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スタルハイム渓谷 Stalheim |
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グドヴァンゲンを出発したツアーバスは、ナーロイフィヨルドの奥地に続くスタルハイム渓谷に入り、やがてその最奥部の急斜面に取り付けられたつづら折りの登山道路を登りはじめた。 |
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氷河が削ったスタルハイム渓谷のつづら折りの道を上る
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スタルハイム渓谷は氷河が大地を削り取って生まれた氷河谷で、ノルウェー屈指の壮大な景観で名高い。ヘアピンカーブを登坂(とはん)中、車窓から豊富な水量を誇るスタルハイム滝が見えた。その右上に今宵の宿・スタルハイム・ホテルがある。 |
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スタルハイム滝
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スタルハイム・ホテル Stalheim Hotel |
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スタルハイム・ホテルは、美しい渓谷を見下ろすスタルハイム村にあり、海抜370mの崖の上に一軒だけ建つ山頂ホテルである。レトロな風情が漂う風格ある建物で、ロビーはアンティーク調。下界と隔絶された場所にあるため、夏季のみの営業という。 |
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観光客は、スタルハイム・ホテルにバスで乗り付け、15分の休憩時間の間に雄大なスタルハイム渓谷を眺め、記念写真を撮る。収容人数が限られているため、ここに宿泊できるツアーは少ない。 |
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チェックインして谷側に割り当てられた部屋に入ると、その窓からは氷河が削り取ったスタルハイム渓谷が見下ろせ、その素晴らしさに声を失う。ここに一泊できることがこのツアー最大の魅力で、クラブツーリズム人気ナンバーワンとなっているのも頷ける。 |
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スタルハイム・ホテルのバックヤード(裏庭)は、広いテラスとなっており、その縁辺から壮大なスタルハイム渓谷を眺めることが出来る。 |
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テラスの一角に手摺のついた展望台がある。断崖絶壁なので足がすくむ人がいるかも知れない。足下にはスタルハイム滝が見え、流れ落ちた融雪水は、スタルハイム渓谷を通り、ナーロイフィヨルドに注ぐ。 |
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スタルハイムは「馬車の宿」という意味があり、もともとこの峠には王立伝令便の早馬のための宿があった。このホテルは1885年から4回建て替えられており、現在の建物は1960年に建てたもの。戦前、高松宮殿下が滞在されたことがあるという。 |
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白夜に近いスタルハイムで、バイキング料理の夕食を取った。北欧ではバイキング料理という言葉はなく、好きなものを取って食べるビュッフェ・スタイルの食事は「スモーガスボード
smorgasbord 」(スウェーデン語)という。 |
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昭和32年(1957)、帝国ホテルの支配人であった犬丸徹三さんがデンマークに渡航し、現地の食事スタイル(スモーガスボード)に感銘を受けたのがきっかけで、翌年、帝国ホテル内に「インペリアル・バイキング」というレストランを開いた。 |
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このレストランの方式にのっとって「バイキング料理」という言葉が生まれ、今では日本中のレストランやホテルでこの形式が多用されている。 |
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夕食後、ホテルの売店を覗いてみた。絵葉書の棚には、フロム教会とウンドレダール・スターヴ教会の絵葉書があったが、両方とも売り切れていた。 |
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北欧の土産店では、どこでもトロル(トロール)の人形や絵本などが売られている。スカンジナヴィアの神話伝説を集大成した古詩「エッダ」には、「トロルは、神々の意志によって人間の知識を与えられ人の姿をとるようになったが、大地の中と石の中に住んだ」と記述されている。 |
スカンジナビアの国々では、精霊たちを天上のもの(エルフ)と地上のもの(ドワーフ)とに分け、後者の中でもとくに人間に危害を加えるものをトロルと呼んでいた。 |
ノルウェーの民話では、トロルは魔物とされ、子どもをさらって食べたり、王女を誘拐して岩山に閉じこめたりして、人々を悲しませる。反面、どこか間抜けなところもあって、憎みきれない性質がある。親切で人づきあいのよい種族として登場する民話もあり、サンタクロースのように子供たちに夢とロマンを与えている。 |
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北欧の旅 ... 続く to be continued |
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撮 影
2007年6月11日
OLYMPUS
E-410 E-330
11-22mm
14-54mm 55-200mm
1000万画素 430枚 860MB
800万画素 1080枚 1685MB
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北欧ツアー3日目も晴天に恵まれ、ノルウェーの素晴らしい大自然をたっぷりと切り取ることができた。 |
この日、バス・電車・船・バスを乗り継ぎ、ノルウェーの山地を横断する強行軍だったが、編集を終えた今、改めてフィヨルド探訪の旅の素晴らしさを噛みしめている。 |
一日のうちに夏〜冬〜夏と、これほどめまぐるしく季節が移り変わる旅は初めてだったが、冬の厳しさを垣間見ると、彼らが何故あれほど日光浴に執着するかが理解できた。 |
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特集!旅紀行第25集(実質第60集) 「夏のフィヨルド探訪」 |
制作・撮影 : 和田義男 |
平成19年(2007)7月22日 作品:第21作 画像:(大88+小10) 頁数:7 ファイル数:236 ファイル容量:113MB
平成12年(2000)〜平成19年(2007) 作品数:253 頁数:856 ファイル数:28,250 ファイル容量:3,965MB |
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