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はじめに |
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平成17年(2005)9月19日(月)の祭日、横浜市戸塚区舞岡公園でカワセミを撮影して以来9年目となる平成26年(2014)も野鳥を求める旅を続けました。これで7作目となり、常連の他に新しい固体も続々と加わりましたので、楽しみは尽きません。野鳥は動きが敏捷で、警戒心が強く、木々に隠れてなかなか姿を見せてくれません。今年も根気と忍耐の撮影行でした。 |
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小雨覆:しょうあまおおい
中雨覆:ちゅうあまおおい
大雨覆:おおあまおおい
初列風切:しょれつかざきり
次列風切:じれつかざきり
三列風切:さんれつかざきり
尾羽:おばね
上尾筒:じょうびとう
下尾筒:かびとう
腿:もも
脚:あし
趾:あしゆび
爪:つめ
上腹:じょうふく
下腹:かふく
胸部:きょうぶ
上背:うわぜい
耳羽:みみばね
喉:のど
眼先:めさき
過眼線:かがんせん /
眼の前後方向に入る線
嘴:くちばし
頭頂:とうちょう
冠羽:かんう / 頭頂部から生える細長い羽根
後頭:こうとう
頬:ほお |
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【凡例】 ▲:上の画像の説明文 ▼:下の画像の説明文 〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示 |
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2014.01.03 / 横浜市戸塚区舞岡公園 |
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今年の野鳥撮り初めで、アリスイを待ち受けておりました。目の前に真弓の木があったのですが、そこへ餌取りにやって来ました。(前出:yatyo6.htm
55 yatyo25.htm
305) |
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コゲラ(小啄木鳥、小啄木 学名:Dendrocopos
kizuki or Picoides kizuki ):キツツキ目キツツキ科の鳥。英名は
"Japanese Pygmy Woodpecker"
で、日本にいる小さなキツツキの意。学名の内、種名の「kizuki」は、本種を記録した時の標本の採集地が豊後の杵築(大分県杵築市)だったことからつけられた。 |
全長15cmほどで、スズメと同じくらいの大きさ。日本に生息するキツツキとしては最も小型である。雌のほうがやや大きい。灰褐色と白のまだら模様の羽色をしている。南方に分布するものほど体色が濃くなる傾向がある。雌雄の羽色の違いは後頭部にある赤い斑の有無(雄にある)程度だが、野外ではほとんど見えないため、羽色で雌雄を区別することは困難である。 |
ロシア南東部、サハリン、朝鮮半島北部、中国東北部、日本列島など、東アジアの限られた地域に分布している。日本では一部離島を除く全国の亜寒(亜高山)帯針葉樹林から亜熱帯照葉樹林まで広く分布する。基本的には留鳥だが、寒冷地に生息する個体は、冬季には暖地へ移動するものもいる。 |
天然林から雑木林や都市公園内の樹木など、木立のある場所ならば普通に観察される。本来は平地から山地の林に生息する鳥であるが、近年は都市の近郊にも定着しており、市街地に近い街路樹や人家の庭木、公園の樹木などでもよく見られる。 |
つがいや家族がいっしょにいることが多く、お互いの確認をするため「ギー、ギー」という声を出す。なわばりの主張や、遠方への自分の位置の伝達、巣立ったヒナが親鳥に給餌をねだるときなどには、「キッキッキ」という強い声を出す。嘴で木を強く連続して叩いて音を出すドラミングも行う。ドラミング音は、アカゲラなどの大型のキツツキに比べ小さく短い場合が多い。 |
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コゲラ /
横浜市戸塚区舞岡公園 2014.01.03 11:35
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2014.01.03 / 横浜市戸塚区舞岡公園 |
▼ イボタの実を食べに来たツグミ、年々減少しているように感じます。(前出:yatyo1.htm
7) |
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ツグミ(鶇・学名:Turdus naumanni ):ツグミ科の鳥。福井県の県鳥に指定されている。ドイツの農家でアマチュアの博物学者だったヨハン・アンドレアス・ナウマンに献名された。体長は 20cm 前後、上部は灰色〜茶色で、眼の上部(眉毛に相当する部分)と腹部は白色である。 その見た目より英語では "Dusky Thrush"(黒っぽいツグミ)と呼ばれる。北東アジアに分布する。夏場はシベリアやカムチャツカなどで繁殖し、秋から初冬にかけて群れで日本および中国の一部へ渡来し、その後に分散して越冬する。 |
日本国内では、全国で見られる代表的な冬鳥。各地へ分散して越冬したものが、晩春になると次第に集まるようになり、群れを成して北方へと旅立つ。食性は雑食で、主に土中に潜むミミズや虫、また熟した柿などの木の実も好んで食べる。日中は、草木の生い茂った場所よりは、田畑や落葉した雑木林など、比較的平坦で明るい場所へ好んで飛来する。飛来すると一旦木の枝など高いところへ留まり、食事に適した場所を探して降り立ち、地上では足を揃えピョンピョン跳ねるように歩きながら食糧を探す。このとき背筋を伸ばし胸を張って直立するような姿勢でいることが多く、この姿勢が本種の特徴でもある。雑木林では、降り積もった落ち葉を嘴でかき分けて虫を探す様子も見られる。越冬中はほとんど鳴くことがなく、日本国内では春の渡り直前のわずかな時期にのみ鳴く様子が観察される。日本国内ではほとんど鳴く様子を見られない生態から、口をつぐむの意で「ツグミ」と呼ばれるようになったという。 |
1970年代以前は、かすみ網により食用として大量に捕獲され、焼き鳥屋で一般的に供されていた。野鳥保護の運動の高まりとともに、ツグミはそのシンボルとなり、現在は鳥獣保護法により禁猟。 |
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ツグミ /
横浜市戸塚区舞岡公園 2014.01.03 11:57
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2014.01.03 / 横浜市戸塚区舞岡公園 |
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3年ぶりに戻ってきました。キツツキの仲間としては最小と云われています。(前出:yatyo6.htm
51) |
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アリスイ(学名:Jynx torquilla):動物界脊索動物門鳥綱キツツキ科アリスイ属に分類される鳥。アリスイ属の模式種。夏季はユーラシア大陸で繁殖し、冬季はアフリカ大陸北部やユーラシア大陸南部で越冬する。北海道、本州北部では夏季に繁殖のため飛来し(夏鳥)、本州中部以西では冬季に越冬のため飛来する(冬鳥)。 |
全長17.5cm。全身は暗褐色の羽毛で覆われ、黒、白、褐色の複雑な斑紋が入る。腹面には無数の黒い横縞が入る。森林に生息する。警戒のために頻繁に首をかしげるような行動を行う。種小名torquillaは「首を捻る者」の意で、英名(Wryneck=曲がった首)と同義。あまり木の幹には止まらず、枝に止まることが多い。食性は動物食で、アリを食べる。地表や低木の上で舌を伸ばし獲物を捕食する。繁殖形態は卵生。樹洞に、日本では6-7月に1回に6-10個の卵を産む。主にメスが抱卵し、抱卵期間は12-14日。雛は孵化後18-25日で巣立つ。 |
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アリスイ /
横浜市戸塚区舞岡公園 2014.01.03 12:34
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2014.01.03 / 横浜市戸塚区舞岡公園 |
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コゲラが餌取りに来た真弓の木に、メジロもやって来ました。(前出:yatyo1.htm
1 yatyo2.htm
17) |
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メジロ(目白 学名:Zosterops japonicus ):スズメ目メジロ科の鳥。全長12cm前後で、スズメよりも小さめ。緑がかった背と暗褐色の羽を持ち、雌雄同色。目の周りの白い輪が特徴であり、名前の由来ともなっている。メジロ科に属する鳥は英名でも "White-eye" と呼ばれ、また、中国語名では「繡眼鳥」と呼ばれ、やはり名前の由来となっている。日本で見られる野鳥の中では、ミソサザイ・キクイタダキに次いで最も小さい部類に入る小鳥である。 |
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はるあさき まゆみがえだの めじろかな |
A
white-eye bird on a branch of spindle tree
in early spring. |
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メジロ /
横浜市戸塚区舞岡公園 2014.01.03 13:15 |
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2014.01.03 / 横浜市戸塚区舞岡公園 |
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ツグミと入れ替わりにやってきたオオアカハラ、イボタの実が目的でした。(前出:yatyo16.htm
157) |
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アカハラ(赤腹、Turdus
chrysolaus):動物界脊索動物門鳥綱スズメ目ツグミ科ツグミ属に分類される鳥。古くは、茶・(耶/鳥)(チャジナイ)と呼ばれていた。オオアカハラは、日本、ロシア(サハリン、千島列島)で見られ、夏季に千島列島で繁殖し、冬季になると日本へ南下し越冬する。 |
全長23.5-24cm。胸部から腹部側面にかけてオレンジ色の羽毛で覆われ、和名の由来になっている。腹部中央部から尾羽基部の下面(下尾筒)にかけて白い羽毛で覆われる。頭部は暗褐色の羽毛で覆われ、顔や喉は黒ずむ。上嘴の色彩は黒く、下嘴の色彩は黄色みを帯びたオレンジ色。後肢の色彩は黄色みを帯びたオレンジ色。 |
アカハラは、上面が暗い緑褐色の羽毛で覆われる。オオアカハラは、上面が濃い緑褐色の羽毛で覆われ、頭部や喉の黒みが強い。嘴は太くて長い。 |
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オオアカハラ /
横浜市戸塚区舞岡公園 2014.01.03 13:22 |
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2014.01.04 /
千葉県北印旛沼 |
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この鳥も、年々飛来数が少なくなっているようです。飛翔時の動きが緩慢で、猛禽の標的になることがあるようです。(前出:yatyo21.htm
241) |
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コミミズク(小耳木菟、Asio
flammeus)はフクロウ目フクロウ科に分類される鳥。アフリカ大陸北部、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸、西インド諸島、台湾、日本、ミクロネシアに分布。日本では冬季に越冬のため全国的に飛来する(冬鳥)。全長38.5cm。頭部から背面の羽毛は褐色。腹面の羽毛は薄褐色で、暗褐色の縦縞が入る。虹彩は黄色。外耳状の羽毛(羽角)が短い(小さい)ことが、和名や英名の由来。 |
水辺の草原や湿地等に生息する。単独もしくはペアで生活するが、冬季には小規模な群れを形成し集団で眠る。夜行性だが、昼間に活動することもある。地上に降りたり、杭などにとまっていることが多い。鳴き声は大きく日本語圏では「ギャーウー」と聞こえる。食性は動物食で、昆虫類、小型の鳥類、小型哺乳類等を食べる。繁殖形態は卵生で、地表に卵を産む。 |
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コミミズク / 千葉県北印旛沼 2014.01.04
15:39
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2014.01.11 /
千葉県城之内海岸 |
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銚子界隈には、毎年多数のアビが飛来して越冬しているそうです。昨年は銚子漁港内で夏姿を撮影しましたが、冬姿もなかなか綺麗です。(前出:yatyo27.htm
334) |
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アビ(阿比、Gavia
stellata):鳥類アビ目アビ科アビ属の1種。あびという呼び名はアビ科に属する鳥の総称として用いられ、古名かずくとり(潜鳥)。地方名へいけどり(平家鳥)、へいけだおしとも称される。これらは瀬戸内海に多数渡来したオオハムとともにその鳴き声が壇ノ浦の戦いによる平家の滅亡を悲しむ声とされたことによる。 |
アビという名称については江戸時代の中期よりみられるが、その和名はオオハムのハムと同様、潜水して魚を食(は)む「はみ(食み)」が変化したとする説があり、また、水かきをもつ足より「あしひろ(足広)」または「あしひれ(足鰭)」などから転訛したものとも考えられる。 |
北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になると越冬のため北大西洋、北太平洋の沿岸部に南下する。日本では冬季に越冬のため九州以北に冬鳥として飛来する。また、北海道では渡りの途中に旅鳥として飛来する。 |
全長63cm。翼開長109cm。上面は灰黒褐色の羽毛で覆われる。虹彩は赤い。嘴はやや上方へ反る。夏羽は頭部が灰褐色、前頸部が赤褐色の羽毛で覆われる。冬羽は額から後頸にかけて黒褐色、喉から腹部にかけて白い羽毛で覆われる。 |
アビ漁:瀬戸内海に浮かぶ斎島(呉市旧豊田郡豊浜町)では、アビ類(正確にはほとんどがシロエリオオハム)を目印にした「鳥持網代」(とりもちあじろ)または「鳥付網代」(とりつきあじろ)と呼ばれる漁場での漁「イカリ漁」が古くから行われていた。アビ漁は江戸時代の元禄あるいは寛永に始まったといわれ、かつては芸予諸島の竹原市忠海沖から防予諸島の周防大島沖まで広範囲に行われていた。アビの群れが好物のイカナゴを取り囲むようにして攻撃すると、追い込まれたイカナゴの群れは海中に潜る。これを狙ってマダイやスズキがやってきたところを一本釣りするというものである。それゆえこの地域ではアビを大切に保護してきた。この地域は「アビ渡来群游海面」として1931年(昭和6年)国の天然記念物に指定され、1964年には広島県の県鳥に指定されている。 |
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アビの冬姿 /
千葉県城之内海岸 2014.01.11 10:35
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375 ミミカイツブリ |
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2014.01.11 /
千葉県城之内海岸 |
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平成11年11月に、相模川で撮影したことがありましたが、海ではなかなか近くに寄ってくれませんので、久しぶりに撮影できました。(前出:yatyo20.htm
224) |
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ミミカイツブリ(耳鳰、学名:Podiceps auritus):カイツブリ目カイツブリ科に分類される鳥類。体長は33cmほどで、ハトくらいの大きさ。全長31-38cm、翼開長59-65cm。目が赤く、くちばしはまっすぐで、先がポツンと白くなっている。水に浮いている間は黒っぽいが、飛びたつと羽の内側に白い部分がみえる。 |
冬羽はのどから腹にかけて白く、他が黒い。夏羽では頭部と背中が黒、首が褐色、腹が白となり、後頭部に帯状の金色の飾り羽があらわれる。この飾り羽が長い耳のように見えるのでこの名がある。ハジロカイツブリとよく似ているが、くちばしがまっすぐで先が白いこと、顔の黒白の境界がはっきりしていることから区別する。 |
他のカイツブリと同じように、水にもぐって魚や貝、昆虫、甲殻類を捕食する。繁殖期には湖や池の水草が多い区域に浮き巣を作り、4卵を産む。卵は緑白色だが汚れて赤褐色になる。抱卵日数は20-24日。 |
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ミミカイツブリ
/ 千葉県城之内海岸 2014.01.11
10:35 |
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2014.01.11 /
千葉県城之内海岸 |
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昨年は、東京湾内で四苦八苦して撮影したのですが、居るところには居るものだと実感しました。この日は、約50羽を数えました。
ところが後日になって、アメリカビロードキンクロが混じっているとの話があり、確認したところ、左側から2羽目の個体が、どうやらそのようです。眼の周りにある白い毛の形が違います。(前出:yatyo25.htm
302) |
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ビロードキンクロ(天鵞絨金黒、Melanitta fusca)は、動物界脊索動物門鳥綱カモ目カモ科クロガモ属に分類される鳥類。シベリア東部で繁殖し、冬季になると越冬のため日本へ南下する。 |
全長51-58cm。翼開張90-99cm。次列風切が白い。和名のキンクロはキンクロハジロの略で、キンクロハジロと同じく次列風切が白いことに由来する。後肢の色彩は赤紫色で、水かきの色彩は暗色。 |
オスの成鳥は全身の羽衣が黒く、眼下部に三日月状の白い斑紋が入る。種小名fuscaは「黒、暗褐色」の意で、オスの羽衣に由来する。また和名のビロードや英名(velvet=ベルベット)もオスの羽衣に由来する。虹彩は白や灰白色、灰青色。上嘴基部に黒い瘤がある。メスや幼鳥は全身の羽衣が黒褐色。虹彩が褐色。メスには眼前部と頬に左右に2つずつ白く不鮮明な斑紋がある。嘴の色彩は黒い。 |
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ビロードキンクロの群 / 千葉県城之内海岸 2014.01.11 12:08 |
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2014.01.13 /
都内某所 |
▼ 翼を広げて羽ばたいてくれました。(前出:yatyo8.htm
72
yatyo22.htm
253 yatyo23.htm
270 yatyo29.htm
360) |
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オシドリ(鴛鴦:学名Aix galericulata)はカモ目・カモ科・カモ亜科に分類される鳥類の一種。オスの成鳥が鮮やかな羽色を持つことで知られている。漢字を音読みして「えんおう」と呼ぶこともある。「鴛」はオス、「鴦」はメスのオシドリを指す。 |
体長は45cmほどで、カラスとハトの中間の大きさ。繁殖期のオスはくちばしのピンク、目の上から冠羽にかけての白、首にある長い茶色の羽、暗青色の胸、橙色の翼、翼の風切羽が変形した「銀杏羽」など非常に特徴的な羽色をしている。メスは全体的に灰褐色で、目のまわりに白いアイリングがあり、目の後ろに白い線が続く。オスは非繁殖期にメスとよく似た羽色(エクリプス)になるが、くちばしのピンクが残るので区別できる。オス・メスとも腹は白く、脚は黄色をしている。 |
非繁殖期は群れで生活し、山地の渓流、湖、池、ダムなどで見られる。水草や植物の種子、穀物などを食べるが、特にドングリを好んで食べるのが他のカモ類と異なる特徴である。繁殖期は5〜6月頃で、水辺近くの森林で繁殖する。地面に巣を造る他の多くのカモ類と異なり、樹洞で営巣する。 |
オシドリは仲のよい夫婦の象徴として扱われ「おしどり夫婦」という言葉もあるほどだが、子育ては他のカモ類と同じくメスが行い、繁殖期ごとに別の相手と結ばれる。繁殖期以外ではオスとメスは別行動である。一年ごとにオスはパートナーを替えるので、喩えに使われるほど仲がいいというわけではない。 |
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オシドリの雄 / 都内某所 2014.01.13 14:28 |
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2014.01.18 / 千葉県城之内海岸
(初出) |
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北米大陸を主たる繁殖地としているため、根室市付近でも迷鳥として数年に一度と云う頻度で観察できるそうですが、ましてや関東では超々珍鳥です。今回は、ビロードキンクロやクロガモと一緒に来たようであり、城之内海 岸に約一カ月逗留し、ハマグリなどを捕食しておりました。 |
独特の顔面紋様で、額と後頭部の白い毛で、荒波の中でも比較的発見し易いですが、とにかく遠くて、写真としては証拠写真に留まりました。 |
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アラナミキンクロ(荒波金黒、学名:Melanitta perspicillata)は、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種。繁殖地はカナダ、アラスカ。冬期にはカムチャツカ半島、アリューシャン列島からアメリカ西海岸、東海岸に渡る。日本では、冬期まれな冬鳥として本州中部以北の海上に飛来する。観察例のほとんどが、1〜2羽である。 |
全長はオスで約50〜56cm。オスは全身が濃い黒で、額の大きな角斑と後頭部の大きな白色の三角が特徴的。嘴に黄色、澄色、黒色、白色の4色の模様がある。メスは全体に黒褐色で、眼先と耳羽、後頸に白斑がある。嘴は灰褐色。る。嘴は灰褐色。る。嘴は灰褐色。る。嘴は灰褐色。る。嘴は灰褐色。る。嘴は灰褐色。る。嘴は灰褐色。る。嘴は灰褐色。 |
繁殖期には淡水湖沼とその周辺に生息する。非繁殖期は、海岸や海上で群れを形成して生活する。時には海岸近くの池や沼に入ることもある。食性は動物食で、潜水して貝類や甲殻類を捕食する。繁殖形態は卵生。繁殖期は6月から7月で、淡水湖沼の小島や茂みを選び営巣する。1腹5-7個の卵を産み、抱卵日数は27-28日。「アーアーアー」と鳴く。 |
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アラナミキンクロ / 千葉県城之内海岸 2014.01.18 15:56-16:01 |
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379 ミコアイサ |
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2014.01.25 / 茨城県神栖市 |
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ミコアイサは皇居の濠で撮影したことがありました。雄と雌を揃っての撮影は無く、神栖市(かみすし)で漸く念願がかないました。この4羽はファミリーと思われ、雌型のうち2羽は若鳥で雌雄が判別できない状態と思います。全体では83羽を数えました。(前出:yatyo8.htm
71 yatyo16.htm
158) |
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ミコアイサ(神子秋沙、巫女秋沙、学名:Mergellus albellus)
:動物界脊索動物門鳥綱カモ目カモ科ミコアイサ属に分類される鳥。本種のみでミコアイサ属を形成する。潜水カモ。オスは白と黒の羽色をしているため「パンダカモ」とも形容される。名前のアイサの由来は諸説あるが、「秋が去った頃に飛来する」=「冬に飛来する」ことに由来するとする説もある。和名は、オスの体色を神子(巫女)に見たてたことが由来とされる。 |
ユーラシア大陸北部の寒帯地方で繁殖し、冬季には、ヨーロッパ、カスピ海からインド北部、中国東部などの温帯地方に渡り越冬する。日本には、冬季に越冬のため九州以北に冬鳥として飛来する。北海道では少数が繁殖している。全長約42cm。翼開長約62cm。オスは羽毛が白い。嘴の基部から眼にかけてと、後頭部に黒い斑紋が入る。 |
越冬時は、河川、湖、池沼、海岸等に生息する。淡水域の方が多い。小規模な群れを形成し生活する。繁殖期は、河川や湖沼の周囲の草むらなどに生息する。食性は動物食で、潜水して貝類や甲殻類、魚類等を食べるが、他のアイサ類に比べると魚類以外の生物を採ることが多い。繁殖形態は卵生。水際の樹洞などを利用して大量の綿羽を入れて営巣する。繁殖期は5-7月で、産卵数は6-8個。他のアイサ類同様番いは抱卵前に解消され、抱卵と育雛はメスが行う。繁殖期にオスは、エルル、エルル、メスはクワッ、クワッと鳴く。 |
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ミコアイサ / 神栖市 2014.01.25 09:46 |
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2014.01.26 /
横浜市瀬谷区 |
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通常は地面でミミズ等の餌を漁ることが多いトラツグミですが、この個体は、若鳥なのでしょうか、ヤブランの実や榊の実を好んで食べておりました。また、木の上に止まることが多く、珍しい写真を撮らせてくれました。平安時代から、ヌエと呼ばれて忌み嫌われる傾向にあるようですが、どうしてどうして、こんなに綺麗な鳥を何故嫌ったのでしょうか。
(前出:yatyo3.htm
30 yatyo16.htm
156) |
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トラツグミ(虎鶫 学名:Zoothera dauma ):スズメ目ツグミ科の鳥。体長は30cmほどでヒヨドリ並みの大きさ。体表の黄褐色の鱗模様が特徴的である。東アジア、シベリア東南部、オーストラリアなどに分布する。日本国内では留鳥または漂鳥で、主に丘陵地や低山の広葉樹林に好んで生息するが、林の多い公園などでも観察されることがある。積雪の多い地方にいるものは、冬は暖地へ移動する。 |
主に雑木林などの地面で、積もる落ち葉などをかき分けながら歩き、土中のミミズや虫などを捕食する。さえずりは「ヒィー、ヒィー」「ヒョー、ヒョー」。地鳴きは「ガッ」。 |
森の中で夜中に細い声で鳴くため鵺(ぬえ)や鵺鳥(ぬえどり)とも呼ばれ、気味悪がられることがあった。「鵺鳥の」は「うらなけ」「片恋づま」「のどよふ」という悲しげな言葉の枕詞となっている。トラツグミの声で鳴くとされた架空の動物はその名を奪って鵺と呼ばれ、今ではそちらの方が有名になってしまった。 |
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トラツグミ / 横浜市瀬谷区 2014.01.26 14:36 |
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2014.02.09 /
横浜市旭区 (初出) |
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2月8日の大雪の後、雪の無い木の株で餌取りしておりました。 |
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ビンズイ(便追、学名:Anthus
hodgsoni):スズメ目セキレイ科に分類される鳥類の一種である。一般的な英名はOlive-backed
Pipitだが、Indian Tree Pipit または Hodgson's Tree
Pipitと呼ばれることもある。Tree Piptはヨーロッパビンズイをさす言葉だが、見た目が酷似しているのでそう呼ばれる。良い声でさえずる。 |
西シベリアからロシア極東、サハリン、朝鮮半島、中国東北部にかけてとヒマラヤ付近で繁殖し、冬季はインドや東南アジア、フィリピン、台湾などの温暖な地域に渡り越冬する。日本には漂鳥または夏鳥として四国以北の山地で繁殖し、冬は暖地に移動する。西日本での繁殖は局地的である。北海道や本州北部では平地でも繁殖する。 |
体長15-16cm、体重19-26g。雌雄同色である。夏羽の成鳥は頭頂から背中にかけて緑褐色。体下面は白色で脇や胸は黄色みを帯びる。頭や胸などに暗褐色の斑があり、背面にも不明瞭な斑がある。暗褐色の細い過眼線がある。後趾の爪は短く湾曲している。冬羽は中雨覆先端や脇、胸などの黄色味が強い。 |
繁殖期は、低山から亜高山の林、林縁、木の疎らに生えた草原などに生息する。非繁殖期は低地の松林で観察されることが多い。繁殖期は縄張りを形成する。非繁殖期は小群で生活する。繁殖期の主食は昆虫類やクモ類で、非繁殖期は植物の種子などが主食になる。主に地上で採食する。繁殖形態は卵生。年2回繁殖することが多い。草地、崖、土手の窪みに草の茎などを用いて椀形の巣を作り、5-8月に3-5個の卵を産む。卵は暗い茶色で黒っぽい斑点がある。抱卵期間は12-13日で、雌または雌雄協同で抱卵する。雛は約10日で巣立ちする。歩きながら尾をよく縦に振る。 |
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ビンズイ / 横浜市旭区 2014.02.09 11:22 |
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2014.02.16 /
茅ヶ崎市柳島 |
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下水道浄化場からの排水に食物連鎖が構成され、その頂点に、ミサゴが君臨しておりました。三羽のミサゴが居たのですが、最も大きい一羽が他を追い払う状況でした。一方、狙われる鯔(ボラ)は大群で、狙う方も目標が定まらず、結構失敗のダイビングがあり、私としては良い練習台になります。ダーウィンポーズといわれる足を前に突き出した写真が撮りたくて、念願が叶いました。(前出:yatyo15.htm
141 yatyo20.htm
213 yatyo24.htm
285) |
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ミサゴ(鶚、雎鳩、学名: Pandion):タカ目ミサゴ科ミサゴ属の総称。
極地を除くほぼ全世界に分布する。ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の亜寒帯から温帯地域とオーストラリアの沿岸部で繁殖し、北方の個体はアフリカ大陸中部以南と南アメリカに渡って越冬する。日本では留鳥として全国に分布するが、北日本では冬季に少なく、南西諸島では夏に少ない。西日本では冬季普通に見られる鳥だったが、近年やや数が減少している。北海道ではほとんどの個体が夏鳥として渡来している。
全長54-64cm。翼開張150-180cm。体重1.2-2kg。雄雌ほぼ同じ色彩で、背中と翼の上面は黒褐色、腹部と翼の下面は白色で、顔も白く、眼を通って首に達する太い黒褐色の線が走る。後頭部に小さな冠羽がある。嘴は黒く、脚は青灰色。タカ科と区別される特徴として、spicule
と呼ばれる足の外側にある魚を捕らえるための棘、反転する第1趾(猛禽類ではミサゴだけである)、鼻孔の弁、密生し油で耐水された羽毛があげられる。
食性は肉食性で主に魚類を食べるが、爬虫類、鳥類、貝類を食べることもある。獲物を見つけると素早く翼を羽ばたかせて空中に静止するホバリング飛行を行った後に急降下し、水面近くで脚を伸ばし両足で獲物を捕らえる。 |
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ミサゴ
(アニメーション) /
茅ヶ崎市柳島 |
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ボラを掴んだミサゴ / 茅ヶ崎市柳島 2014.02.16 |
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2014.02.16 / 三浦市野比海岸 |
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シノリガモは銚子付近までは毎年来ておりますが、野比海岸に流砂防止の目的で離岸堤が構築されてからやって来るようになったのだそうです。約20羽が来ておりました。(前出:yatyo28.htm
353) |
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シノリガモ(晨鴨、Histrionicus histrionicus):動物界脊索動物門鳥綱カモ目カモ科シノリガモ属に分類される鳥類。本種のみでシノリガモ属を構成する。アイスランド、グリーンランド、ニューファンドランド島、ラブラドル半島で繁殖し、冬季になると北アメリカ大陸沿岸部で越冬する個体群と、アラスカからカリフォルニア湾、シベリア東部からカムチャッカ半島などで繁殖し、冬季になると東アジア沿岸部で越冬する個体群がいる[2][3][4][a
2]。 日本では冬季になると北海道や東北地方の沿岸部に飛来(冬鳥)するが、一部は夏季にも留まり繁殖する(留鳥)。 |
全長38-46cm。翼長20-21cm、メス19-19.7cm。翼開張63-69cm。体重0.5-0.8kg。眼先や耳孔を被う羽毛(耳羽)に白い斑紋が入る。虹彩は褐色。嘴は小型で青灰色。後肢は青黒色や暗灰色。 |
繁殖期のオスは上面の羽衣が濃青色や青黒色で、頸部上部、肩羽、胸部側面、腰、大雨覆先端に白い斑紋が入る。頭頂側面や体側面の毛衣は赤褐色で、腰の羽衣や尾羽、尾羽基部の下面を被う羽毛(下尾筒)は黒や黒褐色。英名harlequinは「道化師」の意でオスの羽衣に由来する。非繁殖期のオス(エクリプス)やメスは全身の羽衣が褐色や黒褐色、灰黒褐色。 |
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シノリガモ / 三浦市野比海岸 2014.02.16 09:18 |
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2014.02.20 /
江別市文教通 |
▼ あこがれのベニヒワを探しているうちに遭遇した飛び出しです。 (前出:yatyo6.htm
56 yatyo25.htm
304) |
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シメ(鴲 学名:Coccothraustes coccothraustes ):スズメ目アトリ科の鳥の一種。全長18cmでヒバリほどの大きさ。蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)という異称がある。ユーラシア大陸中部に分布。日本では北海道で繁殖するほか、冬鳥として本州以南に渡来する。低地から山地の落葉広葉樹林や雑木林に生息。また、市街地の公園、人家の庭でも見ることができる。 |
雄の成鳥は、頭の上部と耳羽が茶褐色、頸の後ろは灰色。嘴は鉛色、円錐で太く大きい。冬羽になると肌色になる。風切羽は青黒色、背中は暗褐色、尾も暗褐色で外側尾羽に白斑がある。目からくちばしの周りやのどにかけて黒色で、胸以下の体下面は淡い茶褐色。雌は雄より全体的に色が淡く、風切羽の一部が灰色。ムクノキ、エノキ、カエデなどの種子を主食とする。果肉の部分は摂取せず、太い嘴で硬い種子を割って中身を食べる。 |
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シメ / 江別市文教通 2014.02.20 15:11 |
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2014.02.21 /
札幌市円山公園 |
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昨年はなかなか良い所へ止まらなかったのですが、今回は、全身が見える場所に止まってくれました。この個体は昨年子育てしたそうですが、上の嘴が変形しており、啄木が上手く出来ないのでしょうか、長く伸びてきており、餌取りに難儀しそうです。後日聞いたところ、今年も4羽の雛を無事巣立ちさせたそうです。
(前出:yatyo28.htm
353) |
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ヤマゲラ(山啄木鳥、山緑啄木鳥、Picus canus):鳥綱キツツキ目キツツキ科アオゲラ属に分類される中形のキツツキ(啄木鳥)で、ユーラシアの旧北区から東洋区にかけての亜寒帯から温帯域に広く分布しているが、日本には北海道にのみ生息する。本州以南には同じアオゲラ属の近似種として日本固有の種であるアオゲラが生息し、またヨーロッパには同じくヨーロッパアオゲラがともに分布する。 |
全長は26-33cmで、アカゲラより大きく、アオゲラやヨーロッパアオゲラとほぼ同じ大きさ。翼開長38-40cm、体重110-206g、体長や体重に雌雄差はない。羽衣の色は亜種において多様であり、なかには赤色を帯びるものもあるが、多くは上面が緑色みを帯びており、下面は淡色で縞はなく、腰は黄緑色。顔は灰色で黒い顎線があり、頭頂から後頸にかけて灰色または黒色。 |
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ヤマゲラ / 札幌市円山公園 2014.02.21
10:30 |
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2014.02.22 /
野幌森林公園 |
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今年6年ぶりに大挙してやってきたベニヒワ、カラマツ林でマツボックリを啄んでおりました。雄の胸はピンク色に染まっているので雌との見分けが容易です。初めは5羽くらいでしたが、気が付いたら回りに約50羽が集合しておりました。天気も良くて気が済むまで撮影できました。(前出:yatyo25.htm
309) |
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ベニヒワ(紅鶸 学名:Carduelis flammea):スズメ目アトリ科ヒワ属の鳥。夏季に北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季に不規則な渡りを行う。日本には本州中部以北に越冬のため冬鳥として渡来する。 |
全長13.5cm。頭頂部の羽毛は赤い。背面は褐色、腹面は白い羽毛で覆われる。腹面には褐色の斑紋が入る。翼は黒い羽毛で覆われ、雨覆の先端の羽毛は白い。尾羽は中央部が最も短く凹状になる。オスは胸部の羽毛が赤く染まる。亜寒帯の森林や亜高山帯針葉樹林等に生息する。食性は雑食性で果実、種子、昆虫類、節足動物等を食べる。 |
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ベニヒワ (アニメーション)/ 野幌森林公園 |
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ベニヒワ / 野幌森林公園 2014.02.22 14:13 |
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2014.02.23 /
札幌市円山公園 |
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横浜でも多くのアカウソが撮影できましたが、札幌にもかなり多くのアカウソが来ておりました。
(前出:yatyo3.htm
24 yatyo24.htm
290) |
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ウソ(鷽 学名:Pyrrhula ula
):スズメ目アトリ科の鳥。名の由来は口笛を意味する「おそ」から来ており、ヒーホーと口笛のような鳴き声を発することから「ウソ」と名付けられた。その細く、悲しげな調子を帯びた鳴き声は古くから愛されている。現在鷽は130円切手デザインのモデルになっている。アカウソ(P.p.rosacea)
はベニバラウソ(P.p.cassinii)とともにウソの亜種である。
体はスズメよりやや大きく、全長15cm、翼長8.5cm。頭の上と尾、翼の大部分は黒色、背中は灰青色。くちばしは太く短く黒い。雄の頬、喉は淡桃色をしているが、雌にはこの淡桃色の部分はない。雄は照鷽(てりうそ)、雌は雨鷽(あめうそ)と呼ばれる。ヨーロッパ、アジアの北部に分布する。冬季に北方に生息していた個体は南方へ移動する。日本では、本州中部以北で繁殖し、冬は九州以北の暖地に移動する。また、冬鳥としても渡来する。
山地の樹林に住み、枝の上に椀形の巣を作る。木の実や芽、昆虫などを食べ、時にはサクラ、ウメなどの花やつぼみもエサとなる。囀声は「フィー、フィー」と口笛のような澄んだ声で、単調な節を交え、雄だけでなく雌も囀る。 |
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アカウソ /
札幌市円山公園 2014.02.23 09:21
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アカウソ /
札幌市円山公園 2014.02.23 09:26
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2014.02.23 /
札幌市円山公園 |
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全国的にも、今期はイスカが多くやってきたそうで、濃赤色の成鳥雄がかなり観察出来たようです。後日談ですが、札幌市には3月になって珍鳥ナキイスカも来たそうです。ナキイスカは、雨覆いの下に真っ白い羽が際立つそうです。(前出:yatyo8.htm
79 yatyo16.htm
153) |
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イスカ(交喙、鶍、学名 Loxia curvirostra)
:スズメ目アトリ科に分類される鳥類の一種。ヨーロッパ、アジアの北部や北アメリカに広く分布する。日本には主に冬鳥として渡来するが、少数だが北海道や本州の山地で繁殖するものもある。 |
主に針葉樹林内で生活する。非繁殖期は、数羽から10数羽の群れで行動する。群れの中には、まれにナキイスカが混じっていることがある。樹木の種子や小さな昆虫をえさとする。特にマツの種子を好む。主に樹上で採餌するが、地上に降りて水を飲む姿がよく観察される。マツ等の針葉樹の樹上に枯れ枝を材料としたお椀状の巣を作り、2-4個の卵を産む。抱卵期間は約14日。雛は孵化してから14日程で巣立つ。 |
イスカのくちばしは左右互い違いになっており、このくちばしを使って、マツやモミなどの針葉樹の種子をついばんで食べる。たまごから孵って間もない雛は普通のくちばしをしているが、1〜2週間経つと先が交差してくる。しかし下のくちばしが右にでるか左にでるかは決まっていない。また、このくちばしから物事が食い違うことを「イスカの嘴(はし)」という。西洋では、イエス・キリストが十字架に貼り付けになったときに、その釘を引き抜こうとした為、このような嘴になったという伝承がある。その為、キリスト教文化圏ではイスカは義人のイメージを付与される。 |
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イスカの飛出し / 札幌市円山公園 2014.02.23
09:46
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2014.03.08 / 波崎新港(茨城県神栖市)
(初出) |
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冬になると、越冬のため銚子界隈には100羽程度の群でやってくるそうです。今年は、上総一ノ宮周辺に多かったようですが、観察して居ると潜ってハマグリを獲っているようでした。沖が大時化になると、多くの海鳥が港内に避難してきます。この時期になると、成鳥はカップルになっております。この後外川漁港で、至近で撮影したものが二枚目です。 |
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クロガモ(黒鴨、Melanitta
nigra):動物界脊索動物門鳥綱カモ目カモ科クロガモ属に分類される鳥類。 |
M. n. americana クロガモ
シベリア東部、アラスカ州西部で繁殖し、冬季になるとアメリカ合衆国、中華人民共和国、日本、アリューシャン列島の沿岸域へ南下し越冬する。北海道では幼鳥が観察されたことがあり、繁殖している可能性もある。
M. n. nigra ヨーロッパクロガモ
アイスランド、シベリア西部、ヨーロッパ北部で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北西部、ヨーロッパの沿岸域へ南下し越冬する。 |
全長44-54cm。翼開張79-90cm[2]。体重0.6-1.4キログラム[4]。種小名nigraは「黒い」の意で、和名と同義。虹彩は褐色。嘴の色彩は黒い[2][5]。後肢の色彩は黒や黒褐色。オスの成鳥は全身の羽衣が黒い。メスや幼鳥は全身の羽衣が黒褐色。メスには頬や喉に汚白色や淡灰色の明色斑が入る。オスの幼鳥は上嘴に黄色部がある。 |
非繁殖期には海洋に生息する。繁殖期には主に高地ツンドラ内にある沼地などに生息する。非繁殖期には群れを形成する。食性は動物食で、貝類、甲殻類(カニ、フジツボなど)、昆虫、魚類の卵などを食べる。繁殖期には淡水性の貝類や昆虫、非繁殖期には海洋性の貝類、甲殻類などを食べる。繁殖形態は卵生。6-7月に水辺の草原や藪地に枯れ草などを組み合わせた巣を作り、6-9個の卵を産む。抱卵日数は27-31日[3][4]。雛は孵化してから45-50日で飛翔できるようになる。 |
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クロガモ /
波崎新港(茨城県神栖市) 2014.03.08 13:57
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クロガモ /
外川漁港 2014.03.08
09:46 |
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2014.03.08 / 波崎新港(茨城県神栖市) |
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何ともいえない迫力がありますね。怖いくらいです。(前出:yatyo28.htm
346) |
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ウミネコ(海猫、Larus
crassirostris):動物界脊索動物門鳥綱チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類。冬季になると中華人民共和国東部などへ南下し越冬するか、ロシア南東部や朝鮮半島では周年生息する。日本では周年生息(留鳥)するが、冬季になると北海道や本州北部で繁殖する個体群は南下する個体が多い。 |
全長44-48cm。翼開張120-128cm。体重0.5-0.6kg。頭部や体下面の羽衣は白、体上面の羽衣は黒灰色。尾羽も白いが内側尾羽10枚の先端付近が黒く、英名(black-tailed=黒い尾をした)の由来になっている。翼上面は黒灰色。初列風切先端は黒く、先端に白い斑紋が入る個体もいる。嘴は太く頑丈。種小名crassirostrisは「太い嘴の」の意。嘴の色彩は黄色で、先端が赤くその内側に黒い斑紋が入る。後肢の色彩は黄色。夏季は後頭が白(夏羽)、冬季は後頭に灰褐色の斑紋が入る(冬羽)。 |
沿岸部や河口、干潟などに生息する。近年、東北地方の内陸部での記録も増えている。減農薬の水田が増えたからと考えられている。和名は鳴き声がネコに似ていることが由来とされる。食性は雑食で、魚類、両生類、昆虫、動物の死骸などを食べる。他の鳥類が捕らえた獲物を奪う事もある。 |
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ウミネコ / 波崎新港(茨城県神栖市)
2014.03.08 12:02
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