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スノーコーチが次々と氷河の上に到着し、観光客が散策する。夏場の氷上ツアーは、観光客の靴に着いた土で氷が汚れているが、この日は雪が降った直後なので、純白の雪の上をサクサクと歩くのが気持ちいい。 |
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氷河の上を散策する観光客 |
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パノラマ写真(3380x1200)568KB
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アサバスカ氷河の上部にアイスフォールがある。氷河が急斜面を流れるときや急に曲がる所にできる氷の滝で、氷瀑と呼ばれる。氷河の流速はアイスフォールが最も速く、アサバスカ氷河では年間約125mのスピードで流れている。スノーコーチが止まっている付近で約25m、氷河の舌先(したさき)と呼ばれる先端部分で約15mの流れがあるという。 |
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波のうねりのようなアイスフォール(氷瀑) |
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垂直パノラマ写真(1400x1600)284KB
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記念撮影 |
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順番を待ってアイスフォール(氷瀑)をバックに記念撮影する。この地点から先は立ち入り禁止となっている。靴に巻いているのはレンタルの滑り止め。これがないと安心して歩けないので、氷上ツアーでは必需品である。 |
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順番を待って記念撮影 |
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拡大写真(1400x1050)164KB |
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亀裂の入ったアイスフォール(氷瀑) |
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パノラマ写真(2275x900)382KB |
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マウント・アサバスカの直下にミルウェル millwell と呼ばれる穴がある。ミル mill は挽く、ウェル well は井戸で、氷が水に侵食された穴である。夏場に氷河の表面が解けて流れ出した水が窪んだ所に流れ込み、次第に渦を巻くようにして氷を削り取り、丸い排水管(ドレン drain )のような穴ができあがる。 |
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ミルウェルは、雪で覆われると分からないので、クレバス同様非常に危険な箇所である。アサバスカ氷河では過去に観光客がミルウェルに落ちる事故が発生しており、立ち入り禁止区域には近寄らないことが肝要である。 |
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参考:ミルウェルに流れ込んだ水は氷を30mくらいまで掘り下げるが、それ以上深い所は、上の氷の重みにより押し固められて空気を殆ど含まない氷となっているために削ることができず、水の流れは横方向に変わるという。 |
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マウント・アサバスカと危険な氷河の穴 millwells |
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拡大写真(2275x900)382KB |
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マウント・アンドロメダは、その頂上付近の氷塊が成長して氷河となり、長い年月をかけて、すり鉢状に浸食された跡が残っている。二つのピークは別の山ではなく、この山塊全体がマウント・アンドロメダである。 |
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氷河ですり鉢状に削られたマウント・アンドロメダ |
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拡大写真(1400x1050)328KB
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マウント・アンドロメダの小さな氷河の先端部は、青味をおび、溶解しながら崩落している。固体であるはずの氷が流れ落ちる不思議な現象が氷の川・氷河である。 |
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アンドロメダ氷河の先端部 |
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拡大写真(1400x1050)293KB
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スノーコーチは、氷上ツアーを終えた観光客を乗せ、崩落しつつあるアンドロメダ氷河の下を引き返していった。 |
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アンドロメダ氷河の下を走る氷上探検車 Ice Explorer |
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拡大写真(1060x1200)338KB
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氷上探検を堪能した一行は、アイスフィールド・パークウェイを引き返し、レイク・ルイーズに向かった。ふたたびバスの車窓から黄色に色づいたロッキー山脈の雪景色を楽しむことができた。 |
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ポプラの黄葉が美しいマウント・コールマンの三段紅葉 Mt. Coleman 3,135m |
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針葉樹林の緑とポプラや落葉松(からまつ)林の紅葉、そして山頂付近の雪の組み合わせは「三段紅葉(三段染め)」といわれ、日本ではかなり山の中に入り、初雪に見舞われないとなかなか見ることのできない景色だが、こうしてパークウェイを走るバスの窓から鑑賞できるのは、ロッキー観光ならではの醍醐味である。 |
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黄葉と冬山/マウント・ウィルソン Mt. Wilson 3,261m |
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ロッキーのラーチ larch と呼ばれる落葉松やポプラの林は、森林限界の上部、高山植物地帯との境に分布しており、緑の針葉樹林の上に見事な黄葉が広がり、山肌を彩っている。ロッキーの紅葉は、黄葉である。 |
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砦のようなマウント・ウィルソンの頂部 |
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森林限界は、高緯度地方や高山の森林が生育する上限のことで、カナディアン・ロッキーの場合、標高2,000m〜2,300mである。南下するに従って上昇するので、同じロッキー山脈でも標高の高いアメリカに入ると、その中部では3,400mに達するという。 |
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ベテラン登山家になると、森林限界線を見れば、山の高さが分かるという。カナディアン・ロッキーでは、森林限界から上は全て岩山となって落葉松が生育せず、黄葉が見られない山も多い。 |
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急峻な雪山 |
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