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 旅紀行日本の裸祭り

2014年7月11日改訂

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感動の裸祭CD完成!

 

冬深む八海山の赤社務所  北舟

 

拡大写真(2000X1500)547KB

The depths of winter, the red shrine office of Mt. Hakkai.

2011年2月12日制作

龍谷寺の門前に位置する八海山尊神社社務所
 

龍谷寺の門前に位置する社務所/八海山尊神社( 新潟県南魚沼市)

笹竜胆   八海山尊神社   笹竜胆

八海山滝行

社務所

 

撮影・制作 和田義男

八海山寒修行

新潟県魚沼市 八海山尊神社 2011年1月29-30日


 新潟県南魚沼市に聳える八海山(1778m)の大崎登山口に鎮座する八海山尊神社では毎年、大寒(2011年1月28日)から節分(2011年2月3日)まで、護摩行と滝行による寒修行かんしゅぎょうが行われます。このたび、山田泰利宮司の御高配により、寒修行を密着取材することができました。
 八海山は、越後山脈に位置する越後三山(えちごさんざん)(魚沼三山)のひとつで、日本200名山に数えられています。八ッ峰(やつみね)と呼ばれる岩峰群と入道岳(にゅうどうだけ)などから成り、最高峰は標高1778mの入道岳で古くから霊山として崇められ、修験の山として知られています。
 越後三山は南魚沼市から魚沼市にかけて広がる八海山(1778m)・越後駒ヶ岳(2003m)・中ノ岳(2085m)を指し、三山全域が越後三山只見国定公園に指定されています。

 
スライドショーCD写真集「八海山寒修行」

スライドショーCD写真集「八海山寒修行」
  ▲ スライドショーCD写真集「八海山寒修行」は、191枚、上映時間16分。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500
円) 日本の祭りCD・DVD写真集
  
YouTube 八海山寒修行
(抜粋縮小版)
↓画像をクリックするとスライドショー動画が始まります。
 

はじめに

 新潟県南魚沼市に聳そびえる八海山(はっかいさん)(1778m)の大崎登山口に鎮座する八海山尊神社(はっかいさんそんじんじゃ)では、毎年、大寒の1月28日(金)から節分の2月3日(木)まで、護摩行(ごまぎょう)と滝行による寒修行(かんしゅぎょう)が行われる。このたび、平成23年(2011)1月29日(土)30日(日)の両日、山田泰利宮司の御高配により、寒修行を密着取材することができた。

【凡例】  ▲:上の画像の説明文  ▼:下の画像の説明文  〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示

越後三山のひとつ

八海山はっかいさん

(1778m) / 越後山脈

カーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。

越後三山のひとつ八海山(1778m) / 越後山脈

拡大写真(1280X960)186KB 写真:フリー百科事典

八海山はっかいさん

 
▲▼ 八海山は、越後山脈に位置する越後三山(えちごさんざん)(魚沼三山)のひとつで、日本200名山に数えられている。越後三山は南魚沼市から魚沼市にかけて広がる八海山(1778m)越後駒ヶ岳(2003m)中ノ岳(2085m)を指し、三山全域が越後三山只見国定公園に指定されている。  
五月の八海山 / 南魚沼市

六日町むいかまち

五月の八海山 / 南魚沼市六日町

拡大写真(2000X1200)424KB 写真:フリー百科事典
▲▼ 八海山は、八ッ峰(やつみね)と呼ばれる岩峰群と入道岳(にゅうどうだけ)などから成り、最高峰は標高1778mの入道岳である。古くから霊山として崇められ、修験の山として知られる。  
 南魚沼市六日町(むいかまち)から見る八海山が最も美しく、六日町在住の膳田定夫さんが八海山尊神社に奉納した「越後三山霊峰八海山八ッ峰図」は、その特徴を良くあらわしている。  
 断崖絶壁の八ッ峰は、修験者たちの山行(さんこう)の場となっており、八海山大神(はっかいさんのおおかみ)を始め、天照大神(あまてらすおおみかみ)、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)など、多くの神々が鎮座している。また、入道岳には、八海山尊神社の奥宮がある。  
越後三山霊峰八海山八ッ峰図 / 八海山尊神社社務所

越後三山霊峰八海山八ッ峰図 / 八海山尊神社社務所

拡大写真(1800X1400)425KB

 八海山には大崎口(おおさきぐち)、城内口(じょうないぐち)、大蔵口(おおくらぐち)の三つの登山口があり、それぞれに八海山を御神体とする神社がある。  
   大崎口ルートは「八海山尊神社里宮−霊泉小屋−四合目(八海山ロープウェー山頂駅付近)−女人堂−薬師岳−千本檜小屋−大日岳−入道岳」のコースで、千本檜小屋と大日岳の間は八ツ峰と呼ばれる岩峰が連続している鎖場のため、自信のない人は迂回路を利用する。  
  【参考】 城内口ルートは、屏風道(八海神社里宮−二合目−清滝−ノゾキの松−千本檜小屋−大日岳−入道岳)と新開道(八海神社里宮−二合目−稲荷清水−カッパ倉−大日岳−入道岳)の二コースがあり、屏風道の清滝より上部は鎖場が連続する難所で、初心者には難しく、また、下山は禁止されている。 大倉口ルートは、大倉口里宮から四合半に至るコースで、その後は大崎口と同じ道を辿る。  
新潟県

南魚沼市みなみうおぬまし

に位置する 八海山はっかいさん

新潟県南魚沼市に位置する八海山

Google Earth
 平成21年(2009)に放送されたNHK大河ドラマ『天地人』の冒頭のタイトルバック映像において、妻夫木聡(つまぶき・さとし)演じる主人公の直江兼続(なおえ・かねつぐ)が、八海山の地蔵岳山頂に立っているシーンが使われた。  
上越新幹線

浦佐うらさ

駅から八海山 大崎口おおさきぐち

上越新幹線浦佐駅から八海山大崎口へ

Google Earth
  ▲▼ 1月29日(土)東京駅10:12発上越新幹線Max とき317号に乗車し、11:40浦佐駅に到着。駅の待合室で朝のお勤めを終えた山崎寛(やまざき・ひろし)さんと合流し、彼の愛車で約4km先の八海山大崎口にある八海山尊神社の社務所に向かった。  
浦佐駅から八海山大崎口まで約4km車で10分の道のり / 南魚沼市 2011.1.29 12:08

浦佐浦佐駅から八海山大崎口まで約4km、車で10分の道のり / 南魚沼市 2011.1.29 12:08

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社務所・

八海山尊神社はっかいさんそんじんじゃ

里宮さとみや 不動滝ふどうのたき の位置

社務所・八海山尊神社・元宮・不動滝の位置

Google Earth
  ▲▼ 南魚沼市は、近年まれに見る大雪に見舞われ、取材両日も雪が降り続き、街並みは除雪路を除いて全て深い雪に埋もれていた。目指す社務所は、曹洞宗・龍谷寺(りゅうこくじ)の門前にあった。  
大雪に埋まる

曹洞宗そうとうしゅう

龍谷寺りゅうこくじ   / 南魚沼市大崎 12:12

大雪に埋まる曹洞宗龍谷寺 / 南魚沼市大崎 12:12

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   冬深む八海山の赤社務所  北舟 

ふゆふかむ はっかいさんの あかしゃむしょ

The depths of winter, the red shrine office of Mt. Hakkai.

龍谷寺の門前に位置する

八海山尊神社はっかいさんそんじんじゃ

社務所しゃむしょ   12:13

龍谷寺の門前に位置する八海山尊神社社務所 12:13

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   八海山尊神社の赤屋根の社務所に到着すると直ぐに昼食となり挨拶もそこそこに食事を頂いた。この日は寒修行者12人が山田泰利宮司を囲んで穀絶行食(こくだちぎょうしょく)を取った。  
山田泰利宮司を囲んで

穀絶行食こくだちぎょうしょく

の昼食を取る 寒修行者かんしゅぎょうしゃ たち 12:20
金内文男先達 月岡永年先達  

御子息(禰宜)

山田泰利宮司

笠原良平先達

遠藤岳道先達

山田泰利宮司を囲んで穀絶行食の昼食を取る寒修行者たち 12:20

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  ▼ 穀絶行食は、朝昼夕三食とも五穀断(ごこくだち)の山菜蕎麦(さんさいそば)を主食とした精進料理である。ちなみに、五穀(ごこく)とは、五種の主要な穀物を指し、その内容は、時代や地域によって違っており、一定していない。  

穀絶行食こくだちぎょうしょく

は朝昼夕三食とも五穀断ちの山菜 蕎麦そば を主食とした精進料理

穀絶行食は朝昼夕三食とも五穀断ちの山菜蕎麦を主食とした精進料理

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明るい

まかな

いのおばさんたち

明るい賄いのおばさんたち

  ▼ 社務所は、宿坊(しゅくぼう)を兼ねており、寒修行者たちの居室は二階にある。階段を上がった部屋は、先達(せんだつ)たちの部屋で、石油ファンヒーターと電気炬燵(でんきごたつ)があるので暖かい。  
社務所二階の

先達せんだつ

たちの居室
 

林徳七さん

笠原良平先達

社務所二階の先達たちの居室

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  ▼ 窓の外は、雪捨て場になっているのか、雪が堆(うずたか)く溜まっていた。山崎さんと私は、先達の部屋の右隣の部屋を使わせて頂いた。  
宿坊を兼ねた社務所

宿坊を兼ねた社務所

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  ▼ 割り当てられた部屋で旅装を解いたあと、山崎さんに社務所の中を案内して頂いた。一階の大広間に行くと、拝殿や幣殿・本殿があった。拝殿の隣りに炬燵のある居間があり廊下を挟んだ奥に食堂と台所がある。廊下の左が玄関である。  
拝殿の山崎寛さん / 社務所一階大広間  13:15

←玄関

山崎寛さん

↑居間(炬燵)・食堂(その奥)

↓拝殿(手前)

幣殿・本殿→

拝殿の山崎寛さん / 社務所一階大広間 13:15

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  ▼ 八海山尊神社は社務所の南東約1.5kmの八海山山麓にありかつては冬期間雪のため神社に行くことができなかったので、祭神を社務所に分霊し神社が雪に閉される12月初旬から雪消えの4月中旬までの間、通常の神事は集落の中にある社務所で行われるようになった。この社務所は、登拝者の宿坊だったという。  
畳敷の拝殿と 幣束へいそく 大太鼓が置かれた

幣殿へいでん

畳敷の拝殿と幣束や大太鼓が置かれた幣殿

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  ▲▼ 幣殿には、八海山大神(はっかいさんのおおかみ)と墨書された四張りの大きな円筒形の提灯が下げられ、大太鼓と御幣や幟が置かれていた。その奥には、「八海山」の扁額(へんがく)が掛けられた本殿があった。  
幣殿へいでん の奥に設けられた

八海山大神はっかいさんのおおかみ

を祀る本殿

幣殿の奥に設けられた八海山大神を祀る本殿

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  ▼ 拝殿の側面には祭壇があり、八海山を開闢(かいびゃく)した泰賢行者(たいけんぎょうじゃ)と故山田一利先代宮司が祀られている。  
拝殿側面の祭壇(左)

拝殿側面の祭壇(左)

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八海山大神の掛軸

八海山大神の掛軸

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  ▼ その右隣には御神符や各種の御守、祝詞本、八海山献灯(蝋燭)、身代の札、鼠除札、火盗難除札、絵馬、開運キーホルダー、交通安全ステッカーなどが置かれていた。  
拝殿側面の祭壇(右)

拝殿側面の祭壇(右)

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