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2008年2月29日改訂

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メドレー(お江戸日本橋(鼓)・早春賦・お江戸日本橋・さくらさくら)

初春や松明行列火の禊  北舟
拡大写真(1400X1125)291KB

The New Year,
 Fire purification by the torchlight processions.

2000年7月31日開設

参道を駆ける男たち

撮影:清原 浩

参道を駆ける男たち(鷹栖観音鬼会/大分県宇佐市) 2008.1.4
2008年の日記  

 

2-
  1月 2月上

2月下

3月

目次


  2008年2月29日(金)晴  
 

■■■ 累計600万アクセス達成! ■■■ 

   平成20年(2008)2月28日23:30頃、トップページの累計アクセスカウンターが6,000,000件を超えた。2000年7月16日(日)にサイトを立ち上げてから100万件を頂くまで4年11ヵ月、100万〜200万件まで1年7ヵ月、200万〜300万件まで3ヵ月半(107日 9,346件/1日)、300万〜400万件まで4ヵ月(118日 8,475件/1日)、400万〜500万件まで4ヵ月(121日 8,265件/1日)、そして今回の500万〜600万件まで2.5月(74日 13,512件/1日)という記録で、100万アクセス過去最速の107日を33日も短縮する新記録となった。
 

600万アクセスをクリアーした翌日のトップページ

600万アクセスをクリアーした翌日のトップページ

   原因は明らかなように、1月8日の夕方から始まった蘇民祭セクハラ・ポスター騒動に端を発する蘇民祭フィーバーである。「日本三大奇祭・黒石寺蘇民祭」http://wadaphoto.jp/maturi/kisai_2.htm と「黒石寺蘇民祭」 http://wadaphoto.jp/matu
ri/somin1.htm が「2ちゃんねる」にリンクされたためにアクセスが集中し、たびたびWa☆Daフォトギャラリーが麻痺するという被害を受けたが、結果的には、Wa☆Daフォトギャラリーの知名度が高まり、蘇民祭が終わった後も1日10,000〜15,000件のアクセスが続いている。
   アクセス件数は徐々に減ってきてはいるが、このまま高止まれば、年間500万アクセスを超え、年内に累計1,000万アクセスが実現できる可能性がある。取らぬ狸の皮算用はこの程度とし、これからも更にコンテンツを充実し、多くの読者の期待に応えるべく、愛機を携えて地道に世界旅を続けて行きたい。乞うご期待!

  2008年2月28日(木)晴  
 

■■■ 「蘇民祭セクハラ・ポスター騒動」の結末! ■■■ 

   2008年1月8日(火)の夕方、「岩手県奥州市作成の黒石寺(こくせきじ)蘇民祭(そみんさい)のポスターが女性に対するセクハラに当たるとの理由でJR東日本が駅構内に掲示することを拒否した」旨のテレビ報道から始まったこの騒動は、新聞や週刊誌などが次々に話題に取り上げて全国報道したことから、黒石寺蘇民祭は、一躍全国に知られることになった。
   この騒ぎで、「日本三大奇祭・黒石寺蘇民祭」http://wadaphoto.jp/maturi/kisai_2.htm と「黒石寺蘇民祭」 http://wada
photo.jp/maturi/somin1.htm が「2ちゃんねる」にリンクされたためにアクセスが集中し、3日間ほどWa☆Daフォトギャラリーが麻痺するという被害を受けた。その間の事情は徒然日記 「Wa☆Daフォトギャラリー」アクセス殺到でパンク状態!に詳しい。
 

2008.1.9 20:50のカウント状況/日本三大奇祭(黒石寺蘇民祭)

2008.1.9 15:30のカウント状況/日本三大奇祭(黒石寺蘇民祭)

2008.1.9 20:50のカウント状況/黒石寺蘇民祭

2008.1.9 15:30のカウント状況/黒石寺蘇民祭
   その後、岩手県警が蘇民袋争奪戦で、蘇民袋に切れ目を入れる親方が全裸なのは、刑法のわいせつ罪(公然猥褻物陳列罪)に当たるとするコメントを発表し、マスコミが全国的に報道したため、千年に渡って継続され、国より「記録保存すべき無形民俗文化財」の指定を受けている「黒石寺蘇民祭」が再び注目を浴び、全裸の適否について議論が白熱した。
 

岩手県警が刑法のわいせつ罪に当たるとした全裸の親方(蘇民袋争奪戦)

                       ↓親方 ↓山本さん・長谷川さん

岩手県警が刑法のわいせつ罪に当たるとした全裸の親方(蘇民袋争奪戦)

拡大写真(1400x1400)265KB

   刑法に当たる罪で裁判官が有罪を判決するためには、構成要件該当性、違法性、有責性の全てが認定されなければならず、一つでも欠けると無罪となる。今回の場合、祭りの最中に公衆の面前で全裸になる行為は、公然猥褻物陳列罪に定める構成要件に該当し、正常な人格を有する大人の故意に基づく行為であるので有責性をも具備するが、ボクシングのリング上で相手を殴って怪我をさせたような場合と同様に、正当業務行為や歴史的慣行として違法性阻却事由が存在するので、違法性がないと判断され、無罪となるのは確実だろう。(和田説)
   警察は、蘇民祭の全裸シーンがアダルト・サイトなどに出回り、風紀が紊乱していることを憂慮し、アダルト・サイトを取り締まるよりも全裸を禁止した方が手っ取り早いと判断したのではないかと推測されるが、数年前から全裸による祭礼を止めさせようとしており、昨年(2007)、蘇民祭の最高責任者である黒石寺・藤波洋香(ふじなみ・ようこう)住職が一般参加者の全裸を禁止することを受け入れるという苦渋の決断をした。
   そのため、昨年は警察が初めて蘇民祭の内容に介入し、私有地である黒石寺境内で催行された柴燈木登(ひたきのぼり)で全裸で山内節(やまうちぶし)を歌った「昇ちゃん」こと長谷川昇司さんを境内に設置された警察用のテントに呼び出し、褌を着用するよう指導した。この前代未聞の事件は、伝統の祭りを忠実に伝承してきた祭り関係者や有識者に大きな衝撃を与えた。私は、千年の伝統文化の変質に心を痛めながら、昨年発表した 黒石寺蘇民祭 の最後に「昇ちゃんの蘇民祭」と題する随筆を発表した。(以下に再掲) また、国内のみならず海外の読者からも祭りを変質させないよう励ましのメールをもらった。
 

昇ちゃんの蘇民祭

 私が心配するのは、このおおらかな祭りが、変質してゆくということである。数年前から素裸で参加することを自粛する動きがみられ、今年、素裸で裸参りをした人は、昇ちゃんを含めて僅か二人であった。昇ちゃんは、伝統に従って三巡目で素裸になり、その後柴燈木(ひたき)に上がって素裸で山内節を披露した。

昇ちゃんの熱唱!「山内節」

昇ちゃんの熱唱!「山内節」

画像をクリックすると山内節が聞けます!

 しかし、事後、昇ちゃんは警察から褌を締めるよう注意を受けた。藤波住職が健全な蘇民祭を永続させるために苦渋の決断をしていたことを知った昇ちゃんは、ショックを隠しきれないでいたが、住職の意を酌んで、来年から素裸を止めることにした。そのため、来年の蘇民祭から素裸で参加する人はいなくなり、褌だけの裸祭りになる。
 全裸ということで奇祭といわれ、全国的に知られるようになった黒石寺の蘇民祭は、その弊害として興味本位の参加者が増え、風紀が乱れ、全裸ビデオが流れて、アダルトサイトなどで悪用されるなど、公序良俗に反する弊害が指摘されてきた。藤波住職もこれ以上伝統文化だとして固持できないと判断されたものと思われる。
 記録保存すべき国の無形民俗文化財であるだけに、私ばかりでなく、蘇民祭の伝統を守るために献身してきた山本グループや有識者たちは、日本の祭りのおおらかな原点が失われることの重大性に鑑みれば、どうしても割り切れない気持ちが残ることはいなめない。地元にも賛否両論がある。
 しかし、時代の変遷による価値観の多様化や映像文化の発達などに伴い、伝統文化も時代の要請に合わせて変質してゆかざるを得ない状況にあり、黒石寺住職の決断は、現実的選択と思われる。
 私の予測では、今後、鬼子を背負う人、袋出しをする人、袋に刀を入れる人などの「役持ち」は素裸の伝統を保持し、観衆の面前で裸参り・柴燈木登・蘇民袋争奪戦に参加する者には褌が義務づけられるものと見られる。
 愛知県稲沢市(いなざわし)國府宮はだか祭 では、最後に全裸の神男(しんおとこ)が現れるが、9千人のはだか男は全員褌を着用しており、黒石寺蘇民祭もそのような形になるものと思われる。ともあれ、一般参加者の素裸が無くなったとしても、それ以外の伝統文化は大手を振って存続させることができるわけで、蘇民祭を末代まで健全に伝えてゆけることが約束されたともいえよう。
 そして、昇ちゃんは、蘇民祭千余年の歴史の中で、柴燈木の上で素裸で山内節を唄った最後の男として、永遠に語り継がれてゆくことになる。昇ちゃん、長い間ご苦労さま、そして、おめでとう! これからは、褌を締め直して誰に憚ることなく山内節を唄って欲しい。 ( 2007.3.14 黒石寺蘇民祭 より抜粋 )
   私がこの随筆に書いた 國府宮はだか祭 (こうのみや・はだかまつり)では、最後に厄を一身に背負う全裸の神男(しんおとこ)が数千人の裸男たちの前に現れ、体中を触られながら渦の中心となって参道を移動し、最後に社殿に収容・救出される。手桶隊が肌と肌の接触による火傷を負わないよう渦に水をかけ、神男もあらかじめ全身を剃毛して怪我を防いでいる。
   これがこの祭りのクライマックスなのだが、愛知県警は、この全裸の神事を認めており、神男のそばで事故防止のための雑踏警備に専念している。伝統の神事という違法性阻却事由がある限り、たとえ刑法のわいせつ罪に当たるとして起訴されたとしても、違法性がなく、無罪となるのは明らかだろう。愛知県警もそのように判断しているものと思われる。
 

国府宮(尾張大國霊神社) 第46回写真コンテスト 特選 真野宏平 「クライマックス」

第46回写真コンテスト 特選 真野宏平 「クライマックス」

写真提供:國府宮社務所
 こうのみや ぜんらのかみに やくおとし
 国府宮全裸の神に厄落  北 舟 
 
長谷川昇司さん(左)が載った平成18年のポスター
 
 話を蘇民祭に戻すと、岩手県警が一般参加者のみならず、神聖な祭事を担う親方衆の全裸まで刑法のわいせつ罪に当たると発表したことを受けて、テレビ朝日が2月11日夕刻「蘇民袋を切り裂く親方が全裸なのは問題で、開催が危ぶまれている」旨報道したことから、再び私のサイトはパンク状態に陥った。

平成20年のセクハラ?ポスター

平成20年のセクハラ?ポスター
 私は、警察の見解は蘇民祭を冒涜するものであり、とても許されるものではないと思っていたところ、渡海文部科学大臣が警察の行きすぎた行動に不快感を示し、警察権力の介入を批判する談話が発表された。
長谷川昇司さん(左)が載った平成18年のポスター

拡大写真(990x1400)252KB

   これに対し、警察当局は、これまでのいきさつを十分踏まえたものだと弁解したが、それなら介入することはできないと判断すべきで、警察の不明を渡海大臣によって糾弾された格好となり、大臣のコメントで、伝統の裸文化を維持したいという熱い思いを抱く多くの良識派が溜飲を下げた。
 2月13日夜から始まった今年(2008)の蘇民祭では、47社約170人もの報道関係者をはじめ、例年になく大勢の見学者が押しかけたが、一般参加者の全裸姿は見られず、柴燈木登(ひたきのぼり)では褌を締めた長谷川さんが登場し、山内節を声高らかに披露した。
 クライマックスの蘇民袋争奪戦では、蘇民袋を切り裂く親方は、照明が消されたあと、フラッシュを浴びながら全裸で登場した。警察の出方が注目されたが、渡海文部科学大臣のコメントが効いたのか、警察の介入は一切なく、伝統の行事は全うされた。
 この結果、来年からは警察の介入はないと推測され、藤波住職が推進する伝統の蘇民祭は不滅となった。これからも国の指定を受けたこの無形文化財を変質することなく存続されることを祈念し、微力ながら応援を続けてゆきたいと思う。
 最後に、藤波洋香住職と、補佐役として親方から蘇民袋を切り裂いた小刀を受け取る山本啓一さん(東京都目黒区 70歳)、そして伝説の長谷川昇司さん(東京都八王子市 57歳)のコメントを紹介して、この小論を締めくくりたい。
 藤波洋香  様より 

和田様 いつもお世話になっております。サンデージャポンの録画CD、拝見いたしました。明けても暮れてもセクハラだの全裸だのという騒ぎが続き、うんざりしてTVも新聞も週刊誌もほとんど見ておりません。世間にどう思われようと、マスコミがどう伝えようと関係ないのです。とにかく祭りが無事に終わったことを感謝するのみです。

そういう訳で、和田様から頂いたCDは貴重な記録映像ということになります。どうもありがとうございました。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
   妙 見 山 黒 石 寺
        住 職  藤 波  洋 香
  〒023-0101岩手県奥州市
   水沢区黒石町字山内17
     TEL0197-26-4168
     FAX0197-26-4303
      http://kokusekiji.e-tera.jp/
         kokusekiji@e-tera.jp
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 2008.2.21
 
山本啓一  様より


今晩は 蘇民祭については今更お話する程のこともないですが、千年の歴史ある素朴な祭りに魅力を感じ、今日まで続けてきました、時代と共に多少の変化は仕方ないが 行政が介入すると祭りはつまらなくなりますね、単なる観光のPRに過ぎなくなって・・・

47社もの報道機関が詰めかけ 彼らのためにやった蘇民祭みたいな気さえしました。(蘇民祭と言えば水沢市ですが 奥州市ではピンときません)

私が褌を締め(てやっ)たのは 日テレのザ・サンデーの石橋さんです、祭りデレクターとして頑張りたいので各地の祭りも教えて欲しいと言ってました。日テレ以外 TBSや東スポさんなどからも取材されました。 2008.2.27
 
長谷川昇司  様より


洋香住職様や地元の皆様に迷惑はかけられないので 褌は着用しますがそれ以外は例年通り粛々と祭に参加をします 警察と喧嘩する気は無いけれども 蘇民袋争奪戦の開始の時に 刃物で袋に切れ目を入れる役の親方まで全裸禁止なのは どう考えても変です 地元民から特別に選ばれた親方は精進潔斎はもちろんですが 当日夜中の3時頃に誰もいない井戸端で全裸で禊ぎをして 本当に神聖な体で蘇民袋に刃物を入れます

何も包み隠さずやましいことの無い体で親方が刃物を入れます それまで規制をされるとは思ってもいないことでした 私と山本先輩がお堂では親方の両脇でサポート出来るのが有りがたく 光栄な事と思っております

私事ですが 柴焚登で山内節を歌うのも地元の保存会が高齢のためか 現場で歌わなくなってから何とか次世代へつなげようと孤軍奮闘してきましたが 数年前に保存会の歌声をテープに取って頂きそれをダビングして 若手にも配り何とか歌えるのが出てきて良かったと思っております

ここからは自分の夢ですけど(笑) ここ数年は現場の大勢の人たちにだけでなく 黒石寺を取り巻く諸々の地霊達に歌声が届けば良いななんて大きな事を考えて歌っています(笑) 2008.2.12


おはようございます 報道陣が自局の為に何か仕入れようとして 取り合いをしていた蘇民祭でした サンデージャポンは見てました 女性コメンテーターが言っていたことも解らなくもないけど 過疎で消滅していった祭も多くありますね 一度途切れると以前と同じ形で復活するのはもの凄く大変なことだから 祭を真摯に受け止め伝承するために 外部の力も必要と思いますけど 人それぞれ違うので難しいことです

20年ぐらい前にも永六輔さんが 祭好きと称する都会の若者が地方の祭に参加をして形が変わって伝わってしまうのは困ったことだとラジオで言ったのを聞き 浮ついた気持ちで参加するのはやめています こんな考えは少数派なのは自分でも痛し痒しです

インタビューのことは日テレといろいろ話しましたが 東京マラソンで全部とばされてしまいました(笑) マスコミのマイクに マスコミばかりが変に煽って嫌だなんて言ったからかな?(笑) 我々余所者でも形を変えずに綺麗に伝承する為の手伝いが出来れば良いと思って毎年来ています 蘇民祭の凄さは現場に来なければ解らないので 仕事でなく来年もぜひ来て下さいと言ったけど(笑) 2008.2.20

(長谷川さんが写っているサンデージャポンの)CDが届きました 貴重なCDをありがとうございます 手間と時間が係るのにいつも丁寧にありがとうございます こういった実績や誠実さで多くの人から信頼を得るのですね 見習うことが多く頭が下がります やまさんKUMAちゃんと会ったときに持参して皆で見ます

文部科学大臣のコメントも夕方のニュースで ほんの少しだけですけど聞きました 蘇民祭の行事は貴重な文化なので伝承をしていきたいです 時代は味方をしてくれますけど これからはどうなっていくのでしょうか これからも焦らずに普段通りに行事に参加をしていきます 2008.2.22

★☆★彡

 セクハラ・ポスター騒動が始まった1月8日から3日間麻痺したWa☆Daフォトギャラリーは、その後も蘇民祭開催前後の2月6日、11日、14日にアクセスが集中したため、蘇民祭関係のファイルを削除するなどの防衛策を余儀なくされたが、2月20日に至って正常となり、終息宣言を出した。
 この騒動でWa☆Daフォトギャラリーの認知度が高まり、以後、当サイトへのアクセスは、これまでの二倍に当たる一日13,000〜16,000件ほどになり、このまま推移すれば、年間500万アクセスを超え、年内に累計1,000万アクセスが実現する可能性が高くなった。苦あれば楽あり、人生万事塞翁が馬である。(^^;  〈 完 〉 2008.2.28 和田義男
 

 
2008年2月25日(月)晴
 
 
■■■       日本の祭り第100集 「栃堀裸押合大祭」完成! ■■■
 
   昨日、今年第6作(通算第337作)目の作品をアップした。

日本の祭り第100集/日本の裸祭り第73集 「栃堀裸押合大祭」


 
http://wadaphoto.jp/maturi/totibori1.htm
 
 この作品は、2月9日(土)新潟県長岡市巣守神社で開催された裸押合大祭を激写したもので、祭の取材にはオリンパスE-3とED12-60mmズームレンズを使用して1000万画素1350枚2.8ギガを撮影し、6頁104枚の超大作となった。
   「日本の祭り」シリーズもこれで100作目となり、いよいよ三桁となった意義は大きい。これからも更に日本古来の姿を忠実に受け継いだ伝統の祭りを発掘し、その素晴らしさを忠実に切り取って世界に紹介してゆきたい。  
        平成20年(2008)2月24日 作品:第6作  画像:(大79+小25)  頁数:6  ファイル数:201  ファイル容量:40MB
      平成12年(2000)〜平成20年(2008) 
作品数:337 頁数:1,196 ファイル数:32,787 ファイル容量:4,665MB
 
 
両腕を振ってサンヨ(撒与)コール!

両腕を振ってサンヨ(撒与)コール!

拡大写真(1400X1050)223KB
 
   雪国の素晴らしい冬祭りだった。雪蛍(ゆきぼたる)の舞う雪燈籠(ゆきどうろう)の参道を褌一丁のままで往復し、社殿で裸押し合いと福札争奪戦を繰り広げるという、とても素朴な祭りだが、江戸時代から続く裸文化を変質させることなく今に伝えている。チョンマゲが無いだけで、あとはまったく同じ祭り衣装であることに、感動する。  
   刈谷田川ニューホテル支配人の大橋さんによると、栃堀地区はとてもまとまりが良く、地域文化を誇りに思う人たちが大勢いて、祭りを支えているのだという。ここには、地域の助け合いと温かい人情が満ちあふれており、私もその恩恵にたっぷりと浸ることが出来た。  
 

一等賞5万円の2008番札をゲットした板橋区の新妻さんご夫妻!

一等賞5万円の2008番札をゲットした板橋区の新妻さんご夫妻!

拡大写真(1400X1050)255KB
 
   大橋支配人によると、祭りに参加するグループがいれば、JR長岡駅や栃堀ふるさと交流会館まで送迎してくれるという。栃堀の裸押合大祭は気軽に参加できるお勧めの裸祭りだが、アクセスに難があると云われていた。しかし、刈谷田川ニューホテルを利用すれば、一泊2食付き1万円と格安料金の上に送迎付きなので是非お勧めする。何より、暖かくて人情溢れる歓待が嬉しい。  

 
2008年2月22日(金)晴
 
 
■■■       東海道新幹線から見た富士山 ■■■
 
   2月21日(木)一泊二日の日程で広島に出張した。朝の天気予報によると、この日は快晴で富士山がよく見えるということだったので、通勤鞄にオリンパスE-3とED12-60mm F2.8-4.0 SWD ズームレンズを忍ばせ、東京駅10:13発のぞみ19号に乗った。午前11時頃、予報どおり素晴らしい富士山が現れたので、車窓から雲一つ無い快晴の富士山を激写した。  
 

東海道新幹線から見た富士山 1/2 2008.02.21 11:00:40

                                    ↓新富士                     ↓宝永山

東海道新幹線から見た富士山 1/2 2008.02.21 11:00:40

拡大写真(2000X1270)354KB

 
   新幹線はスピードが速いので、あっという間に撮影ポイントを通過してしまったが、手持ちフルオートの和田流で、手振れ防止機能がついたE-3を秒間5コマで連写したところ、シャープな映像を切り取ることができた。下の写真のお陰で、富士の裾野がとても長いことに新鮮な感動を覚えた。  
 

東海道新幹線から見た富士山 2/2 2008.02.21 11:01:00

東海道新幹線から見た富士山 2/2 2008.02.21 11:01:00

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   標高3,776mの日本最高峰の富士山は静岡県(富士宮市、裾野市、富士市、御殿場市、駿東郡小山町)と山梨県(富士吉田市、南都留郡鳴沢村)に跨(またが)る活火山で、日本三名山(三霊山)、日本百名山のひとつ。富士箱根伊豆国立公園に指定されている。  
 最終氷期が終了した約11,000年前、古富士の山頂の西側で噴火が始まり、溶岩を大量に噴出した。この溶岩によって、現在の富士山の山体である新富士が形成された。その後は、古富士の山頂が新富士の山頂の東側に顔を出しているような状態となっていたと見られるが、約2,500年〜2,800年前、風化が進んだ古富士の山頂部が大規模な山体崩壊(「御殿場岩なだれ」)を起こして崩壊してしまった。
 新富士の山頂から溶岩が噴出していたのは、約11,000年〜8,000年前の3,000年間と、約4,500年〜3,200年前の1,300年間と考えられている。これ以降、山頂部からの噴火は無いが、長尾山や宝永山などの側火山からの噴火が断続的に発生している。
 延暦19年〜21年(800 - 802)に延暦噴火、貞観6年(864)に貞観噴火。最後に富士山が噴火したのは宝永4年(1707)の宝永大噴火で、噴煙は成層圏まで到達し、江戸では約4cmの火山灰が降り積もった。宝永山はそのときに出来た噴火口である。その後も火山性の地震や噴気が観測されており、今後も噴火の可能性が残されているという。筆者は昔小学校で富士山は休火山だと教わった記憶があるが、現在は活火山とされている。

 
2008年2月16日(土)晴
 
 
■■■       「宝光院はだか祭」完成! ■■■
 
   昨日、今年第5作(通算第336作)目の作品をアップした。

日本の祭り第99集/日本の裸祭り第72集 「宝光院はだか祭」


 
http://wadaphoto.jp/maturi/hidarime1.htm
 
 この作品は、2月3日(日)岐阜県大垣市宝光院で開催された「ひだりめ不動節分会はだか祭」の模様を激写したものである。祭の取材にはオリンパスE-3とED12-60mm F2.8-4.0 SWD ズームレンズを使用し、はじめて秒間5コマで連写して1000万画素2500枚5.4ギガを撮影し、6頁85枚の大作となった。
        平成20年(2008)2月15日 作品:第5作  画像:(大65+小20)  頁数:6  ファイル数:170  ファイル容量:39MB
     平成12年(2000)〜平成20年(2008) 
作品数:336 頁数:1,190 ファイル数:32,538 ファイル容量:4,619MB
 
 

川みそぎで盛り上がる裸たち!(宝光院/岐阜県大垣市)

川みそぎで盛り上がる裸たち!

拡大写真(2000X1550)576KB

 
   この日関東や関西では雪が降り、取材を躊躇したが、大垣市に着くと、伊吹おろしも大したことはなく、無事に新尺さんと会合して密着取材することができた。現地の天候は曇天で時々小雨がぱらつく状況で、裸男たちは寒さに耐えていたが、柔らかい光を受けて、白飛びのない、美しい写真を撮影することができた。  
   初めて秒間5コマで連写したため、撮影枚数が多くなったが、名画面を多数切り取ることができた。しかし、肌色の調整が難しく、未だに納得がいかないのは、まだまだ未熟のせいなので、更に研鑽を積みたい。  
  1月 2月上

2月下

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