|
|
|
|
▼ 我々は、一旦、ホテルに戻って遅い朝食を取った後、終日、ツアーバスで、カッパドキアの観光を楽しんだ。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
資料:地球の歩き方 |
|
|
|
|
|
|
三姉妹の岩 3 Kiz Kardeşler |
|
|
▲▼ ギョレメからユルギュップに至る道路の北側に三姉妹の岩がある。このあたりはエセンテベと呼ばれるところらしい。西方にローズバレー(薔薇の谷)が見える。 |
|
|
|
|
|
|
|
三姉妹の岩/ユルギュップ 2010.4.17 09:40
|
←ウチヒサル |
薔薇の谷 |
三姉妹の岩 |
|
|
パノラマ写真(3100X1500)814KB |
|
|
|
|
|
|
▲▼ 遥か昔、頭部として残っている火山弾が飛んできて、その下の凝灰岩が衝突のエネルギーで固まり、長い年月により柔らかい部分が風化してこのような奇岩となったらしい。かつて人が暮らしていたらしく、今でも穴居住宅に入っていくことができる。 |
|
|
|
|
|
|
|
意外に大きな三姉妹の岩 |
|
かつて人が住んでいた三姉妹岩 |
|
|
|
拡大写真(1800x1350)527KB
|
|
拡大写真(1600x1200)445KB
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▼ 続いてホテルCCRのあるウチヒサルに向かった。バスの車窓から眺めるウチヒサルは、色々と姿を変えて楽しませてくれる。どこから撮しても絵になるのが良い。見晴らしの良い高台にあるため、岩窟城砦の周囲には村落が形成され、世界中からやってくる観光客の宿やレストラン、土産物屋が軒を連ねるカッパドキアの一等地である。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(2300X1200)578KB |
|
|
|
|
|
|
▼ 熱気球の空中遊覧で眺めたウチヒサルは、西側から眺めると、難攻不落の要塞としての風格が感じられる。岩の表面には、多くの穴が開いているが、これは穴居住宅と鳩の家といわれる鳩の巣である。ウチヒサル村の住民は、昔から鳩の糞を集め、葡萄畑の肥料として役立てていたという。 |
|
鳩の糞は、土地が痩せているカッパドキアの住民が考え出した知恵である。鳩が赤い色を好むことから、鳩の巣の入口には赤いペイントが塗られている。写真下は、朝なので、逆光になっている。ここは午後に訪れた方がよく見える。 |
|
|
|
|
|
|
カッパドキア最大の岩山「ウチヒサル」の穴居住宅(西側) 10:10
|
|
拡大写真(2000X1500)528KB |
|
|
|
|
|
|
▼ 観光客を当て込んだ土産店のそばにドンドゥルマ(Dondurma、ドンドルマとも)の店があった。トルコ語で「凍らせたもの」という意味のドンドゥルマは、アイスクリームなど氷菓全般を指す。普通のアイスクリームに似ているが、粘りがあることが特徴で、日本ではトルコアイスと呼ばれている。粘りがあるのは、アイスクリームの中に蘭の根を乾燥させた粉が練り込まれているためだという。 |
|
|
|
|
|
|
|
巨大な一枚岩の要塞ウチヒサル |
|
延びるアイスクリーム「ドンドゥルマ」 |
|
|
|
拡大写真(2000x1500)523KB
|
|
拡大写真(1400x1050)361KB
|
|
|
|
|
|
|
▼ トルコ絨毯を掛けた駱駝が客を待っていた。料金を払えば、脚立を上がって鞍にまたがり、記念写真を撮らせてくれる。立ったままじっと客を待っている姿がいじらしくもある。 |
|
|
|
|
|
|
|
トルコ絨毯に坐る観光駱駝 |
|
駱駝と交歓する人 |
|
|
|
拡大写真(1800x1350)503KB
|
|
拡大写真(1600x1200)371KB
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ハドサン |
絨毯 |
|
Hadosan Hali |
|
|
|
▼ 続いて、バスは、ハドサン絨毯という看板の絨毯工場に行った。イスタンブールや東京にも店があり、internetで調べると、多くのツアーがハドサンを見学している。ガイドのオカンさんの先生でもあるヌスレット・サンジャクリさんが我々を出迎えてくれた。挨拶の後、流暢な日本語でトルコ絨毯の製造法やその特徴について詳しい説明があり、最後は各種絨毯を広げて見せてくれた。 |
|
|
|
|
|
|
|
トルコ絨毯を織る女性/ハドサン絨毯 Hadosan Hali 11:20
|
|
拡大写真(1800X1350)605KB |
|
|
|
|
|
|
▼ ヌスレット・サンジャクリさんは、フリー百科事典Wikipediaに紹介されている有名人で、日本の「トルコ風呂」という名称に抗議して、改めさせた人物である。
ヌスレット・サンジャクリ/フリー百科事典 |
|
彼の説明で感心したのは、この会社は、カッパドキアの市当局と提携して、これまでの絨毯商人たちが絨毯を織った人から安く買いたたき、不当に儲けていた旧弊を改め、売ったお金を絨毯職人(織女)に正当に還元して、待遇を改善しようとしていることだった。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1600x1200)269KB
|
|
|
|
|
|
|
▲▼ 彼の説明によると、ホテルやレストランの従業員の方が楽で高い収入が得られるので、絨毯を織る人がいなくなってきているのだという。絨毯は、イスタンブールのグランド・バザールでも沢山販売されているが、偽物が多いので、買わない方が良いという。彼の最後の願いは、「偽物の絨毯を買わないでほしい」ということだった。 |
|
トルコ絨毯は、二重結び(ふたえむすび)(ダブル・ノット)になっているため、手がかかるが、世界一丈夫で長持ちする。草木染めのため、古くなればなるほど色が鮮やかになるので、一生ものだという。実際に比較して見せてくれたが、その通りで、中国産などの安い偽物は化学繊維で、直ぐに変色し、褪色してしまうという。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1800x1350)803KB
|
|
|
|
|
|
|
▲ ハドサンで買った絨毯は、市が無料で自宅まで発送してくれるので、面倒な通関手続きも不要で、偽物にすり替えられる恐れもないという。品質が保証されており、アフターサービスも行き届いている。 |
|
ここまでやってもらうと、お土産にトルコ絨毯をということになり、私も小さな額に入ったヘレケ製の保証書が付いている絹の絨毯を美術品として購入した。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1800X950)308KB |
|
|
|
|
|
|
ラクダ岩 Deve Kaya |
|
|
▲▼ ユルギュップの北方6kmほどに位置するデヴレント渓谷 Devrent Valley にラクダ岩があり、定番の観光スポットになっている。薔薇の谷からは北東4kmほどのところである。周りは、駱駝岩だけでなく、同じような赤茶けた奇岩が林立している。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
パノラマ写真(3200X1000)675KB |
|
|
|
|
拡大写真(2550X1500)701KB |
|
|
|
|
|
|
|
|
パシャバー Paşabağ |
|
|
▲▼ キノコ岩で有名な場所がゼルベ渓谷 Zelve Valley にあるパシャバーで、ここも定番の観光スポットとなっている。薔薇の谷北方2kmほどのところにある。 |
|
|
|
|
|
|
|
キノコ岩の村落パシャバーの入口/ゼルベ渓谷(薔薇の谷の北) 12:50
|
|
パノラマ写真(2250X900)336KB |
|
|
|
|
|
|
▼ キノコ岩は、二層の岩の硬度が違うためにできたもので、硬い玄武岩でできている上部がとんがり帽子のように残り、下の軟らかい凝灰岩の部分が風や雨に侵食され、何万年もかかって固い部分が残されて10m以上の柱のような形になったという。煙突の形に似ている岩は、妖精が住んでいるという言い伝えから「妖精の煙突 Fairy Chimney 」ともいわれている。 |
|
|
|
|
|
|
|
パシャバー入口の有名なキノコ岩 |
|
シメジのような「妖精の煙突」 |
|
|
|
拡大写真(1800x1350)478KB
|
|
拡大写真(2000x1500)478KB
|
|
|
|
|
|
|
▼ ヒッタイト時代からの交易ルートの要地だったカッパドキアでは、キリスト教の修道士が洞窟を掘って住み着き、イスラム教の時代になっても身を隠して信仰を守った。パシャバーでもその穴居住宅が多数残されている。現在も穴居住宅に住んでいる人が50人ほどいるという。実際に生活している家庭を訪問するツアーがあるが、今回は時間が無くて行くことはできなかった。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
パノラマ写真(2800X1500)673KB |
|
|
|
しゅんてんや かっぱどきあの きがんくつ |
The spring sky, caves of the strangely shaped rocks at
Kapadokya. |
|
|
|
|
パノラマ写真(2250X1500)566KB |
|
|
|
|
|
|
▼ パシャバーは、簡易舗装された遊歩道があり、駱駝をチャーターして廻ることもできるが、ゆっくりと歩いていくのも気持ちがよい。あちこちにキノコ岩が林立しており、まるでお伽の国を彷徨(ほうこう)しているようで感動した。 |
|
|
|
|
|
|
|
キノコ岩を巡る観光客 |
|
キノコ岩の前に立つ |
|
|
|
拡大写真(2000x1500)587KB
|
|
|
拡大写真(1800x1350)694KB
|
Photo by my wife |
|
|