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玄関で褌を解く引き手たち /
保原ふれあいセンター 14:55
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▲▼ 「保原ふれあいセンター」の玄関には、ブルーシートが敷かれており、引き手たちは、役員の助けを借りて褌を解いたあと、風呂に入って汚れを落とし、暖を取った。 |
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▼ 引き手たちは、入浴の後、更衣し、荷物を持ってシャトルバスに乗り、岩乃湯に戻ると、御神符、謝礼、つつこ餅などが全員に手渡された。 |
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参加者へ御神符、謝礼、つつこ餅などを配付 /
岩乃湯 15:34
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▼ 参加者たちに配付されたものは、「嚴島神社苞引祭家内安全神符」と書かれた護符、御神酒(おみき)、ラップに包まれた「つつこ餅」、富籤入福餅、謝礼(3000円)である。 |
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御神符の文字が気になったので、社務所に問い合わせたところ、「つつこ」に当たる漢字が存在しないので、苞(つと)を充てたとのことであった。 |
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▼ 無事に祭礼を終えた長谷川さん、新尺さんたち一行は、岩乃湯前で記念写真を撮った後、全員、写真下・右奥の阿部邸を訪問した。 |
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無事に祭礼を終えた長谷川さん、新尺さんたち /
岩乃湯前 15:36
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阿部一雄さん宅に立ち寄るのは、恒例の行事となっているらしく、全員、居間に通された後、酒食の用意がなされ、直会(なおらい)が始まった。阿部さんは地元の氏子で、以前から外来者との交流の場を提供されておられる篤志家であった。 |
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阿部邸で「つつこ引祭」の |
直会 |
15:45 |
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▲▼ 全国から集まった参加者たちは、奥様の手料理に舌鼓をうちながら祭談義に花が咲き、楽しい交流のひとときはあっという間に終わり、最後に手〆をしてお開きとなった。 |
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のどかなる てじめでひらく つつこさい |
Peaceful spring, breaking up Tsutsuko festival with hand
clapping. |
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ご家族の暖かい歓待に御礼を言って阿部邸を後にしたあと、マイカーで参加した人たちの車に分乗してJR福島駅まで送ってもらい、予定より三便ほど早い新幹線に座席変更することが出来、午後8時前には帰宅できた。素晴らしい出会いがあった充実した旅だった。 |
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撮 影
2011年3月6日
OLYMPUS E-5 E-30
12-60mm 9-18mm
1230万画素
2,400枚 5.9GB
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3月17日(木)、青梅市の我が家の居間で、平成23年(2011)の第9作となる9頁175枚の感動巨編「保原つつこ引祭」が完成した。 |
裸祭のシーズンは冬季だが、この祭は、春先に行われるユニークな祭で、祭が終わると、伊達市にも本格的な春が訪れるという。 |
関東では、3月11日(金)に三陸沖で発生したマグニチュード9.0という巨大地震の影響で東京電力福島第一原子力発電所が被害を受けて電力不足となり、JR青梅線が部分運休しているため、自宅待機を余儀なくされているが、そのお陰で編集がはかどり、この大作を短期間で完成させることができた。 |
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謝 辞 |
このたびは、厳島神社大嶽洋一宮司様はじめ保原つつこ引祭実行委員会や「保原つつこ引祭」を支えておられる皆様方のご協力を得て、この作品を完成させることができましたことを衷心より御礼申し上げます。
現地での密着取材のあと、東京から何度も電話取材を行い、その都度、大嶽宮司ご令嬢の大宮純子さんから懇切丁寧な情報提供を賜り、そのお陰で正確で詳しい解説を掲載することができました。後日、原画をお送りして御礼に代えさせて頂きたいと思います。どうも有り難うございました。
〈 拝 〉 |
★☆★彡 |
日本の裸祭り第133集 「保原つつこ引祭」 |
撮影・制作 : 和田義男 |
平成23年(2011)3月2日
作品:第9作 画像:(大171+小4) 頁数:9 ファイル数:398
ファイル容量:103.2MB
平成12年(2000)〜平成23年(2011)
作品数:398 頁数:1,542 ファイル数:64,142 ファイル容量:9,787MB |
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きちふだの いちばんのりや はるまつり |
Spring festival, scrambling for lucky cards. |
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編集子の選ぶ傑作 |
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裸祭では、無料で参加できて鉢巻や褌なども支給されるところがあるが、「保原つつこ引祭」のように、無料で必要な祭衣装が全て支給されるうえに、終わった後には御神符や謝礼までもらえるところは、これまでに例がない。謝礼が支給されるのは、少子高齢化などにより、参加者を集めるのに苦慮しているためであろう。 |
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近年、褌にパンツが混じったり、地下足袋と運動靴が混在するなど、西洋文化の影響で衣装の乱れが生じている裸祭を目にするが、「保原つつこ引祭」は、祭装束の完全支給方式をとっていることから、完璧に衣装統一が図られており、日本古来の裸褌文化を忠実に継承した勇壮、かつ、美しい祭となっている。その完成度は極めて高く、地元氏子たちの祭に寄せる熱意が如何に大きなものであるかが分かる。 |
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江戸時代中期に始まった「つつこ」を引き合うという単純な祭に創意工夫が施され、子供綱引大会や一番乗競争、福餅撒(ふくもちまき)や富籤(とみくじ)の抽選、ミスターつつこコンテスト、写真コンテストといった種々のアトラクションが加わり、地域住民が一体となって参加する祭に仕上がっているところが素晴らしい。伊達市長も参加するこの裸祭は、今後、町興しの起爆剤として注目され、更に発展してゆくに違いない。願わくば、伊達市の若手職員や市議会議員なども褌を締めて裸衆に加われば、更に盛り上がることだろう。 |
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このたび、長谷川さんや新尺さんに同行し、現地で合流した祭愛好者の方々の全面的なご協力を賜って「保原つつこ引祭」のバイブルともいえる作品をinternetにアップロードすることができた。「保原つつこ引祭」は、旅費さえあれば、初心者であっても身体一つで気軽に参加できる満足度の高い裸祭であるので、この作品を見て、来年は是非参加してみたいという人が多数現れることを期待したい。〈 完 〉 2011.3.17 和田義男 |
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はるむかう つつこねりなり しろふどし |
Getting more like spring, Tsutsuko lifting wearing a white
loincloth. |
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編集子の選ぶ傑作 |
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地震・津波被災者へのお見舞い
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平成23年(2011)3月11日(金)に発生しましたマグニチュード9.0という我が国地震観測史上未曽有の東北地方太平洋沖地震に際し、犠牲になられた方々のご冥福を謹んで祈念申し上げますと共に被害に遭われた皆様方に衷心よりお見舞い申し上げます。一日も早く復興されることを念願し、微力ながらできる限りの支援をさせて頂きたく考えております。 |
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壊滅的な被害の中で、沈着冷静に行動している日本人の素晴らしさに世界中から賞賛の声が届いています。辛いお気持ちは、ご本人でなければとても分からないことですが、その痛みを分かち合わせて頂きたく思います。苦あれば楽あり。希望の明日を信じて、一歩一歩、前に向かって歩いて下さい。 〈 合掌 〉 2011.3.17 和田義男 |
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うららけし さんぽうにひく つつこかな |
Mild spring day, Tsutsuko pulling for three ways. |
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編集子の選ぶ傑作 |
「つつこ引」の開始 / 保原四丁目交差点 2011.3.6 14:15
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スライドショーCD 「保原つつこ引祭」
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Wa☆Daフォトギャラリーの裸祭ファンの日頃のご声援にお応えして、スライドショーCD「保原つつこ引祭」を2000円でお分けします。 |
この1枚に180枚の画像が納められていますので、MS-Windows対応パソコンのCDドライブに挿入すると、BGMが流れるなか、5秒毎に画像がディスプレー一杯に映し出されるスライドショーを楽しむことができます。上映時間は約17分です。また、CDには最大1,230万画素の原画を同梱していますので、最大A2サイズまでプリントできます。個人で楽しむ限りは、自由にプリントアウトして構いません。 |
CDを希望される方は、Wa☆Daフォトギャラリー事務局
master@wadaphoto.jp
宛に送付先(郵便番号・住所・氏名)・CD名・枚数をお知らせ下さい。折り返し郵送させていただきます。 |
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