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フロム港出港時から鴎(カモメ)がフェリーのまわりを飛び交っている。餌をやっている人がいて、それを狙ってやってくるのだが、餌付けは良くない行為である。internetで検索すると、ほとんどが鴎だとしているが、実は海猫(ウミネコ)で、黄色い足が決め手である。鴎はピンクの足なのでハッキリと判定できる。 |
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再び海に注ぐ一筋の滝があった。人跡未踏ともいえる秘境の地の、その奥の屏風のような岩盤に幾筋もの滝が流れ落ちている。滝のそばには鴎(海猫)が舞っており、とても絵になる光景を切り取ることができた。 |
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午後3時50分ころ、左手に美しいウンドレダールの村が見えてきた。人口130人、農家が多く、主に山羊を飼い、チーズを生産しているという。緑の木々に覆われてはいるが、険しいフィヨルドの崖を後背に、雪融け水で激流となった川が海に注いでいるのが印象的である。 |
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資料 |
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ウンドレダール・スターヴ教会 Undoredal Stave Church
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この村の中央に、とんがり帽子の赤い屋根に白壁の教会が見える。オモチャのような可愛らしい教会だが、フロム教会の黒壁の教会と共に絵葉書にも登場する有名な教会である。 |
この愛らしい教会は、1147年に建造された北欧で最も小さな木造教会である。当初は、ノルウェー独特のスターヴ式の建物だったが、1722年に抜本的に改築され、現在の姿になった。教会の内部には、中世当時の姿が描かれた絵画が残っているという。 |
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スターヴ式 Stavkirke 教会は、ノルウェーだけに見られる教会で、かつてこの地に住んでいたヴァイキングたちが、早くからキリスト教を受容し、このような独特の多層式教会を建てていたという。 |
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絵葉書にも登橋するウンドレダール・スターヴ教会(写真中央)
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世界自然遺産のナーロイフィヨルド Nærøyfjord
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フェリーはソグネフィヨルドの分岐点に達し、左に大きく変針して、ナーロイフィヨルドに入った。「地球の歩き方」では「ネーロイフィヨルド」と表記されているが、発音しやすいこちらの表記でゆく。 |
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狭いフィヨルドを意味する全長17kmのナーロイフィヨルドは、ソグネフィヨルドの支流で、幅が250mしかなく、その名の通り世界で最も狭いフィヨルドである。2005年ガイランゲルフィヨルドと共に世界自然遺産に登録された。 |
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サーグ滝は1962年に日本画の巨匠・東山魁夷(ひがしやま・かいい)が描いたナーロイフィヨルド最大の滝である。サーグとはノコギリという意味で、日本ではノコギリ滝と呼ばれているらしい。大量の融雪水が1000mを超える山頂から鋸(ノコギリ)の歯のようにジグザグになって一気に下ってくる迫力は神々しく、筆舌に尽くしがたい。付近の最大水深は230mという。 |
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世界最狭のナーロイフィヨルドを楽しむ観光客たち(船尾方向)
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ナーロイフィヨルドは、世界自然遺産に登録されただけのことはあり、短い夏の一時期に観光客が訪れるだけの、まさに秘境といえるフィヨルドで、この奥にグドヴァンゲンという村があるとは思えない神秘的な佇まいである。 |
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ナーロイフィヨルド最奥のグドヴァンゲンに向かう(船首方向)
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