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平成20年(2008)6月12日(木)から19日(木)までクラブツーリズムが主催する「ドイツハイライト8日間」に参加しツアーディレクター(T.D. 添乗員)武内滝子さんの案内で、実質6日間、初夏の南ドイツの旅を満喫した。 |
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★☆★彡 |
ツアー初日は、午後1時頃日本航空JL407便のボーイング777-300機で成田空港を出発した。この機体は日本航空が2008年に導入した新鋭機で、エコノーミクラスの座席の間隔が若干広くなり、快適性が向上している。 |
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キャビン後部に掲示されたJL407便(BOING777-300機)のフライトプラン(ドイツ時刻 JST-7h)
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機体最後部の区画にキャビン・アテンダント(客室乗務員)が作成したフライトプランが張り出されており、飛行コースがよく分かった。この日は天候が良く、北海上空まで下界がよく見えた。成田を出発して5時間ほど経った頃1万メートル上空からシベリア草原にある大きな穴が見えた。露天掘りのミルニー炭田だった。 |
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シベリアの巨大な露天掘り「ミルニー炭田」/ロシア 2008.06.12.18:03JST
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成田を出発して7時間ほど飛行した頃、北海のオビ川河口付近の上空に到達、海上に漂う流氷がよく見えた。 |
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オビ川河口付近の北海/ロシア 2008.06.12.20:10JST
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ドイツ連邦共和国 Bundesrepublik Deutschland
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ドイツ連邦共和国、通称ドイツは、ヨーロッパ中部にあり、首都はベルリン。北はデンマーク、東はポーランド、チェコ、南はオーストリア、スイス、西はフランス、ルクセンブルク、ベルギー、オランダと国境を接し、北部は、北西側が北海、北東側はバルト海に面している。 |
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約357,000km²に8,200万人が暮らすドイツは、1990年のドイツ再統一によって、ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)を構成していた15県と東ベルリンの6州がドイツ連邦共和国に編入されて、現在の16州となった。アメリカ合衆国、日本に次いで世界第3位のGDPを誇る経済大国であり、世界の先進7ヵ国(G7)の一つ。フランスと並ぶ欧州連合 (EU) の中核国でもある。 |
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成田空港を出発してから約12時間のフライトの後、6月12日(木)午後6時頃(ドイツ・サマータイム JST-7h)、ドイツのフランクフルト空港に到着。出迎えのツアーバスで市内のホテルにチェックインして一泊した。 |
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フランクフルト空港に着陸するJL407便/BOING777-300機 撮影:2008.6.19
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ツアー2日目の朝、最初に訪れたところは、ライン下りの出発点リューデスハイム。ラインの真珠とも呼ばれるこの町の長さ140mほどのつぐみ横丁 Drosselgasse は、ワイン酒場や土産店が軒を連ねているが、予想外に狭い横丁だった。 |
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日中でも薄暗い「つぐみ横丁 Drosselgasse」
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ライン川の肥沃な大地に広がるラインガウは、ドイツに14あるワイン栽培地域の一つ。ヘッセン州の南西端でライン川の右岸、北に向かって流れていたライン川が左に直角に向きを変え、西に向かって流れる部分の北岸の丘陵地を指す。リューデスハイムは、エストリッヒ、ヴィンケルなどと共に、ラインガウの有名なワイン産地である。 |
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「ガウ」とは、フランク王国の時代に制定された小国のことであるが、現在残っているのはラインガウだけで、ドイツワインの生産地名として用いられている。 |
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ワインのメッカといわれるラインガウのワインは、ドイツワインの中で最も優れているワインだという。栽培されている葡萄(ぶどう)の8割近くが最高級品種とされるリースリングで、シュロス・ヨハニスベルガー(ヨハニスベルガー城)やシュロス・フォルラーツ(フォルラーツ城)など、ワイン好きの人なら一度は飲んでみたい銘柄が沢山ある。 |
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特に貴腐ワインは、フランスのソーテルヌとハンガリーのトカイと共に世界三大貴腐ワインの一つに数えられる。 |
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ライン下りの右(北)岸の起点リューデスハイムの船乗り場
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ニーダーヴァルト記念碑 Niederwald denkmal
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午前10時半頃出発したライン下りの定期遊覧船から最初に見えたのは、右(北)岸のリューデスハイムのぶどう畑に建つ国立ニーダーヴァルト記念碑。粘板岩山地のニーダーヴァルトの森に高さ約12mの銅像「ゲルマニア」が高さ約26mの土台の上にそびえている。 |
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1883年に建立されたこの記念碑は、1870-1871年の普仏戦争でプロイセン王国がフランスに勝利し、小国が林立していたドイツが初めて統一されたことを祝福する建国記念碑である。鉄血宰相といわれたオットー・フォン・ビスマルクの功績が大きい。1990年にベルリンの壁が崩壊して東西ドイツが統一されたが、これは「ドイツ再統一」と呼ばれ、「ドイツ統一」というときは1871年のことを指す。 |
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ライン川右(東)岸のぶどう畑の上に立つニーダーヴァルト記念碑(右岸)
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ビンゲンは、リューデスハイムの対岸にあり、リューデスハイムを出発した観光船は次にここに立ち寄るので、ここからライン下りをはじめる人も多い。この町の起源はローマ時代。ナーエ川口の近くにある郡庁所在地として人気が高い。 |
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ビンゲンに建つクロップ城は、ローマ時代の要塞ビンギウム Bingium の跡があり、郷土博物館となっている。 |
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ネズミ塔(モイゼトゥルム) Der Mäuseturm
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もともとは中洲の上に建てられたマウト Maut(関税)の塔で、現在は信号搭として使用されている。非常に強欲だったマインツ司教ハットー II 世(在位968-970)が罰としてここに投獄され、ネズミに喰われたという伝説が残っている。 |
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エーレンフェルス城は、15世紀の頃、マインツ大司教のライン川関所として関税を徴収するのに使用された城砦(じょうさい)の廃墟。戦時にマインツ大聖堂の宝物の避難所として利用されたという。 |
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ライン川は、例年6月から7月にかけてアルプスの雪融け水で増水し、流れが速い。ライン川右岸のアスマンハウゼンは、鉱泉で有名な観光地。赤ワインが名物で、ニーダーヴァルト記念碑までのハイキングコースがある。 |
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あるぷすを あつめてはやし らいんがわ |
The Rhine River is rapid, gathering the Alps. |
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 |
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我々が乗船した遊覧船は、KDラインKöln-Düsseldorfer Rheinschiffahrt の定期観光船アスバッハ号 MS Asbach (全長68m 最大旅客搭載人員600名 ローレライ号 MS Loreley と同型船)。船長が一人で操船しているので驚いた。 |
今年のライン下り観光船は、4月26日から10月5日まで運行され、上流のマインツから下流のコブレンツまでの90kmを下りは5時間半、上りは7時間半で結ぶ。 |
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日本の観光ツアーは、マインツの下流25kmに位置するリューデスハイムから30km下ったザンクト・ゴアースハウゼンまで1時間半かけて観光するコースが多い。この区間に多数の古城や有名なローレライがあるが、その先もコブレンツまで、古城をはじめ名所旧跡が多数散在しており、ライン下りの観光名所として賑わっている。 |
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 |
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ラインシュタイン城 Burg Rheinstein
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険しい山の中腹に建つラインシュタイン城は、かつて関所に使われたところで、1823年にフリードリヒ・フォン・プロイセン王子が購入し、現在の容姿に改築したもの。現在、一般公開されている。 |
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