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2014.05.02 /
山梨県甲州市柳沢峠 |
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関東地域では、このあたりが最も近い繁殖地とされており、メスは未着と思われましたが、しきりに縄張りを主張しておりました。(前出:yatyo6.htm
60) |
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コマドリ(駒鳥 学名:Erithacus akahige ):スズメ目ツグミ科(ヒタキ科とも)に分類される鳥。大きなさえずり声と頭の橙色が特徴の小鳥で、日本では夏鳥として各地で見られる。全長15cmほどで、スズメとほぼ同じ大きさである。背中は褐色、腹は灰色で、顔から喉が橙色をしている。オスメスともほぼ同じ羽色だが、オスは喉の橙色と腹の灰色の間に黒い帯模様がある。 |
春に日本各地に渡来して繁殖し、冬は中国南部で越冬する渡り鳥である。伊豆諸島、種子島、屋久島には留鳥として分布する。シラビソ・コメツガなどの針葉樹林及び、ダケカンバ・ミヤマハンノキなどの広葉樹林、更にはササ等の下草が生い茂る植物相で形成される亜高山帯の森林で繁殖する。 倒木の割れ目・樹木の根元・岩の割れ目などに、獣毛・苔類・クモの糸等を使って営巣し、青緑色の卵を3〜5個産卵する。 なお、北海道、特に道東以北では、平地の森林にも繁殖する。 また、コマドリの巣にはカッコウ科のジュウイチが托卵することが知られている。 |
小型の昆虫類やクモなどを捕食する。オスのさえずりは「ヒン・カラカララ…」と聞こえ、和名はこのさえずりをウマのいななきになぞらえたものである。大きなさえずり声が美しいとされ、ウグイス、オオルリとともに「日本三鳴鳥」と呼ばれる。奈良県、愛媛県の県鳥にも指定されている。 |
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コマドリ / 山梨県甲州市柳沢峠 2014.05.02 12:56 |
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日本三鳴鳥に数えられるコマドリ / 山梨県甲州市柳沢峠 2014.05.02 14:15 |
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2014.05.02 /
山梨県甲州市柳沢峠 |
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動きが激しくて、なかなか静止しない鳥ですが、この時は蜘蛛と思われる餌を捕らえた所為でしょうか、わずか1秒間でしたが、止まってくれました。 あとでわかったのですが、この枯木に営巣していたのだそうです。
(前出:yatyo22.htm
257) |
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キバシリ(木走、学名:Certhia familiaris):スズメ目キバシリ科に分類される鳥類の一種である。木の幹に縦にとまり、登る姿からキバシリ(木走)の名が付けられた。
ユーラシア大陸や北アメリカ大陸の温帯から亜寒帯に生息する。生息地では基本的には留鳥だが、北方で繁殖したものは冬季南方へ渡る。北アメリカに生息する亜種は、別種(アメリカキバシリ、学名:Certhia
americana)とする説が有力である。
日本では北海道、本州、四国、九州の亜高山帯の針葉樹林に留鳥として生息する。繁殖地はやや局地的で、個体数は多くない。冬季はやや標高の低い場所に移動する。北海道では平地の林に生息するものもある。
全長11-15.5cm。スズメより小さく細身。体の上面は褐色地に白色にのまだらで、樹皮に似た色をしている。腹面は白色、尾は長く褐色。くちばしは細長く下に湾曲している。雌雄同色である。
低山から亜高山帯の針葉樹林内に生息する。木の幹に住む小さな昆虫類やクモを主食としている。幹に尾をつけて体を支え、這うような姿勢で幹をらせん状に上下し、餌となる虫をあさる。
木の割れ目や樹洞に、朽木の破片をクモの巣で繋いで椀状の巣を作る。産卵時期は3-5月で、産卵数は4-5個。抱卵日数は14-15日で、雌が抱卵する。雛は14-16日で巣立ちする。 |
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キバシリ /
山梨県甲州市柳沢峠 2014.05.02 14:15 |
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2014.05.02 /
山梨県甲州市柳沢峠 |
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この時期の横浜等では、桜等広葉樹は葉が茂って撮影の邪魔になりますが、標高1400mだと芽吹き始めたばかりで邪魔な葉が無い状況です。(前出:yatyo2.htm
16 yatyo18.htm
183) |
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キビタキ(黄鶲 学名:Ficedula narcissina ):スズメ目ヒタキ科ヒタキ亜科の鳥。福島県の県鳥。サハリンから日本列島全土と中国のごく一部の地域で繁殖し、冬期は東南アジアへ渡り越冬する。日本では夏鳥として全国の山間部で普通に見られる。全長13-14cm。雄は頭部から背面にかけて黒く、眉斑、腹部と腰は黄色。翼に白い斑がある。喉は、やや澄色がかっている。雌は上面は褐色で、腹部は褐色がかった白色。また、雄の若鳥も雌と良く似た褐色で、野外で若鳥の性別を判断することは極めて困難である。 |
山地の明るい雑木林に住み、昆虫類、節足動物等を捕食する。時々空中捕食もする。「ピッコロロ、ピッコロロ」と美しい声で鳴く。キビタキの囀声は変化に富んでおり、時には「オーシツクツク」とまるでセミのツクツクボウシの鳴声とそっくりな囀りをすることがある。また、他の鳥類の声を真似ることもあるという。 |
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キビタキ / 山梨県甲州市柳沢峠 2014.05.02
14:25
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2014.05.04 /
埼玉県加須市北大桑 (初出) |
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村の鎮守の森でフクロウが巣立ちしたとの連絡があり撮影に来ました。イチョウの木に居た一番子とコブシの木に居た二番子です。コブシの木にある洞が営巣場所、もう一羽居たようです。親は高い木立の中に居て、撮影は叶いませんでした。 |
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フクロウ(梟、鴞、学名:Strix uralensis
Pallas,
1771):フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される猛禽類である鳥類の一種。夜行性であるため人目に触れる機会は少ないが、その知名度は高く、「森の物知り博士」、「森の哲学者」などとして人間に親しまれている。木の枝で待ち伏せて音もなく飛び、獲物に飛び掛かることから「森の忍者」と称されることがある。 |
スカンジナビア半島から日本にかけてユーラシア大陸北部に帯状に広く分布する。温帯から亜寒帯にかけての針葉樹林、混交林、湿地、牧草地、農耕地などに生息し、留鳥として定住性が強い。日本では、九州以北から、四国、本州、北海道にかけて分布する留鳥で、平地から低山、亜高山帯にかけての森林、農耕地、草原、里山などに生息する。大木がある社寺林や公園で見られることがある。 |
全長は50-62 cm、翼開長は94-110 cm、尾長は22-25
cm。日本のフクロウ類ではシマフクロウ(全長約71 cm)、ワシミミズク、シロフクロウ(全長約58
cm[13])に次いで大きく、ハシボソガラス(全長約50 cm)と同じ程の大きさ。体重はオスが500-950
g、メスが570-1,300g。尾羽は12枚あり、褐色の横斑があり、やや長く扇形。上面は褐色の羽毛で覆われ、濃褐色や灰色、白い斑紋が入る。下面は白い羽毛で被われ、褐色の縦縞が入る。顔は灰褐色の羽毛で被われ、顔を縁取る羽毛(顔盤)はハート型。翼は短く、幅広い。翼下面は淡褐色の羽毛で被われ、黒い横縞が入る。雌雄同色。 |
平たいお面のような顔で、頭は丸くて大きい。目は大きく暗闇でも物がよく見えるように眼球が大きく発達し、眼球とまぶたの間に半透明の瞬膜があり、日中は眼球を覆い網膜を保護する。角膜は大きく盛り上がり、網膜細胞が発達している。目は、他の種類の鳥が頭部の側面にあるのに対して、人間と同じように頭部の前面に横に並んでいる。虹彩は黒や暗褐色で、嘴は先端が鋭く、視野の邪魔にならないように短く折れ曲がっていて、色彩は緑がかった黄褐色。趾は羽毛で被われ、指が前後2本ずつに分かれていて、大きな指の先に鋭いかぎ状の爪が付いている。ミミズクにある羽角はなく、耳は目の横にあり顔盤の羽毛で隠れている。幼鳥は全身が白い羽毛で被われる。 |
単独またはつがいで行動し、渡りは行わない。夜行性で昼間は樹洞や木の横枝などでほとんど動かず目を閉じで休息している。夕方から活動を始めるが、日中に行動することもある。冬場の獲物が少ない時や強風や雨天が続いた場合は昼間でも狩りを行ったり、保存した獲物を食べる。日中木の枝でじっとしている時にカケスなどの他の鳥に騒ぎ立てられて、他の場所へ逃げ出すこともある。森林内の比較的開けた空間や林縁部などの樹上で獲物を待ち伏せて、首を回しながら小動物の立てる物音を察知し獲物を見つけると羽音を立てずに軽やかにふわふわと直飛し獲物に近づく。足の指を広げて獲物の背中に突き立て、獲物を押さえつけて締め殺す。目は人間の10-100倍ほどの感度があるとみられていて、目で遠近感をつかめる範囲は60-78度と広いが、視野は約110度と狭く、これを補うために首は上下左右約180度回り、真後ろを見ることができる[28]。体を動かさずに首だけで約270度回すことができる。発達した顔盤は小さな音を聞くアンテナとしての機能があり。左右の耳は大きさが異なり位置も上下にずれているため、音源の位置の方向と距離を立体的に認識することができる。聴覚が発達しており、音により獲物の位置を特定し、雪の下にいるノネズミや地上付近のトンネル内を移動しているモグラやヒミズを仕留めることができる。 |
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巣立ちしたフクロウ / 埼玉県加須市北大桑
2014.05.04 09:51 |
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2014.05.04 / 茨城県古河市渡良瀬遊水地 (初出) |
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赤城山周辺で繁殖が進み、渡良瀬遊水地付近にも進出してきた由。大きさはヒヨドリくらいですが、結構神経質で撮影は大苦戦でした。 |
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ガビチョウ(画眉鳥、学名
Garrulax canorus):スズメ目チメドリ科に分類される鳥。同属のカオグロガビチョウ、カオジロガビチョウと共に外来生物法で特定外来生物に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100選定種にもなっている。 |
中国南部から東南アジア北部にかけて広く生息する。
日本では、ペットとして輸入された個体がかご脱けにより定着した。日本国内では留鳥として生息し、南東北、関東、中部、九州北部で見られる。本種が多く観察されるポイントとして、東京都内では高尾山が有名。南東北への侵入が確認されたのはごく最近であり、関東地方から分布を広げてきたようだが、地上採食性なので積雪による影響を考えるとこれ以上の北上はないとされている。なお日本以外にハワイ諸島にも侵入している。その侵入の経緯はソウシチョウと同じくホノルルの中華街の火事である。 |
体長約
22-25cmで、嘴と尾が長い。体色は全体的に茶褐色でかなり地味であるが、眼の周り及びその後方に眉状に伸びた特徴的な白い紋様を持つ。嘴の色は黄色。かなり大きな音色で美しく囀る。ウグイスやキビタキ、オオルリ、サンコウチョウといった他種の囀りをまねることがある。日本では里山など、人家に近い低山の雑木林が主な住みかで、営巣場所もそうした藪の中であるが、河原でも生息しており、民家の庭の木をソングポストにして囀っていることもある。
地上採食性で、地上を走り回って昆虫や果実を食べる。繁殖期はつがい又は単独で行動し、非繁殖期は小群をなして行動する。 |
カオジロガビチョウ(学名Garrulax sannio, 英名White-browed
Laughingthrush)
:大きさはガビチョウと同程度。体色もガビチョウに似るが、ガビチョウが茶褐色なのに対して灰褐色で、眼の周りから喉、嘴にかけて三角形状に白い。嘴は灰色。日本では群馬県赤城山の南面を中心とした狭い範囲でのみ確認されている。 |
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カオジロガビチョウ /
茨城県古河市渡良瀬遊水地 2014.05.04 14:34
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2014.05.10 /
藤沢市立石 (初出) |
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この時期は、コチドリも営巣場所を求めて内陸にも進出します。畑の中で撮影できました。 |
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コチドリ(小千鳥、学名:Charadrius dubius):チドリ目チドリ科チドリ属に分類される鳥類の一種。ユーラシア大陸の中緯度地方以北の熱帯から亜寒帯地域の広範囲で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部やユーラシア大陸南部で越冬する。
日本では亜種コチドリが夏季に本州、四国、九州で繁殖する(夏鳥)。西日本以南の暖地では少数が越冬する(留鳥)。南西諸島では冬鳥。 |
全長が約16cm、翼開長が約35cm。日本のチドリ類では最小の種。頭頂部と背面は灰褐色、腹面は白い羽毛で覆われる。眼の周囲の羽毛は黄色。この太い黄色のアイリングが特徴で、近縁種のハジロコチドリはアイリングがほとんど目立たず、イカルチドリのアイリングはより細い。他のチドリ類と異なり翼の上面に翼帯がない。嘴から眼を通り側頭部へ続く黒い筋模様(過眼線)が入る。額にも黒い斑紋が入り、過眼線と交わる。喉から後頭部にかけての羽毛は白い。頸部には黒い首輪状の斑紋が入る。肢はオレンジ。夏羽ではこの斑紋が黒いが、冬羽では薄くなる。また咽頭部にも首輪状の黒い斑紋がある。冬羽では眼の周囲の黄色いアイリングの幅が小さくなる。雌雄ほぼ同色。胸の黒い帯は雄の方が太い傾向がある。眼の周囲の太い過眼線は雄が黒色で、雌は褐色味を帯び黒色。幼鳥は全体の色がより褐色味を帯び、額に黒帯がない。 |
海岸や河川の中流域、湖、池、沼、水田、畑等に生息する。渡りの時期には、山地の開けた草原に飛来することもある。食性は動物食で、昆虫類、ミミズ類などの節足動物を食べる[5]。ユスリカ類の小型昆虫をよく食べる。水田や干潟などで採食することもある。俗に千鳥足と呼ばれるジグザグとした移動と静止を織り交ぜて素早く獲物に詰め寄り捕食する。浅い水辺で片脚を震わせて地面を叩くようにして、水生昆虫をおびき出して捕食することもある。繁殖形態は卵生。海岸の砂浜や埋立地、内陸の畑や造成地などに巣をつくる。浅い窪地を掘り小石や貝殻等を敷いた巣に、日本では4-7月に1回に3-4個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は24-25日。親は巣に外敵が近づくと翼を広げて身を屈め傷ついた振り(擬傷)をして巣から離れ、外敵の注意を巣から反らす。雛はその間じっとして動かず、保護色により周囲の小石と区別がつきづらくなる。雛は孵化後半日ほどで巣を放れ、親と一緒に採食するようになる。生後24-29日程で飛翔できるようになり、その後8-25日で独立する。生後1-2年で性成熟する。「ピィ」、「ピィピョ」と鳴き[4]、繁殖期には「ビュービュー」と鳴きながら飛翔する。 |
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コチドリ /
藤沢市立石 2014.05.10
07:35 |
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2014.05.10 /
藤沢市立石 |
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カラス等の天敵から雛を守るため、体の大きい雌が巣の周りで監視しています。水道橋の下にあったキャベツ畑の収穫が終わり、耕された後、芋虫等が出現するようになり、間食とでも言うのでしょうか、雌が降りてくるようになりました。雄は、専ら雛鳥に与えるための採餌です。(前出→126/yatyo13.htm)。 |
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チョウゲンボウ(長元坊、学名:Falco tinnunculus、英名:Common Kestrel):タカ目
ハヤブサ科 全長 雄 33cm
雌38.5cm(68〜76cm)。成鳥の雄は頭と尾羽が青灰色、上面は茶褐色で黒い斑があり、下面はクリーム色の地に黒褐色の縦縞がある。雌は上面が淡茶褐色の地に黒褐色の斑があり、下面も雄と似て縦斑がある。幼鳥は成鳥の雌によく似ており、区別の難しい個体もいる。目のまわりと足は黄色で、目は黒っぽい。 |
鋭くキッキッキッと鳴く。採餌は、空中を旋回して地上を接索し、ホバリング後、急降下して襲う。電柱などの高いところから見張り、地上近くを飛んで急襲することもある。小哺乳類や小鳥を捕らえるが、特にネズミ類が主要食である。繁殖期は4〜7月。 |
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チョウゲンボウ / 藤沢市立石 2014.05.10
11:14 |
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獲物をくわえたチョウゲンボウ / 藤沢市立石 2014.05.10
12:14 |
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2014.05.11 /
葛西臨海公園 (初出) |
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5月になると、この鳥が関東地方では多く見られます。概ね一ヶ月の後、北へ移動してしまいますが、鳥自体は交代しているのでしょう。 |
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チュウシャクシギ(中杓鴫、学名Numenius phaeopus):チドリ目シギ科に分類される鳥類の一種。その名前の由来は、大きく下にそったクチバシ。ユーラシア大陸と北アメリカの寒帯から亜寒帯にかけての地域で繁殖し、冬季はアフリカ、中東、インド、オーストラリア、中央アメリカ、南アメリカへの渡りをおこない越冬する。日本へは、旅鳥として春の渡りの時期には多数渡来するが、秋の記録は少ない。南西諸島では少数が越冬する。体長約42cm。体の大きさは、ダイシャクシギよりも一回り小さい。
全長は30-31 cmほどで、カイツブリより少し大きくハトくらいの大きさ。全長28-34
cm、翼開長56-60cm。体重265-450g。目が赤く、くちばしがわずかに上に反っている。冬羽はのどから腹にかけて白く、他が黒い。夏羽では頭部と背中が黒、わき腹が褐色、腹が白となり、後頭部にイワトビペンギンのようなにぶい金色の飾り羽があらわれる。雌雄同色。
渡りの時期には、数羽から数十羽の群れで干潟、水田、川岸等に生息する。長い嘴を利用して、干潟の砂の中のカニ等の甲殻類を捕食する。また、草地の中の昆虫類を捕食することもよくある。繁殖期はつがいで生活をし、地表に営巣して3-4卵を産む。雌雄とも抱卵をし、抱卵日数は27-28日である。 |
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チュウシャクシギ /
葛西臨海公園 2014.05.11 08:57 |
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蟹を捕まえたチュウシャクシギ / 横須賀市追浜 2014.05.11 09:36 |
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チュウシャクシギの飛翔 / 葛西臨海公園 2014.05.11 12:02 |
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2014.05.11 /
葛西臨海公園 (初出) |
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体長は35cmほどで、ハトと同じくらいの大きさ。翼と尾羽がツバメのように細くとがっていてスマートにみえる。くちばしはまっすぐで黒い。雌雄同色であり、頭、足、翼の先も黒く、のどと胸が白、他の体の部分はうすい灰色。日本は渡りのルートにあたり、ふつう春と秋に旅鳥として北海道から沖縄まで全国各地で観察される。国内で繁殖の例もあるとのことです。 |
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アジサシ(鯵刺、学名:Sterna
hirundo):チドリ目カモメ科に分類される鳥類の一種。ユーラシア大陸中部以北と北アメリカ大陸中部から東部の広い地域で繁殖し、冬はアフリカやオーストラリア、南アメリカなどの熱帯から南半球にかけての沿岸部で越冬する。 |
日本は渡りのルートにあたり、ふつう春と秋に旅鳥として北海道から沖縄まで全国各地で観察される。まれに、越夏する個体もある。また、近年富山県、群馬県、東京都で少数が繁殖していることが確認された。 |
体長は35cmほどで、ハトと同じくらいの大きさ。翼と尾羽がツバメのように細くとがっていてスマートにみえる。くちばしはまっすぐで黒い。雌雄同色であり、頭、足、翼の先も黒く、のどと胸が白、他の体の部分はうすい灰色。 |
日本では海岸に大きな群れがやってきて羽を休める。海に近い池や河川などの淡水域でも見られる。狙いをつけて水にダイビングして魚をとらえるが、狙いをつけるときには短時間ながらホバリング(停空飛行)をすることもある。コロニーで繁殖し、海岸や河川、湖畔の砂浜などに浅い窪みをつくり草などを巣材に用いて巣をつくる。2-3
卵を産む。 |
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アジサシ / 葛西臨海公園 2014.05.11
09:49
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2014.05.11 /
葛西臨海公園 |
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最近は保護活動が活発化し、小田原市の酒匂川以外でも営巣地の設営が盛んになり、葛西臨海公園でもデコイを設置して営巣、子育てを支援しております。連休が明けるとコアジサシが大挙して移動してきますが、餌取りの撮影は初めて成功しました。(前出:yatyo13.htm
129
yatyo23.htm
276) |
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コアジサシ:チドリ目 カモメ科 全長(翼開長)
22-28cm(47-55cm)。夏羽は、額が白く、頭頂から後頭と過眼線は黒色。体上面は青灰色。喉、体下面は白色。嘴は黄色で先端は黒い。足は橙黄色。
冬羽は、額の白色部が頭頂部まで広がり、嘴は黒くなる。足は黒か褐色である。雌雄同色。
幼鳥には背や翼にV字斑や小斑があり、普通は嘴は黒く、足も褐色か黒色、足や嘴の基部が橙色のものもいる。
キリッ キリッ、キィ キィと鳴く。水面から5〜7mぐらいの上空を水面を見ながら探餌し、魚を見つけると嘴から水中に飛び込んで捕えて食べる。体長10cmぐらい以下の魚が主流。飛び込むが、浅くしか潜れない。繁殖期は5〜7月で、一夫一妻。 |
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コアジサシ / 葛西臨海公園 2014.05.11 10:35 |
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2014.05.17/
横須賀市追浜 |
▼ ムクドリ大で、胴が長く、黄色い足。
全長は約25cmで海岸、干潟、河川に飛来する。 上面は濃い灰色で、飛翔時も白い部分はない。澄んだ声でピューイと鳴き、ピピピと続けたり、群れで鳴き交わしたりする。
(前出:yatyo23.htm
267
yatyo27.htm
330) |
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キアシシギ(黄足鴫、学名:Tringa brevipes):チドリ目シギ科に分類される鳥の一種。シギの仲間である。その名前の由来は、足が黄色いことから。シベリア北東部やカムチャツカ半島などで繁殖し、冬季は東南アジア、ニューギニア、オーストラリアに渡り越冬する。
日本では旅鳥として、北海道から沖縄までの各地で、春は4月から5月、秋は他のシギ・チドリよりも早く7月下旬から観察され始め、10月ごろまでごく普通に観察される。九州や南西諸島では、越冬する個体もある。
全長は約25cm、翼開長は約55
cm。成鳥夏羽は、体の上面が灰褐色で眉斑、頬、体の下面は白色。顔から頸にかけては灰褐色の縦斑が、脇から胸にかけては横斑がある。成鳥冬羽は、体の下面が淡い灰褐色になり、体の下面の斑は不鮮明になる。雌雄同色。足は黄色で、他のシギに比べて短めである。嘴は黒く、基部は灰色がかった黄色。
非繁殖期には、砂浜や干潟、磯、水田などに生息する。群れで行動することが多い。海岸部からかなり離れた河川でも観察されることもあるが、この場合、単独か多くても数羽のことが普通である。繁殖期は樹木の疎らな草原や川原、小石が混じったツンドラ地帯に生息する。
水深の浅い場所を歩きながら、カニや昆虫類などを食べる。防波堤、テトラポット、海岸の石の上などで休む。地上に営巣するが、木の上のツグミの古巣に営巣した例もある。20世紀始めまで、本種の巣は未発見だった。通常4卵を産む。ピュイピュイとすんだ声で鳴いたり、飛びながらピュイーと鳴く。。 |
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蟹を捕まえたキアシシギ /
横須賀市追浜 2014.05.17
09:17 |
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2014.05.17 /
藤沢市立石 (初出) |
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橋の下で、巣材を集めているところを見つけたので撮影してみました。飛翔速度が速いのは仕方ないのですが、川の護岸が近く、ピントが合い難くいため、ピンボケ写真の山となりました。 |
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イワツバメ(岩燕、Delichon
urbica):鳥綱スズメ目ツバメ科に分類される鳥類。夏季にアフリカ大陸北部やユーラシア大陸で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸やインド北部、東南アジアへ南下し越冬する。中華人民共和国南部などでは周年生息する。日本には亜種イワツバメが繁殖のために九州以北に飛来(夏鳥)するが、西日本では渡来地は局地的である。温暖な地域では越冬することもある。 |
全長13cm。体形は細い。尾羽の切りこみが浅い。上面は光沢のある黒褐色、下面が汚白色の羽毛で覆われる。腰が白い羽毛で覆われる。尾羽はアルファベットのV字状。 |
平地から山地にかけて生息する。食性は動物食で、昆虫を食べる。群れで飛行しながら口を大きく開けて獲物を捕食する。繁殖形態は卵生。海岸や山地の岩場に泥と枯れ草を使って上部に穴の空いた球状の巣を作り、日本では4-8月に1回に3-4個の卵を産む。岩場に営巣することが和名の由来。集団で営巣する。 |
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イワツバメ / 藤沢市立石 2014.05.17
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2014.05.17 /
藤沢市立石 (初出) |
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キジバト自体はそれほど珍しいとりではありませんが、この時期は繁殖期で、もっとも美しくなります。 田起しが終わった田圃に降りてきたので、飛び出しを狙っていたのですが、チョッと眼をそらしたタイミングで飛ばれてしまいました。 |
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キジバト(雉鳩、Streptopelia orientalis):鳥綱ハト目ハト科キジバト属に分類される鳥。別名ヤマバト。ユーラシア大陸東部と日本に分布。日本では国内で繁殖する留鳥(北海道や本州北部に分布する個体群は越冬のため南下する夏鳥)。種小名
orientalisは「東洋の」の意で英名と同義。 |
全長約33cm。体色は雌雄同色で茶褐色から紫灰色。翼に、黒と赤褐色の鱗状の模様があるのが特徴。英名のTurtleはこの鱗状の斑紋に由来する。また頚部側面に青と白の横縞模様がある。和名の由来はキジの雌に体色が似ていることが由来とされる。 |
平地から山地の明るい森林に生息するが、都市部でも普通に見られる。樹上に小枝等を組み合わせた皿状の巣を作るが、古巣を利用することも多く、人工建築物に営巣することもある。雄のさえずり声はかなり特徴的である。「デデッポッポー」と表現される。主に早朝にさえずる。さえずり声は個体によって音程などに違いがあり通常5音の発声であるが、4音でさえずる個体も確認される。人によっては譜例のようにさえずり声を8分の9拍子、付点4分音符=約72のテンポで「クークグッググーー」と表現した方がわかりやすい。食性は雑食で主に果実や種子を食べるが昆虫類、貝類、ミミズ等も食べる。繁殖期はほぼ周年で、1回に2個の卵を産む。抱卵日数は15-16日。抱卵は夕方から朝までの夜間は雌、昼間は雄が行う。雛は孵化後、約15日で巣立つ。一般的には番(つがい)で見られることが多いが、繁殖がうまくいかなかった場合は、1シーズンで番を解消するパターンも多い。 |
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キジバト / 藤沢市立石 2014.05.17
15:42
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2014.05.18 /
葛西臨海公園 |
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カワウは特に東京湾では数千羽といわれるほど数が多く、沖で魚の追込み漁を行うさまは壮観です。一説では6000羽とも1万羽とも言われます。目の前で大きめのハゼを捕らえて、悪戦苦闘しておりました。 (前出:yatyo15.htm
143
yatyo17.htm
167
yatyo28.htm
351) |
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カワウ(川鵜:ペリカン目 ウ科 全長(翼開長)
80-101cm(130-160cm)。雄は
体全体が黒色で光沢がある。褐色の羽根に黒色の羽縁がある。嘴は白く、頬や目の周りは黄色でウミウのように尖っていない。目は青緑色。婚姻色が出ると頭部が白くなる。足の付け根も白くなる。雌雄同色。
幼鳥は 体全体が淡色で光沢がなく、胸には白色部がある。 |
コァ コァやグァ グァと鳴く。尾を舵にして巧みに潜水して魚類や甲殻類を捕らえる。水中で捕まえた魚は飲み込まず、水面に出てから呑み込む。育雛期には、雛の頭を口の中に入れ、食道まで吐きもどした餌を与える。全国的に見るとほぼ1年中繁殖している。冬でも繁殖するのが特徴。産卵期は11月から翌年の6月までの長期にわたる。愛知県知多半島や大分県沖黒島のコロニーでは1月に、青森県下北半島では3月、東京都不忍池では秋から繁殖が始まる。不忍池の繁殖期は、最近さらに長期化する傾向にある。年に2〜3回行う。一夫一妻。 |
巣は地上から5〜25mぐらいの高さの枝上の場合が多いが、草地や裸地だったり、鉄塔だったり、最近ではいろんな場所で繁殖する。小枝や枯れ草、海藻などを使って皿形に作る。古巣もよく利用する。雌雄で巣材を運ぶ。卵数は3〜4個。雌雄で抱卵、育雛する。約29日で孵化(ふか)し、約38日で巣立つ。幼鳥は生後3〜4ヶ月頃には、コロニーから遠く離れた海や川の餌場まで、成鳥とともに隊列を組んで高空を群飛するようになる。 |
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カワウの餌取り /
葛西臨海公園 2014.05.18
12:29 |
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2009.05.24 /
河口湖フィールドセンター |
▼ 何回も撮影しておりますが、今回の写真がもっとも綺麗でした。 (前出:yatyo10.htm
96) |
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ノジコ(野路子、Emberiza sulphurata):動物界脊索動物門鳥綱スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥類。大韓民国、中華人民共和国南東部(台湾含む)、朝鮮民主主義人民共和国、日本、フィリピン北部に分布する。夏季に本州北部で繁殖(夏鳥)し、冬季になると中華人民共和国南東部、フィリピン北部へ南下し越冬する。本州西部以南では越冬する個体もいる。 |
全長13.5-15cm。翼開張21cm。尾羽の色彩は黒褐色で、外側から2枚ずつの尾羽には白い斑紋が入る。翼の色彩は黒褐色で、羽毛の外縁(羽縁)は淡褐色。中雨覆や大雨覆の先端には白い斑紋が入り、静止時には2本の白い筋模様(翼帯)に見える。眼の上下に白い輪模様(アイリング)がある。嘴の色彩は青みがかった灰色。後肢の色彩は黄色がかった淡褐色。オスは頭部や胴体上面が灰緑色の羽毛で覆われ、暗褐色の縦縞が入る。下面は黄色い羽毛で覆われる。眼先は黒い。メスは頭部や胴体上面が淡褐色、下面が淡黄色の羽毛で覆われ、眼先が淡褐色。 |
繁殖期には標高700-1,200mにある開けた森林に生息する。食性は雑食で、昆虫、種子などを食べる。地表では種子、繁殖になると樹上で昆虫を採食する。繁殖形態は卵生。草の根元や低木の樹上に植物の茎を組み合わせたお椀状の巣を作り、5-7月に1回に3-4個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は約14日。雛は孵化してから7-8日で巣立つ。 |
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ノジコ
/ 河口湖フィールドセンター 2014.05.24
10:36 |
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2009.05.24 /
河口湖フィールドセンター |
▼ 素晴らしく綺麗な声で啼きますが、何回撮影しても上手く行きません。 (前出:yatyo10.htm
95) |
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クロツグミ(黒鶫、学名:Turdus cardis):スズメ目ツグミ科に分類される鳥類の一種である。夏に主に日本の本州中部以北や中国の長江中流域などで繁殖し、冬には中国南部まで渡って越冬する。西日本では越冬する個体もいる。 |
体長は22cmほどでツグミよりすこし小さい。日本で記録されたツグミ属の中では、最も小さい種類の一つである。 オスは全身が黒く、腹側は白地に黒の斑点が目立つ。クチバシとアイリング(目のまわり)は黄色。 メスは全身が褐色で、胸から脇腹にかけてが白地に黒の斑点があり、腹は白。オスメスともヨーロッパに生息するクロウタドリに少し似るが、クロウタドリは全身の羽毛が一様に黒か褐色である点等で大いに異なる。更に、クロウタドリは日本では通常渡来しない迷鳥である。
主に山地や丘陵地の森林に生息し、繁殖するが、平野にある森林にも生息する。繁殖期は番いで生活し、縄張りを持つ。渡りの時期には小さな群れを作り、市街地の公園で観察されることもある。食性は主に動物食で、林の地面をはね歩きながら、昆虫やミミズなどを捕食する。
繁殖については、木の枝の上に、コケ類や枯れ枝、土を使って椀状の巣を作り、5-7月に3-4卵を産む。抱卵日数は12-13日、14日程で雛は巣立つ。雛の世話はオスとメスが共同で行う。オスは繁殖期には大きい声で独特の囀りを行う。さえずりは複雑で、さまざまな鳥の声を自分の歌に取り入れることもよくする。日本の夏鳥で最も魅力的なさえずりを聴かせる鳥のひとつといえる。地鳴きは「キョキョキョ」など。毎年同じ場所で繁殖しないようである。詳細は不明だが、ピンポイント(概ね10ha)のエリアに毎年飛来して、繁殖することは少ない可能性が高い。 |
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クロツグミ
/ 河口湖フィールドセンター 2014.05.24
14:31 |
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2014.05.25 /
八王子市 |
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サンコウチョウを求めていったのですが、偶然営巣中を発見し撮影。この地でもコサメビタキの営巣は珍しいとのことでした。(前出:yatyo10.htm
100
yatyo18.htm
181 yatyo24.htm
282) |
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コサメビタキ(小鮫鶲、Muscicapa dauurica):動物界脊索動物門鳥綱スズメ目ヒタキ科サメビタキ属に分類される鳥類。夏季にシベリア南部、朝鮮半島、ヒマラヤ山脈などで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下し越冬する。日本では基亜種が夏季に九州以北に繁殖のため飛来(夏鳥)する。
全長13cm。和名はサメビタキより小型である事に由来する。上面は灰褐色、下面は白い羽毛で覆われる。体側面は褐色みを帯びる。眼の周囲に不明瞭な白い斑紋(アイリング)が入り、眼先も白い。嘴はやや長い。嘴の色彩は黒く、下嘴基部の色彩はオレンジ色。幼鳥は上面や翼に淡褐色や淡灰色の斑紋が入る。
平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生息する。群れは形成せず、単独もしくはペアで生活する。食性は動物食で、昆虫などを食べる。樹先などに止まり、飛翔している獲物を目掛けて飛翔し捕食する。繁殖期に縄張りを形成する。日本では標高1,800m以下の落葉広葉樹林で繁殖する。高木の葉がない水平な樹上にウメノキゴケなどをクモの糸で付着させた樹皮やコケを組み合わせた皿状の巣を作り、日本では5-6月に1回に3-5個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は12-14日。雛は孵化してから12-14日で巣立つ。 |
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コサメビタキ / 八王子市 2014.05.25 10:53 |
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2014.06.01 /
藤沢市 |
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ここ2年間は子育てに失敗しておりましたが、今年は一羽ですが育ちました。
(前出:yatyo13.htm
125 yatyo18.htm
186) |
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ハヤブサ(隼、鶻、Falco peregrinus):タカ目 ハヤブサ科
全長(翼開長) 雄38-45cm
雌46-51cm(84-120cm)。雄は翼の幅が太めで、先端は尖っている。頭から背、翼の上面は青黒色で、下面は白っぽく細かい横じまがある。喉の縦斑は見えにくく、腹の中央部の斑は丸い。頬に髭状の俗に言うハヤブサ斑がある。雌は雄とあまり違いは無いが、体が大きい。喉の縦斑も明瞭に見られる。体下面の横斑も雄より太く明瞭に出る。雄では腹の中央部の斑が丸く見えるが、しっかりとした横斑状に見える。
若鳥は上面が暗褐色で、下面には縦斑がある。 |
キッキッキッと鋭く鳴く。獲物はほとんどがヒヨドリくらいの小鳥で、地上でネズミやウサギを捕らえることもあるが少ない。崖の上や見晴らしの良い木や杭、ビルの上から獲物を眺め、飛んでいる鳥を見つけると急降下し、足で蹴落として捕らえる。単独狩猟と共同狩猟がある。アメリカではビルの上から急降下してハトを捕らえることが知られている。ハンティングは主に日中行うが、大都会では夜間も明るいため活動することも多い。 |
繁殖は海岸や海岸に近い山地で行う。冬に移動を行わないものは年中繁殖地周辺に住み着く。2月上旬から3月にかけて営巣地周辺に執着が始まる。産卵期は日本海側南西部では3月上旬から4月上旬、東北地方以北では3月下旬から4月中旬頃。産卵期は個体によって違うこともある。一夫一妻。ビルなどの人口建造物での繁殖も知られる。 |
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えのしまの はやぶさすだつ なつはきぬ |
Summer has come when a falcon leaves the
nest at Enoshima. |
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ハヤブサ /
藤沢市 2014.06.01
14:05 |
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2014.06.20 /
札幌市円山公園 |
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マガモは地上で営巣するため、卵をカラスや蛇に襲われて、公園ではなかなか雛を見ることは難しいといわれております。当初は8羽の雛が居たそうですが、カラスに襲われ4羽になったそうです。
(前出:yatyo15.htm
149
yatyo24.htm
288 yatyo26.htm
315) |
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マガモ:カモ目 カモ科 全長
59cm。雄は
頭が光沢のある緑色で、嘴は黄色。首に白く細い輪がある。胸は褐色で腹側は灰白色。上尾筒は黒く、4枚の中央尾羽はカールしている。足は橙黄色。雌は
全身が褐色で黒褐色の斑がある。嘴は橙赤色で上嘴(じょうし)に黒斑がある。足は橙黄色。 |
グエッ、グエッ、グエッあるいはグエー、ゲゲと鳴く。雑食性だが、水草の葉・茎・種子などの植物食が主である。越冬地では、狩猟圧のため夜行性である。湿地や水田を歩きながら食べたり、水面で嘴を動かしてこしとるようにする。浅い水域で首を水底に入れたり、逆立ちして上半身を水中に入れ、水底の水草を食べる。繁殖時期は4〜8月で、一夫一妻。番の関係は抱卵期に解消する。番の形成は秋から春にかけて、越冬地で行われる。巣は、水辺の草むらや藪の下の浅いくぼみに草の葉などを敷いた皿形である。雌が作る。産座に自分の胸や腹の綿毛を敷く。卵数は6〜12個。雌が抱卵、世話をする。雛は約28日で孵化(ふか)し、約55日で独立する。雛は早成性の離巣性である。 |
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マガモの親子 / 札幌市円山公園 2014.06.20
12:36
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2014.06.22 /
根室市落石 (初出) |
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ウミスズメの仲間、体長は38cmほどでハトよりも大きい。夏羽では上のくちばしのつけ根に突起ができ、目とくちばしの後ろにも眉毛と髭のような白い飾り羽が現れて独特の風貌となるが、冬羽ではくちばしの突起と飾り羽がなくなる。 |
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ウトウ(善知鳥) Cerorhinca monocerata :チドリ目・ウミスズメ科に分類される海鳥の一種。
分類上は1種だけでウトウ属 Cerorhinca (Bonaparte, 1828)
を形成する。体長は38cmほどで、ハトよりも大きい。頭から胸、背にかけて灰黒色の羽毛に覆われるが、腹は白い。くちばしはやや大きく橙色である。夏羽では上のくちばしのつけ根に突起ができ、目とくちばしの後ろにも眉毛とひげのような白い飾り羽が現れて独特の風貌となるが、冬羽ではくちばしの突起と飾り羽がなくなる。体の大きさはツノメドリやエトピリカ程度であり、体色はエトロフウミスズメなどに似る。 |
北日本沿岸からカリフォルニア州までの北太平洋沿岸に広く分布する。日本でも北海道の天売島、大黒島、渡島小島、岩手県の椿島、宮城県の足島などで繁殖する。天売島は約100万羽が繁殖するといわれ、世界最大の繁殖地となっている。足島は日本での繁殖地の南限とされ、「陸前江ノ島のウミネコおよびウトウ繁殖地」として、「天売島海鳥繁殖地」とともに国の天然記念物に指定されている。 |
非繁殖期は沿岸の海上で小さな群れを作って過ごすが、南下する個体もおり、本州沿岸などでも観察される。他のウミスズメ科同様、潜水してイカナゴなど小魚やオキアミ、イカなどを捕食する。潜水能力は高く、翼を使用して水中を泳ぎまわることができる。個体に深度計を装着した研究によると、水深60mまで潜り、また2分間の潜水時間が観察されている。天売島の赤岩埼灯台とウトウのコロニーの立体写真(交差視)繁殖地では断崖の上の地面にコロニーを作り、深さ1m-5mほどの穴を斜めに掘って巣とする。メスは1個だけ産卵し、両親が交代で45日抱卵し、ヒナが孵化すると巣立ちまでの約50日間餌を運ぶ。この時期は毎日夜明け前に巣穴から一斉に親鳥が飛び立ち、夕方暗くなった頃にイワシやイカナゴをくちばしに大量にぶらさげ、鳴き声をあげながら帰ってくる。暗い時間帯に巣を出入りするのは、餌を横取りするカモメ類や捕食者への対応策と考えられている。 |
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ウトウ / 根室市落石 2014.06.22 09:00 |
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