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2013.05.03 / 茨城県稲敷市 |
▼ 基本的には淡水域を好むシギですから、この日は7羽を数えました。背中にある小石を並べた様な斑紋が特徴とされております。(前出:yatyo21.htm
238) |
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タカブシギ
(鷹斑鷸、学名:Tringa glareola):チドリ目シギ科クサシギ属に分類される鳥類の一種。種小名のglareolaは「小石原」の意味で、羽の模様が小石が並んでいるように見えたことからついた。 |
ユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季はアフリカ、インド、東南アジア、ニューギニア、オーストラリアなどに渡り越冬する。日本では、旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来する。関東地方より南部では、少数が冬鳥として越冬する。 |
体長は20-22
cm、翼開長は約40 cm。成鳥夏羽は、頭から胸にかけては白地に褐色の縦斑が密に入っている。体の上面は黒褐色で、黒色や白色の横斑や斑点が入る。腰と腹は白色。アイリングは白色。眉斑は白く明瞭で、通眼線は黒褐色である。まっすぐな嘴は黒色で基部は緑黄色。足は暗い緑黄色。成鳥冬羽は、体の上面が灰黒褐色で灰色の斑が入るがやや不明瞭である。色柄などがクサシギと似ているが、飛翔時に見える翼下面が白っぽいのに対してクサシギは黒っぽい。雌雄同色である |
非繁殖期は数羽から数十羽程度の小さな群れを形成し、水田、湿地、川岸等の淡水域に生息する。主に内陸部でよく観察され、海水域に入ることはほとんどない。繁殖期は、湿地や樹木の疎らな草原などに生息する。泥の中を嘴で探りながら、昆虫類、貝類等を採食する。 |
繁殖期には、他のシギ類同様にディスプレー飛翔を行う。地上に営巣するが、樹上の他の鳥類の古巣を利用した例も知られる。通常4卵を産み、抱卵日数は22-23日程度である。「ピッピッピッ」という短い声を続けて鳴く。 |
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タカブシギ / 茨城県稲敷市 2013.05.03
13:19 |
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2013.05.04 / 東京都大田区 (初出) |
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わが国には、旅鳥として春と秋の渡りの時期に飛来するが、越冬する個体もいるとのことです。全長約24cm。成鳥夏羽は頭部から胸までは淡青灰色で、細かい黒斑がはいる。背は灰褐色で、体の下面は白色。嘴は黒く、足は黄緑色です。 |
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コアオアシシギ(小青足鴫、学名:Tringa stagnatilis)
:チドリ目シギ科に分類される鳥類の一種。主にロシア南部から中央アジアにかけての地域で繁殖するが、中国東北部でも局地的に繁殖している。冬季はアフリカ中部から南部、インド、東南アジア、オーストラリア等に渡り越冬する。日本では、旅鳥として春と秋の渡りの時期に本州、九州、沖縄において見られるが数は多くない。越冬する個体もいる。 |
全長約24cm。成鳥夏羽は頭部から胸までは淡青灰色で、細かい黒斑がはいる。背は灰褐色で、体の下面は白色である。嘴は黒く、足は黄緑色。成鳥冬羽は、頭部からの体の上面が灰色で、白い羽縁がある。足の色は暗色がかっている。雌雄同色。 |
越冬時は、海岸近くの水田や、湿地、干潟等に生息する。日本には単独か数羽の群れで渡来することが多い。繁殖期には、湖沼や湿地の側の草地などに生息する。食性は動物食で、水生昆虫や、甲殻類、貝類などを捕食する。繁殖形態は卵生。地上に営巣し、普通4卵を産む。「ピッピッピッ」「ピョー」などと鳴く。 |
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コアオアシシギ / 東京都大田区 2013.05.04
08:16 |
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2013.05.04 / 舞岡公園 (初出) |
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舞岡公園でも繁殖を始めたため、数が段々と増えつつあります。綺麗な鳥ですが、淡い色の羽をしているためか、ピントが合いにくい難儀な小鳥です。 |
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ソウシチョウ(相思鳥、学名Leiothrix
lutea):鳥綱スズメ目チメドリ科に分類される鳥類。外来生物法で特定外来生物に指定されており、「日本の侵略的外来種ワースト100」の選定種の1種。インド北部、中国南部、ベトナム北部、ミャンマー北部に自然分布。日本、ハワイ等に移入。 |
日本国内では「かご抜け鳥」とも呼ばれる外来種で、留鳥として住み着いている。現在、関東、東海、近畿、中国、四国、九州の各地で繁殖が確認されており
、関東では筑波山、近畿では六甲山系、九州では九重山系によく見られる。なお日本以外ではハワイ諸島で観賞目的で放鳥されたことがある。 |
全長がスズメと同じくらいの14-15cmほど。背面の羽毛は暗緑色。眉斑から頬は薄い黄色、咽頭部の羽毛は黄色で胸部は濃いオレンジ色、翼に黄色と濃い赤の斑紋がある。幼鳥の嘴は黒いが、成長に伴い赤くなる。体色に雌雄の別はないが、メスの体色はオスのそれより幾分薄くなる。 |
ササ類の繁茂する標高1,000m以下の常緑広葉樹林、落葉広葉樹林に生息する。またこういった藪の中に営巣し、越冬期は標高の低い地域に移動し、主に竹林や笹藪に生息し小群をなす。カラ類との混群をなすこともある。食性は雑食で、昆虫類、果実、種子等を食べる。繁殖形態は卵生で、1回に3個の卵を産む。 |
つがいのオスとメスを分けてしまうとお互いに鳴き交わしをするため、相思鳥の名がついたといわれる。ちなみに中国現地名は「紅嘴相思鳥」。 |
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ソウシチョウ /
山梨県甲州市柳沢峠 2013.05.04 13:28
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ソウシチョウ/万博公園(大阪市) 2011.2.20 14:05
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撮影:南光 優 |
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2013.05.05 /
東京都大田区 |
▼ 春は4月から5月、秋は7月下旬から10月ごろまで観察されます。九州や南西諸島では越冬する個体もあります。全長約25cm成鳥夏羽は、体の上面が灰褐色で眉斑、頬、体の下面は白色。顔から頸にかけては灰褐色の縦斑が、脇から胸にかけては横斑があります。足は黄色で、他のシギに比べて短め。(前出:yatyo23.htm
267) |
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キアシシギ(黄足鴫、学名:Tringa brevipes):チドリ目シギ科に分類される鳥の一種。シギの仲間である。その名前の由来は、足が黄色いことから。シベリア北東部やカムチャツカ半島などで繁殖し、冬季は東南アジア、ニューギニア、オーストラリアに渡り越冬する。 |
日本では旅鳥として、北海道から沖縄までの各地で、春は4月から5月、秋は他のシギ・チドリよりも早く7月下旬から観察され始め、10月ごろまでごく普通に観察される。九州や南西諸島では、越冬する個体もある。 |
全長は約25cm、翼開長は約55
cm。成鳥夏羽は、体の上面が灰褐色で眉斑、頬、体の下面は白色。顔から頸にかけては灰褐色の縦斑が、脇から胸にかけては横斑がある。成鳥冬羽は、体の下面が淡い灰褐色になり、体の下面の斑は不鮮明になる。雌雄同色。足は黄色で、他のシギに比べて短めである。嘴は黒く、基部は灰色がかった黄色。 |
非繁殖期には、砂浜や干潟、磯、水田などに生息する。群れで行動することが多い。海岸部からかなり離れた河川でも観察されることもあるが、この場合、単独か多くても数羽のことが普通である。繁殖期は樹木の疎らな草原や川原、小石が混じったツンドラ地帯に生息する。 |
水深の浅い場所を歩きながら、カニや昆虫類などを食べる。防波堤、テトラポット、海岸の石の上などで休む。地上に営巣するが、木の上のツグミの古巣に営巣した例もある。20世紀始めまで、本種の巣は未発見だった。通常4卵を産む。ピュイピュイとすんだ声で鳴いたり、飛びながらピュイーと鳴く。 |
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キアシシギ / 東京都大田区 2013.05.05
09:57
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2013.05.06 /
東京都大田区 |
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冬の姿は、比較的容易に観察できますが、夏姿は初めて撮影できました。(前出:yatyo6.htm 58) |
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タシギ(田鴫 学名:Gallinago gallinago
):チドリ目シギ科タシギ属の鳥。日本では渡りの途中に飛来する旅鳥、もしくは本州中部以南では越冬のため飛来する冬鳥。全長27cm。頭部、胸部、背面は褐色に黒と白が混ざったような羽毛で覆われる。この体色は草の中では保護色になる。腹部の羽毛は白い。次列風切羽の先端部の羽毛は白い。嘴は長く、直線的。 |
水田、河川、内陸の湿地等に生息する。和名は田によくいることが由来。単独で生活するが、10頭前後の小規模な群れを形成することもある。食性は動物食の強い雑食で昆虫類、節足動物、甲殻類、種子等を食べる。繁殖形態は卵生。 |
フランス料理では食材として用いられる。タシギは狩猟鳥に指定されており、狩猟の対象種である。大日本猟友会が発行している狩猟読本では、『骨が柔らかくその食味は正に焼鳥の王者である』の記述がある。狙撃(スナイピング、sniping
)はタシギ猟からの語源といわれている。 |
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タシギ夏姿
/ 東京都大田区 2013.05.06
08:51 |
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2013.05.12 /
茨城県稲敷市 (初出) |
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ユーラシア大陸の寒帯や北極圏で繁殖し、冬季はアフリカ大陸中部、地中海沿岸、中近東、インド、東南アジアに渡って越冬し、日本には、旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来します。秋よりも春の渡りの方が渡来数は多く、まれに越冬する個体もあるようです。体長約30cm。成鳥夏羽は全体にすすけた黒色で、白い羽縁が目立ち、背中央から腰は白く、アイリングは白い。成鳥冬羽は全身灰褐色で、上面に細かい黒褐色斑があります。稲敷では、真っ黒になると移動するといわれていますが、幸運にも最終便に間に合ったようです。 |
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ツルシギ(鶴鷸、学名:Tringa
erythropus):チドリ目シギ科に分類される鳥類の一種。その名前の由来は、足とクチバシが赤色であり、ツルを連想させることから。 |
ユーラシア大陸の寒帯や北極圏で繁殖する。冬季はアフリカ大陸中部、地中海沿岸、中近東、インド、東南アジアに渡って越冬する。日本には、旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来する。秋よりも春の渡りの方が渡来数は多い。まれに越冬する個体もある。 |
体長約30cm。成鳥夏羽は全体にすすけた黒色で、白い羽縁が目立つ。背中央から腰は白い。アイリングは白い。成鳥冬羽は全身灰褐色で、上面に細かい黒褐色斑がある。幼鳥は成鳥冬羽と似ているが、全体に褐色味が強く、体の下面には灰褐色の縦斑と横斑が密にある。足は赤色。嘴は黒く下嘴の基部は赤色。冬羽では色がやや淡くなる。 |
非繁殖期には、水田、湿地、河口、干潟などに生息する。繁殖期は湿地、湖沼の周辺、樹木の少ない荒れ地などに生息する。非繁殖期には、小規模の群れを形成する。食性は動物食で、昆虫類や甲殻類、貝類を捕食する。繁殖形態は卵生。繁殖時期は4月末から6月で、地上に営巣し普通4卵を産む。雌は産卵後まもなく巣を離れ、以後の抱卵、育雛は雄が行う。 |
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ツルシギ / 茨城県稲敷市 2013.05.12 08:14 |
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2013.05.12 /
銚子市外川漁港
(初出) |
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夏季にヨーロッパ、ロシア西部および東部、カナダ、アメリカ合衆国北部等で繁殖し、冬季は沿岸部に出て、多くは南下して越冬します。日本では冬季に冬鳥として九州以北に飛来し、北海道で繁殖します。全長約47cm、夏季には夏羽として頸部から胸が赤褐色の羽毛で覆われ、和名の由来になっています。二羽で居ましたが、この時期の色合いからして幼鳥と考えられます。 |
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アカエリカイツブリ(赤襟鳰、Podiceps grisegena):カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属に分類される鳥類。夏季にヨーロッパ、ロシア西部および東部、カナダ、アメリカ合衆国北部などで繁殖する。冬季は沿岸部に出て、多くは南下して越冬する。日本では冬季に冬鳥として九州以北に飛来するが、北海道では繁殖する。 |
全長40-50cm、翼開長77-85cm、体重806-925g。やや大型のカイツブリ類である。頸は長くて、嘴はまっすぐでやや長い。嘴の色彩は黄色で先端が黒い。雌雄同色。夏季には夏羽として頸部から胸が赤褐色の羽毛で覆われ、和名や英名(red-necked=赤い首をした)の由来になっている。頬は灰白色。額から後頭にかけて黒い羽毛で覆われ、頭頂の羽毛が冠羽としてやや伸長する。体上面は黒く、腹部は白い羽毛で覆われる。小雨覆や次列風切には白い斑紋が入る。冬季には冬羽となり頬は白く、額から後頭にかけて淡褐色で、頸部が淡灰色の羽毛で覆われる。 |
夏季は内陸の湖や池沼などに生息するが、冬季には河口や内湾に生息する。食性は動物食で、魚類、カエル、昆虫、甲殻類などを食べる。潜水して獲物を捕食する。繁殖期には縄張りを形成する。水辺近くの水生植物などに固定された水生植物の葉や茎を組み合わせた逆円錐状の巣を雌雄で作り、6-8月に1回に通常4個(3-6個)の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は約21日。卵は淡青色だが、次第に赤褐色に汚れる。生後2年で性成熟する。 |
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アカエリカイツブリ /
銚子市外川漁港 2013.05.12
10:31 |
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2013.05.12 /
銚子市外川漁港
(初出) |
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北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になると越冬のため北大西洋、北太平洋の沿岸部に南下し、日本には冬季に越冬のため九州以北に冬鳥として飛来します。全長約63cm、虹彩は赤く、頭部上面は灰黒褐色の羽毛で覆われ、夏羽は頭部が灰褐色、前頸部が赤褐色の羽毛で覆われます。この個体は足を負傷しているようで、傷が癒えるまでは留まったようです。 |
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アビ(阿比、Gavia
stellata):鳥類アビ目アビ科アビ属の1種。あびという呼び名はアビ科に属する鳥の総称として用いられ、古名かずくとり(潜鳥)。地方名へいけどり(平家鳥)、へいけだおしとも称される。これらは瀬戸内海に多数渡来したオオハムとともにその鳴き声が壇ノ浦の戦いによる平家の滅亡を悲しむ声とされたことによる。 |
アビという名称については江戸時代の中期よりみられるが、その和名はオオハムのハムと同様、潜水して魚を食(は)む「はみ(食み)」が変化したとする説があり、また、水かきをもつ足より「あしひろ(足広)」または「あしひれ(足鰭)」などから転訛したものとも考えられる。 |
北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になると越冬のため北大西洋、北太平洋の沿岸部に南下する。日本では冬季に越冬のため九州以北に冬鳥として飛来する。また、北海道では渡りの途中に旅鳥として飛来する。 |
全長63cm。翼開長109cm。上面は灰黒褐色の羽毛で覆われる。虹彩は赤い。嘴はやや上方へ反る。夏羽は頭部が灰褐色、前頸部が赤褐色の羽毛で覆われる。冬羽は額から後頸にかけて黒褐色、喉から腹部にかけて白い羽毛で覆われる。 |
アビ漁:瀬戸内海に浮かぶ斎島(呉市旧豊田郡豊浜町)では、アビ類(正確にはほとんどがシロエリオオハム)を目印にした「鳥持網代」(とりもちあじろ)または「鳥付網代」(とりつきあじろ)と呼ばれる漁場での漁「イカリ漁」が古くから行われていた。アビ漁は江戸時代の元禄あるいは寛永に始まったといわれ、かつては芸予諸島の竹原市忠海沖から防予諸島の周防大島沖まで広範囲に行われていた。アビの群れが好物のイカナゴを取り囲むようにして攻撃すると、追い込まれたイカナゴの群れは海中に潜る。これを狙ってマダイやスズキがやってきたところを一本釣りするというものである。それゆえこの地域ではアビを大切に保護してきた。この地域は「アビ渡来群游海面」として1931年(昭和6年)国の天然記念物に指定され、1964年には広島県の県鳥に指定されている。 |
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アビ /
銚子市外川漁港 2013.05.12 10:40 |
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2013.07.14 /
葛西臨海公園 (初出) |
▼ 関東地方では、3〜4年ごとに見ることが出来るそうですが、今年は葛西臨海公園に来てくれました。 |
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シベリアオオハシシギ(シベリア大嘴鴫、学名:Limnodromus semipalmatus )
:チドリ目シギ科に分類される鳥類の一種。ロシアのオビ川流域、バイカル湖周辺、中国東北部で繁殖し、冬季はインド東部、東南アジア、オーストラリア北部に渡り越冬する。繁殖地、越冬地とも、やや局所的である。ではまれな旅鳥として、春秋の渡りの時期に少数が飛来する。ほとんどが、1羽での記録である。 |
全長約35cm。体色等はオオハシシギとよく似ている。雄成鳥夏羽は、顔から胸は赤褐色で、頭頂から背中にかけて黒い縦斑がある。下腹部から下尾筒にかけては白色で、黒褐色の斑がある。雌成鳥夏羽は、雄に比べると淡色である。成鳥冬羽は雌雄とも、頭上や体の上面は灰褐色で、眉斑は白い。体の下面は白く、頸や胸に灰褐色の斑がある。嘴は黒色で長く伸びている。足は黒色で、オオハシシギよりも長い。 |
非繁殖時には、海沿いの水田や湿地、河口、干潟に生息する。水中に嘴を差込みながら、昆虫類や甲殻類、貝類などを捕食する。鳴き声は、「チェッチェッ」「ケッ」。非繁殖期にはほとんど鳴かない。 |
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シベリアオオハシシギ /
葛西臨海公園 2013.07.14 11:59 |
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2013.08.03 /
葛西臨海公園 |
▼ チュウサギの飛翔姿を撮影出来ました。 (前出:yatyo19.htm
205) |
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チュウサギ(中鷺、学名:Ardea
intermedia):コウノトリ目サギ科の鳥で、白鷺の仲間。名前は中型のサギを示す。体長 68cm
ほどで、ダイサギより一回り小さい。全身が白、足は全体が黒く、眼先が黄色。ダイサギに似るが、体長が小さいこと、嘴が短いこと、眼下に入る口角の切れ込みが眼の真下で止まるところで区別できる。夏羽では嘴が黒くなり、背に飾り羽根が現れる。眼先が少々緑がかる。冬羽では嘴が黄色くなるが、先端のみ黒く残る場合もある。 |
ユーラシア、アフリカ、オーストラリアの温帯から熱帯に分布する。日本では夏鳥で、本州以南に渡来する。また九州など暖地では少数が越冬する。内陸の平地を好み、田植え前の田、休耕田など比較的乾いた場所で、主にバッタなどの昆虫を捕食する。 |
他の白鷺と同様に、非繁殖期は単独行動するが、繁殖期には水辺の林などに「サギ山」と呼ばれる集団営巣地を取り、一夫一妻である。鳴き声は「ゴァー」など。 |
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しらさぎの いとどかろやか なつのはま |
The summer beach, a white heron flies more lightly. |
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チュウサギ /
葛西臨海公園 2013.08.03 13:38 |
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2013.08.04 /
葛西臨海公園 |
▼ ゴイサギの幼鳥をホシゴイと呼びますが、4羽来ておりました。前日から来ていたオオタカ若鳥に獲物として狙いを定められた事を認識し、体中の羽を逆立てた姿です。この後、すぐに飛んで逃げ、オオタカも追い掛けて飛んで行きました。無事逃げたようでした。
(前出:yatyo4.htm
35 yatyo24.htm
283) |
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ゴイサギ(五位鷺 学名:
Nycticorax nycticorax
):鳥綱コウノトリ目サギ科ゴイサギ属に分類される鳥。北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、アフリカ大陸、ユーラシア大陸、東南アジア等の熱帯、温帯に広く分布するが、寒冷地で繁殖するものは冬には暖地に移動する。体長58cm。カラスより少し大きい。足や嘴はアオサギやダイサギ程は長くない。成鳥は背中が黒っぽく、胸や腹が白い。虹彩は赤い。頭頂部には長く白い冠羽がある。幼鳥は褐色の体に白い斑点があり、成鳥とは全くちがうもようをしている。そのため「ホシゴイ」(星五位)と呼ばれることもある。 |
森林に生息する。英名 :
Night heron(夜のサギ)またはNight
raven(夜のカラス)の通り、夜行性で、昼間は樹上等で休んでいる。雨天や曇りの日は昼間でも活動することがある。雨の夜にはカエルを狙って水辺近くの路上に現れることもある。鳴き声は大きく「クワッ、クワッ」ときこえ、夜に飛びながら鳴くので不気味である。 |
食性は肉食性で魚類、蛙、甲殻類等を食べ、夜のうちに養殖池の鯉や金魚を食べて損害を与えることもある。水辺で静止し、獲物が通りかかるのを待ち伏せる。獲物が通りかかると普段は折りたたんでいる頚部を伸ばして捕食する。繁殖は集団繁殖であり、他のサギ科の鳥と共に行うこともあるが、その場合は繁殖地の一角にゴイサギだけが集まる区画を作るという。繁殖期は昼間も採食行動を行う。 |
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ホシゴイ絶体絶命 /
葛西臨海公園 2013.08.04 12:34 |
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2013.08.14 / 葛西臨海公園 |
▼ 三年連続でやってきました。例年6月にはやってきておりましたが、今回は8月になってやってきました。昨年の個体より背中の羽が黒く、夏羽が綺麗でした。 (前出:yatyo19.htm
207 yatyo20.htm
226) |
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アカガシラサギ(赤頭鷺、Ardeola bacchus):動物界脊索動物門鳥綱コウノトリ目サギ科アカガシラサギ属に分類される鳥類。インドネシア(スマトラ島北部、ボルネオ島)、カンボジア、タイ、中華人民共和国南東部(台湾含む)、日本、ベトナム、マレーシア、ミャンマー東部、ラオスに分布する。
夏季に中華人民共和国中東部で繁殖し、冬季になると東南アジアへ南下し越冬する。英名Chineseは中華人民共和国で繁殖する事に由来する。中華人民共和国南部では周年生息する。日本では冬季に越冬のため主に南西諸島に少数飛来(冬鳥)する。兵庫県神戸市でも越冬記録がある。まれに渡りの途中に飛来(旅鳥)し、秋田県、熊本県、千葉県では繁殖例がある。
全長42-45cm。翼開張75-90cm。腹部は白い羽毛で被われる。尾羽や翼の色彩は白い。嘴の色彩は黄色く、先端が黒い。後肢の色彩はオレンジがかった黄色や黄緑色。夏季は頭部から頸部が赤褐色、胴体上面は青みがかった灰黒色、胸部が紫褐色の羽毛で被われ(夏羽)、和名の由来になっている。冬季は夏季は頭部から頸部、胸部、胴体上面が黒褐色の羽毛で被われ、淡褐色の縦縞が入る(冬羽)。
河川、湖沼、湿原、干潟、水田などに生息する。夜行性。食性は動物食で、魚類、甲殻類、水生昆虫、両生類などを食べる。繁殖形態は卵生。集団繁殖地(コロニー)を形成する。しばしば他種と混成でコロニーを作る。雄が巣材を集め、雌が竹林などの樹上に巣を作る。1腹3-6個の卵を産み、抱卵期間は18-22日である。抱卵、育雛とも雌雄共同で行う。雛は孵化後約30日で飛べるようになるが、その後6日程の間は親から給餌される。
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アカガシラサギ /
葛西臨海公園 2013.08.14 13:38 |
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