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Wa☆Daフォトギャラリー

 旅紀行日本の裸祭り
2008年4月6日改訂

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♪太鼓メドレー(大太鼓・・相撲一番太鼓・北海太鼓・諏訪雷太鼓・助六太鼓)

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川みそぎで盛り上がる裸たち!

川みそぎで盛り上がる裸たち!(宝光院/岐阜県大垣市)

2003年5月10日制作
 

3/4

劇場訓蒙図彙の挿絵

 

 
■■■ 「蘇民祭セクハラ・ポスター騒動」の結末! ■■■ 

   2008年1月8日(火)の夕方、「岩手県奥州市作成の黒石寺(こくせきじ)蘇民祭(そみんさい)のポスターが女性に対するセクハラに当たるとの理由でJR東日本が駅構内に掲示することを拒否した」旨のテレビ報道から始まったこの騒動は、新聞や週刊誌などが次々に話題に取り上げて全国報道したことから、黒石寺蘇民祭は、一躍全国に知られることになった。
   この騒ぎで、「日本三大奇祭・黒石寺蘇民祭」http://wadaphoto.jp/maturi/kisai_2.htm と「黒石寺蘇民祭」 http://wada
photo.jp/maturi/somin1.htm が「2ちゃんねる」にリンクされたためにアクセスが集中し、3日間ほどWa☆Daフォトギャラリーが麻痺するという被害を受けた。
 

2008.1.9 20:50のカウント状況/日本三大奇祭(黒石寺蘇民祭)

2008.1.9 15:30のカウント状況/日本三大奇祭(黒石寺蘇民祭)

2008.1.9 20:50のカウント状況/黒石寺蘇民祭

2008.1.9 15:30のカウント状況/黒石寺蘇民祭
   その後、岩手県警が蘇民袋争奪戦で、蘇民袋に切れ目を入れる親方が全裸なのは、刑法のわいせつ罪(公然猥褻物陳列罪)に当たるとするコメントを発表し、マスコミが全国的に報道したため、千年に渡って継続され、国より「記録保存すべき無形民俗文化財」の指定を受けている「黒石寺蘇民祭」が再び注目を浴び、全裸の適否について議論が白熱した。
 

岩手県警が刑法のわいせつ罪に当たるとした全裸の親方(蘇民袋争奪戦)

                       ↓親方 ↓山本さん・長谷川さん

岩手県警が刑法のわいせつ罪に当たるとした全裸の親方(蘇民袋争奪戦)

拡大写真(1400x1400)265KB

   刑法に当たる罪で裁判官が有罪を判決するためには、構成要件該当性、違法性、有責性の全てが認定されなければならず、一つでも欠けると無罪となる。今回の場合、祭りの最中に公衆の面前で全裸になる行為は、公然猥褻物陳列罪に定める構成要件に該当し、正常な人格を有する大人の故意に基づく行為であるので有責性をも具備するが、ボクシングのリング上で相手を殴って怪我をさせたような場合と同様に、正当業務行為や歴史的慣行として違法性阻却事由が存在するので、違法性がないと判断され、無罪となるのは確実だろう。(和田説)
   警察は、蘇民祭の全裸シーンがアダルト・サイトなどに出回り、風紀が紊乱していることを憂慮し、アダルト・サイトを取り締まるよりも全裸を禁止した方が手っ取り早いと判断したのではないかと推測されるが、数年前から全裸による祭礼を止めさせようとしており、昨年(2007)、蘇民祭の最高責任者である黒石寺・藤波洋香(ふじなみ・ようこう)住職が一般参加者の全裸を禁止することを受け入れるという苦渋の決断をした。
   そのため、昨年は警察が初めて蘇民祭の内容に介入し、私有地である黒石寺境内で催行された柴燈木登(ひたきのぼり)で全裸で山内節(やまうちぶし)を歌った「昇ちゃん」こと長谷川昇司さんを境内に設置された警察用のテントに呼び出し、褌を着用するよう指導した。この前代未聞の事件は、伝統の祭りを忠実に伝承してきた祭り関係者や有識者に大きな衝撃を与えた。私は、千年の伝統文化の変質に心を痛めながら、昨年発表した 黒石寺蘇民祭 の最後に「昇ちゃんの蘇民祭」と題する随筆を発表した。(以下に再掲) また、国内のみならず海外の読者からも祭りを変質させないよう励ましのメールをもらった。
 

昇ちゃんの蘇民祭

 私が心配するのは、このおおらかな祭りが、変質してゆくということである。数年前から素裸で参加することを自粛する動きがみられ、今年、素裸で裸参りをした人は、昇ちゃんを含めて僅か二人であった。昇ちゃんは、伝統に従って三巡目で素裸になり、その後柴燈木(ひたき)に上がって素裸で山内節を披露した。

昇ちゃんの熱唱!「山内節」

昇ちゃんの熱唱!「山内節」

画像をクリックすると山内節が聞けます!

 しかし、事後、昇ちゃんは警察から褌を締めるよう注意を受けた。藤波住職が健全な蘇民祭を永続させるために苦渋の決断をしていたことを知った昇ちゃんは、ショックを隠しきれないでいたが、住職の意を酌んで、来年から素裸を止めることにした。そのため、来年の蘇民祭から素裸で参加する人はいなくなり、褌だけの裸祭りになる。
 全裸ということで奇祭といわれ、全国的に知られるようになった黒石寺の蘇民祭は、その弊害として興味本位の参加者が増え、風紀が乱れ、全裸ビデオが流れて、アダルトサイトなどで悪用されるなど、公序良俗に反する弊害が指摘されてきた。藤波住職もこれ以上伝統文化だとして固持できないと判断されたものと思われる。
 記録保存すべき国の無形民俗文化財であるだけに、私ばかりでなく、蘇民祭の伝統を守るために献身してきた山本グループや有識者たちは、日本の祭りのおおらかな原点が失われることの重大性に鑑みれば、どうしても割り切れない気持ちが残ることはいなめない。地元にも賛否両論がある。
 しかし、時代の変遷による価値観の多様化や映像文化の発達などに伴い、伝統文化も時代の要請に合わせて変質してゆかざるを得ない状況にあり、黒石寺住職の決断は、現実的選択と思われる。
 私の予測では、今後、鬼子を背負う人、袋出しをする人、袋に刀を入れる人などの「役持ち」は素裸の伝統を保持し、観衆の面前で裸参り・柴燈木登・蘇民袋争奪戦に参加する者には褌が義務づけられるものと見られる。
 愛知県稲沢市(いなざわし)國府宮はだか祭 では、最後に全裸の神男(しんおとこ)が現れるが、9千人のはだか男は全員褌を着用しており、黒石寺蘇民祭もそのような形になるものと思われる。ともあれ、一般参加者の素裸が無くなったとしても、それ以外の伝統文化は大手を振って存続させることができるわけで、蘇民祭を末代まで健全に伝えてゆけることが約束されたともいえよう。
 そして、昇ちゃんは、蘇民祭千余年の歴史の中で、柴燈木の上で素裸で山内節を唄った最後の男として、永遠に語り継がれてゆくことになる。昇ちゃん、長い間ご苦労さま、そして、おめでとう! これからは、褌を締め直して誰に憚ることなく山内節を唄って欲しい。 ( 2007.3.14 黒石寺蘇民祭 より抜粋 )
   私がこの随筆に書いた 國府宮はだか祭 (こうのみや・はだかまつり)では、最後に厄を一身に背負う全裸の神男(しんおとこ)が数千人の裸男たちの前に現れ、体中を触られながら渦の中心となって参道を移動し、最後に社殿に収容・救出される。手桶隊が肌と肌の接触による火傷を負わないよう渦に水をかけ、神男もあらかじめ全身を剃毛して怪我を防いでいる。
   これがこの祭りのクライマックスなのだが、愛知県警は、この全裸の神事を認めており、神男のそばで事故防止のための雑踏警備に専念している。伝統の神事という違法性阻却事由がある限り、たとえ刑法のわいせつ罪に当たるとして起訴されたとしても、違法性がなく、無罪となるのは明らかだろう。愛知県警もそのように判断しているものと思われる。
 

国府宮(尾張大國霊神社) 第46回写真コンテスト 特選 真野宏平 「クライマックス」

第46回写真コンテスト 特選 真野宏平 「クライマックス」

写真提供:國府宮社務所
 こうのみや ぜんらのかみに やくおとし
 国府宮全裸の神に厄落  北 舟 
 
長谷川昇司さん(左)が載った平成18年のポスター
 
 話を蘇民祭に戻すと、岩手県警が一般参加者のみならず、神聖な祭事を担う親方衆の全裸まで刑法のわいせつ罪に当たると発表したことを受けて、テレビ朝日が2月11日夕刻「蘇民袋を切り裂く親方が全裸なのは問題で、開催が危ぶまれている」旨報道したことから、再び私のサイトはパンク状態に陥った。

平成20年のセクハラ?ポスター

平成20年のセクハラ?ポスター
 私は、警察の見解は蘇民祭を冒涜するものであり、とても許されるものではないと思っていたところ、渡海文部科学大臣が警察の行きすぎた行動に不快感を示し、警察権力の介入を批判する談話が発表された。
長谷川昇司さん(左)が載った平成18年のポスター

拡大写真(990x1400)252KB

   これに対し、警察当局は、これまでのいきさつを十分踏まえたものだと弁解したが、それなら介入することはできないと判断すべきで、警察の不明を渡海大臣によって糾弾された格好となり、大臣のコメントで、伝統の裸文化を維持したいという熱い思いを抱く多くの良識派が溜飲を下げた。
 2月13日夜から始まった今年(2008)の蘇民祭では、47社約170人もの報道関係者をはじめ、例年になく大勢の見学者が押しかけたが、一般参加者の全裸姿は見られず、柴燈木登(ひたきのぼり)では褌を締めた長谷川さんが登場し、山内節を声高らかに披露した。
 クライマックスの蘇民袋争奪戦では、蘇民袋を切り裂く親方は、照明が消されたあと、フラッシュを浴びながら全裸で登場した。警察の出方が注目されたが、渡海文部科学大臣のコメントが効いたのか、警察の介入は一切なく、伝統の行事は全うされた。
 この結果、来年からは警察の介入はないと推測され、藤波住職が推進する伝統の蘇民祭は不滅となった。これからも国の指定を受けたこの無形文化財を変質することなく存続されることを祈念し、微力ながら応援を続けてゆきたいと思う。
 最後に、藤波洋香住職と、補佐役として親方から蘇民袋を切り裂いた小刀を受け取る山本啓一さん(東京都目黒区 70歳)、そして伝説の長谷川昇司さん(東京都八王子市 57歳)のコメントを紹介して、この小論を締めくくりたい。
 
藤波洋香  様より 

和田様 いつもお世話になっております。サンデージャポンの録画CD、拝見いたしました。明けても暮れてもセクハラだの全裸だのという騒ぎが続き、うんざりしてTVも新聞も週刊誌もほとんど見ておりません。世間にどう思われようと、マスコミがどう伝えようと関係ないのです。とにかく祭りが無事に終わったことを感謝するのみです。

そういう訳で、和田様から頂いたCDは貴重な記録映像ということになります。どうもありがとうございました。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
   妙 見 山 黒 石 寺
        住 職  藤 波  洋 香
  〒023-0101岩手県奥州市
   水沢区黒石町字山内17
     TEL0197-26-4168
     FAX0197-26-4303
      http://kokusekiji.e-tera.jp/
         kokusekiji@e-tera.jp
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 2008.2.21
 
山本啓一  様より


今晩は 蘇民祭については今更お話する程のこともないですが、千年の歴史ある素朴な祭りに魅力を感じ、今日まで続けてきました、時代と共に多少の変化は仕方ないが 行政が介入すると祭りはつまらなくなりますね、単なる観光のPRに過ぎなくなって・・・

47社もの報道機関が詰めかけ 彼らのためにやった蘇民祭みたいな気さえしました。(蘇民祭と言えば水沢市ですが 奥州市ではピンときません)

私が褌を締め(てやっ)たのは 日テレのザ・サンデーの石橋さんです、祭りデレクターとして頑張りたいので各地の祭りも教えて欲しいと言ってました。日テレ以外 TBSや東スポさんなどからも取材されました。 2008.2.27
 
長谷川昇司  様より


洋香住職様や地元の皆様に迷惑はかけられないので 褌は着用しますがそれ以外は例年通り粛々と祭に参加をします 警察と喧嘩する気は無いけれども 蘇民袋争奪戦の開始の時に 刃物で袋に切れ目を入れる役の親方まで全裸禁止なのは どう考えても変です 地元民から特別に選ばれた親方は精進潔斎はもちろんですが 当日夜中の3時頃に誰もいない井戸端で全裸で禊ぎをして 本当に神聖な体で蘇民袋に刃物を入れます

何も包み隠さずやましいことの無い体で親方が刃物を入れます それまで規制をされるとは思ってもいないことでした 私と山本先輩がお堂では親方の両脇でサポート出来るのが有りがたく 光栄な事と思っております

私事ですが 柴焚登で山内節を歌うのも地元の保存会が高齢のためか 現場で歌わなくなってから何とか次世代へつなげようと孤軍奮闘してきましたが 数年前に保存会の歌声をテープに取って頂きそれをダビングして 若手にも配り何とか歌えるのが出てきて良かったと思っております

ここからは自分の夢ですけど(笑) ここ数年は現場の大勢の人たちにだけでなく 黒石寺を取り巻く諸々の地霊達に歌声が届けば良いななんて大きな事を考えて歌っています(笑) 2008.2.12


おはようございます 報道陣が自局の為に何か仕入れようとして 取り合いをしていた蘇民祭でした サンデージャポンは見てました 女性コメンテーターが言っていたことも解らなくもないけど 過疎で消滅していった祭も多くありますね 一度途切れると以前と同じ形で復活するのはもの凄く大変なことだから 祭を真摯に受け止め伝承するために 外部の力も必要と思いますけど 人それぞれ違うので難しいことです

20年ぐらい前にも永六輔さんが 祭好きと称する都会の若者が地方の祭に参加をして形が変わって伝わってしまうのは困ったことだとラジオで言ったのを聞き 浮ついた気持ちで参加するのはやめています こんな考えは少数派なのは自分でも痛し痒しです

インタビューのことは日テレといろいろ話しましたが 東京マラソンで全部とばされてしまいました(笑) マスコミのマイクに マスコミばかりが変に煽って嫌だなんて言ったからかな?(笑) 我々余所者でも形を変えずに綺麗に伝承する為の手伝いが出来れば良いと思って毎年来ています 蘇民祭の凄さは現場に来なければ解らないので 仕事でなく来年もぜひ来て下さいと言ったけど(笑) 2008.2.20

(長谷川さんが写っているサンデージャポンの)CDが届きました 貴重なCDをありがとうございます 手間と時間が係るのにいつも丁寧にありがとうございます こういった実績や誠実さで多くの人から信頼を得るのですね 見習うことが多く頭が下がります やまさんKUMAちゃんと会ったときに持参して皆で見ます

文部科学大臣のコメントも夕方のニュースで ほんの少しだけですけど聞きました 蘇民祭の行事は貴重な文化なので伝承をしていきたいです 時代は味方をしてくれますけど これからはどうなっていくのでしょうか これからも焦らずに普段通りに行事に参加をしていきます 2008.2.22

★☆★彡

 セクハラ・ポスター騒動が始まった1月8日から3日間麻痺したWa☆Daフォトギャラリーは、その後も蘇民祭開催前後の2月6日、11日、14日にアクセスが集中したため、蘇民祭関係のファイルを削除するなどの防衛策を余儀なくされたが、2月20日に至って正常となり、終息宣言を出した。
 この騒動でWa☆Daフォトギャラリーの認知度が高まり、以後、当サイトへのアクセスは、これまでの二倍に当たる一日13,000〜16,000件ほどになり、このまま推移すれば、年間500万アクセスを超え、年内に累計1,000万アクセスが実現する可能性が高くなった。苦あれば楽あり、人生万事塞翁が馬である。(^^;  〈 完 〉 2008.2.28 和田義男
 
 

褌の要諦ふんどしのようてい

★彡

 近年、褌は健康肌着として静かなブームになっており、大手デパートの紳士肌着売り場だけでなく、internetの褌屋(ふんどしや) http://www.fundoshiya.com/ など品揃え豊富な専門店で手軽に購入することができる。
 褌を締めたことのない世代が大半なので、その締め方が解説されているが、その手順を図示・説明するだけで、ポイントが抜けていることが多い。そのためか、初心者を見ると、横褌(よこみつ)(越中褌では紐の部分)の位置が高くて真抜けたように見える人が目につく。特に子供は、パンツのゴム紐やズボンのベルトの位置に当たる臍(へそ)の上に締める傾向にある。
 横褌(よこみつ)の位置が高いと、格好悪いだけでなく、局部を覆う立褌(たてみつ)が長くなり、前に屈むとそれが緩んで横から見えたり、ハミ○ンになったりする。前垂れがあるとまだ救われるが、前袋式六尺褌や相撲まわしだとモロダシになる。

☆★彡

 褌は、横褌(よこみつ)を臍(へそ)下三寸(約10cm)の位置に締めることがポイントである。この位置は盲腸の手術痕に一致し、褌が緩んでくるとそこに落ち着くところである。また、腰骨(こしぼね)の上方ではなく、腰骨の上端部に締めること。腰骨に固定されることで、緩みが少なく、引き締まった姿に見える。
 褌の締め具合は、自分で加減する。緩(ゆる)ければ乱れるし、きつければ肌に食い込んで痛くなる。自分で経験して調整するしかない。私はきついのが苦手で、緩褌(ゆるふん)傾向にある。

★☆★彡

 私の裸祭りの作品は、控え室で褌を締めるところから始まる。大勢が一斉に裸になるので、初心者は恥ずかしそうにもじもじしている。人目を気にしながらパンツをずらし、褌を股間にとおして・・・と如何にも手際が悪い。その点経験者を見ていると、実に堂々としていて手慣れている。褌を締めるところからして格好いいのである。
 ポイントは、壁や襖(ふすま)のそばに立ち、そちらを向いて躊躇なく全裸になること。銭湯で経験済みのように後ろ姿をみられても恥ずかしいことはない。そこで、堂々と褌を締め、どこから見られても大丈夫になった段階で次の人に場所を譲り、部屋の中央で細部を整えれば良い。たったこれだけのことで、貴方は一人前と認められ、格好良く裸祭りに参加することが出来る。

■■■ 還暦記念の赤褌水浴 ■■■

 日本には、古来より、満60歳の還暦*を迎えた人に還暦祝いとして赤い頭巾やチャンチャンコなど赤色の衣服を贈る風習がある。かつては魔除けのために赤子の産着(うぶぎ)に赤色が使われていたため、赤子と同じ赤い装束を身に着けて生まれ変わった気持ちで長寿を全うしてほしいとの願いが込められている。
 赤い褌(ふんどし)を「あかふん」と呼ぶが、丹後地方などでは42歳の厄年に着物の下に赤褌を締めて神社参りをする風習があり、「赤褌(あかふん)行事」と呼ばれている。また、全国的には60歳の還暦祝いに赤褌が贈られ、赤褌を締めて禊をし、厄落としをする風習がある。 高良大社へこかき祭 は、還暦に赤褌で水浴する神事である。私もこの伝統に従い、中川宮司のご高配により、神事の寒中水浴に続いて赤褌を締めて還暦記念水浴を行った。

「還暦記念の赤褌水浴」が掲載された「いやおひ26号」

「還暦記念の赤褌水浴」が掲載された「いやおひ26号」

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 私が寒中水浴をするについては、以前から再三にわたって石川幹事長や三木さんから誘われていたが、これまで撮影を理由に断ってきた。しかし還暦の節目を迎え、人生の大きな区切りを記念する意味で、2008年の寒中水浴大会に同い年の三木さんとともに赤褌で参加することにした。
 このことを前作「鐵砲洲寒中水浴'07」の編集後記に「還暦記念の赤褌水浴」と題して披露したところ、弥生会・広報誌担当の高橋健男さんのお目に止まり、弥生会の機関紙「いやおひ」に掲載された。

 平成20年(2008)1月13日(月)午前11時から東京都中央区湊一丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社(中川文隆宮司)で寒中水浴大会が開催され、神楽殿から鐵砲洲囃子が流れるなか、参加者約60名が白鉢巻・白褌(女性は白衣)姿になって氷柱で冷やされた直径10mの円形水槽に胸まで浸かって冷水を浴びた。今年で53回を数えるこの神事は、関東最長の歴史を誇る寒禊で、東京の春を呼ぶ新年の風物詩として知られている。

お囃子をバックに氷水の寒中水浴

お囃子をバックに氷水の寒中水浴

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撮影:星 宏幸

 今年満60歳の厄年を迎えた筆者ら3人は、中川宮司のご高配により、神事の寒中水浴に続いて赤褌による還暦記念水浴を行った。介添役の長谷川昇司・石川辰夫両氏始め約20人が一緒に水浴して還暦を祝ってくれた。

還暦記念水浴

還暦記念水浴

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撮影:小林豊一

 還暦の赤褌水浴初神楽  北舟 

かんれきの あかふんすいよく はつかぐら

還暦記念水浴を果たした3人(左から三木芳樹さん・筆者・平野五雄さん)

還暦記念水浴を果たした3人(左から三木芳樹さん・筆者・平野五雄さん)

 水槽を出ると足に感覚が無く、突っ張ってしまって思うように歩けなかったが、裸でいても皮膚がチクチクする程度で、辛さは和らいだ。入船湯で暖を取ったが、浴槽の湯は熱すぎでとても入れず、温めのシャワーを交代で使いながら身体を慣らして最後に湯に浸かった。冬になると野生の猿が温泉に浸かりに来るが、極楽とはこのことだと思った。

                      鐵砲洲寒中水浴'08  鐵砲洲稲荷神社公式サイト

■■■ 「蘇民祭ポスターがセクハラに当たる」としたJR東日本のミスジャッジ ■■■ 

長谷川昇司さん(左)が載った平成18年のポスター
 

★彡

 旧正月7日夜半から8日早暁にかけて行われる「黒石寺蘇民祭」は、裸の男と炎の奇祭として千年余りの歴史を誇る夜祭りで、東奥の奇祭ともいわれる。
 岡山の「西大寺会陽」と大阪の「四天王寺どやどや」と共に日本三大奇祭の一つに数えられる蘇民祭は、古代の祭りの姿を今に伝える貴重な裸祭りで、国より「記録保存すべき無形民俗文化財」の指定を受けている。

★☆彡

 今回、JR東日本がセクハラに当たるとして駅構内に掲示することを拒否したポスターは、髭づらの男性とそのバックに褌を締めた裸男が並んでいる写真で、これまでのポスターと変わる点は殆どない。平成18年(2006)には友人の長谷川昇司さんが大写しになったポスターが作られ、問題なく掲示されている。
 平成20年のポスターは、長谷川さんの代わりに髭づらの男性が大きく掲載されているが、彼の風貌は美男子でもなく紳士でもないが、普通の男性である。
 徹夜で祖民袋を争奪する勇壮な裸祭りに美男子ややさおとこは不似合いであるのは当然で、奥州市の選んだ男性は荒々しい争奪戦にふさわしい野性的な風貌をした男性であるというに過ぎない。
 その風貌がセクハラに当たるというJR東日本の判断に疑問を感じたマスコミ当局が報道価値を認め、テレビ報道がなされたのだろう。
長谷川昇司さん(左)が載った平成18年のポスター

拡大写真(990x1400)252KB

 
 私は、小さい頃から「人は外見で判断してはいけない」と教わったが、ポスターの男性の風貌(顔つき)がセクハラになり、美男や美女のポスターでないと駅構内に掲示できないというのであれば、差別発言に当たるのではないかと危惧される。金子みすゞの「みんなちがってみんないい」という詩のとおり、それぞれの個性を最大限に尊重される社会が望れる。
 褌着用による裸祭りは、Wa☆Daフォトギャラリーの「日本の裸祭り」シリーズをご覧いただければ分かるように全国に数多く存在し、世界に誇る日本独自の伝統文化である。土俵の上でまわしと呼ばれる褌を締めただけの裸形の男性が取り組む相撲は、その最たるもので、国技である大相撲がお茶の間で人気があるように、公序良俗に反する要素はまったく存在しない。長谷川さんによると、風貌がセクハラだとされた男性は、古くから蘇民祭に尽くしてこられた方で、長谷川さんのような余所者ではなく、きちんと精進潔斎をし、真摯に蘇民祭に取り組んでこられた立派な人だという。

☆★☆★彡

 JR東日本がこのような背景や伝統文化としての価値を認識せず、ただ単に外見だけで判断し、その人の写真がセクハラに値するとしたことが事実であるとすれば、非常に残念である。国鉄から私鉄になったJRとはいえ、公共の輸送機関であり、その判断には慎重な対応が求められよう。 2008.1.18
 

平成20年のポスター

平成20年のポスター

■■■ 「Wa☆Daフォトギャラリー」アクセス殺到でパンク状態! ■■■ 

 2008年1月8日の夕方、テレビで「奥州市作成の黒石寺蘇民祭のポスターが女性に対するセクハラに当たるとの理由でJR東日本が駅構内に掲示することを拒否した」旨の報道があり、とても驚いてしまった。その後、レンタルサーバー会社WADAXからメールが届き、

「日本三大奇祭・黒石寺蘇民祭」http://wadaphoto.jp/maturi/kisai_2.htm
「黒石寺蘇民祭」 http://wadaphoto.jp/maturi/somin1.htm

へのアクセスが集中し、サーバーがパンク状態になっているため、午前11時より帯域制限とアクセス制限をかけている旨の通報を受けた。その後、事態が改善せず、翌朝、起床後パソコンを起動してアクセスしたところ、FTP転送を含め完全にアクセスできない状態になっていた。
 9日、オフィスの昼休みにWa☆Daフォトギャラリーを覗いてみると、何とかアクセス出来る状態になっていたので、アクセスが集中している二つの作品のファイル名を変更し、アクセスできないように措置したあと、WADAXのユーザーサポートに電話して対応を報告したところ、直ちに平常に復することはできないので、徐々に制限を解除してゆくということだった。

2008.1.9 20:50のカウント状況/日本三大奇祭(黒石寺蘇民祭)

2008.1.9 15:30のカウント状況/日本三大奇祭(黒石寺蘇民祭)

2008.1.9 20:50のカウント状況/黒石寺蘇民祭

2008.1.9 15:30のカウント状況/黒石寺蘇民祭
 結果的に「日本三大奇祭・黒石寺蘇民祭」http://wadaphoto.jp/maturi/kisai_2.htm は、1月8日の一日だけで16,693件のアクセスがあった。普段は50〜200件/日くらいなので、1日に100日分のアクセスが集中したことになる。
 「黒石寺蘇民祭」 http://wadaphoto.jp/maturi/somin1.htm の方も2,322件のアクセスがあり、いつもの約10倍である。
 共用サーバーを利用している以上、当サイトにアクセスが集中すると他のユーザーサイトへのアクセスが出来なくなるためレンタル・サーバー会社の対応に従わざるを得ない状況にある。蘇民祭関連の作品は、沈静化したことを確認したあとに復活させることにするが、WADAXから復旧するとしてもファイル名を変更して旧名ではアクセスできないようにするようアドバイスを受けている。 2008.1.10

■■■ 「還暦記念の赤褌水浴」実施要領決定! ■■■

 平成19年(2007)1月14日(日)、東京都中央区湊一丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社で行われた第52回寒中水浴大会の模様を激写した 鐵砲洲寒中水浴'07 の編集後記で「・・・再三にわたり石川幹事長や三木さんから寒中水浴を誘われてきたが、撮影を理由に断ってきた。しかし、今年(2007)3月6日に還暦を迎えるので、人生の大きな区切りを記念する意味で、来年の寒中水浴大会には赤褌で参加することにした。・・・」と宣言していたが、このたびその実施要領が決まった。
 鐵砲洲稲荷神社の中川宮司と弥生会の石川幹事長はじめ、祭礼関係者各位のご高配を賜り、平成20年(2008)1月13日(日)午前11時から実施される第53回鐵砲洲稲荷神社寒中水浴大会の公式神事のあと、特別に私の還暦記念水浴を行う運びとなり、具体的な実施要領は、pdf資料の 還暦記念水浴について のとおりである。
                                                    参考:鐵砲洲稲荷神社公式サイト 

第52回鐵砲洲稲荷神社寒中水浴大会の模様 2007.1.14

第52回鐵砲洲稲荷神社寒中水浴大会の模様 2007.1.14

拡大写真(1600x1200)473KB 写真提供:弥生会 撮影:星宏幸 

飛び入り参加大歓迎

 公式の寒中水浴大会と還暦記念水浴ともに、地元氏子のみならず、部外者の飛び入り参加を歓迎しているので、読者におかれては、この機会に是非経験されてみたら如何だろうか。かくいう私も初めての水浴なので、氷柱の中の水浴に耐えられるか一抹の不安があるが、女性も含め、これまで挑戦された方で、脱落者は一人もいないので、きっと神々のご加護があるものと思われる。体験者に感想を聞くと、しびれが快感になり、気持ちよくなるという人もいれば、しびれが痛みに変わり、堪えるのが辛かったという人もいる。人それぞれなので、自分はどちらになるかを知る楽しみもある。(^^; ともあれ、寒垢離は、乾布摩擦と同様に、皮膚が鍛えられて身体の抵抗力や免疫力が増し、風邪にも強くなって無病息災の御利益があることは、疫学的にも医学的にも立証されている。
 これまであちこちの寒中禊や寒垢離を取材してきたが、鐵砲洲の水浴大会は、部外の参加者に最も配慮した祭礼だと思われる。社務所二階の日当たりの良い部屋が部外者の脱衣所兼控え室として開放されており、また、寒中水浴が終わった後は、直ちに銭湯に入浴して冷えた身体を温めることができる。そのあと、暖かいみそ汁に寿司折りの昼食が提供されるので、心身共に爽やかな気分で、初春を迎えることが出来る。 2007.12.20

■■■ 褌と下帯 ■■■ 

 平成19年(2007)12月8日(土)、岐阜市池ノ上町に鎮座する葛懸(かつらがけ)神社で「池ノ上みそぎ祭」が催行され、激写した。翌朝、宿泊したホテルのフロント女性が岐阜新聞と中日新聞の朝刊に「池ノ上みそぎ祭」が載っていることを教えてくれた。彼女は、タクシーの手配など私をサポートしてくれた人で、午後7時の禊に友人が参加するということで見に行ったという。
 ホテルで両紙を購入し、新幹線の中で記事を確かめた。両紙とも対岸からみそぎ場の様子を撮影したカラー写真を第一面に掲載し、大きく報道していた。地元の岐阜新聞は「師走の長良川、祈る男衆」という見出しで、「下帯姿の男衆が清流で身を清める「池ノ上みそぎ祭」が8日、岐阜市の長良川で行われた。・・・」と書かれていた。
 一方、中日新聞は「冬の冷水締まる心 - 長良川・みそぎ祭 -」という見出しで、「・・・ふんどし、鉢巻きだけを身に着けた小学生からお年寄りまでが集結、頭から水をかぶったり、肩まで水につかったりして、けがれを落とした。・・・」と書かれていた。
 読者は既にお気づきだと思われるが、中日新聞の記事の方が正確に書かれている。「池ノ上みそぎ祭」の祭り衣装は鉢巻と褌であり、神社入口の掲示板を見ればすぐに分かることである。下帯という言葉は、一切使われておらず、みんな褌と云い、裸男たちは全員越中褌を締めていた。地元新聞の記者は、何故か褌という由緒正しい言葉を使うことを躊躇し、褌=下帯と考えて「下帯」と書いたのではないだろうか。

寒さに耐える禊 / 池ノ上みそぎ祭  2007.12.8

寒さに耐える禊

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 私のセンスでは、越中褌は帯の部類には入らず、下帯と表現するには無理があると思う。「帯に短し襷に長し」という諺があるが、僅か3尺(90〜100cm)の布に紐を付けた越中褌は、三尺褌ともいわれ、襷の代わりにもならないほど短い。川越まつりの地元研究家によると、かつては木綿の手拭いを褌代わりに使うことがあったという。手拭いを縦に裂いて2本の紐とし、それぞれ手拭いの片端に結ぶと、即席の越中褌ができあがる。
 越中褌は手拭いのようなもので、下帯ではない。広辞苑の「下帯」の説明は、「ふんどし」とあるが、これは六尺褌を指していると思われる。江戸時代の武士や町人たちは、下着や労働着、祭衣装に六尺褌を用い、激しい運動をしない僧侶や神官などが越中褌を愛用したといわれ、爾来、越中褌は僧侶や神職の下着や禊の衣装として定着した。時代考証を十分に行った時代映画や浮世絵を見れば、褌とは六尺褌であることが分かるだろう。

神社に向かう裸の渦 / 池ノ上みそぎ祭  2007.12.8

OLYMPUS E-3 1/60秒 F2.8 内蔵フラッシュ(強制発光) ISO800 (手持・全自動・ライブビュー撮影)

神社に向かう裸の渦

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 今、静かな褌ブームで、internetでは老舗の褌屋など褌専門店が様々な色柄に加え、六尺、越中、もっこ、黒猫、まわしなど多種多様な褌を販売して繁盛している。褌販売店はあるが、下帯販売店は存在しない。「下帯」という言葉は、「褌」を上品に表現しようとしたものだろうが、曖昧な表現であるために使用されていないのではないだろうか。「褌」こそ、伝統と歴史ある正しい用語であり、現在、その復権が進んでいる。今年、NHKさえも「ふんどし」という言葉を使ったことを嬉しく思っている。

■■■ セピア色の日本男児〜褌編 ■■■ 

 internetを検索していて偶然見つけたサイトがこの「セピア色の日本男児〜褌編」。 http://fundoshidanji.at.infoseek.co.jp/
昭和初期に撮影された古い日本の褌姿の男たちの白黒写真が掲載されている。全て坊主頭なので従軍した兵隊の写真だと思われるが、海の水泳訓練の写真が圧倒的に多い。がっしりとした体格の人も見られるが、肥満児はおらず、食糧事情が厳しい状況にあることも読み取れる。

トップ頁の写真

トップ頁の写真

 殆どが六尺褌だが、越中褌に混じって黒猫褌と思われるものも散見される。相撲のまわし姿もある。白が殆どだが、六尺褌で黒っぽく写っているのは赤だろう。黒猫褌は黒。水褌は前袋式のはずだが、前垂れ式のものもある。掲示板があり、投稿者のコメントが閲覧できる。

海軍の水泳訓練

海軍の水泳訓練

 戦争に青春を捧げた父や祖父の生き生きとした映像が胸を打つ。解説がないので、生々しさが薄れ、悲惨さが和らげられているようで、解説がない方が良いのかもしれない。ラバウルと思われるアウトリガーを愉しむ褌姿があったが、無事に帰国した人はどれだけおられたのだろうかと、心が痛む。
 こうしてみると、写真は全てを無言のうちに語ってくれる素晴らしいメディアであることがよく分かる。文字情報は、いくら説明してもそれによって思い浮かぶ光景は乏しい。写真の素晴らしさと記録性を再認識した。 2007.1.18

■■■ NHK「ふんどし」解禁! ■■■ 

 元旦の初日の出とともに茨城県高萩市高浜海岸で行われたはだか神輿の報道で、NHK総合テレビのアナウンサーが「ふんどしを締めた男たちが神輿を担ぎ・・・」と説明して驚いたが、1月7日(日)に石川県金沢市金沢城公園で行われた「金沢市消防出初式」の報道でも、NHKは「ふんどし」という言葉を使った。

NHKの「ふんどし」報道

NHKの「ふんどし」報道

 民放は「ふんどし」を使う例が多いのだが、石川テレビは、今回は逆に「ふんどし」を避けて、「下帯」を使っている。

FNN石川テレビの「下帯」報道

FNN石川テレビの「下帯」報道

 NHKは、これまで「ふんどし」という言葉を意識的に避け、「しめこみ」「したおび」などと言っていたが、新年から「ふんどし」と正しく言うように改めたものと思われる。
纏で景気付ける褌一丁の鳶たち  

加賀鳶はだか放水 / Wa☆Daフォトギャラリー

纏で景気付ける褌一丁の鳶たち

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 昨今の「ふんどしブーム」は、褌屋をはじめ褌のネット販売店の活況ぶりを見れば良く分かる。九州屋では、子供用の越中褌まで取りそろえている。需要があるから品揃えが豊富なのだろう。これらの店では「六尺ふんどし」「越中ふんどし」「黒猫ふんどし」などと、正しい言葉を使用しており、「下帯」や「締め込み」などのあいまいな用語は見あたらない。
 NHKは「ふんどしブーム」という社会現象を知って、路線変更を余儀なくされたものと思われる。古来から使われている「ふんどし」という正しい日本語をNHKが正しく使うようになったことを歓迎し、民放各社にも見習って欲しいと思う。 2007.1.10

■■■ 「ふんどし談義」20万アクセス突破! ■■■ 

 平成19年(2007)1月6日、「ふんどし談義」の総アクセス件数が3年8ヵ月で20万件を超えた。現在、Wa☆Daフォトギャラリーには、約950頁、280余りの作品があるが、20万件を超えているのは、「日本三大奇祭」の22.8万件で、それに次ぐ記録である。ただ、「奇祭」は5年かかっているので、ペースとしては最速となる。
 ちなみに、第3位は「灘のけんか祭り」の15.3万件(5年3ヵ月)、第4位は「ベルサイユ宮殿」の15.1万件(5年5ヵ月)となっており、はだか祭りの人気が高い。
 「ふんどし談義」はフリー百科事典 wikipedia の「ふんどし」と「はだか祭り」に外部リンクされており、そのルートによるアクセスが多いものと思われる。褌(ふんどし)に興味を持った人が事典を引き、それだけでは満足しない人がやってくるものと考えられ、最近のふんどしブームを裏付けるもので、嬉しく思う。これからも、ふんどしに関する正しい解説と最新の話題を提供してゆきたい。 2007.1.6
■■■ 元旦の裸ふんどし神輿 ■■■
 2007年元旦の午前6時20分、茨城県高萩市高浜海岸では真っ赤な初日が太平洋から顔を出した。浜辺では1年の無病息災を願って高浜町の濱会神輿が100名ほどの担ぎ手によって練り上げられ、海を渡った。男たちはほとんどがカラフルな褌を締め、中にダボシャツ・股引姿の女性が混じる。
 この光景は、元旦のNHKテレビで紹介され、躍動する裸神輿と水平線から顔を出した初日の出を鮮やかに映し出していた。「ふんどしを締めた男たちが神輿を担ぎ・・・」というアナウンサーの説明があり、NHKも「ふんどし」を使うようになったのかと驚いた。近頃の褌ブームもあり、マスコミの世界でも「ふんどし」という用語が市民権を回復しているようで誠に喜ばしい。
 機会があれば取材してみたいとも思うが、男たちの中には腹巻きで臀部を隠しているものが散見されるし、男性のハンダコ姿や股引姿も混じっているので、品位の点で意欲がそがれるのが残念である。 2007.1.3
■■■      猫くろねこ

ふんどし

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「いどくい」と「きんつり」

 私は、小学一年生から高校三年生まで黒潮が岸辺を洗う土佐湾の中央に位置する須崎(すさき)という漁村で育った。
 小学時代は、夏休みになると、「いどくいおおぜ(黒猫褌下さい)」と駄菓子屋にぶら下がっているふんどしを買って、一日中、真っ黒になって新庄川(しんじょうがわ)の川の口と富士ヶ浜で泳いで遊んだ。黒猫をなぜ「いどくい」というのか分からないが、「おいど」(お尻)に食い込むから「いどくい」というのだと、勝手に理解している。
 我は海の子切手の水褌(すいこん 前袋式六尺褌)の子は上級生で、幼児や貧乏人は黒猫褌かフリチンだった。

黒猫褌の少年

「黒猫褌の少年」拡大写真(600x400)68KB

新潟街角今昔  撮影:渡邊馨一郎

当時市販の黒猫褌(資料)

当時市販の黒猫褌
 先日、広島・修道高校出身の先輩とふんどし談義になったとき、広島では黒猫褌のことを「きんつり」と呼ぶそうで、子供の頃はもっぱらお世話になったという。
「近畿ツーリスト」を略して「キンツリ」と呼ぶが、バス旅行で旅友となった女性が「キンツリ」を盛んに連発するので恥ずかしかったという。ご想像のとおり、玉ゝを吊るのでズバリ「きんつり」なのだそうである。広島旅行中は、「キンツリ」はタブーである。  (2007.1.3)
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若囃わかはや

太鼓 ■■■
若囃太鼓
若囃太鼓のホームページ
 茨城県下館(しもだて)市にある若囃太鼓会は、メンバーが子供たちで、褌一丁で太鼓を叩くことで人気がある。
 会長の笹光雄さんが主催する若囃太鼓は、海外公演も手がける本格的な太鼓演奏集団で、下館市で古くから行われていた下館祇園(しもだてぎおん)まつりがきっかけという。
 昭和49年(1974)、笹さんが地元の子どもたちと一緒に手作りの神輿を作り、祭りの時にきまって演奏される「下館祇園囃子」の練習を開始。
昭和55年(1980)に7人の男の子たちと若囃太鼓会を結成。
若囃太鼓のホームページ

若囃太鼓会会長の笹光雄さん

 伝統の囃子以外に創作曲もレパートリーに加え、太鼓の全国大会で優秀な成績を収めるほどに成長。現在は小中学生11人のメンバーと共に、国内はもちろん海外でも公演を行っている。

 
 2004年3月14日、会長の笹光雄さんから次のメールが届いた。

相互リンクをお願いします
 初めまして、私は茨城県下館市で子供達と太鼓をやっている下館若囃太鼓の笹光雄と言います。素晴らしいお祭りのHPを以前から拝見していました、特に裸まつりや、ふんどし談義など大変参考になりました。ぜひHPの相互リンクをお願いしたくメールいたしました。

 下館若囃太鼓は子供達が、ふんどしで太鼓を打つ全国でも数少ない(唯一かも)太鼓の会です。海外公演としてカーネギーホール公演を2回、また昨年は台湾のダンシングフェスティバルIN台湾に参加しました。伝統曲の継承普及を目的に創作太鼓にも力を入れ活動しています。・・・
 
 
 勿論、快くお受けし、それ以来、若囃太鼓のホームページとWa☆Daフォトギャラリーは、相互リンクで結ばれている。  

 
 褌姿で太鼓を叩く集団は、鼓童(こどう)や鬼太鼓座(おんでこざ)などがあるが、いずれも大人の集団で、児童のみの集団は若囃太鼓が老舗である。

★☆★彡

褌にこだわる理由

若囃太鼓,神童の衣装 より抜粋

 昭和40年代に中央公民館から委託を受け子供の遊びについて映像で記録した事が有ります。その時に戦前の回想場面で赤ふんを使いました。(黒ネコふんどしの方が良かったかも)

六尺褌の少年たちが太鼓演奏

六尺褌の少年たちが太鼓演奏

郷土芸能の継承

郷土芸能の継承
 その後若囃太鼓が結成されその子供達も入会しました。太鼓のコンクールに参加することになりましたが、なかなか入賞出来ず子供達がふんどしでやろうと言い出し、銀賞を獲得することが出来ました。

 その後は最後の曲をふんどしでやる様になり又鼓童の存在を知りさらに自信がつきました。最後の曲にふんどしで出るたびに拍手をもらう事に子供達は優越感を持ったのかもしれません。
 男の子が中学になると女の子を意識してふんどしをしない公演も何度かやりましたが、お客からクレームが来るのです。なぜふんどしでやらないのかと。下館若囃太鼓=子供達のふんどし、というイメージが定着してしまったようです。
 褌は単なる下着では無く、結婚出来る一人前の男になった証であり子孫繁栄の呪物だったようにも思われます。
 若者がお祭りで使った晒しの腹巻や褌を安産のお守りとしている所も多く有ったようです。祭りの褌は下着としての褌では無く、禊を済ませた証であり神に一番近い姿だと思います。

 若囃太鼓のふんどしは、純心な神童の正装であり、世界平和、無病息災、五穀豊穣、家運隆昌を願う神童が天鼓を打つ姿を象徴しています。

子供たちの晴れ舞台

子供たちの晴れ舞台

 子供たちの鉢巻・褌姿は、初々しく純真で、男らしく、良く太鼓とマッチしており、ファンが多いのも頷ける。日本の裸文化の誇りであり、日本人の心がある。これからも日本男児のアイデンティティ溢れる褌文化の継承・発展のために、益々のご活躍を心より祈念申し上げたい。 (写真は若囃太鼓のホームページから借用) 2006.12.31

■■■ 嗚呼!! 寒中水浴 ■■■

 平成18年(2006)12月下旬、鐵砲洲稲荷神社弥生会の石川辰夫幹事長からカレンダーとポスターと共に広報紙「いやおひ第25号」(新年号)が送られてきた。その中に、2006年1月9日(日)鐵砲洲稲荷神社で開かれた寒中水浴大会に参加された入船三丁目の安西良一さんの随筆が掲載されており、私の写真が2枚使われている。「嗚呼!! 寒中水浴」と題するこの作品は、寒中水浴を体験した人でないと書けない素晴らしい随筆なので、ここに紹介させて頂く。  続・寒中水浴大会
 なお、平成19年(2007)第52回寒中水浴大会は、1月14日(日)午前11時から鐵砲洲稲荷神社で実施される予定であるが、越中褌と白鉢巻があれば、健康な人ならどなたでも飛び入り参加自由なので、ふるって参加されたい。(社務所一階で受付け、二階で着替え。水浴後、湊湯まで歩いて入浴、社務所二階で昼食の後、解散。)
               鐵砲洲稲荷神社 住所: 〒104-0043 東京都中央区湊一丁目六番七号  電話: 03-3551-2647

★☆★彡

寒中水浴大会(鐵砲洲稲荷神社/東京都中央区湊一丁目)

             ↓安西良一さん

氷柱の中の禊

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 皆さんは究極の冷たさってわかりますか? 文字に書いてもよくわからないと思いますけれども、「寒冷」なんてもんじゃなく「極寒」でもない。寒いという感覚で震えるんじゃなくて、痛いという感覚で硬直する。それは多分皆さんにとっても未知の世界の出来事だと思うんですけれども、何とも言えない不思議な恍惚感に浸れて厳かな気分も味わえるという、何だか神輿を担いだ後の余韻にも似てるんですよねこれが。何がって? 寒中水浴がさ!

寒中水浴中の安西良一さん(女性の右隣)

寒中水浴中の安西良一さん(女性の右隣)

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 鐵砲洲稲荷神社恒例の寒中水浴大会が一月十四日の日曜日にやってくるんですよね(よしゃあいいのに)。私が初めて参加したのはまだ去年(平成18年)のことなんです。
 ひょんなことから I という人に誘われて(ほとんど脅しで!)参加した当日、初夜を迎える若妻のように小刻みに震える私にですよ、その I 幹(編者注:石川幹事長)・・・もとい! I さんが優しい目で言うのですよ。「大丈夫!!安西さん、初めは痛いけど、なれてくるとだんだん気持ちがよくなるから」って。ん? そしたら、隣で銀一東(編者注:銀座一丁目東)の男伊達Oさんがニコニコ笑ってうなづくんですよ、フンドシ一丁の姿で・・・。その目がやたら頼もしくて、つい「アニキ!」なんて呼びそうになった自分が別の世界へ行きそうで、「シンジラレナーイ!」

湊湯の脱衣所

湊湯の脱衣所

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 でもね、皆さんに伝えたいこと、それは水浴が終わってからのお風呂なんです。湊湯さんが用意してくださったお湯に、超冷え切った体で飛び込めば、その四十度近いお湯の中で体はどうなると思います? 普通、冷えた体でお湯に入ると、温かいお湯でも熱く感じるじゃないですか。それが違うんですよ。体が震えるんです!
 肌とお湯の間に冷たい幕が張られてヒヤーとして、あんな感覚はめったに味わえません。それと、私は学者じゃないので理屈はわかりませんがね、いわゆる「ギョク」が二個ともなくなるんですよ。二個ともですよ!上がっちゃってるんです。そして大事な「♂」もどこに行ったのって感じで(私の場合は元々かも・・・)、お風呂の中でですよ。

湊湯の湯舟の交歓

湊湯の湯舟の交歓

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 ところが、だんだん込み上げてくる愉悦のひととき、ポカポカと温まってくるとそりゃ気持ちのいいのなんのって、この達成感、充足感はやった人じゃなきゃわかりゃしめえって、ホントお勧めですよ皆さん。冗談や油断じゃできないけれど、導師(編者注:道彦)のご指導のもと万全の準備で臨めるし、粋がってやせ我慢するのが江戸っ子なら女性にも資格は十分ありますよ。あ!?去年の秋ごろ湯河原で伝統文化を守って大いに啓蒙?されてきたHさんはじめ諸先輩方、ぜひ!ぜひ!こっちの伝統行事も守ろうじゃありませんか!ね!!    入船三丁目 安西良一   (2006.12.31)
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