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 旅紀行日本の裸祭り

2012312日改訂

 

 

 

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♪納曽利 高麗小乱声〜当曲急

直会の御神酒で祝ふ寒禊  北舟

 

Water purification in the coldest season,
toasting sacred sake at the ceremonial feast.

2012年2月29日制作

御神酒で乾杯 / 直会(斎館) 13:03

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御神酒で乾杯/玉前神社(千葉県長生郡一宮町 )
神紋:十五弁菊花   上総国一ノ宮   神紋:尾長右三つ巴

玉前神社大寒禊’12

参集殿

越中褌 時化禊 参集殿 和田義男
大寒禊を終えた行者たちは、体温低下が著しく、「記念写真を・・・」と呼びかけたが、誰一人立ち止まることなく一目散に焚火に向かって走っていった。今年は、これまでで一番厳しい大寒禊だった。
焚火に向かって一直線 11:38

焚火に向かって一直線 11:38

焚火で暖を取る寒行者たち 11:39

焚火で暖を取る寒行者たち 11:39

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焚火の有り難さを知る 11:40

焚火の有り難さを知る 11:40

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名物!お湯の出前 11:41 

名物!お湯の出前 11:41 

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▲▼ 焚火のそばでいつものタンク車がお湯の出前を行った冷たい雨の中真っ赤になった身体にお湯が掛けられ身体を温めてくれるが、長い列ができているので、長居はできない。
雨の中の行水

雨の中の行水

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燃え盛る焚火にあたる 11:42

燃え盛る焚火にあたる 11:42

濡れたものをビニール袋に入れて着替える 11:46

濡れたものをビニール袋に入れて着替える 11:46

▲▼ 濡れ鼠状態の行者たちは更衣テントの中で褌鉢巻を解いてビニール袋に入れ着替えを行って一息ついたあと、シャトルバスに乗って玉前神社に移動した。
雨の

玉前たまさき

神社 12:11

雨の玉前神社 12:11

栗原宮司の書き初め / 玉前神社

参集殿さんしゅうでん

 12:45

栗原宮司の書き初め / 玉前神社参集殿 12:45

玉前神社参集殿(さんしゅうでん)に集合した行者たちは、総代長ら氏子役員とともに御祓いを受けて参拝した。

玉前神社

参集殿さんしゅうでん

にて参拝 12:48

玉前神社参集殿にて参拝 12:48

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鈴と扇の舞

鈴と扇の舞

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清らかな鈴の音による御祓い 12:53

清らかな鈴の音による御祓い 12:53

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今回は最長老の行者代表・長谷川昇司さん(60歳)と氏子総代長の御園生義輝さんが並んで玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行った。

長谷川昇司さんと総代長・御園生義輝さんによる

玉串奉奠たまぐしほうてん

 12:54

長谷川昇司さんと総代長・御園生義輝玉串奉奠 12:54

栗原

崇次たかつぐ

宮司の挨拶 12:55

栗原崇次宮司の挨拶 12:55

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▲▼ 参集殿で栗原崇次(くりはら たかつぐ)宮司の挨拶があり、そのあと、斎館(さいかん)に移動して直会(なおらい)が開かれ、冒頭、御神酒による乾杯が行われた。(これまでは、参集殿で御神酒を頂いていた。)
  直会の御神酒で祝ふ寒禊 北舟 

なおらいの おみきでいわう かんみそぎ

Water purification in the coldest season, toasting sacred sake at the ceremonial feast.

御神酒おみき で乾杯 /  直会なおらい 斎館さいかん ) 13:03

御神酒で乾杯 / 直会(斎館) 13:03

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▼ 栗原崇次宮司は、参集殿で挨拶しているので、直会で の挨拶はなく、御園生義輝 総代長の挨拶があった。

御園生義輝 総代長の挨拶 13:05

御園生義輝 総代長の挨拶 13:05

栗原宮司と歓談する御園生総代長

栗原宮司と歓談する御園生総代長

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  ▼ 続いて、宮司から和田グループのスピーチが許されたので、最初に和田義男代表がグループの紹介と御礼を述べた後、参加者全員が名簿順に挨拶を行った。  
和田グループ・新尺俊勝世話役の挨拶 13:31

和田グループ・新尺俊勝世話役の挨拶 13:31

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和田グループ・長谷川昇司世話役の挨拶

和田グループ・長谷川昇司世話役の挨拶

  ▼ 初参加の久野雅祥さん(60歳 東京都品川区)は、今年、還暦を迎え、一念発起して参加したとのことで、初心者とは思えない立派な禊だった。これに懲りず、これからも続けて頂きたい。  
 この後酒食を共にしながら和やかな歓談が行われた一般参加者の希望者にも和田グループの会員に進呈したものと同じCDをプレゼントした。直会は午後2時過ぎに中〆となり、御神酒(270cc)をお土産に帰途についた。
和田グループ初参加の久野雅祥さん(60歳 東京都)のスピーチ 13:36

和田グループ初参加の久野雅祥さん(60歳 東京都)のスピーチ 13:36

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あとがき

 閏年の平成24年(2012)2月29日( 水)、本年第8作となった「玉前神社大寒禊'12」が完成した。2年前の平成22年(2010)2月に始まった九十九里浜の浜垢離もこれで5回目となったが、冷たい雨と大時化の海の禊となり、これまでで最も厳しい水行となった。
 
 一宮海岸で傘を差しながら終始祈り続けておられた栗原宮司は、袴の中まで濡れてしまったと云われていたが、ビニール傘を差して撮影していた筆者も、横殴りの雨に傘は役立たず、最後はバラバラになってしま った。お陰で、褌カメラマンを自認する私の褌まで濡れてしまい、厳しい取材となった。
 
撮 影


2012年1月22日


★☆★彡


OLYMPUS
E-5-30
 
12-60mm  70-300mm


1230万画素 960枚 2.2GB
 
 オリンパス二刀流 褌カメラマン 和田義男

 
玉前神社浜垢離万歳!
 それにも増して大変だったのは36人の行者たちで、大寒の氷雨のような冷たい雨に40分も打たれたのでは、たまったものではない。それでも一人の事故者も出さず、無事に大寒禊を終えることができたのは、きっと神々のご加護によるものに違いない。今回は、悪天候のため、参加者が減少してしまったが、これに懲りず、爽快な大海の禊に一人でも多くの方々に体験して頂きたく、これからも参加を続けてゆきたい。 〈 完 〉 2012.2.29 和田義男
 

日本の裸祭り<第92種・154集> 「玉前神社大寒禊'12」

撮影・制作 : 和田義男

  平成24年(2012)02月29日 作品:第8作  画像:(大45+小16) 頁数:3  ファイル数:113 ファイル容量:29MB
  
平成12年(2000)〜平成24年(2012) 作品数:431 頁数:1,694 ファイル数:73,107 ファイル容量:12,423MB
  大寒の海に合掌褌衆 北舟 

だいかんの うみにがっしょう ふどししゅう

The ascetics of loincloth, joining their palms together for the sea in the coldest season.

編集子の選ぶ傑作

大時化の太平洋で足を洗われる行者たち 11:23

大時化の太平洋で足を洗われる行者たち 11:23

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読者からのお便り

2012年3月9日(金)曇  玉前神社社務所   様より  千葉県上総一宮町からのお便り

Re: 「玉前神社大寒禊'12」完成! 日頃格別のご配慮を賜り誠に有難うございます。ご連絡が遅れまして申し訳ございません。禊行の大変貴重な資料となります。当日は荒天の中ご参加頂いた所、当方の不手際にて不快な思いをされたのではないかと思います。

今後はより一層行事作りの骨子を固め皆様のおもてなしに尽力できればと思います。宜しくお見守り頂けます様お願い致します。
 
お はようございます。お便りありがとうございました。九十九里浜における二月の大寒禊に際しましては、大変お世話になり、和田グループを代表して衷心より御礼申し上げます。

悪天候の中、厳しい大寒禊となりましたが、無事終了し、おめでとうございます。次回は、6月の夏越禊となりますが、それまでに過去5回分の写真をCDにまとめ、当日、奉納させて頂きますので、よろしくお願いします。

貴社の新しい取組みが完成度を高めてゆかれるよう、これからもフィードバックさせていただくと共に、全国から参加者を募り、神事禊の模範を示す和田グループとして参加させて頂きますので、どうかよろしくお願いします。栗原宮司様に宜しくお伝え下さい。有難うございました。〈 拝 〉
2012年2月7日(火)雨  新尺俊勝   様より  茨城県 土浦市からのお便り

Re: 「玉前神社大寒禊'12」完成! HP見させていただきました。 いつものことながらお疲れ様です。 禊ぎの当日は雨、しかも満潮の禊ぎとなりましたね。 しかし自分としては、寒禊ぎとはこのようなものと思っています。 大寒の、一年の最も寒い時期に罪・汚れを祓うには厳しいほど、良いのではないでしょうか。 潮で足が埋まっても全く苦にはなく、海の中の方が浜より暖かい(?)ほどでした。 (終わった後の浜は寒かったですが)

また「今年から参加費が1500円に値上げされた。」とのことですが、直来や事前の準備を考えると「1000円は少ないのでは」と思っております。 昨年も参加者から、これから継続するには無理があるのでは、とのことでした。 直来だけでオードブルに、酒・ビール、浜のお湯に事前の準備。相当な部分を地元の奉仕にたよっていることは事実です。 特に、夏の直来には驚きでした。事前の直来場所の草刈りだけでも半日仕事だと思います。 鹿島神宮のように完全に実施要領が確立している場合は別として、玉前神社は禊ぎを復活し、まだまだ実施要領を模索している段階でしょう。 そのような時期だからこそ、我々がいろいろと助言をし、大切に見守らないといけないと考えています。 よりよい形にするためには、まだまだ時間がかかると思いますが、決してイベントにしてはならず、ましてや「いつでも誰でも安心して自由に」参加できるものにはしてはならないと思います。

今年の波は「強い波にたじろぐ」とありましたが、そのような人もいて当然でしょう。当時の波の強さをもっと書いていただけたらと思いました。 元旦の高萩の浜でも体験したのですが、時化ると波が来て・引くスピードが早くなります。 ひざ程度の高さでも引き波に立っていられませんでした。ましてや腰まで入ると、一端海に引かれるとあっという間に持って行かれます。 そのため、すぐさま岸まで戻るよう指示があり、それでもしっかり立つには踏ん張りが必要でした。

責任は自分でとる、準備するは自分で準備する、我慢することは我慢する、ましてや遊びで参加は論外。 今のこの時代の「あるべきすがた」は昔とは違いますが、本質は絶対に変わってはいけないと思います。 そのような中で参加者を広げ、本当の禊ぎを知らしめていくには大変な努力と試行錯誤がが必要です。 我々がこれから何ができるのか、いつも考えています。

PS  最初に参加した際、宮司さんから「一ノ宮の門前町を昔のように...」と言われたのを今でも忘れません。

 
おはようございます。お便りありがとうございました。「玉前神社大寒禊'12」の長文の感想文をお寄せ頂き、光栄です。これまでで一番厳しかった大寒禊だったと思いますが、初心者を含め、立派な禊を成就され、本当にご苦労さまでした。

参加費が値上げされましたが、種々の経費のことを考えると、まだまだ安く、栗原宮司や地元氏子さんたちのご奉仕があればこその禊でした。鐵砲洲寒中水浴も僅か1000円ですので、氏子青年部に当たる弥生会のご奉仕がなければできないイベントです。不満を前面に出すのではなく、感謝の気持ちを持って参加したいものですね。とはいえ、今後のことを考え、主催者側にフィードバックすることも大切だと思い、参加者がどんな気持ちで参加しているのかをレポートさせて頂きました。

海浜禊は、波が強いと沖に流される危険がありますので、注意が肝心ですね。今回、渚での禊となり、波をかぶる従来の豪快な禊ではありませんでしたが、安全第一の措置だと思います。

栗原宮司は、地元の発展を考えておられることは、よく分かりますが、地元氏子の方々が禊に参加されていないのもかなり気にされていると思います。鐵砲洲ですら今の隆盛に到達するのに50年かかっているのですから、仕方のないことかも知れません。最近は、総代長以下の役員が警備や焚火などの奉仕活動に参加されるようになり、いずれ、浜垢離にも参加されるようになると思います。そのときの来るのを楽しみにしているところです。有難うございました。
2012年2月29日(水)大雪  宮嶋 茂  様より  愛知県豊川市からのお便り

お知らせ有り難うございます 今玉前神社大寒禊'12」のアップおめでとうございます。精力的にアップされていることに感服いたしております。早速拝見いたしましたが、今回は女性のお姿もあり、ご立派という他はありません。お1人大変背の高い方が後ろ姿で写っていましたが、この方は日本人ですか。

本当にこの寒さのなかでの禊は大変でしょうが、和田様も大変だったようですね。でもこういう寒さの中での禊の後の直会 は清々しい気持ちで参加できたでしょうね。お知らせ有り難うございました。
 
こんばんは。お便りありがとうございました。早々に「玉前神社大寒禊'12」をご覧いただき、光栄です。現在、まだ、推敲中です。(^^; 私も傘がバラバラになり、褌まで濡れてしまいましたが、これは高をくくっていたためで、ビニール合羽がリュックに入っているのに着用しなかったためです。途中で雨が激しくなりましたが、カメラ2台を下げており、雨の中で合羽を着ることもできませんでした。風邪を引くことはありませんでしたが、甘く見ていたことを反省しています。

背の高い方は日本に就職されている外国人です。二度目の参加で、日本語はペラペラです。参集殿での参拝や直会には欠席されたのが残念でした。
越中褌 時化禊 参集殿 和田義男
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