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大祭出発式
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12月3日(水)、朝の「大祭」出発式。この日は前日と比べ青い空が広がった。団子坂を無事に登ることを胸に秘め、囃子手の長く、そして待ちに待った一日が始まる。 |
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収蔵庫を出発した上町(かみまち)屋台。早朝から準備を始め、この収蔵庫へ帰還するのは翌4日午前3時を回る頃になる。2日にわたり渾身(こんしん)の力で発声するため、囃子手の声も枯れる。 |
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30名で組織される上町の綱元(つなもと)「い組」は、茶色の半纏を身に纏う屋台運行係である。屋根の上の職人が「上方(うわかた)」に対して「下方(したかた)」とも呼ばれる。屋台の周りに配備され、屋台の運行に直接携わる。 |
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ホーリャイ!
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上町屋台上で囃す平成20年度囃子手4人。扇子片手に「ホーリャイ!ホーリャイ!」と連呼して屋台を囃し立てる。中国の思想で不老不死の仙人の住む海に浮かぶ蓬莱山(ほうらいさん)を目指すための「ホーライ」が変化したものと伝えられる。 |
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ほーりゃいと さけぶはやして ちちぶさい |
Chichibu Ritual, cheerers shouting Hooh-ryaii! |
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上町会食会
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3日の正午から上町会所で行われる「会食会」。囃子手が出席し、町会の役員や祭り関係者たちが囃子手と共に食事をする。ここで飲む酒の量がその後の出来栄えを左右することもある。 |
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海の逸話が多く現れている中町屋台。中町では囃子手とは呼ばず、「梶取(かじとり)」と呼ぶ。屋台は船を表現しているといわれるが、舵ではなく梶の字を使う点が興味深い。 |
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ちなみに、上町(かみまち)・中近(なかちか)・下郷(したごう)は「囃子手(はやして)」と呼ぶが、中町は「梶取」、宮地は「囃子子(はやしこ)」、本町(もとまち)は「襦袢着(じゅばんぎ)」となる。 |
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本町屋台の後ろ幕は、宝船が題材となっており、玩具や縁起物が並ぶ。本町屋台には人物像がなく、船頭も猿である。大きな達磨が目を引き、本町の運行係も「達磨会」という名称である。 |
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出発時間を待つ下郷笠鉾。下郷(したごう)は柳田町(やなぎだまち)・永田町(ながたまち)・阿保町(あぼまち)・大畑町(おおばたまち)・滝の上町(たきのうえまち)・金室町(かなむろまち)の6町の連合会のため、囃子手の人数は各町1名ずつなので6名となる。 |
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普段は見せることのない刺子中着。半纏(はんてん)を脱いでもらって撮影した。祭り好きな下郷職人の粋な背中。江戸の町火消しの鯔背(いなせ)な心意気が伝統工芸として今に息づいているのが嬉しい。 |
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行政上は中村町(なかむらまち)と近戸町(ちかとまち)であるが、祭り時には中村・近戸の連合町会「中近」(なかちか)となる。その中近笠鉾の重厚な腰回り。屋根が複雑な八つ棟造りとなっており、細身ではあるが均整の取れた笠鉾である。 |
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