥壇(しゅみだん)に置かれていた鬼面をかぶり、僧侶から酒を吹きかけられると、鬼となった。

僧侶が酒を吹きかける鬼招き 22:30

僧侶が酒を吹きかける鬼招き

拡大写真(1200X1600)356KB
輪を作ったタイレシと鬼 22:45

輪を作ったタイレシと鬼

拡大写真(1600X1200)271KB

 災払鬼は行入寺の隈井修道・副住職、鎮鬼は文殊仙寺の秋吉文暢・副住職である。両方とも黒鬼で似通った風貌をしているが、災払鬼には角(つの)が生えているので見分けることができる。

輪になって廻る 災払鬼さいばらおに

輪になって廻る災払鬼

拡大写真(1800X1350)330KB
  初春の鬼の松明災払  北舟 

はつはるの おにのたいまつ さいばらい

An exorcism by ogre's torches in early spring.
松明たいまつ の柄の部分で加持する「 災払鬼さいばらおに

松明の柄の部分で加持する災払鬼

拡大写真(1600X1200)295KB
   やがて、参拝者がタイレシと鬼の輪の中に入ると、鬼が松明(たいまつ)の柄の部分で参拝者の背中を軽く叩いて加持祈祷を始めた。天念寺では松明を激しく打ちつけ、参拝者の着衣が火の粉で穴が空くほど激しく加持祈祷するため、参拝者が悲鳴を上げて逃げ惑うのに比べると、岩戸寺の二鬼はとても優しく、安心して見ていられる。  
懸命に加持する「 災払鬼さいばらおに

懸命に加持する災払鬼

拡大写真(1400X1500)300KB
火がついた「 災払鬼さいばらおに 」!

火がついた災払鬼!

松明で加持する「 鎮鬼しずめおに

松明で加持する鎮鬼

拡大写真(1600X1250)294KB
   最後は境内に出て加持祈祷が続けられたが、これをもって「鬼走り」が終了するため、参拝客や見物人はこゝで鬼会終了と見て解散するが、鬼とタイレシは、これから徹夜で部落を廻る「祈祷廻り」に入る。  
境内に出て加持 22:55

境内に出て加持

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