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昼食後、アイスフィールド・センターのバス乗り場で韓国から来たツアー・グループと共にシャトルバスに乗り込み、アサバスカ氷河の南側に設けられたスノーコーチ乗り場に向かった。 |
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ホテルを出発したシャトルバス |
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スノーコーチ snowcoach |
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雪上車 |
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定員56名のスノーコーチは、氷河を痛めるキャタピラー式を廃して導入した三代目のもので、大きなタイヤ6個で雪上を走る。日本やアメリカの自動車工場がカナダに進出しているため国産車はないが、スノーコーチだけは例外で、カルガリーのフォーモスト社製。写真右端のスノーコーチは、廃止された二代目キャタピラー式のもの。 |
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スノーコーチ(雪上車)乗り場 |
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パノラマ写真(2560x768)427KB |
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スノーコーチ乗り場は、アサバスカ氷河南側のラテラル・モレーンの頂上に近い所に造られている。スノーコーチは、モレーンの急斜面を下って氷河に降りる。平地は四輪駆動のスノーコーチも坂道では六輪駆動になる。 |
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スノーコーチ乗り場に着いたシャトルバス |
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モレーンは、氷河が地表を削り取って運んできた砂礫(されき)のことで、氷河の両側面に押し上げられて盛り土のようになったものをラテラル・モレーン(側面堆積土砂)、氷河の先端部(舌先 したさき)に押し出されたものをターミナル・モレーン(前面堆積土砂)と呼ぶ。 |
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氷河が運んできた堆積土砂・モレーン |
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夏場になると、氷河の表面や縁辺部の氷が溶けて、氷河水 が流れ出る。この水には氷河が削り取った岩粉(がんぷん)ロック・フラワー rock flour が混じっているために混濁している。これが氷河湖に流れ込むと、水中に浮遊する岩粉の微粒子が森の緑色や空の青色を反射して美しい青緑色が生まれる。 |
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ロックフラワーで混濁した氷河の解氷水 |
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氷河の水は若返りの水といわれ、氷河に降り立って一口飲むと10歳、二口飲むと20歳若返るという。三口以上は勧められないのは、消毒されていないため、余り飲むと下痢を起こす恐れがあるからだろう。 |
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氷河の綺麗な氷を切り出し、溶かしてできたミネラ・ルウォーターは、500ccのペットボトルに詰められ、スノーコーチの写真が入った Brewster Glacier Water というラベルで1本2カナダドル(C$)で売られている。シャーレーでしか販売されていない限定品と聞き、数本購入して喉を潤し、我が家まで持ち帰った。効果の程は? |
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氷河に向かうスノーコーチ |
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スノーコーチの前後左右と天井には大きな窓があり、景観を十分楽しむことができるように設計されている。スノーコーチには運転手一人しか乗っておらず、運転しながら英語でガイドする。 |
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ツアーの場合は、ツアー同行のガイドがその国の言葉で案内する。今回は韓国ツアーとの混乗だったので、行きは韓国語、帰りは日本語の案内だった。車内は暖房されているので快適だが、氷河に降りると寒風に晒されるので、防寒服が必須。 |
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スノーコーチで説明する現地ガイドの鈴木美津絵さん |
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スノーコーチはアイスフォール(氷瀑)の手前で止まり、観光客はコーチから降りて、あたりを散策する。危険なクレバスに近づかないよう、行動範囲が制限されている。このときは珍しく無風で、寒さはまったく感じなかった。 |
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アサバスカ氷河に着いた観光客 |
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スノーコーチのタイヤは高さ150cm、幅1mあり、1個50万円なので、6個のタイヤだけで300万円もする。スノーコーチ1台の値段は、5千万円以上にもなる。現在ここで稼働しているのが20台。他に2台あるだけという。大量生産するほどの需要がないので、価格が高くなるのだろう。 |
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予想外に大きなスノーコーチ |
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