資料:玉前神社社務所 |
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本件は、平成22年(2010)6月27日(日)に初めて釣ヶ埼海岸で行われた夏越の禊に続く2回目の禊で、事前に当サイトに
第2回玉崎神社釣ヶ埼海岸禊のご案内 を掲載し、参加を呼びかけた結果、27人が和田グループに参加し、うち24人をはじめ総勢45人が海中禊を行った。今回、和田グループが禊参加者の過半数を占めたことは、とても嬉しく、今後の励みとなった。 |
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▲▼
玉前神社が作成した募集広告に使われた写真は、2枚とも本年1月23日(日)に九十九里浜一宮海岸で行われた第2回大寒禊(3回目の浜垢離)で撮影し、玉前神社大寒禊'11として発表したもので、大変光栄に思う。 |
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▼ 和田グループ参加者には、全員、現地で参加者名簿と過去3回の浜垢離禊(はまごり)を記録したWa☆Daフォトギャラリー特製のスライドショーCD
「玉前神社浜垢離」を進呈した。 |
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和田グループ参加者全員に進呈したCD (過去三回分の浜垢離を収録) |
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▼ 6月19日(日)JR東京駅で長谷川昇司さんらと合流し、08:05発千葉行きに乗り、08:43に千葉駅に到着。5番線から08:53に発車する普通列車・勝浦行に乗り替え、09:41に上総一ノ宮駅に着いた。 |
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駅前には、玉前神社が手配した無料の中型シャトルバスが待機しており、全員、バスに乗り、緑豊かな青田の中を走る国道128号線を南下して九十九里浜・釣ヶ崎海岸の斎場(さいじょう)(禊場)に向かった。 |
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JR上総一ノ宮駅前から無料シャトルバスで九十九里浜 |
釣ヶ崎海岸 |
に向かう 2011.6.19 09:50 |
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今回、初めて禊会場と玉前神社とを結ぶシャトルバスが用意された。地元のホテルのご奉仕ということで、とても有り難かった。
お陰で、10分ほどで釣ヶ崎海岸の入口に着いた。 |
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釣ヶ崎海岸入口の横断歩道には、地元氏子たちによる交通整理が行われており、安心して釣ヶ崎海岸に行くことができた。
去年は、この入口が分からず、釣ヶ崎海岸に到着するのに手間取ったことを思い出し、格段の進歩だと思った。 |
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釣ヶ崎海岸は、一宮(いちのみや)海岸と同様にサーフィンが盛んで、石鳥居周辺の広場は、全国からやってくるサーファーたちの車で地面が掘られており、昔ながらの凸凹道(でこぼこみち)は、今も健在である。 |
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▼ 銚子海上保安部のホームページによると、6月18(土)19(日)の二日間、釣ヶ崎海岸で サーフィン大会「NSA千葉西支部予選」が開催されており、参加者は約200人という。石鳥居の向こうに露店が出ており、浜辺には、大会関係者のテントが並んでいた。
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▲ 浜辺の駐車場は、参加者たちの車で占領されており、そのため、シャトルバスはここに乗り入れることが出来ず、我々は国道の入口から泥道を歩くことになったのである。 |
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白波寄せる釣ヶ崎海岸 / 九十九里浜 |
北 |
東 |
南 |
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▲▼ 釣ヶ崎海岸に着くと、参加者や応援する観客たちがレースの模様を注視していた。拡声器からは大音響が流れ、禊会場にはふさわしくない雰囲気に驚いた。 |
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サーフィン大会「NSA千葉西支部予選」本部席 |
東 |
南 |
西 |
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▲▼ 聞くところによると、日程の調整がとれず、同時催行となったため、我々が禊を行うときは、サーフィン競技が一時中止されることになっていることが分かった。 |
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競技を終えて陸に上がる女性サーファー |
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▼ カラフルなテントに挟まれて、玉前神社の白色テントが3張り立てられていた。奥の二つは、男女の更衣用のテントで、中が見えないように囲われていた。手前のテントが受付で、
早速、行列ができた。 |
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釣ヶ崎海岸の禊会場
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▼ 「玉前神社禊行受付」と墨書された立て看板のあるテントは、三人が並んでエントリー出来るようになっており、和田グループも順番に席に着いて、申し込み手続きを行った。 |
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「玉前神社禊行受付」にてエントリーする和田グループ 10:06
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▲▼ 今回、禊に参加するには、事前に誓約書を提出することになっていた。事前の募集広告にはその旨の記載がなく、現地で初めて知った。「
誓約書 玉前神社様 この度の「釣ヶ崎海岸禊」に参加するにあたり、一切の責任を主催者側に寄せないことを誓います。平成二十三年六月十九日 住所 氏名 印 」という文面だった。 |
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誓約書に署名・押印(指印)して禊行初穂料千円を納める
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▲▼ 事前に神社宛に参加を申し込むと、開催間際に受理された旨の葉書が郵送されてきた(写真左下)。内容をチェックすると、募集広告にはなかった印鑑が必要であることがわかった。なぜ必要か分からなかったが、今回参加者から誓約書を徴収することが急にきまったからであろう。
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誓約書の提出に異議を挟む人はおらず、印鑑がない人は指印でも受理された。参加料1000円を支払うと、領収書が手渡された(写真右下)。 |
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筆者の知る限り、裸祭の催行に際し、誓約書を提出させた社寺は初めてである。今までとは違って、随分厳格な手続になったものだと感じた。もっとも、傷害保険を掛けるなど、新しい試みを推進されているので、種々、検討されたうえで実施されておられるのだろう。 |
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筆者の乏しい知識では、国の飛行機などに体験試乗する際に、このような誓約書を徴収する例があるが、主催者側の過失により、搭乗者が落命したり、怪我を負った場合は、このような誓約書があったからといって、過失責任を免れるものではない。他方、社会通念上、祭は参加者の自己責任において行われるので、誓約書はそれを確認する意味があるのかもしれない。 |
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領収書 |
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▲▼ 参加者には、領収書と共にポリ袋に入った褌・鉢巻と八つ折りにした大祓詞(おおはらえことば)が手渡された。 |
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▲▼ 巫女(みこ)の手縫いだという褌と鉢巻は、写真上のように小さくたたまれていた。ポリ袋に入っているのは、禊が終わった後、濡れたままポリ袋に入れて持ち帰ることができるよう配慮したものであろう。 |
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たたまれていたのを広げてみたのが下の写真である。褌は改良が加えられ、今年2月の大寒禊のときには横褌(よこみつ)が細索(さいさく)だったのが布テープに改められた。これまで3回の禊では立褌(たてみつ)が約150cmもあって長過ぎたが、今回は、適正な長さ(立褌107 x 34cm 横褌150
x 2cm)になっている。鉢巻(100 x
34cm)は、社名神紋入りのものから、褌と同じ晒布を切っただけの簡素なものに変わった。 |
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巫女 |
手縫いの |
越中褌 |
と鉢巻 |
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▼ これまで3回の禊で配られた大祓詞(おおはらえことば)は、いずれも普通紙に印刷されていたため、海に入ると波に濡れて破れてしまうことが多かった。今回は、水に濡れても破れない堅牢なポスター用紙に印刷されており、八つ折りにされて手渡されたので、そのまま鉢巻や横褌(よこみつ)に挟んで携帯し、最後まで
使えたので、とても好評だった。
ただ、今回も波の音にかき消され、道彦の声にあわせて斉唱(せいしょう)することは難しかった。 |
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▲▼ エントリーが終わると、気の早い人は、すぐに男性用のテント小屋で支度を始めた。今回、東日本大震災の影響で、長生(ちょうせい)郡市消防本部南消防署によるAEDを使った救命講習が中止となったので、午前11時の開始までには時間があったが、一人が着替え始めると、みんなが追従した。群集心理というものなのだろう。 |
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禊装束 |
は褌・鉢巻・ |
大祓詞 |
の3点セット |
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時間があったお陰で、テントのそばで和田グループのミーティングを実施することができた。世話役の新尺俊勝さんと長谷川昇司さんの紹介のあと、褌を締めるのは初めてという全くの初心者のために、褌の締め方や禊の作法について講習が行われた。その結果、全員完璧な禊衣装で、模範となる行動をとることができた。ただ、スピーカーの大音響がうるさく、説明が聞き取りづらかったのは残念である。 |
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和田グループ世話役の新尺俊勝・長谷川昇司両氏による講習 10:40
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女性用更衣テント |
男性用更衣テント |
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ふんどしの はまのこうしゅう なつみそぎ |
Summer
ablution, a training course of loincloth on the beach. |
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更衣用テントは一等地の芝生の上に設営され、芝生の広場が開会式の会場になっていたのは、さすがである。 |
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