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▼ 2月13日(土)夜9時から「光のパレード」が始まった。このときは、観覧席ではなく、道路に下りてアルベール・プルミエール公園からマセナ広場にかけてパレードについてまわった。 |
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北極熊のパレード |
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巨大な人形 |
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巨大オブジェのオンパレード |
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▼ 写真下は、この祭りの名物となっているプラスティック・スプレーを売る店。糸状のねばつくものを人に向けて発射する。かけられた直後はくっつくが、しばらくするとはがれるので、衣服が汚損されることはない。 |
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プラスチック・スプレーの販売 |
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▼ お祭り会場のあちこちで、糸だらけになった人たちを見かけた。無礼講のようで、私も撮影中に大分やられた。 |
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プラスチック・スプレーの糸だらけになった観客 |
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▼ この坊やは、私にプラスチック・スプレーをかけた可愛い犯人である。普段は怒られるが、この日だけは許されるとあって、面白いのか、誰彼なくスプレーをかけて悦に入っていた。 |
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私にプラスチック・スプレーをかけた可愛い犯人 |
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ファンキーなオブジェ |
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はるのよる ぴえろくりだす かーにばる |
Spring night, Pierrot jioning the carnival. |
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ピエロと記念撮影 |
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■ 7日目:ニース〜マントン(レモン祭)〜ニース・コートダジュール空港 (機内泊) ■ |
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7日目2月14日(日)は、午前8時頃ニースを出発、レモン祭りのマントンのビオヴェ公園の祭り会場へ。今年の祭りのテーマは「映画」だった。レモン祭り観光後、ニース・コートダジュール空港へ。 |
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コート・ダジュールに位置するマントン |
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写真:フリー百科事典 Wikipedia |
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マントンは、フランス南東部のコート・ダジュールにある町で、日本ではあまり知られていないが、リゾート地として名高い。イタリア国境に近く、フランス人だけでなくイタリア人も多い。毎年2月には特産品のレモンやオレンジを使ってオブジェを作るレモン祭りが催されている。 |
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レモン祭りの会場ビオヴェ公園 / マントン |
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かつてはモナコ公国の領土であったが、1860年にフランス領となり、現在に至っている。前衛芸術家ジャン・コクトーゆかりの地で、中世の要塞跡を利用したジャン・コクトー美術館がある。また、スペイン出身の作家ビセンテ・ブラスコ・イバニェスが晩年を過ごした。 |
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レモンの映画館 |
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▲▼ 温暖な気候に恵まれたマントンは、フランス一のレモンの産地で、毎年2月に開催されるレモン祭りは、ニースのカーニバルとともに春を呼ぶ祭りとして知られる。期間中は、目抜き通りでパレードが行われるほか、市内中心部の公園にレモンやオレンジで作られたオブジェが並ぶ。 |
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レモンの映写機 |
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▲▼ 毎年異なったテーマが与えられており、最近では、スペイン、ディズニー、ネバーランド、インドなど。今年のテーマは映画。パレードは、様々な団体が徒歩やトレーラーに乗ってマントンの通りを練り歩き、2〜3日続く。期間中、街の中心地(今年はビオヴェ公園)では、祭りのテーマに沿って巨大な像やオブジェが建てられ、レモンとオレンジで覆われる。 |
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レモンのオスカー像 |
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1895年12月28日、リュミエール兄弟がシネマトグラフを公開し、フランスで映画が発明されたため、映画の創生期には、フランス映画の技術は世界一を誇っていた。1895年にパリで公開されたリュミエール兄弟の L'Arrivée d'un train en gare de la Ciotat が映画の始まりといわれている。 |
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レモンでできた西部劇 |
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また、1946年には、フランス政府がコート・ダジュールのカンヌで、カンヌ国際映画祭(カンヌ映画祭) Festival International du Film de Cannes (Festival de Cannes )をスタートさせている。ベルリン国際映画祭、ベネチア国際映画祭と併せ、世界三大映画祭の一つに数えられ、日本では最も有名な国際映画祭である。 |
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レモンの駅馬車とワイアット・アープ? |
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▲▼ 今年は映画がテーマということで、BGMにはフランス映画の主題曲を流しているが、マントンのレモン祭りでは、何故か内容はアメリカのハリウッド映画である。「太陽がいっぱい(1960)」「シェルブールの雨傘(1963)」「白い恋人たち(1968)」など、かつてはフランス映画が世界を席巻したが、今は衰退してしまったのだろうか。 |
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レモンのUFO |
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■ 8日目:アムステルダム経由〜関西国際空港 ■ |
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7日目2月14日(日)午後1時40分発のオランダ航空機でニース・コートダジュール空港をテイク・オフし、オランダアムステルダム経由で翌15日(月曜日)12時40分頃、関西国際空港に無事帰還した。 |
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住居:兵庫県明石市 |
昭和11年(1936)生まれ |
趣味:音楽鑑賞 旅行 ウォーキングなどの運動 |
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感動写真集第139集/特集!旅紀行第93集
「北イタリアと南仏の旅」 |
平成22年(2010)4月7日 作品:第12作 画像:(大85+小37) 頁数:6 ファイル数:248 ファイル容量:87.0MB
平成12年(2000)〜平成22年(2010) 作品数:360 頁数:1,365 ファイル数:56,482 ファイル容量:8,029MB |
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あとがき
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今回の旅は阪急交通社の「ベネチア・ニースの2大カーニバルとマントンのレモン祭り8日間」というタイトルでしたが、長いので標記のタイトルにしてもらいました。タイトルどおり、カーニバルと祭りが主目的でしたが、祭りの日程とコースを考えると、どうしても途中にフィレンツエ、ピサ、ジェノバやモナコが入ってくるようです。そのため、途中の観光地は、若干消化不良な面もありました。
ベネチアのカーニバルはサン・マルコ広場が舞台のため、大運河などの観光が抜け、フィレンツエは時間的余裕が無ければミケランジェロ広場に行けないところでした。ピサは天候に恵まれ、初訪問でもあり満足しましたが、ジェノバはコロンブスの生誕地であるのに旧港などが見られず残念。モナコもグラン・カジノや王妃のバラ園はパスです。でも、カーニバルとレモン祭りは時間もたっぷりとられ、特に2箇所のカーニバルは昼夜にわたり観光できて満足しました。
ニースでは前夜祭と昼間の花合戦パレード、夜の光のパレードも観光できましたし、旧市街も堪能できました。ベネチアは冬から春先にかけてサン・マルコ広場が海水に漬かる、あの「アックア・アルト」、つまり、高潮のシーズンです。地盤沈下とアフリカからの季節風・シロッコに大潮が重なると発生します。
そのため、事前に月齢を調べましたが、当日の月齢は25日であり、大丈夫と判断して出かけました。私は早春のヨーロッパは初めてで、暗く長い冬の余韻が続くとの下馬評でしたので、写真の撮影時間が心配で、暗いときには手ぶれの防止に留意しましたが、結果はいかがでしょうか?
人気スポットのピサの斜塔へ上がるのは、順番待ちに時間を要し、ツアーでは無理なようですが、シーズンオフであることが幸いして殆んど待ち時間無しでした。旅は予期せぬことが起こりがちですが、それも楽しいものです。ベネチアとフィレンツエは実に16年ぶりの訪問であり、ニースは9年ぶりですが、当時を振り返ると我々夫婦も年を重ねたと感慨深いものがあります。
ベネチアの現地ガイド・サンマルコさんとは16年ぶりの再会でしたが、31歳だった彼は47歳になっており、それを考えると私は当時57歳だったのです。和田さんのおかげで「旅と写真は元気の泉」を堪能しております。
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はるあさき うんがにきこゆ かんつぉーね |
Early spring, hearing a canzone at a canal. |
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【編集子が選ぶ名作】 |
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本日、24人目の感動写真集同人の小池淳二さんの第6作「北イタリアと南仏の旅」が完成した。昭和11年(1936)生まれの高齢にもかかわらず、まだ寒さが残る早春の2月上旬にヨーロッパにご夫妻揃って渡航されたお陰で、今年の海外旅行の第1作がはやばやと誕生した。 |
小池さんご夫妻は、毎年、地球の裏側まで出かけて旅を続けられており、Wa☆Daフォトギャラリーに登場された平成19年(2007)2月の時点で既に26ヵ国と1地域を旅行されており、以後、インド、ネパール、ドイツ、ブルガリア・ルーマニア、イタリア・フランスと毎年片道12時間のフライトと時差ボケに堪え忍ぶ必要がある最も困難な旅を続けておられるのに感動する。 |
しかも、年々、撮影技術が向上し、今年も名作が沢山送られてきたので、どれも捨てがたく、終わってみれば6頁122枚の感動大作となった。 |
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今年は特に良く撮れているので、カメラを更新されたのかとお聞きしたところ、従前通り、オリンパスの一眼デジ(500万画素)で撮影されておられ、腕前が格段に上がったことが分かった。益々お元気なご様子なので、これからもご夫婦そろって地球の裏側に出かけて、ロマンと感動を沢山切り取ってきて頂きたい。 |
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そうしゅんの しんししゅくじょの かーにばる |
Early spring, Carnival of ladies and gentlemen. |
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【編集子が選ぶ名作】 |
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カンツォーネとシャンソン |
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今回は、3ヵ国にまたがる大旅行だったので、画像のみならず、解説にも時間がかかったが、今年からBGMも最高のものを流すことにし、前作の「目指せ!ヘルンリ・ヒュッテ」のヨーデル同様、イタリアのカンツォーネとフランスのシャンソンの収集にも時間をかけて取り組んだ。 |
いつも図書館を利用するのだが、欲しい歌曲の入ったCDは、なかなか見つけることが出来ず、あるもので間に合わせるという妥協を強いられていたが、最近、アメリカの有料音楽配信サイト legalsound.com を利用するようになってからは、簡単に欲しい曲を入手できるようになった。 |
このサイトは、何万、何十万という世界の音楽を保有しているらしく、英語のみならず、イタリア語やフランス語でそのまま検索できるのが有り難い。例えば、フリー百科事典などで「カンツォーネ」を調べると、有名な曲名が紹介されているので、「SANTA LUCIA」で検索すると、何十となく候補が現れるので、良さそうなものを選ぶとmp3形式で即座に配信されてくる。長い曲でも数分でダウンロードできるので、とても便利である。家内が大ファンだった故エルビス・プレスリーがイタリア語でサンタ・ルチアを歌っているのを知ったのは、この作業のお陰である。第1頁の冒頭に流しているのだが、お気付きだろうか。家内はイタリア語のこの歌を聞いただけでプレスリーだと当てたのはファンとして当然なのだろうが、私は最初は分からなかった。(^^; |
小池さんご夫妻の後に続くべく、今週末から我が夫婦も10日間のトルコ旅行に出かけることにしており、準備を始めている。トルコの民俗音楽は既に図書館からCD2枚を入手し、legalsound.com からはベリーダンス曲などをダウンロードしているので、現地調達すべきCDは1枚だけとなっている。周到な事前計画と事前準備により、旅先で何をどうすれば良いのか、はっきりとした目標を持って出かけることが失敗しない要諦である。これからも、画像と解説に加えて、音楽も是非ご期待いただきたい。〈 完 〉 平成22年(2010)4月7日 監修 和田義男 |
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はるきざす びじょのほほえみ はなやたい |
A wagon full of flowers, a beauty showing a sign of spring. |
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【編集子が選ぶ名作】 |
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