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10月18日(木)朝4時起床、5時朝食、6時空港到着。07:10発の国内便でクライストチャーチからロトルアに向かった。ホテルもちゃんとバイキングの朝食を用意してくれていたので、この強行日程はポピュラーなものらしい。 |
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10月18日の観光ルート(クライストチャーチ/南島 〜 ロトルア/北島)
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午前8時25分から8時30分頃にかけて、機体の左側の窓にトンガリロ国立公園の雄大な山容が現れた。機中でも常にカメラを用意しているので、直ぐに激写。幸運にも素晴らしい山岳写真を撮影することができた。お陰で、ミルフォード・サウンドの借りを取り返した気分になった。 |
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火山湖を持つトンガリロ山(1967m) NZ5030便の機窓より 08:25
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はるひてる さんちょういまだ ゆめのなか |
Spring sun shining, The mountain tops still in the sleeping dream. |
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トンガリロ国立公園 Tongariro National Park
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ニュージーランドの北島にあるトンガリロ国立公園は、1894年に指定されたニュージーランド初の国立公園。ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている観光名所で、最高峰マウント・ルアペフ(2,797m)や富士山に似た稜線を持つマウント・ナウルホエ(2,291m)などの活火山や死火山があり、795km2の広さがある。マウント・トンガリロ(1,967m)にはエメラルド色に輝く火山湖があるが、機窓からハッキリと見ることができた。 |
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富士山によく似たマウント・ナウルホエ(2,291m)
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午前8時34分頃、雲海に映し出された円形の虹の中に機体の影が現れた。いわゆるブロッケン現象である。 |
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円形の虹の中に現れた機体の影 / ブロッケン現象 08:34
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高山の日出没時に、前面に雲や霧がたちこめているとき、陽光を背に立つと、自分の影が雲や霧に投影され、影のまわりに色のついた光の環が浮び出ることがある。この様な光学的現象は、ドイツ中部、ハルツ山脈のブロッケン山で多く見られ、古くからブロッケン現象とかブロッケンの妖怪と呼ばれてきた。航空機から見下ろす雲や、平地でも川霧等に現われることがある。 |
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ブロッケン現象は、雲や霧に投射された影と、周りにできる虹色の輪(ブロッケンの虹)の2現象をまとめて指した言葉。 日本では、阿弥陀如来(あみだにょらい)が光背(こうはい)を背負って来迎(らいごう)する姿になぞらえて、御来迎(ごらいごう)ともいわれ、南光優さんが槍ヶ岳で撮影されている。詳しくは
山岳の魅力 を参照されたい。 |
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山岳の魅力 撮影:南光 優 |
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しばらくして、ロトルア湖の湖畔に広がるロトルアの町が見えてきた。ロトルアは、北島中央部にある代表的な観光地で、6万5千人ほどが暮らしている。マオリ語で第二の湖という意味の名前のとおり、美しいロトルア湖は国内でタウポ湖に次ぐ大きさがある。 |
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世界的にも珍しい大地熱地帯にあるため、ロトルア湖などの火山湖をはじめ、温泉や間欠泉など特異な景観が見所となっている。町には白い湯煙が立ち、独特の硫黄のにおいが漂っている。 |
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ロトルア空港に着陸した双発機 ATR72-500 / NZ5030便
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古くから先住民のマオリの人口が多く、勢力が大きかったアラワ族の中心地であったことから、その伝統文化が今に継承されており、自然景観だけでなく、マオリ文化に触れることができることも大きな魅力となっている。 |
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宇宙人のようなマオリの木彫り人形 / ロトルア空港
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レッドウッド森林公園 Redwood Memorial Grove
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午前9時10分、新しいツアーバスに乗り込んだ一行は、ロトルア空港を出発、最初にセコイア記念林であるレッドウッド森林公園に行って、森林浴を楽しんだ。この森林は自生のものではなく、失われた原生林を復活させるため、アメリカのセコイアを移植したもの。植林は成功し、ニュージーランドの気候風土に馴染み、大きく成長し、今では市民の憩いの場となっている。 |
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せこいあの しんりんよくや はるのかぜ |
Sequoia forest bathing, Spring wind breezing. |
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セコイアは、スギ科セコイア属に属する唯一の植物で、世界一の樹高を誇るという。カリフォルニア州レッドウッド国立公園のセコイアは、樹高世界1位から3位までを独占する。平均的な大きさは樹高80m、胸高直径5m、樹齢は400年から1300年ほどで、2200年のものが現在知られる最高齢である。厚さ30cmに及ぶ樹皮や心材の色からレッドウッド、日本ではアカスギとも呼ばれる。 |
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シルバー・ファーン Silver Fern Tree
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ニュージーランドには多くのシダ植物が自生しているが、中でもシルバー・ファーンと呼ばれるギンシダが有名で「ツリー」と呼ばれるとおり、大木に成長する。銀白色の葉は神秘的で、マオリ人の信仰の対象とされた。 |
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現在では、ニュージーランドの象徴として、シルバー・ファーンの葉をデザインしたロゴ・マークがオール・ブラックスのユニフォームや、アメリカズ・カップに出場するニュージーランド代表 Team New Zealand のヨットの帆にあしらわれている。 |
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シルバー・ファーンの新芽は、マオリ語でコルと呼ばれる。ニュージーランド航空は、コルをモチーフにした渦巻き形のマークをロゴに使用している。 |
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マオリの間では、このコルを形どったお守りを人生の門出や出発のときに身に着けると、幸せになると信じられてきたという。 |
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