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この日稲沢市内の目抜き通りは歩行者天国となり、参道入口にあたる第二鳥居前の交差点を目指して三方の道路から総勢9千人のはだか男たちが大小100を超える連を組んで練り込み、市内は熱気と歓声に包まれた。 |
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続々とやってくるはだか連 |
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町内の笹立て |
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なおい笹を立てて盛り上がるはだかたち |
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笹を立てるはだか連 |
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はだか祭は、参道入口の石鳥居前の交差点が最初の見せ場となっている。三方向からさまざまな「はだか連」がなおい笹を持って乗り込んでくる。警備している警察官は、「間もなくはだか男が来ます。危ないから道路には入らないで下さい。」とアナウンスし、その都度ロープを張り、横断歩道から観客を排除する。はだかたちは、最初にこの交差点をひとまわりして気勢を上げ、なおい笹を立てる。
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参道入口で万歳三唱! |
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なおい笹は、七夕飾りのように笹に願い事を書いた「なおいぎれ」を結んで奉納するのが本来の趣旨であるが、赤や白の長尺布をグルグル巻きにした竿竹を用意し、笹立てをするはだか連が多い。中には支持索付きのものも見られる。
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なおい笹をよじ登る男 |
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危険な笹竹のぼり |
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グループによっては、笹を立てると同時にのぼり始める人もいる。笹竹が途中で折れることもあり、長老たちはハラハラして見守っている。登らせないように足を引っ張ったり、褌をつかまえて引き留める人もいる。 |
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危ない! |
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國府宮社務所では、笹を立てたり、登ったりするのは危険な行為であるため、注意を促しているという。褌をつかんで引き留めた人は、神社の忠告を守ろうとしたからだった。 |
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褌をつかまれて登れない男 |
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紙パックの清酒 |
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ガラス瓶の一升酒は割れると危ないので禁止されており、代わりに紙パックの一升酒が持ち込まれる。景気付けに清酒の力水が振り掛けられるが、私もこの洗礼を受け、コートにシミができてしまった。テレビカメラを担ぐカメラマンがレインコートを着ている理由がよく分かった。
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清酒の力水! |
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年に一度のお祭りなので、酒に酔って盛り上がろうとするのは自然の成り行きである。笹を立てたり、登ったりするのは、景気づけのパフォーマンスであり、ストレスを発散するのも厄払の一つかも知れない。
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二人の笹のぼり
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しかし原点に立ち返れば、はだか祭は神事であって遊びではない。羽目を外す限界がどこ迄なのかが問われる。
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盛り上がるはだか連たち |
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はだか男たちは、全員、程度の差はあれ酒が入っているので、まるで無邪気な子供のように陽気で羞恥心がなくなっている。身体の落書きもそのせいだろうが、度を超すと見苦しくなる。
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プラカードのはだか男たち
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ガッツポーズ |
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太陽が徐々に西に傾くころ、石鳥居前の参道入口は、三方から大勢のはだか連が先を争って乗り込み、なおい笹を携えて練り歩く光景が続き、はだかにもかかわらず、熱気溢れる祭りの佳境を迎えていた。
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参道入口で盛り上がるはだか連 |
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