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Wa☆Daフォトギャラリー

 旅紀行日本の裸祭り

2013年3月4日改訂

今 日

昨 日

♪納曽利 高麗小乱声〜当曲急

 

長閑なる手〆で開くつつこ祭  北舟

 

拡大写真(1800X1600)356KB

Peaceful spring,
breaking up Tsutsuko festival with hand clapping.

2011年3月17日制作

阿部邸で直会 15:45
 

阿部邸で直会/保原町磐前通(福島県伊達市)

厳島神社神紋   厳島神社   厳島神社神紋

保原つつこ引き祭

阿部邸

「ミスターつつこ」 の表彰
 
▲▼ 福島民報社主催の「ミスターつつこコンテスト」で見事「ミスターつつこ」と「準ミスターつつこ」に選ばれた男性3人に清野委員長から表彰状やトロフィーなどが授与された。  
 コンテストといっても特別なことをするわけではなく、中村若連の役員が「つつこ引祭」を最も盛り立てたと思われる人を選んで表彰するもので、福島民放社はそのスポンサーである。  
「ミスターつつこ」の表彰 14:40

「ミスターつつこ」の表彰 14:40

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▲▼ 「ミスターつつこ」に選ばれたのは、福島市の斉藤等さん(46歳)。「準ミスターつつこ」には、伊達市保原町の 盛藤正幸さん(37歳)と新潟県から参加した三浦幸蔵さん(37歳)の二人。  
  「ミスターつつこ」は地元から選ばれるという風評があったが、この例でわかるように、参加者は平等で、公平な審査基準で選ばれている。  
賞状やトロフィー、ミニつつこなどを貰った「ミスターつつこ」(中央)と「準ミスターつつこ」(左右)

賞状やトロフィー、ミニつつこなどを貰った「ミスターつつこ」(中央)と「準ミスターつつこ」(左右)

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「一番乗競争」の表彰
 
▲▼ 続いて「一番乗競争」の表彰が行われ、見事「大吉」を手にした白組の男性に清野委員長から金一封が渡された。  
大吉の金一封をゲットした福男 14:43

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  中吉と小吉は二本づつ4人の表彰なのだが、一番乗を果たした男性は風呂に行ったようで姿がなく、3人がそれぞれの賞金を手にした。  
中吉・小吉の賞金をもらった準福男たち

中吉・小吉の賞金をもらった準福男たち

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▼ 表彰者と下の写真を照らし合わせてみると、大吉は筆者から見て「つつこ」左手前の一番取りにくい場所に置かれており、左端・三番乗の白鉢巻の男性が獲得したことが分かる。一番乗・二番乗は、取りやすい位置のポールを取ったために中吉か小吉となった。

 
   「つつこ」を飛び越えて一回転したのは四番乗の髭の男性で、最後まで争奪戦を繰り広げて吉札を手にしたのは、写真上左側の右足に擦過傷を負った男性である。  
一番乗・二番乗が吉札を獲得 13:47:36 (再掲)
大吉↓  

↓大吉獲得者(三番乗り)

 

一番乗・二番乗が吉札を獲得 13:47:36

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永年表彰
 
▼ 五年連続して「つつこ引祭」に参加した人に清野委員長から永年表彰の表彰状と「ミニつつこ」が贈呈された。  
清野委員長より永年参加者に表彰状と「ミニつつこ」の贈呈

清野委員長より永年参加者に表彰状と「ミニつつこ」の贈呈

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清野委員長による福引 14:47

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富籤とみくじ

抽選会
 
▲▼ いよいよ観客が楽しみにしていた最後の富籤(とみくじ)抽選会に入った。五度にわたる福餅撒(ふくもちまき)で大量に撒(ま)かれた福餅には四桁までの数字が印刷された富籤が入っており、清野委員長が手にする抽選箱から福引を行い、八等賞から一等賞までと特別賞の当選者に賞品が授与された。  
表彰式・抽選会に集まった観客たち

表彰式・抽選会に集まった観客たち

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 富籤の賞品は、図書券、フラワー券、ミニつつこ、保原町共通買物券、3万円相当の旅行券任天堂Wii(うぃー)などのほか一等賞は東芝32インチ地デジテレビ、特別賞には 更に高額のマウンティン・バイクという豪華なものだった。  

福餅撒ふくもちまき

で拾った富籤を準備してきた人

福餅撒で拾った富籤を準備してきた人

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 当選番号を読み上げて、その番号の人がいなかったら、パスして新たに抽選する形式なので、この場に居ない人には賞品が当たらない。当選番号が読み上げられて、返事がないと、ほんの数秒で「パス!パス!」コールが上がる。  
八等賞から抽選の開始 14:48

八等賞から抽選の開始 14:48

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▲▼ 抽選会を最後まで取材したかったが、最終のシャトルバスが出発するというので、八等賞の抽選で取材を打ち切り、永年表彰者とともにシャトルバスに乗って「保原ふれあいセンター」に向かった。なお、「つつこ餅」は抽選会のあとに配られたが、あっという間になくなったという。  
「ミニつつこ」を見せてくれた永年表彰者と共に最終シャトル便で「保原ふれあいセンター」へ  14:51

「ミニつつこ」を見せてくれた永年表彰者と共に最終シャトル便で「保原ふれあいセンター」へ  14:51

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玄関で褌を解く引き手たち / 保原ふれあいセンター 14:55

玄関で褌を解く引き手たち / 保原ふれあいセンター 14:55

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▲▼ 「保原ふれあいセンター」の玄関には、ブルーシートが敷かれており、引き手たちは、役員の助けを借りて褌を解いたあと、風呂に入って汚れを落とし、暖を取った。  
風呂に入って暖を取る 14:59

風呂に入って暖を取る 14:59

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▼ 引き手たちは、入浴の後、更衣し、荷物を持ってシャトルバスに乗り、岩乃湯に戻ると、御神符、謝礼、つつこ餅などが全員に手渡された。  
参加者へ御神符、謝礼、つつこ餅などを配付 / 岩乃湯 15:34

参加者へ御神符、謝礼、つつこ餅などを配付 / 岩乃湯 15:34

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▼ 参加者たちに配付されたものは、「嚴島神社苞引祭家内安全神符」と書かれた護符、御神酒(おみき)、ラップに包まれた「つつこ餅」富籤入福餅、謝礼(3000円)である。  
 御神符の文字が気になったので、社務所に問い合わせたところ、「つつこ」に当たる漢字が存在しないので、苞(つと)を充てたとのことであった。  
参加者に配付されたもの

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▼ 無事に祭礼を終えた長谷川さん、新尺さんたち一行は、岩乃湯前で記念写真を撮った後、全員、写真下右奥の阿部邸を訪問した。  
無事に祭礼を終えた長谷川さん、新尺さんたち / 岩乃湯前 15:36

無事に祭礼を終えた長谷川さん、新尺さんたち / 岩乃湯前 15:36

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▼ 阿部一雄さん宅に立ち寄るのは、恒例の行事となっているらしく、全員、居間に通された後、酒食の用意がなされ、直会(なおらい)が始まった。阿部さんは地元の氏子で、以前から外来者との交流の場を提供されておられる篤志家であった。  
阿部邸で「つつこ引祭」の

直会なおらい

 15:45

阿部邸で「つつこ引祭」の直会 15:45

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▲▼ 全国から集まった参加者たちは、奥様の手料理に舌鼓をうちながら祭談義に花が咲き、楽しい交流のひとときはあっという間に終わり、最後に手〆をしてお開きとなった。  
   長閑なる手〆で開くつつこ祭  北舟 

のどかなる てじめでひらく つつこさい

Peaceful spring, breaking up Tsutsuko festival with hand clapping.

手〆でお開き 16:35

手〆でお開き 16:35

拡大写真(1800X1600)356KB

 ご家族の暖かい歓待に御礼を言って阿部邸を後にしたあと、マイカーで参加した人たちの車に分乗してJR福島駅まで送ってもらい、予定より三便ほど早い新幹線に座席変更することが出来、午後8時前には帰宅できた。素晴らしい出会いがあった充実した旅だった。  

和田義男

   
 
撮 影


2011年3月6日



OLYMPUS E
-5 E-30  
 
12-60mm  9-18mm


1230万画素 2,400枚 5.9GB
 
 

 3月17日(木)青梅市の我が家の居間で、平成23年(2011)の第9作となる9頁175枚の感動巨編「保原つつこ引祭」が完成した。
 裸祭のシーズンは冬季だが、この祭は、春先に行われるユニークな祭で、祭が終わると、伊達市にも本格的な春が訪れるという。
 関東では、3月11日(金)に三陸沖で発生したマグニチュード9.0という巨大地震の影響で東京電力福島第一原子力発電所が被害を受けて電力不足となり、JR青梅線が部分運休しているため、自宅待機を余儀なくされているが、そのお陰で編集がはかどり、この大作を短期間で完成させることができた。

謝 辞

 このたびは、厳島神社大嶽洋一宮司様はじめ保原つつこ引祭実行委員会や「保原つつこ引祭」を支えておられる皆様方のご協力を得て、この作品を完成させることができましたことを衷心より御礼申し上げます。
 
 現地での密着取材のあと、東京から何度も電話取材を行い、その都度、大嶽宮司ご令嬢の大宮純子さんから懇切丁寧な情報提供を賜り、そのお陰で正確で詳しい解説を掲載することができました。後日、原画をお送りして御礼に代えさせて頂きたいと思います。どうも有り難うございました。 〈 拝 〉

★☆★彡

日本の裸祭り第133集 「保原つつこ引祭」

撮影・制作 : 和田義男

  平成23年(2011)3月2日 作品:第9作  画像:(大171+小4) 頁数:9  ファイル数:398  ファイル容量:103.2MB
   平成12年(2000)〜平成23年(2011) 作品数:398 頁数:1,542 ファイル数:64,142 ファイル容量:9,787MB
   吉札の一番乗や春祭  北舟 

きちふだの いちばんのりや はるまつり

Spring festival, scrambling for lucky cards.

編集子の選ぶ傑作

一番乗・二番乗りが吉札を獲得 13:47:36

一番乗・二番乗りが吉札を獲得 13:47:36

拡大写真(2000X1500)681KB

勇壮で美しい

保原ほばら

の裸祭
 
 裸祭では、無料で参加できて鉢巻や褌なども支給されるところがあるが「保原つつこ引祭」のように、無料で必要な祭衣装が全て支給されるうえに、終わった後には御神符や謝礼までもらえるところは、これまでに例がない。謝礼が支給されるのは、少子高齢化などにより、参加者を集めるのに苦慮しているためであろう。  
    近年、褌にパンツが混じったり地下足袋と運動靴が混在するなど西洋文化の影響で衣装の乱れが生じている裸祭を目にするが、「保原つつこ引祭」は、祭装束の完全支給方式をとっていることから、完璧に衣装統一が図られており、日本古来の裸褌文化を忠実に継承した勇壮、かつ、美しい祭となっている。その完成度は極めて高く、地元氏子たちの祭に寄せる熱意が如何に大きなものであるかが分かる。  
   江戸時代中期に始まった「つつこ」を引き合うという単純な祭に創意工夫が施され、子供綱引大会や一番乗競争、福餅撒(ふくもちまき)や富籤(とみくじ)の抽選、ミスターつつこコンテスト、写真コンテストといった種々のアトラクションが加わり、地域住民が一体となって参加する祭に仕上がっているところが素晴らしい。伊達市長も参加するこの裸祭は、今後、町興しの起爆剤として注目され、更に発展してゆくに違いない。願わくば、伊達市の若手職員や市議会議員なども褌を締めて裸衆に加われば、更に盛り上がることだろう。  
   このたび、長谷川さんや新尺さんに同行し、現地で合流した祭愛好者の方々の全面的なご協力を賜って「保原つつこ引祭」のバイブルともいえる作品をinternetにアップロードすることができた。「保原つつこ引祭」は、旅費さえあれば、初心者であっても身体一つで気軽に参加できる満足度の高い裸祭であるのでこの作品を見て、来年は是非参加してみたいという人が多数現れることを期待したい。〈 完 〉  2011.3.17  和田義男  
   春迎ふ つつこ練なり白ふどし  北舟 

はるむかう つつこねりなり しろふどし

Getting more like spring, Tsutsuko lifting wearing a white loincloth.

編集子の選ぶ傑作

「つつこ」を落とす

「つつこ」を落とす

拡大写真(2000X1500)488KB

地震・津波被災者へのお見舞い
 
  平成23年(2011)3月11日(金)に発生しましたマグニチュード9.0という我が国地震観測史上未曽有の東北地方太平洋沖地震に際し、犠牲になられた方々のご冥福を謹んで祈念申し上げますと共に被害に遭われた皆様方に衷心よりお見舞い申し上げます。一日も早く復興されることを念願し、微力ながらできる限りの支援をさせて頂きたく考えております。  
   壊滅的な被害の中で、沈着冷静に行動している日本人の素晴らしさに世界中から賞賛の声が届いています。辛いお気持ちはご本人でなければとても分からないことですがその痛みを分かち合わせて頂きたく思います。苦あれば楽あり。希望の明日を信じて、一歩一歩、前に向かって歩いて下さい。 〈 合掌 〉 2011.3.17 和田義男                                                      
   うららけし三方に引くつつこかな  北舟 

うららけし さんぽうにひく つつこかな

Mild spring day, Tsutsuko pulling for three ways.

編集子の選ぶ傑作

「つつこ引」の開始 / 保原四丁目交差点 2011.3.6 14:15

「つつこ引」の開始 / 保原四丁目交差点 2011.3.6 14:15

拡大写真(2000X1500)511KB

スライドショーCD 「保原つつこ引祭」 1

Wa☆Daフォトギャラリーの裸祭ファンの日頃のご声援にお応えしてスライドショーCD「保原つつこ引祭」を2000円でお分けします。
 この1枚に180枚の画像が納められていますので、MS-Windows対応パソコンのCDドライブに挿入すると、BGMが流れるなか、5秒毎に画像がディスプレー一杯に映し出されるスライドショーを楽しむことができます上映時間は約17分です。また、CDには最大1,230万画素の原画を同梱していますので、最大A2サイズまでプリントできます。個人で楽しむ限りは、自由にプリントアウトして構いません。
 CDを希望される方は、Wa☆Daフォトギャラリー事務局 master@wadaphoto.jp 宛に送付先(郵便番号・住所・氏名)・CD名・枚数をお知らせ下さい。折り返し郵送させていただきます。
保原つつこ引祭

保原つつこ引祭

お便りコーナー(抜粋)

2013年3月4日(月)晴   長谷川昇司   様より  東京都八王子市からのお便り

つつこ引き祭 おはようございます、つつこ引き祭は昨日無事終わりました、福島の友人が撮ってくれた写真が2枚ありますので添付をします、素人の撮影ですが、自分にはとても良い記念になります、

【参考】ショウジさん、本日は寒い中つつこ引き祭に参加お疲れさ までした。多くの方々を福島まで連れていただき感謝しております。地元だけでは祭りの継承も厳しく、全国から参加してくだ さる方々がいるからこそ成り立っていると思っています。今年は勝利者代表で優勝旗を受け取っただけでなく準ミスターつつこに選ばれ重ねてお祝い申し上げます。明日の新聞には写真入で載ることでしょう。なんの役にも立てませんでしたが来年また元気に参加してください。高木
 
つつこ引き祭 2013.3.3
こんにちは。ひな祭りの日のつつこ引き祭、ご苦労様でした。今年は、吉札を獲得されるとともに「準ミスターつつこ」に選ばれたとのこと、大活躍でしたね。長谷川さんが大勢の仲間を引き連れて参加されるなど、外部団体の加勢によりこの裸祭が維持されているのは、素晴らしい社会貢献だと思います。これからも益々ご活躍されることを祈念しております。有り難うございました。
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