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夜、宿泊したヘリテージ・ホテルで夕食を取りながらマオリ・ショーを楽しんだ。喜びや悲しみなど心の折節を歌ったワイアタ
waiata と呼ばれるマオリの歌は、人々にとって大切なよりどころとなっており、恋歌や子守歌など、バラエティに富んでおり、名曲も多い。 |
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ハカと呼ばれるマオリ・ダンスは、本来はマオリの戦士が戦いの前に踊るものだった。ウォー・クライ War Cry (鬨の声)としてラグビーのナショナルチーム「オール・ブラックス」が試合前に行う「カマテ」と呼ばれるハカは、ラグビー・ファンなら誰でも知っている有名なパフォーマンスである。 |
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はるのよい かちどきあがる はかおどり |
Spring evening, War cry bursting in the Haka dance. |
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オール・ブラックスは、今年、我々が日本を出発する直前のワールド・カップ準々決勝でフランスに破れ、ベスト・フォー進出を逃した。ニュージーランドのラグビーはとても盛んで、ハイレベル。去年まで4年連続ベスト・フォーに入っており、まさかの番狂わせに、キウィたち地元民は大ショックだったという。 |
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資料 |
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ウォー・クライ(鬨の声)としてのハカは、腹の底から力強い声を出し、自分の魂を映し出すために目を大きく見開き、舌を突き出して相手を威嚇する。その迫力には圧倒される。 |
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女性が紐の先に付けた白い玉・ポイ
Poi
を器用に振り回しながら踊るポイダンスは、古くから伝わるマオリ独特の舞踊で、マオリ・ショーでは必ず紹介される。キリ・テ・カナワは、アラ・カ・ティティロという曲で紹介している。 |
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このマオリ・ショーは、ギターの伴奏にあわせて歌う素朴なものである。伴奏無しの、いわゆるアカペラも多い。 |
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キリ・テ・カナワはマオリの歌・ワイアタに西洋音楽の伴奏を導入し、全世界に紹介した。賛否両論あるが、原始のワイアタも素晴らしいが、それ以上に彼女のアルバムは美しく心に響くもので、筆者も魅了された一人である。 |
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歌にあわせて白いバトンのような棒を投げ合う棒投げ遊びは、古くから行われていたという。キリ・テ・カナワは、エ・パパという曲でこの遊びを紹介している。強烈なリズムの歌にあわせて木の棒を互いに叩いたり投げたりする。そのやり方は次第に複雑になり、速度をあげてゆく。 |
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マオリの歌・ワイアタには、恋歌も多い。キリ・テ・カナワの曲では「タヒ・ネイ・タロ・キノ」「フリ・フリ」「ポカレ・カレ・カレ・アナ」などがある。 |
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「タヒ・ネイ・タロ・キノ」では「私はうちひしがれて貴方を見る。貴方は笑って顔をそむける。でも、貴方が私を愛していることを知っている。どうか、私のもとに来て、愛する人、私のもとに」と歌う。 |
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「フリ・フリ」では、「貴方は背を向けて行ってしまう。でも私には分かる。貴方はそのふりをしているだけ。私は知っている。貴方が私を愛していることを。だって、たちまち私を腕に抱いてくれるもの」。 |
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「ポカレ・カレ・カレ・アナ」では、「キラキラ光れ、ワイアプの流れよ!私のもとに来て、愛する人よ。私の愛は真実のもの。私は貴方に愛の言葉と贈り物を送る。でも貴方の親がそれを見たら面倒が起こるだろう。ああ、愛する人、私を裏切らないで!」。いずれも女性が男性の愛を求める熱烈な恋歌である。 |
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ショーが終わったあと、出演者たちはテーブル席まで降りてきて、記念撮影に応じてくれた。とりわけマオリ戦士役のアクターは人気があり、写真の少女はすっかりマオリになりきっていた。ちなみに顔の入れ墨は現在は書いたものだということが分かる。腕の入れ墨は本物のようである。 |
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記念撮影のあと、ハンギ hangi と呼ばれる郷土料理に舌鼓を打ち、感動のディナー・ショーは無事に終了した。 |
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部屋に帰る途中にプールのような温泉があった。ここでは日本のように全裸にはならず水着着用で入浴する。レンタル水着もあるという。 |
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