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「青森ねぶた」には「大型ねぶた」、「子供ねぶた」、「地域ねぶた」がある。「子供ねぶた」「地域ねぶた」は主に町内会が主流となって運行するねぶたであり、大きさも「大型ねぶた」より一回り小さい。「子供ねぶた」は8月2・3日の夜間と7日の昼間に運行される。「大型ねぶた」は開催期中必ず運行されるが、奨励金の関係か2日と3日は運行台数が少ないという。 |
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「ねぶた」の合同運行は、青森市内の国道4号、新町通り、県庁通り、平和公園通りで囲まれたエリアで行われる。参加団体は、あらかじめ指定されたスタート位置に着いた後、スタートの合図で右回りにパレードが行われる。 |
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ねぶた会場は歩行者天国となり、車道の両サイドが見物席となる。我々は青森市役所前に置かれた有料の観客席を利用したが、歩道に折りたたみ椅子が5〜6列ならんでいるだけのものだった。このため、最前列以外は前の人の頭の間から見物することになるので、よく見えないため、自然に席の奪い合いとなってしまう。 |
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我がグループは、賢明な添乗員(Tour Director TD)の提案で、くじ引きで席順を決めていたので、我先に最前列に走る光景は見られなかったが、隣のグループでは、雪崩れ込んで席を争う光景が見られ、見苦しかった。 |
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現地で分かったことは、数キロにも及ぶ順路の両サイドの歩道から十分に見学できるので、有料席に行かなくても、シートや折りたたみ椅子を持参していけば、最前列の道ばたに座ってゆっくりと見物できるということである。事実、地元の人たちは殆どそのスタイルである。 |
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場所取りもスタート1時間前ならガラガラで、スタート時刻になっても結構空いていた。我々夫婦は前から2列目だったが、筆者は路側帯を移動しながら「ねぶた」を激写したので、指定席は必要なかった。 |
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ねぶたの運行は、隊列や山車の運行、囃子方などについて参加団体が創意工夫を凝らして陣容を整えている。かつては「ねぶた」をロープで引っ張る子供たちがいたというが、現在は形式だけで実際に引く団体は稀で、力自慢の若者たちがねぶたの山車の下部に付けられたハンドレールを押して動かすのが殆どである。 |
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ハネト(跳人) |
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ハネト(跳人)は、正式な装束をまとってさえいれば、どの団体のねぶたにも自由に参加できる。住所の制限も無く、一般の観光客が参加しても構わないという。 |
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にわかあめ はねとにうれし ちからみず |
Dancers pleased with refreshing water of sudden shower. |
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ハネトの衣装は青森県内のスーパーやデパートなどで花笠を除いて一式5000円程度で販売されているという。ねぶたの運行ルートの周辺では、衣装のレンタルを行っている店もある。衣装の着付けもしてくれるので気軽にハネトとして参加することができる。 |
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ハネトは、男女とも花笠が正装だが、花笠をかぶっていない人が殆ど。また、子供たちを中心に正規の足袋草履(たびぞうり)の代わりに運動靴やサンダル履きも多く、伝統の衣装に統一されていないのが気になった。 |
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ハネトたちは、通常、50〜100人ほどで構成される太鼓、笛、手振り鉦(てぶりがね)の囃子方(はやしかた)が演奏する「ねぶた囃子」にあわせてハネルが、ハネトより、ねぶた囃子の集団の方が目につく。踊り子なども揃えているグループもある。 |
観客席のそばまできて、演奏や踊りを披露してくれるのは「ねぶた囃子」の方で、ハネトの方は、道路の真ん中を進んで行くだけなので、衣装の派手な割にパフォーマンスが少ない。 |
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「青森ねぶた」の参加団体は、約2時間の間、観客に全てを晒すことになるが、休みながら進まねばならず、前がつかえることもあり、じっとしている時間の方が長く感じられる。写真やテレビでは動きのあるところしか映さないので、実際に見物すると、意外にのんびりした印象を受ける。 |
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残念なことに、昼間、あれほど天気が良かったのに、19:10に「ねぶた」の合同運行が始まってからしばらくして、夕立に見舞われ、8月2日の初日同様、この日もあっというまに土砂降りになってしまった。「ねぶた」は、和紙で出来ているので、雨に弱く、透明のビニールシートを被して運行する山車が大半となった。 |
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しかし、ビニールシートの「ねぶた」では、その醍醐味が半減するので、写真下のグループのように、雨の中でもカバー無しで運行する山車もあり、そのサービス精神に感動した。「 天下布武・信長の野望」は雨が当たっても塗料が流れ出さないよう工夫されているようで、大雨の中でも平気だった。撥水(はっすい)加工すれば可能と思われるので、他のグループも見習って欲しい。 |
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消防第二分団ねぶた会・アサヒビール 「 天下布武・信長の野望」 作:千葉作龍
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ふやじょうの ごときねぶたの むしゃえかな |
A samurai picture of
Nebuta wagon,
like a nightless castle. |
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傘を差していては撮影できないので、レインコートをはおったが、暑くてとても着ておれず、全身、濡れ鼠になりながらも、レンズをタオルで拭きながら激写した。オリンパスE-3は、ボディ・レンズとも接合部は全てシーリングされているプロ使用なので、びしょ濡れでも完全に作動した。取材の後、バスの後部の空席で下着まで着替えることができたので、筆者も故障しなかった。(^^; |
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あらむしゃの ねぶたにまつう あめぼたる |
Glows of rain like fireflies, gathering around the
Nebuta wagon of
samurai picture. |
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雨粒がフラッシュに反射し、蛍のような幻想的な光景が現れたので、雨蛍(あめぼたる)と命名し、拙句を詠んでみた。 |
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「青森ねぶた」見物で一番困ることは、駐車場と宿が足らないことである。交通規制が始まる前に指定席の近くまでバスで行けるが、近くに駐車場がなく、ねぶた見物が終わった後にバスまで歩いて帰る距離が長い。 |
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