シベリアハヤブサ /
静岡県袋井市 2012.03.18 10:24 |
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2012.03.20 / 藤沢市立石 |
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2010年11月19日、横浜市戸塚区舞岡公園で、ジョウビタキのアルビノ(白子)を撮影しましたが、今回、初めて腹が美しい橙色をした雄を撮影できました。この時期になると人慣れしてくるのでしょうか、近くに寄って来るので、うまく撮影できました。 |
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スズメ目 ツグミ科 全長
14cm。雄は顔が黒く、頭が白く、腹は橙色。上面も黒く、次列風切の基部に白斑がある。尾羽は黒く、外側尾羽が橙色。嘴と足は黒い。雌は
全体が茶褐色だが、下腹と尾が橙色。
鳴き声はヒッヒッ、カッカッなど。低い枝や杭の上に止まり、地上の昆虫などを見つけると降下して捕まえる。マサキ、ムラサキシキブ、ツルウメモドキの果実も食べる。モンゴル、中国西部からウスリー、サハリンなどで繁殖する。冬季はインド北部から中国南部、日本などに渡って過ごす。日本には冬鳥として全国に渡来する。積雪地では少ない。1983年6月、北海道大雪山の麓で5羽の雛が巣立ちに成功し、日本で初めての繁殖記録となった。越冬季には農耕地周辺、河原、明るい林など開けた環境に生息する。市街地でも普通に見られる。 |
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ジョウビタキ雄 / 藤沢市立石 2012.03.20 10:11 |
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2012.03.05 /
東京都小金井市浅間山公園 (初出) |
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例年は5月の連休時期に関東地方を通過して北上しますが、今年は何故か2月中旬に大阪地方に大挙して渡ってきたそうで、その一部が多磨霊園近くに来たようです。余りにも早かったので、寒さのせいで暫く留まったようです。 |
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マミチャジナイ(Turdus obscurus):動物界脊索動物門鳥綱スズメ目ツグミ科ツグミ属に分類される鳥。インド、インドネシア、タイ、中華人民共和国(台湾、香港含む)、日本、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス、ロシア東部に分布。夏季に中華人民共和国北東部やロシア東部で繁殖し、冬季になると東南アジアへ南下し越冬する。日本では主に渡りの途中に飛来する(旅鳥)が、少数が冬季に西日本や南西諸島で越冬(冬鳥)する。
全長21.5cm。背面や翼は褐色、胸部から体側面にかけてはオレンジ色、腹部は白い羽毛で覆われる。眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は白い。オスの頭部は灰褐色の羽毛で覆われ、メスは頭部に灰色味が少なく、喉は白く暗色の縦縞が入る。
森林に生息する。食性は雑食で、昆虫類や多足類、陸棲の貝類、果実(イチイ、クサギ、ナナカマド、ハゼノキ、ミズキ等)等を食べる。 |
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マミチャジナイ /
東京都小金井市浅間山公園 2012.03.05 11:16
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2012.04.07 /
千葉県市川市こざと北公園 (初出) |
▼ 厳しい冬でしたが、大嵐の南風にのって北帰行を始めたようです。九州や四国で越冬するようですが、例年3月末から4月初めに関東を通過していき、沿海州方面で繁殖するそうです。マガモよりは一回り小さめでした。シマアジとは超高級魚として有名ですが、鴨類も昔の呼び名ではアジだったそうです。 |
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シマアジ(縞味、Anas
querquedula):動物界脊索動物門鳥綱カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類。ユーラシア大陸北部から中部で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸、東南アジア、インド、パプアニューギニアなどへ南下し越冬する。日本では渡りの途中に飛来し(旅鳥)、北海道で少数が繁殖し八重山列島で少数が越冬する。
全長37-41cm。翼長オス18.7-19.8cm、メス17.5-19.4cm。翼開張58-69cm。体重0.3-0.6kg。眼上部には眉状に白い筋模様(眉斑)が入る。次列風切の光沢(翼鏡)は緑色。嘴はやや長く、黒い。卵は長径4.6cm、短径3.3cmで、殻は淡褐色や淡黄褐色。
オスは雨覆が青灰色。繁殖期のオスは頭部の羽衣が赤紫がかった褐色で、眉斑が太くより明瞭。和名シマはオスの眉斑に由来する。肩羽は笹状に伸長し白黒。非繁殖期のオス(エクリプス)やメスは全身の羽衣が褐色で、黒褐色の斑紋が入る。また嘴から眼を通り側頭部にかけて黒褐色の筋模様(過眼線)が入る。メスは雨覆が灰褐色や淡青灰色。
河川、湖沼、湿原などに生息する。食性は雑食で、種子、水生植物、昆虫などを食べる。主にペアや小規模な群れで水面に頭をつけて泳ぎながら採食を行う。
繁殖形態は卵生。5-7月に草原などに枯れ草を組み合わせた直径20cm以下の巣を作り、8-11個の卵を産む。メスが抱卵し、抱卵期間は21-23日。雛は孵化してから35-40日で飛翔できるようになり独立する。生後1年で性成熟する。。 |
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シマアジ / 千葉県市川市こざと北公園 2012.04.07 14:48 |
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2012.04.21 / 東京都江戸川区葛西臨海公園
(初出) |
▼ 綺麗な夏羽姿に出逢いました。北アメリカ西部とユーラシア大陸東部の北極圏で繁殖するそうで、我が国には極少数 がやって来るそうです。全長24cmから30cmとやや小型です。 |
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オオハシシギ(大嘴鴫、学名:Limnodromus
scolopaceus )
は、チドリ目シギ科に分類される鳥類の一種である。名前の由来は、クチバシが大きく長いことから。
シベリア北東部とアラスカの一部で繁殖し、冬季はカリフォルニア州からメキシコにかけての地域に渡り越冬する。日本では旅鳥または冬鳥として渡来するが、渡来数は少ない。
全長約29cm。嘴は黒色で、他のシギ類と比べて太くまっすぐ伸びている。成鳥夏羽は、顔から腹は赤褐色で胸から脇腹にかけて黒い縦斑がある。飛翔中に次列風切の先に白線が出る。成鳥冬羽は、頭上や体の上面は灰褐色で、眉斑は白い。体の下面は白っぽい。雌雄同色。
海沿いの水田や湿地のほか、干潟でも見られる。非繁殖期は小群を形成するが、日本では1-2羽でいることが多い。繁殖期には縄張りを形成する。食性は主に動物食で、嘴を地中に深く差し込んで昆虫類や巻貝などの貝類を採食する。植物の種子を食べることもある。採食は普通は朝夕に行う。繁殖形態は卵生。湿地の地上に営巣し、3-4卵を産む。 |
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オオハシシギ / 東京都江戸川区葛西臨海公園 2012.04.21
15:56
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2012.04.22 /
茨城県土浦市常名 (初出) |
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主に北アメリカに棲息する鶴であり、我が国には稀にナベツルなどの群れに交じる程度です。成鳥雄の額はハート型に赤くなるといわれており、この個体は僅かに赤味が感じられるところから、雄の若鳥ではないかと考えられます。昨年末から、この地に居着いていたようです。 |
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カナダヅル(加奈陀鶴、学名:Grus canadensis):ツル目ツル科に分類される鳥類の一種。北アメリカとシベリア北東部極地で繁殖し、冬季はアメリカ南西部に渡る。中国、大韓民国などのアジア東部では迷鳥として記録されることがあり、また西ヨーロッパでは極めて珍しい迷鳥である。
日本では、稀な冬鳥としてほぼ毎年1-2羽が記録されている。記録は北海道から九州まで各地であるが、多くはタンチョウやナベヅルの群れに混じっているところを記録されたものである。
成鳥は灰色である。翼には褐色みを帯びた羽が混ざっている。前頭部は赤く、頬が白く、暗色の長く尖った口ばしをもつ。足は暗色で長く、飛行の際には後に長く延びた足と、まっすぐ保った長い首が特徴的である。幼鳥は、上半身は赤みを帯びた茶色、下半身は灰色である。前頭部は赤くない。
繁殖地ではツンドラや草原地帯の沼や湿地に生息し、つがいで広い縄張りを持っている。枯れ草を積み上げて巣を作り、2卵を産む。抱卵は雌雄ともに行い、抱卵日数は約30日である。越冬地では、通常群れで生活する。
カナダヅルは、現生鳥類の中で最も古い化石を有しており、900万年前の化石に現在のカナダヅルと全く同じ鳥が記録されているという。 |
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カナダヅル /
茨城県土浦市常名 2012.04.22 09:42
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2012.04.27 /
札幌市円山公園 |
▼ 高山植物が北に行くほど平野部にも生息するように、寒冷地仕様の鳥たちも人家の近くで繁殖するようですが、まさか札幌市内、しかも円山公園で繁殖するとは驚きでした。天敵の烏から雛を守るため、人の居るところに雛を連れて来るのだそうです。 |
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オシドリ(鴛鴦:学名Aix galericulata)はカモ目・カモ科・カモ亜科に分類される鳥類の一種。オスの成鳥が鮮やかな羽色を持つことで知られている。漢字を音読みして「えんおう」と呼ぶこともある。「鴛」はオス、「鴦」はメスのオシドリを指す。
体長は45cmほどで、カラスとハトの中間の大きさ。繁殖期のオスはくちばしのピンク、目の上から冠羽にかけての白、首にある長い茶色の羽、暗青色の胸、橙色の翼、翼の風切羽が変形した「銀杏羽」など非常に特徴的な羽色をしている。メスは全体的に灰褐色で、目のまわりに白いアイリングがあり、目の後ろに白い線が続く。オスは非繁殖期にメスとよく似た羽色(エクリプス)になるが、くちばしのピンクが残るので区別できる。オス・メスとも腹は白く、脚は黄色をしている。
非繁殖期は群れで生活し、山地の渓流、湖、池、ダムなどで見られる。水草や植物の種子、穀物などを食べるが、特にドングリを好んで食べるのが他のカモ類と異なる特徴である。繁殖期は5〜6月頃で、水辺近くの森林で繁殖する。地面に巣を造る他の多くのカモ類と異なり、樹洞で営巣する。
オシドリは仲のよい夫婦の象徴として扱われ「おしどり夫婦」という言葉もあるほどだが、子育ては他のカモ類と同じくメスが行い、繁殖期ごとに別の相手と結ばれる。繁殖期以外ではオスとメスは別行動である。一年ごとにオスはパートナーを替えるので、喩えに使われるほど仲がいいというわけではない。 |
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オシドリ
/ 札幌市円山公園 2012.04.27
07:29 |
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254 ハシブトガラ |
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2012.04.28 /
札幌市豊平公園 (初出) |
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豊平公園は農林試験場の後地だそうで、針葉樹を中心にいろんな植生があります。下草にカタクリも植えつけてあり、花を撮影に行きましたら、おりしも繁殖期で、ハシブトガラが、コゲラの開けた巣穴の後に営巣を始めておりました。 |
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ハシブトガラ(嘴太雀、学名:Parus palustris):スズメ目シジュウカラ科に分類される鳥類の一種。ヨーロッパ、アジア東部にかけて分布する。日本では北海道に留鳥として生息する。
全長約12cm。コガラに似るが頭部の黒色が濃く、嘴がやや太い。雌雄同色。平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生息する。非繁殖期は小群で行動し、他のカラ類とも混群を作る。主に昆虫やクモを捕食するが、冬季には木の実や種子なども食べる。
繁殖は年に2回で、4-7月にかけて繁殖する。樹洞やキツツキの古巣、巣箱にコケや獣毛などを用いた皿形の巣を作り、5-8卵を産む。抱卵日数は13-17日で、メスのみが抱卵する。雛への給餌は雌雄で行い、雛は孵化してから16-21日で巣立つが、巣立ち後一週間程度は親からの給餌を受ける。人に対して比較的警戒心が薄く、手の平に餌を載せておくと食べに来る個体もいる。 |
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ハシブトガラ / 札幌市豊平公園 2012.04.28 08:08 |
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255 クマゲラ |
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2012.04.28 /
江別市野幌森林公園 |
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クマゲラが生息するためには、300〜600ヘクタール必要なそうですから、野幌森林公園といえども、一つのカップルしか生息できないといえるようです。
この森林公園は、約6割が自然林と云われておりますが、営巣するための大きな木は少なくなり、仕方なく以前に使った巣穴をリフォームして営巣することもあるようです。営巣木エゾ松の近くに止まった雄です。 |
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クマゲラ(熊啄木鳥、Dryocopus martius):動物界脊索動物門鳥綱キツツキ目キツツキ科クマゲラ属に分類される鳥類。ヨーロッパ、イラン北部、中華人民共和国北東部および南西部、トルコの一部、日本(北海道、東北地方北部)、モンゴル北部、ロシアに分布する。
全長45-57cm。体重0.2-0.4kg。日本に分布するキツツキ科の構成種では最大種で、和名のクマ(「特大の」の意)の由来になっている。後頭の羽毛は伸長(冠羽)する。全身は黒い羽毛で被われ、英名(black
woodpecker = 黒いキツツキ)の由来になっている。
マツからなる原生林、混交林、ブナ林などに生息する。食性は動物食傾向の強い雑食で、主にアリを食べる(1日あたり最高1,000匹)が、その他の昆虫(キクイムシ類の幼虫で1日あたり最高900匹)、果実も食べる。主に枯れ木や切り株の内部にいる獲物を捕食する。冬季には生木内にいる獲物を食べたり、雪中の切り株まで雪を掻き分けて中にいるアリを捕食した例もある。 |
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クマゲラ雄 /
江別市野幌森林公園 2012.04.28 15:23 |
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前日雄を観たので、あるいは営巣するのかと見に行きましたら、雌が来て穴掘りをしておりました。雌雄の判別は一般的には頭の赤い毛の多小ですが、今回、眼の色が違うことに気が付きました。6月21日に一羽の雛が巣立ったそうです。雄の眼はシロ、雌の眼は黄金色でした。 |
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クマゲラ雌 /
江別市野幌森林公園 2012.04.29 11:13 |
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2012.04.29 /
江別市野幌森林公園 (初出) |
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野幌森林公園は、市民の散歩コースとして市民に親しまれており、歩道が縦横に設営されております。ある交差点のベンチで休憩していたら、ヒガラが巣材を集めており、仕舞いには私の三脚にも止まる次第で、大分餌を貰っているようでした。 |
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ヒガラ(日雀、Parus ater):動物界脊索動物門鳥綱スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属に分類される鳥類。ユーラシア大陸、アルジェリア、イギリス、チュニジア、日本、モロッコに分布。日本では亜種ヒガラが北海道、本州、四国、九州に周年生息する(留鳥)。
全長10-13cm。上面は青味がかった灰色や黒褐色、下面は淡褐色の羽毛で覆われる。頭頂は黒い羽毛で被われ、羽毛が伸長する(冠羽)個体もいる。頬から後頸にかけて白い斑紋が入るが、喉から胸部にかけて黒い斑紋に分断され胸部の明色部とは繋がらない。翼の色彩は灰黒色。小雨覆と中雨覆の先端(羽先)に白い斑紋が入り、静止時には2本ずつの白い筋模様(翼帯)に見える。嘴や後肢の色彩は黒い。卵は白い殻で覆われ淡紫色や赤褐色の斑点が入る。
主に針葉樹林に生息する。冬季になると標高の低い場所へ移動する。秋季や冬季は群れを形成して生活し、シジュウカラ科の他種と混群を形成することもある。食性は雑食で、昆虫、クモ、果実、種子などを食べる。樹上で採食を行う。食物を貯蔵することもある。
繁殖形態は卵生。繁殖期にはペアで縄張りを形成する。樹洞やキツツキの古巣の中に苔類や獣毛、羽毛を敷いた巣に、日本では5-7月に1回に5-8個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は14-18日。雛は孵化してから16-18日で巣立ち、巣立ちしてから約2週間で独立する。。 |
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ヒガラの巣材集め /
江別市野幌森林公園 2012.04.29
09:17 |
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257 キバシリ |
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2012.04.29 /
江別市野幌森林公園 (初出) |
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久しぶりに遭遇出来たキバシリです。動きが素早いので中々全身を綺麗に撮影することは難しいのですが、何枚か撮影するうちに何とかなりました。 |
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キバシリ(木走、学名:Certhia familiaris):スズメ目キバシリ科に分類される鳥類の一種である。木の幹に縦にとまり、登る姿からキバシリ(木走)の名が付けられた。
ユーラシア大陸や北アメリカ大陸の温帯から亜寒帯に生息する。生息地では基本的には留鳥だが、北方で繁殖したものは冬季南方へ渡る。北アメリカに生息する亜種は、別種(アメリカキバシリ、学名:Certhia
americana)とする説が有力である。
日本では北海道、本州、四国、九州の亜高山帯の針葉樹林に留鳥として生息する。繁殖地はやや局地的で、個体数は多くない。冬季はやや標高の低い場所に移動する。北海道では平地の林に生息するものもある。
全長11-15.5cm。スズメより小さく細身。体の上面は褐色地に白色にのまだらで、樹皮に似た色をしている。腹面は白色、尾は長く褐色。くちばしは細長く下に湾曲している。雌雄同色である。
低山から亜高山帯の針葉樹林内に生息する。木の幹に住む小さな昆虫類やクモを主食としている。幹に尾をつけて体を支え、這うような姿勢で幹をらせん状に上下し、餌となる虫をあさる。
木の割れ目や樹洞に、朽木の破片をクモの巣で繋いで椀状の巣を作る。産卵時期は3-5月で、産卵数は4-5個。抱卵日数は14-15日で、雌が抱卵する。雛は14-16日で巣立ちする。 |
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キバシリ /
江別市野幌森林公園 2012.04.29 10:30 |
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258 ハヤブサ雄 |
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2012.05.05 /
神奈川県藤沢市江の島 |
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子育て二年目のカップルですが、この日は雌が抱卵中で、動きがありませんでした。このカップルは昨年三羽を育て上げましたが、今年は巣穴が風雨に見舞われたのか、残念ながら孵化しなかったそうです。 |
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タカ目 ハヤブサ科 全長(翼開長)
雄38-45cm
雌46-51cm(84-120cm)。雄は翼の幅が太めで、先端は尖っている。頭から背、翼の上面は青黒色で、下面は白っぽく細かい横じまがある。喉の縦斑は見えにくく、腹の中央部の斑は丸い。頬に髭状の俗に言うハヤブサ斑がある。雌は雄とあまり違いは無いが、体が大きい。喉の縦斑も明瞭に見られる。体下面の横斑も雄より太く明瞭に出る。雄では腹の中央部の斑が丸く見えるが、しっかりとした横斑状に見える。
若鳥は上面が暗褐色で、下面には縦斑がある。
キッキッキッと鋭く鳴く。獲物はほとんどがヒヨドリくらいの小鳥で、地上でネズミやウサギを捕らえることもあるが少ない。崖の上や見晴らしの良い木や杭、ビルの上から獲物を眺め、飛んでいる鳥を見つけると急降下し、足で蹴落として捕らえる。単独狩猟と共同狩猟がある。アメリカではビルの上から急降下してハトを捕らえることが知られている。ハンティングは主に日中行うが、大都会では夜間も明るいため活動することも多い。
繁殖は海岸や海岸に近い山地で行う。冬に移動を行わないものは年中繁殖地周辺に住み着く。2月上旬から3月にかけて営巣地周辺に執着が始まる。産卵期は日本海側南西部では3月上旬から4月上旬、東北地方以北では3月下旬から4月中旬頃。産卵期は個体によって違うこともある。一夫一妻。ビルなどの人口建造物での繁殖も知られる。 |
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はやぶさや はおとのこして とびたれり |
A falcon, took off for the sky leaving
flapping sounds. |
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ハヤブサ雄 /
神奈川県藤沢市江の島 2012.05.05 11:38 |
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