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鈴鬼によって鬼が招かれると、カイシャク(介錯)に背負われた災払鬼(さいばらおに)と鎮鬼(すずおに)が講堂に入り、鬼が暴れ回って参拝者に加持祈祷する「鬼走り」と呼ばれるクライマックスに突入した。 |
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介 錯 |
におぶされて登場した「 |
災払鬼 |
」 22:20 |
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隔年で行う成沸寺では、一番鬼(赤):災払鬼(さいばらおに)(愛染明王(あいぜんみょうおう)の化身)、二番鬼(赤):荒鬼(あらおに)(不動明王(ふどうみょうおう)又は仁聞(にんもん)の化身)、三番鬼(黒) :鎮鬼(しずめおに)(講堂本尊)の三鬼が登場する。 |
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角 |
を持つ「 |
災払鬼 |
」 22:20 |
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しかし、かつては岩戸寺も三鬼そろっていたが、ある年に鬼止石を越えて走り出た荒鬼役の僧が暴れ狂ったあげく死んでしまい、荒鬼の面は飛んで伊美の権現崎に喰らいついたため、爾来、荒鬼が欠け、現在は災払鬼と鎮鬼の二鬼となっている。 |
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草で頭を飾りつけ、須弥壇(しゅみだん)に置かれていた鬼面をかぶり、僧侶から酒を吹きかけられると、鬼となった。 |
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災払鬼は行入寺の隈井修道・副住職、鎮鬼は文殊仙寺の秋吉文暢・副住職である。両方とも黒鬼で似通った風貌をしているが、災払鬼には角(つの)が生えているので見分けることができる。 |
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はつはるの おにのたいまつ さいばらい |
An exorcism by ogre's torches in early spring. |
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松明 |
の柄の部分で加持する「 |
災払鬼 |
」 |
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やがて、参拝者がタイレシと鬼の輪の中に入ると、鬼が松明(たいまつ)の柄の部分で参拝者の背中を軽く叩いて加持祈祷を始めた。天念寺では松明を激しく打ちつけ、参拝者の着衣が火の粉で穴が空くほど激しく加持祈祷するため、参拝者が悲鳴を上げて逃げ惑うのに比べると、岩戸寺の二鬼はとても優しく、安心して見ていられる。 |
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最後は境内に出て加持祈祷が続けられたが、これをもって「鬼走り」が終了するため、参拝客や見物人はこゝで鬼会終了と見て解散するが、鬼とタイレシは、これから徹夜で部落を廻る「祈祷廻り」に入る。 |
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