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▼ 厄除餅が配られて、裸の男たちによる餅つきが終わると、臼倒しに移り、臼を守る座元側(モト方)とこれを倒そうとする氏子側(ウラ方)の二手に分かれて、揉み合いが始まった。 |
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▲▼ 紅白の鉢巻などで二手を識別していればよく分かるが、誰が座元側で誰が氏子側なのか、一見しただけではよく分からない。写真を見る限りでは、鉢巻をしている人の臼を持つ手が臼を倒そうと手前に引いてる様に見え、鉢巻をしていない人が臼を守っている様に見える。最後に鉢巻をしていない人が臼を片づけている。以上の観点から鉢巻をしている人が氏子側で、してない人が座元側と見た。 |
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▲▼ しかし、後日、氏子総代に会う機会があり、この点を確認したところ、鉢巻は関係がなく、事前に打ち合わせて役割を決めているという。道理で見分けがつかなかったはずである。氏子たちにとっては、自分たちの祭りであり、見せる祭りではないのだろう。これは神事であり、お神楽のようなものだと考えれば納得できる。 |
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もちつきや うすをたおさん ふどししゅう |
Pounding rice cakes, Men of white loincloths trying to put the mortar down.
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▲▼ 臼倒しの最中に座元側が水を撒くので、氏子たちは、泥まみれの熱戦を繰り広げることになる。これは、水を撒くと足が滑って力が入りにくくなるので、攻撃を和らげるための作戦だという。 |
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もちつきや どろふんどしの うすたおし |
Pounding rice cakes, Men of muddy loincloths putting the mortar down.
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▲ 裸の男たちの壮絶なバトルは、終わってみれば僅かに3分ほど。しかし、全力を傾注して臼倒しの神事を全うした男たちの姿は、溌剌(はつらつ)としていた。氏子総代にお聞きすると、5〜6人ほどの座元が内側に入って小さな臼を死守するので、氏子側が倒そうとしても倒れるようなものではなく、攻防戦は必ず引き分けに終わるので、来年の豊作が約束されるのだという。 |
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▼ お祓いから始まった「やんさ祭」は、臼倒しで幕となり、社務所の風呂場でお湯を被って泥を落としながら身体を温めるシーンを撮影して、取材が終わった。その間、わずか20分ほど。和田流激写の実践で、夢中でシャッターを切り、迫力ある男たちの裸の群像を多数切り取ることができた。 |
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