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 感動写真集

2011年12月25日改訂

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♪メドレー:エナガ・クロジ・イカル・クロツグミ・キビタキ・ヨタカ
 

夏山路頭の白き島柄長   北舟

 
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A summer mountain path, a long-tailed tit with a white head.

2009年11月18日制作

北海道のシマエナガ

北海道のシマエナガ(札幌市藻岩山)

日本の野鳥を撮る旅'09

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91 ツ ミ

2009.04.26 / 横浜市青葉区藤が丘公園

▼ 小型の猛禽類に「ツミ」という名前の小型の鷹が居るのですが、営巣中との情報をキャッチし、早速出掛けました。住宅街の中に、丘と池がある可成り狭い公園ですが、オナガという烏の仲間のほか、意外に小鳥の多い公園でした。

ツミ(雀鷹、雀鷂、Accipiter gularis):動物界脊索動物門鳥綱タカ目タカ科ハイタカ属に分類される鳥。夏季に中華人民共和国東部や日本、朝鮮半島で繁殖し、冬季は中華人民共和国南部や東南アジアに南下して越冬する。日本では基亜種が温暖な地域では周年生息(留鳥)するが、寒冷地では冬季に南下(夏鳥)することもある。
 全長オス27cm、メス30cm。翼開長50-63cm。体重75-160g。漢字表記の雀は「小さい」の意で、和名はスズメタカが変化したメスに対しての呼称に由来する。下面は白い羽毛で覆われる。眼の周囲は黄色。幼鳥は上面が暗褐色、下面が淡褐色の羽毛で覆われる。胸部に縦縞、腹部にハート状、体側面に横縞状の暗褐色の斑紋が入る。虹彩は緑褐色。オスの成鳥は上面が青味がかった灰色、胸部から体側面はオレンジ色の羽毛で覆われる。虹彩は赤褐色。メスの成鳥は上面は灰褐色、下面には暗褐色の横縞が入る。虹彩は黄色。
 平地から山地の森林に生息する。単独もしくはペアで生活する。食性は動物食で、主に小形鳥類を食べるが、爬虫類、小形哺乳類、昆虫なども食べる。漢字表記の雀はスズメも含めた小型の鳥類を捕食することにも由来し、英名(sparrow=スズメ)と同義。繁殖形態は卵生。繁殖期には縄張りを形成する。針葉樹の樹上に木の枝を組み合わせた巣を作り4-6月に1回に2-5個の卵を産む。メスのみが抱卵を行い、抱卵期間は約30日。雛は孵化から約30日で巣立つ。縄張りにカラスが侵入すると激しい攻撃を仕掛けて追い払う。そのため、ツミの縄張り内でオナガが繁殖することがある。

小型の鷹「ツミ」

小型の鷹「ツミ」

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 ツ ミ

2009.09.20 / 横浜市戸塚区舞岡公園

▼ 当歳若鳥のメスです。胸のハートマークが可愛いですね。成鳥雌は胸に横縞が出て来ますので、換羽の最中と思われます。鳩と同じくらいの大きさで、鷹の仲間ですが、小型であるために雀という字を当てはめてあるそうです。小型を表す名前にチゴハヤブサの稚児、コチョウゲンボウの小を当ててある例もありますから、命名者の苦心が伺えます。

小型の鷹「ツミ」

小型の鷹「ツミ」

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92 オナガ

2009.04.26 / 横浜市青葉区藤が丘公園

▼ 烏の仲間で、ヒヨドリくらいの大きさですが、鳴声はウルサイほどですが、なかなか水色系の羽色で綺麗な鳥です。神経質で、なかなか撮影の機会が少ないのですが、この公園には7羽くらいの群れ、ファミリーかも知れませんが住み着いているようでした。

オナガ(尾長、学名:Cyanopica cyana) :カラス族の鳥。ユーラシア大陸の東西両端の2つの離れた地域に分かれて分布する留鳥である。 分布の一方はロシア東部、中国東部、日本など東アジアで、もう一方はイベリア半島の一部である。いずれの地域においても局所的、飛び地状に生息域が存在する。
 
 全長は 34-39cm で、キジバトより一回り大きい程度。ただし尾羽が 20-23cm と長く、頭と体の大きさはムクドリ大。 名前の由来は、尾羽が長いことによる。頭は黒く、背は淡い灰褐色、翼と尾は青灰色、のどから腹は灰白色で、尾の先が白い。
 
 平地から低山地の比較的明るい森林や竹林を好み、森林に近接する市街地などでも見られる。 食性は雑食で、昆虫や果実、種子などを常食する。いつも高いところにおり、群れで行動し、カラスの仲間とあって学習能力は高い。警戒心が強く、また敵に対するモビング(疑攻撃)行動も活発で、巣が襲われた場合などは集団で防衛にあたる。
 
 鳴き声は「ギューイギュイギュイ」「ゲー、ギー」などと汚い大声がよく聞かれるが、これは警戒音声であり、繁殖期のつがい同士などでは「チューイ、ピューイ、チュルチュルチュル」など愛らしい声で鳴き交わす。

オナガ

オナガ

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93 クロジ

2009.05.04 / 山梨県甲州市

▼ 冬になると、里山に降りてくる漂鳥といわれておりますが、暗い所に居る事が多く、見つけることは出来ても撮影には苦労する鳥の一種です。 ましてや羽色が黒いので、絵にすることも苦労しますが、偶然目の前に出て呉れましたので、慌ててシャッターを押しました。

クロジ(黒鵐、学名:Emberiza variabilis) :スズメ目ホオジロ科の鳥類の一種である。和名の由来は雄の体色が黒っぽいことによる。カムチャツカ半島南部から千島列島、サハリンで繁殖し、冬季は中国東部へ渡る。
 日本では、本州中部以北に留鳥として生息し繁殖する。冬季は南方や平地に移動する個体も多い(漂鳥)。北海道には夏鳥として渡来し、本州中部以西には、冬鳥として渡来する。日本では割合普通種であったが他の地域での生息の確認は長くされていなかったため、一時日本固有種とされていたこともある。全長約16.5cm。雄は全体に灰黒色。雌は灰褐色。

クロジ

クロジ

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94 イカル  

2009.05.15 / 山梨県富士吉田市

▼ どういう訳か、この鳥とは縁が薄く、この冬には都内砧公園に約300羽の群が来ていたそうですが、私が行った時には既に移動して一羽も居ませんでした。その後、多磨霊園等に居たのだそうですが、とうとう遭遇できませんでした。富士山の裾野は繁殖地になっているのだそうで、別の鳥を追掛けて行ったところ、この鳥がしきりに出てきました。鳥の撮影にはこのような予定外の撮影もありますから、結構面白いところがあります。

イカル(斑鳩、鵤、学名:Eophona personata):スズメ目アトリ科の鳥類。木の実を嘴(くちばし)で廻したり転がしたりするため、古くは「マメマワシ」や「マメコロガシ」、木の実を好んで食べるため「まめうまし」、「豆割り」などと呼ばれた。イカルという名の由来は、奈良県の斑鳩とも、鳴き声が「イカルコキー」と聞こえるからともいわれるが、定かではない。厳密には「斑鳩」の文字を使うのは誤用であり、「鵤」は角のように丈夫な嘴を持つ事に由来する。
 ロシア東部の沿海州方面と日本で繁殖し、北方の個体は冬季に中国南部に渡り越冬する。日本では北海道、本州、四国、九州の山林で繁殖するが、北日本の個体は冬季は本州以南の暖地に移動する。全長は約23cm。太く黄色い嘴を持つ。額から頭頂、顔前部、風切羽の一部が光沢のある濃い紺色で、体の上面と腹は灰褐色で、下腹から下尾筒は白い。初列風切羽に白斑がある。雌雄同色である。
 
 主に樹上で生活するが、非繁殖期には地上で採食している姿もよく見かける。木の実や草の種子を採食する。時には、昆虫類も食べている。繁殖期はつがいで生活するが、巣の周囲の狭い範囲しか縄張りとせず、数つがいが隣接してコロニー状に営巣することが多い。木の枝の上に、枯れ枝や草の蔓を組み合わせて椀状の巣を作る。産卵期は5-7月で、3-4個の卵を産む。抱卵期間は約14日。雛は孵化してから14日程で巣立つ。非繁殖期は数羽から数十羽の群れを形成して生活する。波状に上下に揺れるように飛翔する。

イカル

イカル

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95 クロツグミ  

2009.05.31 / 山梨県河口湖町

▼ 夏鳥であるこの鳥は、警戒心が強いため、朝か夕方の比較的くらい条件の時に出現するため、遭遇すること事態がなかなか難しい鳥です。この日は朝から曇り空でしたが、10時30分頃という時間帯で、しかも少し陽が射すという好条件でした。繁殖期ということもあるのでしょうが、ツガイで出現してくれました。このような幸運に遭遇し、この日は本当に幸せを感じたものです。

クロツグミ(黒鶫、学名:Turdus cardis):スズメ目ツグミ科に分類される鳥類の一種である。夏に主に日本の本州中部以北や中国の長江中流域などで繁殖し、冬には中国南部まで渡って越冬する。西日本では越冬する個体もいる。
 体長は22cmほどでツグミよりすこし小さい。日本で記録されたツグミ属の中では、最も小さい種類の一つである。 オスは全身が黒く、腹側は白地に黒の斑点が目立つ。クチバシとアイリング(目のまわり)は黄色。 メスは全身が褐色で、胸から脇腹にかけてが白地に黒の斑点があり、腹は白。オスメスともヨーロッパに生息するクロウタドリに少し似るが、クロウタドリは全身の羽毛が一様に黒か褐色である点等で大いに異なる。更に、クロウタドリは日本では通常渡来しない迷鳥である。
 
 主に山地や丘陵地の森林に生息し、繁殖するが、平野にある森林にも生息する。繁殖期は番いで生活し、縄張りを持つ。渡りの時期には小さな群れを作り、市街地の公園で観察されることもある。食性は主に動物食で、林の地面をはね歩きながら、昆虫やミミズなどを捕食する。
 
 繁殖については、木の枝の上に、コケ類や枯れ枝、土を使って椀状の巣を作り、5-7月に3-4卵を産む。抱卵日数は12-13日、14日程で雛は巣立つ。雛の世話はオスとメスが共同で行う。オスは繁殖期には大きい声で独特の囀りを行う。さえずりは複雑で、さまざまな鳥の声を自分の歌に取り入れることもよくする。日本の夏鳥で最も魅力的なさえずりを聴かせる鳥のひとつといえる。地鳴きは「キョキョキョ」など。毎年同じ場所で繁殖しないようである。詳細は不明だが、ピンポイント(概ね10ha)のエリアに毎年飛来して、繁殖することは少ない可能性が高い。

クロツグミのオス

クロツグミのオス

96 ノジコ

2009.05.23 / 山梨県河口湖町

▼ アオジに極めて良く似た鳥ですから、以前はどうやら見逃していたようです。啼声が違うので気がついて、眼の周りがメジロのような白いリングがあることで確認できました。なかなか可愛い啼声ですよ。

ノジコ(野路子、Emberiza sulphurata):動物界脊索動物門鳥綱スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥類。大韓民国、中華人民共和国南東部(台湾含む)、朝鮮民主主義人民共和国、日本、フィリピン北部に分布する。夏季に本州北部で繁殖(夏鳥)し、冬季になると中華人民共和国南東部、フィリピン北部へ南下し越冬する。本州西部以南では越冬する個体もいる。
 全長13.5-15cm。翼開張21cm。尾羽の色彩は黒褐色で、外側から2枚ずつの尾羽には白い斑紋が入る。翼の色彩は黒褐色で、羽毛の外縁(羽縁)は淡褐色。中雨覆や大雨覆の先端には白い斑紋が入り、静止時には2本の白い筋模様(翼帯)に見える。眼の上下に白い輪模様(アイリング)がある。嘴の色彩は青みがかった灰色。後肢の色彩は黄色がかった淡褐色。オスは頭部や胴体上面が灰緑色の羽毛で覆われ、暗褐色の縦縞が入る。下面は黄色い羽毛で覆われる。眼先は黒い。メスは頭部や胴体上面が淡褐色、下面が淡黄色の羽毛で覆われ、眼先が淡褐色。
 繁殖期には標高700-1,200mにある開けた森林に生息する。食性は雑食で、昆虫、種子などを食べる。地表では種子、繁殖になると樹上で昆虫を採食する。繁殖形態は卵生。草の根元や低木の樹上に植物の茎を組み合わせたお椀状の巣を作り、5-7月に1回に3-4個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は約14日。雛は孵化してから7-8日で巣立つ。

ノジコ

ノジコ

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97 ノゴマ

2009.07.12 / 石狩川河口域

▼ あこがれの鳥として、ある意味必死に探しておりまして、一昨年6月に、ウトナイ湖畔で、漸く姿を見ることが出来ましたが、あまりに近くて撮影にはいささか難渋した鳥でした。

 今回は、ある程度は期待しつつ、石狩川西側の堤防上の道路を歩いて野鳥の観察をしながら、あいの里から石狩大橋まで歩いてみました。結構な鳥達が居ましたが、少し遠くて500ミリでは苦しい撮影になりました。

ノゴマ(野駒、Luscinia calliope):動物界脊索動物門鳥綱スズメ目ツグミ科に分類される鳥。インド、カザフスタン、カンボジア、タイ、大韓民国、中華人民共和国(台湾、香港含む)、朝鮮民主主義人民共和国、日本、ネパール、フィリピン、ブータン、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、モンゴル、ラオス、ロシアに分布する。
 
 夏季に中華人民共和国、ロシアなどで繁殖し、冬季は東南アジアへ南下し越冬する。日本では夏季に北海道に繁殖のために飛来(夏鳥)する。岩手県早池峰山でも繁殖例がある。本州以南では渡りの途中に飛来(旅鳥)する。南西諸島では少数が越冬(冬鳥)する。
 
 全長15.5cm。体重16-29g。上面が緑褐色、胸部から腹部にかけての下面が汚白色の羽毛で覆われる。体側面は褐色みを帯びる。眼上部にある白い眉状の斑紋(眉斑)と嘴の基部から頸部へ向かう斑紋(顎線)は白く明瞭。
嘴の色彩は黒い。後肢の色彩は薄いオレンジ色。オスの喉は赤い斑紋が入る。メスの喉は赤い斑紋が入る個体もいるが面積が狭く、多くの個体は喉が白い。
 
 平地から亜高山帯にかけての草原や灌木林に生息し、渡りの途中や越冬地では森林に生息することもある。和名は野(原野)に生息するコマドリの意。秋季から冬季にかけては小規模な群れを形成して生活することもある。食性は動物食傾向の強い雑食で、主に昆虫類を食べるが果実も食べる。
 
 繁殖形態は卵生。繁殖期に縄張りを形成し、オスは草の上などで大声で様々な囀りを行う。種小名calliopeはギリシャ神話の文芸の女神「カリオペー」の意で、囀りに由来する。倒木の下などに枯葉や根などで皿状の巣を作り、6-8月に1回に3-5個の卵を産む。メスのみが抱卵する。
  憧れの野駒に遇ひし夏野道  北舟 

あこがれの のごまにあいし なつのみち

A summer field path, just happened to meet a Siberian rubythroat of my adoration.

ノゴマ(オス)

ノゴマ(オス)

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▲▼ 当日は晴天で、余りの暑さにへばってしまい、途中の道路まで木が迫っていたところの木陰で、水分補給と休憩をとることにして腰を下ろしました。一息入れたところで、周囲で忙しく小鳥が二羽鳴き交わしているのに気が付いて、声がする藪に目をこらして驚きました。何とノゴマが居たのです。
 どうやら営巣子育て中の藪の近くに腰を下ろしたようで、三脚の高さを調整して目線をあわせて待っておりました。最初にメスが姿を現し、その後はオスが周囲を飛び回って呉れたので、撮影は撮り放題になりました。私には幸運の女神が微笑んでくれたのですが、鳥には目触りなお邪魔虫が舞い込んできて、さぞかしご迷惑だったことでしょう。

ノゴマ(メス)

ノゴマ(メス)

98 シマエナガ

2009.07.14 / 札幌市藻岩山

▼ 本州にもエナガは沢山居るのですが北海道のエナガは、可愛さに秀でており、カメラマンにとっては格好の標的です。エナガは動きが俊敏で、一カ所に留まることが少なく、気ぜわしく動き回りますので、撮影側にとっては本当に難儀する標的です。
 私も何回もトライして失敗の連続でしたが、今回は何とか撮影できました。慈恵会ルートと呼ばれる登山口から入り尾根筋に出て旭山公園側にルートをとっておりましたら唐松林の中で十羽余りの群と遭遇し約20分の撮影ができました。本当に愛くるしい小鳥です。

エナガ(柄長、学名:Aegithalos caudatus):スズメ目エナガ科に分類される鳥である。エナガ科は世界で7種類が知られる。ヨーロッパから中央アジア日本まで広く分布しおもに林に生息するが、木の多い公園や街路樹の上などでもみることができる。
 体長は14cmほどで、スズメより小さい。くちばしと首が短く丸っこい体に長い尾羽がついたかわいらしい小鳥である。目の上の眉斑がそのまま背中まで太く黒い模様になっており、翼と尾も黒い。肩のあたりと尾の下はうすい褐色で、額と胸〜腹は白い。
 
 繁殖期はつがいでなわばりを持つが非繁殖期は小さな群れをつくる。シジュウカラ、メジロ、コゲラなどの違う種の小鳥と群れをつくることもある。木の上で小さな昆虫やクモを食べ、特にアブラムシを好む。また、草の種子なども食べる。また、非繁殖期にはねぐらをつくって小さなからだを寄せ合って集団で眠る習性がある。街中のふつうの街路樹がねぐらとなることもあり、ねぐらとなった街路樹は夕方にはたくさんのエナガの鳴き声でザワザワと騒がしくなり木の下には当然フンがたくさん落とされることになる。
 シマエナガ(島柄長、学名:Aegithalos caudatus japonicus ) は、エナガの亜種。ユーラシア大陸を横断するように分布するエナガには20種類ほどの亜種が知られており、日本には4亜種が分布する。北海道に分布するシマエナガは頭部全体が白い。ほかの3種はほとんど外見に違いはない。
  夏山路頭の白き島柄長  北舟 

なつやまじ かしらのしろき しまえなが 

A summer mountain path, a long-tailed tit with a white head.

頭部の白いシマエナガ

頭部の白いシマエナガ

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99 アメリカコガモ

2009.11.08 / 横浜市金沢区長浜公園

▼ 今年の春に初めて来たという情報を聞き、撮影に出掛けましたが、良い場所に出てくれず証拠写真に留まりましたが、この秋にも来てくれて、今度は砂浜の上で、色々とパフォーマンスしてくれました。胸に白い縦の白い筋がコガモと違う特徴ですが、他はコガモと全く同じです。コガモの群れに幼鳥の時に紛れ込んだのでしょうか。

アメリカコガモ Anas crecca carolinensis (Linnaeus, 1758) 英名:Green-winged Teal :「76 コガモ」の亜種で、雄は側面に横白線が入らず、肩から縦に白線が入ることで判別できる。日本国内では亜種コガモに混じって希に観察される。なお、本亜種をコガモとは別の独立種 Anas carolinensis (Gmelin, 1789) であるとする見方もある。

羽ばたくアメリカコガモ

羽ばたくアメリカコガモ

100 コサメビタキ

2009.09.13 / 横浜市戸塚区舞岡公園

▼ 私にとって、この鳥は撮影に難儀した鳥です。例年春に渡ってきて、高原で繁殖し、9月末頃横浜を経由して南下します。舞岡公園での滞留は比較的短く、せいぜい5日程度であり、土日カメラマンには少々タイミングが合わせにくい条件です。

 しかも小型故に、他の鳥であるエゾビタキ等にこみやられて、なかなか良い場所に出現できない処があります。今年は、運良くミズキの実のある場所に出てくれました。つぶらな瞳と、眼の周りの白いアイリングが特徴の可愛い小鳥でお気に入りです。

コサメビタキ(小鮫鶲、Muscicapa dauurica):動物界脊索動物門鳥綱スズメ目ヒタキ科サメビタキ属に分類される鳥類。夏季にシベリア南部朝鮮半島、ヒマラヤ山脈などで繁殖し冬季はユーラシア大陸南部インドネシアフィリピンへ南下し越冬する。日本では基亜種が夏季に九州以北に繁殖のため飛来(夏鳥)する。
 全長13cm。和名はサメビタキより小型である事に由来する。上面は灰褐色、下面は白い羽毛で覆われる。体側面は褐色みを帯びる。眼の周囲に不明瞭な白い斑紋(アイリング)が入り、眼先も白い。嘴はやや長い。嘴の色彩は黒く、下嘴基部の色彩はオレンジ色。幼鳥は上面や翼に淡褐色や淡灰色の斑紋が入る。
 
 平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生息する。群れは形成せず、単独もしくはペアで生活する。食性は動物食で、昆虫などを食べる。樹先などに止まり、飛翔している獲物を目掛けて飛翔し捕食する。繁殖期に縄張りを形成する。日本では標高1,800m以下の落葉広葉樹林で繁殖する。高木の葉がない水平な樹上にウメノキゴケなどをクモの糸で付着させた樹皮やコケを組み合わせた皿状の巣を作り、日本では5-6月に1回に3-5個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は12-14日。雛は孵化してから12-14日で巣立つ。

愛らしいコサメビタキ

枯れ木に遊ぶほおじろ

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