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古代のエジプト人は、ライオンは王を守護する霊獣であり、王の威厳を象徴するものと考えていた。ヨーロッパの王や貴族の紋章にライオンが使われているのも伝統であり、また、インドで発祥した仏教では仏法の守護神とされ、大日如来や文殊菩薩の乗物となっている。 |
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4頭の獅子頭と舞手 |
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日本語の獅子(シシ)ライオンは、中国の師子(シーツィ)からきているといわれているが、古代ペルシャ語やインドでは「シンハ」、琉球では「シーサー」と呼ばれる。ペルシャからシルクロードを経て中国に伝来した獅子は、宗教や文化に取り込まれ、やがて民俗芸能の獅子舞としてアジアに広がり、日本にも伝わると、地域の風俗や風習に融合され、さまざまな形態の獅子舞が生まれた。 |
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中部地方の獅子舞も基本的には同じ流れを汲むもので、長い歴史の間にそれぞれの地域で創意工夫され、少しずつ変わってきており、風貌や舞い方、所作などに違いがみられ、興味が尽きない。 |
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激しく舞う獅子 |
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三重県鈴鹿市に鎮座する伊那富神社の獅子舞は、3月の数日にわたって近在の鎮守社や集会所などに巡業し、奉納されるもので、4頭の獅子が同時に舞う華麗で勇壮なものである。 |
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三頭の獅子 |
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三重県鈴鹿市に鎮座する久留真神社では、数組の親獅子と子獅子がそれぞれ町を練り舞う光景がみられる。後舞いが女の子で、獅子の尻尾を持って舞ったり歩いたりするのが珍しい。 |
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揃いの法被の子供たち/久留真神社(鈴鹿市) 2008.4.12 |
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家々の前で舞う獅子 |
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くちとりの つかむしっぽや ししのまい |
A lion dancing, the attendant holding the tail. |
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ささらを使う男子 |
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三重県員弁郡東員町に鎮座する六把野神社の獅子舞は、中部地方に多く見られる最も伝統的なスタイルで、神社の境内に筵(むしろ)が敷かれ、その上で舞を奉納する。神社で1回奉納するだけで、町内には繰り出さない。 |
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獅子舞と口取の子/六把野神社(三重県東員町) 2008.3.9 |
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口取の子が持つ簓(ささら)は、中部地方によく見られる日本の民俗楽器のひとつ。20cmほどの竹の先を細かく割って束ねたもので、田楽や田植囃子などで、簓子(ささらこ)とすり合せたり、2本の簓を打ち合せて調子を取ったりする。 |
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獅子と花びら |
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