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観閲式のあと、放水展示から総合訓練が始まり、消防船「ひりゅう」(横浜)、巡視艇「よど」(鹿島)、「はまぐも」(横浜)に千葉市消防局と東京消防局の消防艇が加わり、カラー放水を披露。 |
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カラフルな放水展示 |
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赤いスモークを曳いているのは鹿児島海上保安部所属巡視船「はやと」搭載機の「はやたか」。2枚ブレードのベル212型機で、海保は26機を保有しており、ヘリコプターの主力機種であるが、新鋭機への代替が進められている。全長 17.41m、全高 3.99m、最大離陸重量 5,080kg 。 |
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スモークを引く「はやたか」(鹿児島「はやと」搭載機) |
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続いて、国土交通省の災害対策用ヘリコプター「あおぞら号」に続き、千葉市消防局「おおとり」を先頭に4機の消防ヘリの編隊飛行があった。 |
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消防ヘリの編隊飛行 |
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東京消防庁(東京都)の消防ヘリコプターは、中型3機(ちどり・かもめ・つばめ)、大型3機(ひばり・ゆりかもめ・はくちょう)の6機が就航し、空からの消火、救助、情報収集、救急患者の搬送等を行っている。「つばめ」はユーロコプター社製で、全長13.68m、全幅11.94m、最大速度 315km/h 。 |
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消防ヘリ「つばめ」(東京消防庁) |
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殿(しんがり)は川崎市消防局の消防ヘリ「そよかぜ1号」で川崎重工の川崎式BK117C-2型という貴重な国産機。 |
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消防ヘリ「そよがぜ1号」(川崎市) |
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7本のリモコン・ノズルにより大量の海水を放水しているのは、横浜海上保安部所属の大型消防船「ひりゅう」。全長35m、総トン数195ton、毎分46,000gの放水能力は、日本最大。 |
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日本一の消防船「ひりゅう」(横浜) |
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招待客を満載した「ちくぜん」は、福岡海上保安部に所属する総トン数3,200ton 、全長105mのヘリコプター搭載型巡視船。観閲船隊4番船として、晴海埠頭で観客を乗せ、「はやと」の後方、殿(しんがり)を勤める。 |
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観客を満載する巡視船「ちくぜん」(福岡) |
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タグボート「太陽丸」の甲板上で「ドカーン」という轟音が鳴り響き、赤い火の玉が燃え上がって救難訓練が始まった。訓練とはいえ本番さながらの演出に、観客は固唾を呑んで成り行きを見守った。 |
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爆発炎上するタグボート「太陽丸」 |
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ヘリコプターによる海中転落者の救助は、海上保安庁のお家芸。観客の目の前で特救隊員がヘリコプターから飛び降りて救助する作業が行われたが、普段目にすることのない貴重な光景である。まだかなりの高さがある。 |
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ヘリコプターから飛び降りる海上保安官 |
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特救隊の正式名称は特殊救難隊(とくしゅきゅうなんたい) Special Rescue Team SRT といい、特殊な海難に対応するため海上保安庁が設置している海難救助部隊で、羽田空港内にある第三管区羽田特殊救難基地にある。 |
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海中転落者の吊り上げ救助 |
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三管本部に属してはいるが、出動地区に限定はなく、現場の巡視船艇・航空機の能力では対応できない特殊な海難が発生した場合、航空機やヘリコプターなどを乗り継いで現場海域に急行する。 |
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放水消火に当たる巡視艇 |
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海難救助のスペシャリストとして船舶火災の消火、危険物が流出している現場での救難、転覆船にもぐりこんでの人命救助、ヘリコプターから降下しての人命救助など、高度で専門的な知識や技能を必要とする特殊海難に対応している。 |
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ヘリから飛び込む特救隊員 |
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特殊救難隊の海難救助や部隊の移動に使用するため、羽田特殊救難基地に隣接する羽田航空基地には、エアロスパシアル社製のAS332L1「わかわし1号」「わかわし2号」の海保最大のヘリコプターや、ガルフ・ストリームV「うみたか1号」「うみたか2号」の最新鋭ジェット機などが配備され、常時出動態勢にある。 |
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遭難者を吊り上げる「わかたか」 |
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特救隊員は、各管区で行われる競技会で優秀な成績を収めた者の中から選抜される。並はずれた体力と能力が要求される狭き門であるため、若い海上保安官が憧れる職種である。
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「せっつ」に着船する「わかたか」 |
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このほか、特救隊員は、海外で大規模災害が発生した際には、国際緊急援助隊の一員として世界中に派遣され、警視庁の機動救助隊員(R110)や東京消防庁のハイパーレスキュー隊員と共に、救助活動に従事している。
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遭難者を救護班に引き渡す「わかたか」 |
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巡視船「くだか」にアプローチする「わかたか」 |
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特救隊は、海上保安庁の広報活動として、映画「LIMIT OF LOVE 海猿」の撮影に協力したほか、特救隊の活躍を描いた漫画「トッキュー!!*」に取材協力している。 |
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*トッキュー!!:週刊少年マガジンで2004年第6号から連載している小森陽一原作、久保ミツロウ作画による海上保安庁特殊救難隊を題材とした漫画。 タイトルの由来は特殊救難隊の略称「特救隊」から。 2006年6月現在11巻まで発売されている。 |
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「くだか」に降下する二人の隊員(ダブル・リペリング降下) |
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私を含めて海上保安庁OBや現役の海上保安官は、これまで「海猿」という言葉を一度も聞いたことがなく、最近のテレビ・映画で初めて登場した言葉であるが、危険な作業に身命を賭して猿のように身軽に活躍する海上保安官の愛称として使われるようになれば喜ばしい。 「海猿」の解説(フリー百科事典 Wikipedia) |
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「海猿」のポスター(フジテレビ) |
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資料 |
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