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2014.11.03 /
横浜市泉区今田調整池 |
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クロハラアジサシが再度やってきていると聞き、ハジロクロハラアジサシかもしれないとの期待を込めて挑戦したのですが、飛来を待つ間に道路下にある水路上を飛翔するカワセミを撮影できました。見下ろす位置から初めて撮影できました。
(前出:yatyo1.htm
私の小鳥撮影旅行 yatyo5.htm
44 yatyo13.htm
137) |
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カワセミ(翡翠 学名:Alcedo
atthis
):ブッポウソウ目カワセミ科に分類される鳥。水辺に生息する小鳥で、鮮やかな水色の体色と長いくちばしが特徴。古くはソニドリと呼ばれ、ヒスイと呼ばれることもある。体長は17cmほどで、スズメほどの大きさ。くちばしが長く、頭が大きく、首、尾、足は短い。くちばしは黒いが、メスは下のくちばしが赤いのでオスと区別できる。また、若干メスよりオスの方が色鮮やかである。頭、頬、背中は青く、頭は鱗のような模様がある。のどと耳の辺りが白く、胸と腹と眼の前後は橙色。足は赤い。本来、カワセミ自身は青くなく、光の加減で青く見える構造色で、シャボン玉の色がさまざまに見えるのと同じ原理。
この美しい外見から「渓流の宝石」などと呼ばれる。特に両翼の間からのぞく背中の水色は鮮やかで、光の当たり方によっては緑色にも見える。
漢字表記が翡翠(ヒスイ)と同じなのはこのためである。 |
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かわせみの みなもかすめて とびさりぬ |
A
kingfisher flew away by the water surface. |
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カワセミ飛翔
/ 横浜市泉区今田調整池 2014.11.03 09:12 |
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2014.11.07 /
札幌円山公園 (初出) |
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モミジの紅葉を撮影に行きましたが、一羽のハシブトガラスが降りてきて、「撮って!」とばかりにポーズをとるので、思わずシャッターを押しました。古来、女性の美しい黒髪を例えて、「烏の濡れ羽色」とも言いますが、本家の輝きも本当にきれいですね。 |
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ハシブトガラス(嘴太烏、学名:Corvus
macrorhynchos):スズメ目カラス科カラス属に分類される鳥類の一種。日本で「カラス」といえば本種かハシボソガラスを指すのが一般的である。ユーラシア大陸東部(東洋区、旧北区東部)に分布する。日本では留鳥として、小笠原諸島を除き全国で、低地から山地まで幅広く分布する。 |
全長56cm、翼開長100cm、体重550-750gほどで、全身が光沢のある黒色をしており、雌雄同色。ハシボソガラスに似るがやや大きく、嘴が太く上嘴が曲がっているところと、額(嘴の上)が出っ張っているところで判別できる。なお、突然変異で白い個体が出現することもあり、これはアルビノまたは白変種と考えられる。 |
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英名 "Jungle Crow"
も示すように、元来は森林に住むカラスであり、現在も山間部など森林地帯に広く分布しているが、近年日本では都市部において急速に分布を拡げた。食性は雑食で、昆虫や木の実、動物の死骸など、あらゆるものを食べる。特に脂質を好み、石鹸や和蝋燭を食べることもある。また、小鳥やネズミなどの生きた小動物を捕食することもある。主に電柱や高木上など高所から地上を見下ろして餌を探し、餌を見つけると下りて行ってとり、高所に戻って食べる。鋭い嘴は、つつくだけでなく咬む力にも優れており、肉なども引きちぎって食べることができる。生態が類似するハシボソガラスよりも肉食性が強い |
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産卵期は4月頃で、主に樹林内の大木に木の枝などを用いた巣を作り、2-5卵を産む。抱卵日数は約20日で、メスのみが抱卵する。雛への給餌は雌雄で行い、雛は孵化してから約1か月で巣立つ。その後約1か月は家族群で行動し、独立する。若鳥は約3年間群れで行動し、その後ペアで縄張りを構える。夜間人が立ち入る事の無いよく茂った森に集団ねぐらをとる習性があり、冬期には特に多数が集まる。鳴き声は「カーカー」と澄んでおり、ここでもハシボソガラス(少々濁る)と判別できる。寿命は飼育下では約20年、野生下では約10年とされる。 |
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ハシブトガラス / 札幌円山公園 2014.11.07
12:09 |
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2014.11.08 /
北海道中川郡幕別町 (初出) |
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帯広市から、ハクガンが居るといわれていた十勝川河口域に移動する際、レンタカー付のカーナビに慣れないので、ひたすら南下を試みたのですが、道路を西側に間違えていたようでした。幕別町糠内付近で前方にオオワシを発見して撮影したものですが、越冬のために飛来したばかりのようでした。最後には、私の頭上を通過しました。 |
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オオワシ(大鷲、Haliaeetus
pelagicus):鳥綱タカ目タカ科オジロワシ属に分類される鳥類。夏季にロシア東部(カムチャッカ半島、樺太北部など)で繁殖し、冬季になると越冬のため朝鮮半島、沿海州、カムチャッカ半島南部などへ南下する。オホーツク海沿岸部では冬季に南下する個体が多いが、一方でカムチャッカ半島では千島列島以南へ南下せずに留まる個体も多い[3]。日本では基亜種が冬季に越冬のため北海道や本州北部に飛来(冬鳥)する。
全長オス88cm、メス102cm。翼長オス56-65cm、メス60-65cm。翼開張220-250cm。尾羽は長い楔形。尾羽の枚数は14枚。全身の羽衣は黒や黒褐色で、頭頂から頸部を被う羽毛は羽軸に沿って白い斑紋(軸斑)が入る。尾羽は白い。飛翔時には翼後縁部が膨らんで見える。翼は黒や黒褐色。虹彩は黄色。嘴は大型。嘴や後肢は黄色や橙色。幼鳥は全身の羽衣が淡褐色で、下面や翼に白い斑紋が入る。尾羽の外縁(羽縁)や先端に褐色の斑紋が入る。
海岸や河川、湖沼などに生息する[3][a
3]。種小名pelagicusは「海の、外洋の」の意。越冬地では水辺の樹上で休む。食性は動物食で、主に魚類(カラフトマス、サケ、スケトウダラなど)を食べるが鳥類(カモ類)、小型から中型の哺乳類、動物の死骸(魚類、アザラシ、クジラなど)なども食べる。繁殖形態は卵生。アムール川下流域やカムチャッカ半島では4月までに海辺や水辺にある大木の樹上(ダケカンバ、ドロノキなど)や断崖に巣を作る。ロシア極東部では4-5月に1-3個(主に2個)の卵を産む。抱卵期間は1か月から1か月半。雛は5-6月に孵化し、8月に巣立つ。 |
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オオワシ /
北海道中川郡幕別町 2014.11.08 10:50 |
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2014.11.08 /
北海道十勝郡浦幌町 (初出) |
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三日月沼に到着したとき、目的のハクガンは丁度沼へ向かって降下中でしたので、残念ながら少しタイミングが遅れました。しかし、居ることが確認できて一安心しました。その後、ヒシクイの群れが次から次へと沼に向かって降下していくので、嬉しくなって沢山撮影しましたが、なかなか良い写真にはなりません。 |
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ヒシクイ(菱喰、Anser
fabalis):鳥綱カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類。全長78-100cm。翼開張142-175cm
。頸部は長い。上面の羽衣は羽毛の外縁(羽縁)が淡色の暗褐色、体下面の羽衣は白い。尾羽基部を被う羽毛(上尾筒、下尾筒)は白い。尾羽は黒く、外側尾羽や先端が白い。嘴の色彩は黒く、先端にオレンジやピンクの帯模様が入る。幼鳥は雨覆の羽縁が白い。 |
湖沼、池、湿原、河川、水田、海岸などに生息する。夜間は大きな水場の中央に集まり休む。食性は植物食で、草、茎、根、果実、種子などを食べる。和名はヒシの果実を食べることが由来。種小名fabalisは「豆の」の意で、豆を食べることが由来で英名(bean=豆)と同義。繁殖形態は卵生。タイガ(亜種コザクラバシガン、亜種ヒシクイ、亜種ヒメヒシクイ、亜種ロシアヒシクイ)やツンドラ(基亜種、亜種オオヒシクイ、亜種ニシシベリアヒシクイ)で繁殖する。4-5個の卵を産む。抱卵期間は25-29日で、ツンドラで繁殖する個体の方が短い傾向がある。 |
開発による生息地やそれに伴う食物の減少、乱獲などにより生息数は減少している。日本では1971年に国の天然記念物に指定されている。福島潟や霞ヶ浦では越冬地を守るために水田の保全が行われており、ここで収穫された米はヒシクイ米として販売され収益が保全事業へと還元されている。 |
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ヒシクイ / 北海道十勝郡浦幌町 2014.11.08
12:36
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2014.11.08 /
北海道十勝郡浦幌町 (初出) |
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ヒシクイに続いて、約60羽のシジュウガラガンが飛んできました。カナダと北アメリカの間を移動するそうですが、我国にはヒシクイや雁に数羽が混じる程度といわれておりましたが、こんな大きな群れで来るようになっているようです。カナダガンとも呼ばれます。 首に白い輪があるのが特徴で、写真の中に白い輪の無い個体もあります。白い輪の無い鳥は、ヒメシジュウガラガンだそうです。 |
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カナダガン
(加奈陀雁、学名:Branta
canadensis):北アメリカのカナダとアメリカ合衆国北部に生息する黒や茶色の頭と茶色の羽を持つガン。まれに日本に渡来する。シジュウカラガン、カナダガモともいう。オスは、約6.5Kgでメスは約5.5Kg。
北米では現在ではありふれた鳥である。民家近くの水辺でも、群れで草を食べているのをよく見かける。かつては北米の繁殖地へのキツネの人為的増殖により壊滅的打撃をうけ、個体数が激減し、1938年〜62年まで観察記録が途絶え、捕食によって絶滅されたと考えられた。1963年に再発見され、1983年に八木山動物公園が米国から9羽を譲り受けて繁殖事業を始め、1995年にロシア科学アカデミーと共同で千島列島のエカルマ島で放鳥を開始。2010年までに551羽を自然界に戻した。2014年12月下旬から日本への飛来が1000羽を超えた。その後、人工繁殖等やキツネ駆逐等の継続的な種の保存努力により、今日の羽数が回復した。絶滅危惧種の人為的回復の事例のひとつとされる。
日本も含めた東アジアへの越冬個体群は消滅した可能性が高い。
日本では昭和初期までは、宮城県仙台市付近に亜種シジュウカラガンの一大越冬地があったが、現在は数少ない旅鳥として、全国で数羽程度しか渡来しない。宮城県の伊豆沼ではマガンの群れに混じってごく少数が定期的に渡来している。山梨県で繁殖している本種は、シジュウカラガンとは別亜種で、飼育されていたものが半野生化したものである。日本ではオオカナダガン(Branta
canadensis moffiti)と見られる亜種が外来生物法で要注意外来生物に指定されている。 |
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シジュウガラガン / 北海道十勝郡浦幌町 2014.11.08 12:44 |
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ヒメシジュウガラガン / 北海道十勝郡浦幌町 2014.11.08 12:44 |
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2014.11.08/
北海道十勝郡浦幌町 (初出) |
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釧路市阿寒町に居るタンチョウヅルがかなり増殖したそうで、北海道各地に移住するカップルが徐々に出てきたそうです。十勝地方でも数年前から居付いて繁殖しているそうですが、遭遇できるとは考えていなかったので、丹頂鶴と確認できたときには近すぎて、一家の姿は撮影できませんでした。半逆光になり残念。 |
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タンチョウ(丹頂[1][2]、Grus japonensis):ツル目 ツル科 ツル属に分類されるツル。
その美しさから、日本や中国では古来深く親しまれてきた鳥である。[3][4]。 種小名japonensisは「日本産の」という意味であり、頭部の赤い部分が日章旗に似ている、折鶴、千円札、昔話などで身近なことから、
鶴(タンチョウ)は日本を象徴する鳥になっている。夏季に中華人民共和国北東部、アムール川やウスリー川中流域で繁殖し、冬季になると朝鮮半島、長江下流域ヘ南下し越冬する。日本では周年生息(留鳥)する。
全長125-152cm。翼開張240cm。体重6.3-9kg。全身の羽衣は白い。眼先から喉、頸部にかけての羽衣は黒い。次列風切や三列風切は黒い。頭頂には羽毛がなく、赤い皮膚が裸出する。タン(丹)は「赤い」の意で、頭頂に露出した皮膚に由来する。虹彩は黒や暗褐色。嘴は長く、色彩は黄色や黄褐色。後肢は黒い。気管は胸骨(竜骨突起)の間を曲がりくねる。幼鳥は頭部から後頸などの羽衣が黄褐色で、雨覆や初列風切の先端、次列風切や三列風切が黒褐色。
湿原、湖沼、河川などに生息する。冬季には家族群もしくは家族群が合流した群れを形成する。オスが長く1回鳴いたあとに、メスが短く2-3回鳴くことを繰り返し、これにより縄張りを主張したりペアを維持するのに役立つと考えられている。日本の個体群と大陸産の個体群は鳴き交わしに差異がある。食性は雑食で、昆虫、甲殻類、貝類、魚類、カエル、植物の茎、種子などを食べる。
繁殖形態は卵生。繁殖期に1-7km2の縄張りを形成する。湿原(北海道の個体群は塩性湿原で繁殖した例もあり)や浅瀬に草や木の枝などを積み上げた直径150cm、高さ30cmに達する皿状の巣を作り、日本では3-5月に1-2個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は31-36日。雛は孵化してから約100日で飛翔できるようになる。
1964年に北海道の道鳥に指定されている[6]。農作物を食害する害鳥とみなされることもある。野火や開発による生息地の破壊、狩猟などにより生息数は減少している。北海道では地方自治体や自然保護団体による土地の買い上げ(ナショナルトラスト運動)や、冬季に穀物を給餌している。一方で人間への依存度が高くなり生息数増加に伴う繁殖地の不足、農作物の食害、電柱による感電死、交通事故の増加などの問題も発生している。日本では1935年に繁殖地も含めて国の天然記念物、1952年に「釧路のタンチョウ」として特別天然記念物、1967年に地域を定めずに種として特別天然記念物、1921年に出水ツル渡来地が「鹿児島県のツルおよびその渡来地」として越冬地(本種が飛来することはまれ)が国の特別天然記念物に指定されている。1993年に種の保存法施行に伴い国内希少野生動植物種に指定されている。北海道での1952-1953年における生息数は33羽、1962年における生息数は172羽、1988年における生息数は424羽、2000年における生息数は740羽。 |
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タンチョウ /
北海道十勝郡浦幌町 2014.11.08
12:58 |
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2014.11.08 /
北海道十勝郡浦幌町 (初出) |
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午後2時頃に、120羽余り居たハクガンの群れが、三日月沼から一斉に飛び立ち、風上に位置した私の方に飛んできてくれました。沼までは距離が概ね200mでしたが、約70m付近まで来てくれたので、まあまあの写真になりました。マガンと一緒に行動しているようでした。平成26年度の飛来は、127羽とされております。 |
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ハクガン(白雁、学名:Anser
caerulescens):カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類。カナダ北部、アラスカ州、ウランゲリ島、シベリア東部で繁殖し、冬季になると北アメリカ大陸西部へ南下し越冬する。日本には越冬のためごくまれに飛来(冬鳥)する。 |
全長66-84cm。翼開張132-165cm。頭部から頸部の羽衣は白い。胴体や翼の羽衣が白く初列風切が黒い個体(白色型)と、胴体や翼の羽衣が淡青灰色や暗青灰色の個体(青色型)、また上面の羽衣が青灰色で下面の羽衣が白い個体(中間型)もいる。和名は白色型に由来する。 |
湖沼、河川、内湾などに生息する。食性は植物食で、植物の葉、根、水生植物などを食べる。繁殖形態は卵生。
5-6月(基亜種5-6月、亜種オオハクガン6月)に4-5個の卵を産む。抱卵期間は22-24日。コメやトウモロコシを食害する害鳥とみなされることもある。日本では以前は冬季に多数飛来していたが、乱獲により1940年代までに越冬個体群は絶滅したと考えられている。 |
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ハクガン / 北海道十勝郡浦幌町 2014.11.08
13:59
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2014.11.08 /
北海道十勝郡浦幌町 (初出) |
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肩から首の部位に、黒い羽があるハクガンの一種が一羽混じっていると、現場に居たバーダーのスコープで見せてもらいました。飛び出した群れの撮影後、確認したら幸運にも写っておりました。主にアメリカ東海岸方面で越冬し、繁殖地は北極海のウランゲリ島付近とされており、我国には例年1〜2羽くらい混じって飛来するそうで、稀少種という意味からも極めて幸運でした。 |
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ハクガン(白雁、学名:Anser
caerulescens):カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類。カナダ北部、アラスカ州、ウランゲリ島、シベリア東部で繁殖し、冬季になると北アメリカ大陸西部へ南下し越冬する。日本には越冬のためごくまれに飛来(冬鳥)する。 |
全長66-84cm。翼開張132-165cm。頭部から頸部の羽衣は白い。胴体や翼の羽衣が白く初列風切が黒い個体(白色型)と、胴体や翼の羽衣が淡青灰色や暗青灰色の個体(青色型)、また上面の羽衣が青灰色で下面の羽衣が白い個体(中間型)もいる。和名は白色型に由来する。 |
湖沼、河川、内湾などに生息する。食性は植物食で、植物の葉、根、水生植物などを食べる。繁殖形態は卵生。
5-6月(基亜種5-6月、亜種オオハクガン6月)に4-5個の卵を産む。抱卵期間は22-24日。コメやトウモロコシを食害する害鳥とみなされることもある。日本では以前は冬季に多数飛来していたが、乱獲により1940年代までに越冬個体群は絶滅したと考えられている。 |
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アオハクガン / 北海道十勝郡浦幌町 2014.11.08
13:59
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2014.11.09 /
江別市野幌森林公園 (初出) |
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冬の小鳥を探しに行きましたが、殆んど未着でした。唯一撮影できたのがこの鳥ですが、久しぶりの撮影でした。 |
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キクイタダキ(菊戴、学名:Regulus regulus):スズメ目キクイタダキ科キクイタダキ属の鳥類の一種である。和名は頭頂部に黄色い冠羽があるため菊を戴くという意味から命名された。松毟鳥(まつむしり)、まつくぐりの名もある。 |
砂漠地帯を除くユーラシア大陸の高緯度から中緯度の地域に広く分布する。総個体数はおよそ8,000万から2億羽、生息域は1,320万
km2と推定されている。日本では、北海道と本州中部以北(留鳥または漂鳥)で繁殖し、本州中部以南の西日本には一部が越冬のために飛来する。 |
全長が約10cm、翼開長が約15cm、体重3-5gの小型の鳥で、日本国内では最小の鳥の一種である。頭頂の縁が黒色で中央が黄色い部分があるのが特徴で、その中央部の内側に赤い斑がある。雌雄ほぼ同色だが、メスにはこの赤い斑がない。頭部以外の上面は全体にオリーブ色で、目の回りは白っぽく、嘴と足は黒褐色。嘴は小さくて細い。翼の雨覆に黒と白の模様がある。 |
春と夏に亜高山帯から山地にかけての針葉樹林に生息し、秋に低地や暖地に移動し、冬に針葉樹の多い公園や里山などでも見られる。高山にも少数が生息する。非繁殖期には小群れで行動し、ヒガラなどのカラ類と混群することがある。針葉樹で忙しく動き回り、蛾の幼虫、昆虫、クモ類などを捕食する。ホバリングして枝先の虫を捕食することもある。水浴びをする以外は樹の上で生活し、小枝の間にハンモック状の巣を作る。鳴き声を片仮名表記すると「ツツツツティーツィツィ」に近い。 |
ヨーロッパの伝説や民間伝承において、本種はしばしば鳥の王とされる。学名の属名および種小名の Regulus
もラテン語で「小さな王」という意味である。その理由は頭頂部の黄色い冠羽があたかも王冠を冠っているようだから、とされたりもするが、キリスト教布教以前の民間信仰により、古くから「鳥の王」とされてきたのはミソサザイであり、キリスト教布教によりいつしかその辺が曖昧になって混同されたのが実際の理由のようである。ルクセンブルクでは、国鳥に指定されている。国字では「鶎」(宗に鳥)と書く。 |
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キクイタダキ / 江別市野幌森林公園 2014.11.09
12:28
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2014.11.15 /
茨城県稲敷市本新 (初出) |
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収穫後の蓮田の中に、4羽のヒバリシギがいました。全長約14cmの小型で、東南アジア方面への移動の途中に立ち寄るのだそうです。未だ夏羽の名残を残しておりました。 |
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ヒバリシギ(雲雀鴫、学名:Calidris subminuta):チドリ目シギ科に分類される鳥の一種である。名前の由来は、ヒバリほどの大きさであることから。全長約14cm。雌雄同色。成鳥夏羽は、頭から背、翼が赤褐色で、顔には白く太い眉斑がある。喉から下の体の下面は白色。冬羽では、体の上面が灰褐色になり、頭部などに黒褐色の縦斑がはいる。嘴は黒色で、シギ類としては細く短い。足は黄緑色である。ウズラシギやヨーロッパトウネンと似ているが、足の色の違いや初列風切羽が突出していないことで区別できる。 |
シベリア中部からカムチャツカ半島で局地的に繁殖し、冬季は東南アジアやオーストラリアに渡り越冬する。日本では旅鳥として春と秋に全国的に渡来する。南西諸島では多数が越冬する。淡水湿地や水田、川岸、埋立地などに生息し、干潟に来ることは少ない。単独か数羽の群れをつくることはあるが、大群をつくることはない。「プルル」、「チュリリ」などと鳴く。 |
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ヒバリシギ /
茨城県稲敷市本新 2014.11.15
11:33 |
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2014.11.30 /
浦安市 |
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平成13年2月に撮影した同じ場所に、今年はカップルできておりました。ヒドリガモと行動を共にすることが多く、交雑が多いとされており、本来の姿に近い固体は、我国では少ないといわれております。
(前出:yatyo11.htm
101 yatyo25.htm
300) |
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アメリカヒドリ(アメリカ緋鳥、学名:Anas americana)
:カモ目カモ科に分類される鳥類で、淡水鴨の一種。和名はアメリカ産のヒドリガモの意味。近縁種のヒドリガモとは交雑種を作る。 |
北アメリカ中部から北部で繁殖し、冬季は北アメリカ南部から中央アメリカ、西インド諸島に渡り越冬する。東シベリアの一部の地域でも繁殖しているといわれるが、詳細は不明。日本へは数少ない冬鳥として毎年渡来するが、1〜数羽での渡来がほとんどである。記録は、北海道から南西諸島まで各地にある。たいていヒドリガモの群れに混じっている。 |
体長45-56cm。翼開長76-89cm。雄成鳥は額から頭頂にかけて淡いクリーム色で眼から後頭部にかけて光沢のある緑色。眼の周囲は黒い。頬は黒褐色。胸から脇は赤褐色で下尾筒は黒い。雌成鳥は全体が褐色だが、顔の部分がやや灰色がかっている。嘴は雌雄とも青灰色で先端が黒い。 |
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アメリカヒドリ / 浦安市 2014.11.30 10:56 |
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2014.12.06 /
春日部市一ノ割 (初出) |
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北京ダックの原種だそうで、鶏肉が美味であるために、狩猟の対象になり、一気にその数を減少したそうです。全長81-94cm。翼長オス45-60cm、メス37.5-44cm。翼開張153-185cm。頸部は細長い。上面の羽衣は赤褐色、頬から喉にかけての羽衣は淡褐色、頸部から胸部の羽衣は白、胸部から腹部の羽衣は褐色。頬の羽毛が橙色を帯びる個体もいて飲酒して紅潮したように見えることが和名の由来。食性は植物食で、植物の茎、葉、根、種子などを食べる。 |
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サカツラガン(酒面雁、Anser cygnoides):動物界脊索動物門鳥綱カモ目カモ科マガン属に分類される鳥類。夏季にカザフスタン、中国北東部、モンゴル南部、ロシア南東部で繁殖し、冬季になると中国南部(主に鄱陽湖)や朝鮮半島(主に漢江)で越冬する。日本では冬季に越冬のため不規則にごく少数が飛来する(まれな冬鳥もしくは迷鳥) |
全長81-94cm。翼長オス45-60cm、メス37.5-44cm。翼開張153-185cm。体重3.2キログラム。上面の羽衣は赤褐色、頬から喉にかけての羽衣は淡褐色、頸部から胸部の羽衣は白、胸部から腹部の羽衣は褐色。頬の羽毛が橙色を帯びる個体もいて飲酒して紅潮したように見えることが和名の由来。体上面の羽毛の羽縁(羽縁)は淡色。額から嘴基部にかけて白い羽毛で被われる。尾羽基部を被う羽毛(上尾筒、下尾筒)の色彩は白い。尾羽の色彩は黒褐色で、先端や外側尾羽は白い
。嘴は大型で細長く、色彩は黒い。後肢の色彩は橙色。幼鳥は額の白色部がない。 |
河川や湖沼、湿原、河口、干潟などに生息する。食性は植物食で、植物の茎、葉、根、種子などを食べる。繁殖地では植物の茎、葉、根を食べ、越冬地では主に水生植物(セキショウモ、マコモなど)の根や種子を食べる。繁殖形態は卵生。水辺の地表に草を積み重ねた巣を作り、4-5月に5-6個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は28-30日。メスが抱卵中は、オスが巣の周囲を防衛する。雛は孵化してから75-90日で飛翔できるようになる。 |
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サカツラガン /
春日部市一ノ割 2014.12.06 13:25 |
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2014.12.13 /
群馬県板倉町 |
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冬になると、主に西日本に飛来するハシボソガラスよりやや小さい全長約47cm、くちばしの付け根が白っぽく見える。
(前出:yatyo20.htm
220) |
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ミヤマガラス(深山烏、深山鴉、Corvus frugilegus):鳥綱スズメ目カラス科カラス属に分類される鳥。ユーラシア大陸中緯度地方。日本には越冬のため、かつては本州西部、特に九州に飛来したが、現在はほぼ全国に飛来する冬鳥。 |
全長47cm、翼開長90cm。全身は黒い羽毛で覆われる。嘴は細く、成鳥では基部の皮膚が剥き出しになり白く見える。森林や農耕地に生息する。大規模な群れを形成する。コクマルガラスと混群を形成することもある。樹上にコロニーを形成し、木の枝等をお椀状に組み合わせた巣を作る。 |
食性は雑食で昆虫類、鳥類の卵や雛、果実、種子等を食べる。繁殖形態は卵生で、1回に3-5個の卵を産む。主にメスが抱卵し、その間オスはメスに対し捕らえた獲物を与える。 |
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ミヤマガラス / 群馬県板倉町 2014.12.13
09:46
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2014.12.13 /
栃木県渡良瀬遊水池 (初出) |
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オスは全長48cm。メスは58cm。メスの方が大型になる。体色は地域や個体による変異が大きい。オスは頭部、背面、雨覆、初列風切羽の先端は黒い。腹部の羽毛は白い。尾羽の背面(上尾筒)には白い斑紋がある。メスや幼鳥は全身が褐色の羽毛に覆われる。腹面は淡褐色で褐色の斑紋が入る。チュウヒは、垂直離着陸可能な唯一の猛禽であるとされており、イギリスのハリアー垂直離着陸戦闘爆撃機の名前の由来といわれている。 |
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チュウヒ(沢鵟、学名:Circus spilonotus):タカ目タカ科チュウヒ属に分類される鳥類。本種の名前は「宙飛」が由来とされているが、実際は低空飛行を得意とし、一方「野擦」が由来とされているノスリはチュウヒよりも高空を飛翔することが多いため、この両者は名前が入れ替わって記録されているという説がある。
主な繁殖地は北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部。冬になると越冬のために南下する。日本には越冬のために飛来する冬鳥。かつては北海道や本州北部で繁殖していたが、現在では中部地方・近畿地方・中国地方でも繁殖が確認されている。
オスは全長48cm。メスは58cm。メスの方が大型になる。体色は地域や個体による変異が大きい。オスは頭部、背面、雨覆、初列風切羽の先端は黒い。腹部の羽毛は白い。尾羽の背面(上尾筒)には白い斑紋がある。メスや幼鳥は全身が褐色の羽毛に覆われる。腹面は淡褐色で褐色の斑紋が入る。
草原や湿地、ヨシ原等に生息する。食性は肉食性で、魚類、両生類、爬虫類、鳥類やその卵、小型哺乳類等を捕食する。地上付近を低空飛行し、獲物を探す。ヨシ原等の地上に枯れ草を積み重ねた巣を作り、5-6月に4-6個の卵を産む。抱卵日数は約35日で、主にメスが抱卵する。雛は孵化後、約37日で巣立つ。
チュウヒは、垂直離着陸可能な唯一の猛禽であるともされている。イギリスのBAE(旧ホーカーシドレー)製の、ハリアーVTOL(垂直離着陸)戦闘爆撃機の名前は、このチュウヒの能力から名づけられたと思われる。 |
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チュウヒ / 栃木県渡良瀬遊水池 2014.12.13
14:08
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2014.12.27 /
栃木県渡良瀬遊水池 (初出) |
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チュウヒに似ているが、雄は白っぽく、雌は腰が白い。全長:45〜51cm 翼開長:110〜120cmヨシ原などの湿地や農耕地に飛来。低空を「逆への字」で滑空するのはチュウヒと同じである。雄は黒い翼端以外は白っぽいが、雌や若鳥は褐色で腰が細くはっきりと白く、翼や尾の下面に縞模様が明瞭にあらわれる。オオモズを狙っていたら、目の前に広がる葦原上空を飛んだもの。 |
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ハイイロチュウヒ(灰色沢鵟、学名:Circus cyaneus
):タカ目タカ科チュウヒ属に分類される鳥類の1種である。
繁殖地は北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部で、冬季は北アメリカ大陸南部から南アメリカ大陸北部、アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸中部に移動し越冬する。ヨーロッパでは周年生息する。日本では越冬のために冬鳥として飛来するが局地的であり、個体数は少ない。 |
オスは全長40-45cm。メスは50-55cm。メスの方が大型になる。尾羽の背面(上尾筒)には白い斑紋がある。オスは全身が灰色で、初列風切羽は黒い。腹部の羽毛は白い。メスや幼鳥は全身が褐色の羽毛に覆われる。腹面は淡褐色で褐色の斑紋が入る。 |
草原や湿地に生息する。地上付近を低空飛行したり、地上を徘徊しながら獲物を探す。地面に草や木の枝を束ねた巣を作る。食性は肉食性で両生類、爬虫類、鳥類、小型哺乳類等を食べる。繁殖形態は卵生。4月から6月に3-6個の卵を産む。抱卵はメスのみが行う。 |
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ハイイロチュウヒ / 栃木県渡良瀬遊水池 2014.12.27 09:01 |
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2014.12.27 /
栃木県渡良瀬遊水池 (初出) |
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全長約24cm。体重65-75g。雌雄同色。頭上から背中は灰色で、腰は白く、尾は黒い。翼は黒く、初列風切に白斑がある。眉斑は白く通眼線は黒い。ユーラシア大陸北部やインド中部、アフリカの中部で繁殖し、冬期はやや南方に渡って越冬する鳥だそうです。日本では冬鳥または旅鳥として渡来するが数は少なく、北海道や東北地方では比較的多い。北海道では繁殖の記録があるそうですが、関東地方では遭遇すること自体がなかなか難しい。 |
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オオモズ(大百舌、学名Lanius excubitor):スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥類の一種である。名前の由来は大きなモズの意。 |
ユーラシア大陸北部やインド中部、アフリカの中部で繁殖し、冬期はやや南方に渡って越冬する。日本では冬鳥または旅鳥として渡来するが、数は少ない。北海道や東北地方では比較的多い。北海道では繁殖の記録がある。全長約24cm。体重65-75g。雌雄同色である。頭上から背中は灰色で、腰は白く、尾は黒い。翼は黒く、初列風切に白斑がある。眉斑は白く通眼線は黒い。幼鳥は全体に灰褐色である。 |
農耕地や草原に生息する。繁殖期以外は、単独で生活するものが多い。電線や枯れ枝、杭等にとまったり、低空飛行をして獲物を探す。食性は動物食で主にネズミ等の小型哺乳類を捕食する。また昆虫類や小型の鳥類も捕食する。はやにえを行う。樹上に枯れ枝、樹皮、植物の根を使って皿状の巣を作り、4-6月に1腹5-7個の卵を産む。抱卵期間は約15日で、雌が抱卵する。雛は19-20日で巣立ちし、その後約14日で親から独立する。 |
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オオモズ /
栃木県渡良瀬遊水池 2014.12.27 15:18
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2014.12.28 / 東京多摩霊園
(初出) |
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写真は、国内では漂鳥とされており、夏季は冷涼な高地で繁殖し、冬期には平野部に移動するといわれている通常のウソ。大陸から渡って来るアカウソが今季もかなりの数が確認されている。珍鳥としては、主にカムチャッカ半島付近に居るベニバラウソ、腹部が鮮やかなオレンジ色で、北海道でも10年間に一度渡って来るとされている。 一昨年、札幌に出現したそうです。 |
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ウソ(鷽、学名:Pyrrhula
pyrrhula Linnaeus,
1758):スズメ目アトリ科ウソ属に分類される鳥類の一種。和名の由来は口笛を意味する古語「うそ」から来ており、ヒーホーと口笛のような鳴き声を発することから名付けられた。その細く、悲しげな調子を帯びた鳴き声は古くから愛され、江戸時代には「弾琴鳥」や「うそひめ」と呼ばれることもあった。 |
ヨーロッパからアジアの北部にかけて広く分布する。冬季に北方に生息していた個体は南方へ移動する。
日本では、漂鳥または冬鳥として全国に広く分布する。亜種ウソ(P. p. griseiventris)が本州中部以北の亜高山帯などで繁殖し、冬は九州以北の低地に移動して越冬する。また、亜種アカウソ(P.
p. rosacea)は冬鳥とて飛来し秋から春にかけて滞在する。 |
全長は15-16cm、翼開長は約26cm。体重は21-34g。体はスズメよりやや大きく、頭の上と尾、翼の大部分は黒色、背中は灰青色。くちばしは太く短く黒い。雄の頬、喉は淡桃色をしているが、雌にはこの淡桃色の部分はない。雄は照鷽(てりうそ)、雌は雨鷽(あめうそ)と呼ばれる。 |
繁殖期は山地の針葉樹林に生息し、非繁殖期には低地の林にも生息する。非繁殖期は10羽ほどの小規模の群れを形成する。春に木の実や芽(時にはサクラ、ウメ、モモなどの花や蕾)などを食べ、繁殖期に昆虫のガの幼虫やクモなどを食べ、秋にはズミやナナカマドの果実などを食べる。繁殖期は5-7月で、縄張りをもちつがいで生活する。針葉樹の枝の上に枯れ枝などを使って椀形の巣を作る。1腹4-6個の卵を産む。抱卵期間は12-14日で、雌が抱卵する。雛は12-18日で巣立ちする。囀声は「フィー、フィー」と口笛のような澄んだ声で、単調な節を交え、雄だけでなく雌も囀る。飛翔は浅い波形。地鳴きは「ヒー」、「フィッ」など。また、囀る時に、左右の脚を交互に持ち上げることから別名「弾琴鳥」とも呼ばれる。 |
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ウソ
/ 東京多摩霊園 2014.12.28 12:48 |
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2014.12.30 /
深谷市岡部町岡東 (初出) |
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鹿児島県出水平野には、毎年約一万羽が渡って来るそうですが、関東地方では超珍鳥。一般的に若鳥の雄が集団から離脱する傾向にあるようですが、この個体も成鳥になる少し手前といえる雄の若鳥と考えられます。 |
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ナベヅル(鍋鶴、Grus monacha):ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類。全長約96.5cmの小形のツルであり、クロヅル(約114cm)よりやや小さい。
中華人民共和国東北部、ロシア東南部、モンゴル北西部などで繁殖し、冬季になると日本、朝鮮半島南部、長江下流域へ南下し越冬する。世界の生息数はおよそ1万羽と推定されており、全体の90%近くが鹿児島県出水市で冬を越す。 |
全長約91-100cm、翼開長160-180cm。翼長48-58cm、嘴峰長9.3-10.7cm、跗蹠長20-23cm。体重雄3.28-4.87kg、雌3.4-3.74kg。雌雄同色。成鳥は頭頂から眼先にかけて黒く細い毛状の羽毛に覆われ、頭頂の羽毛がなく裸出した部分は赤色。頭部から頸部にかけての羽衣は白い。種小名
monacha
はラテン語で「修道士の」の意で、頭部から頸部にかけての羽衣が修道士がかぶっていたフードのように見えることに由来する。体部の羽衣は灰黒色[4][5][9]。和名は胴体の羽衣の色が鍋についた煤のように見えることに由来する[1]。三列風切が長く房状であり、静止時には尾羽が三列風切で覆われる。風切羽は黒い。雨覆は灰黒色で、雨覆より風切羽のほうが暗色であるが、飛翔時においてその差は不明瞭である。虹彩は赤または赤褐色。くちばしは黄色みがあり、基部は灰褐色で、先端は淡黄褐色。足は黒か黒褐色または緑黄色。幼鳥や若鳥は、頭頂に黒色や赤色の斑はなく、頭部から頸部が黄褐色みを帯びており、眼の周りは黒色で、体は成鳥より黒い。 |
沼地、湿原、河口、干潟、農耕地などに生息する。食性は雑食で、植物の根、昆虫、両生類などを食べる。越冬地では、水田の刈跡でイネの二番穂を採食するほか、出水ツル渡来地においては小麦やイワシなども給餌される。越冬地では、雌雄2羽もしくは家族群として3-4羽(うち幼鳥1-2羽)でおり、雌雄が跳ね上がったり、くちばしを上にして鳴き交わしたりする行動が見られたりもする。ときに数十羽を越える群れにもなる。鳴き声は「クールルン」や「クルルー」で、幼鳥は「ピィー」と鳴く。ディスプレイ時には雌雄が「コーワッカ」または「クーカッカッ」と鳴き交わす。しかし繁殖地においてはあまり鳴かないとされる。シベリア南東部のレナ川上流域やバイカル湖付近、ウスリー川、アムール川(黒竜江)流域、モンゴル北西部、中国の東北部など、タイガ地域で繁殖する。森林地帯内の湿原に雌雄で巣を作り、5月に2個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は27-30日。雄は生後4-5年、雌は生後2-3年で性成熟する。1970年頃より、ナベヅルとクロヅルのつがいが1-2羽の幼鳥とともに出水ツル渡来地に飛来し、その後も通称ナベクロヅルと呼ばれる交雑種が渡来しており、繁殖地域もシベリアの一部でクロヅルと重なっている。 |
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ナベヅル /
深谷市岡部町岡東 2014.12.30 14:42 |
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ナベヅル /
深谷市岡部町岡東 2014.12.30 15:07 |
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2014.12.31 /
横浜市戸塚区舞岡公園 |
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毎年安定してこの公園にやってきますが、今年は3羽来て、野鳥ファンを集めて大盛況となっております。愛嬌のある姿と動作が人気の秘密でしょう。
(前出:yatyo12.htm
115 yatyo24.htm
291) |
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ヤマシギ:チドリ目 シギ科
全長(翼開長)33-35cm(56-60cm)。太っている。嘴は長い。頭にある4つの黒斑のうち額側から1番目と2番目はほぼ同幅。眼は嘴の延長線上にある。過眼線と頬にある線は平行ではない。背は赤褐色味がある。雌雄同色。チキッチキッ、プープー と鳴く。
繁殖期には林上を飛びながら鳴く。夕方から夜間にかけて林を出て、河畔、水田、沼沢地などに現れる。薄暗い場所の湧き水、溜り水、細い流れなどがある水湿地の地上で採餌する。猫背で嘴を45度ぐらいにしてゆっくり歩く。水溜りや堀などの軟らかい地面には嘴の三分の一ぐらいを差し込んで探り、虫を探り当てると嘴全体を差し込み、上下に動かし、先端部を開閉して虫を捕らえる。乾いた地面では、落ち葉を嘴でひっくり返したり、動物の糞をひっくり返したりして食べる。動物食で、ミミズや昆虫、とくに甲虫やハエ類の幼虫、ムカデ類、エビなどの甲殻類、軟体動物などを食べる。植物食としてはイネ料やタデ科の種子を食べる。繁殖は4〜6月である。一夫多妻か乱婚形式であろうと考えられている。
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ヤマシギ / 横浜市戸塚区舞岡公園 2012.12.31
13:37
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2014.12.31 /
横浜市戸塚区舞岡公園 |
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平成26年の締めは赤い鳥と決めて公園に赴いたのですが、なかなか御出座にならずやきもきしておりました。諦めかけた時に雄雌2羽計4羽がやってきて、目論見どおり赤い鳥で締め括ることが出来ました。他の場所に行けば、比較的容易に撮影できるようですが、舞岡公園での撮影となると、なかなか難しい鳥です。 |
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ベニマシコ:スズメ目 アトリ科 全長
15cm。雄の夏羽は、全体が赤色で少し褐色味がある。頭、喉は白っぽく、背には黒褐色の縦斑がある。翼は黒褐色で、白色の帯が二本ある。尾も黒褐色で長く外側尾羽が白い。雄の冬羽は、夏羽に比べると全体に淡い褐色がかった色になる。
雌は、全体が淡褐色で黒褐色の縦斑がある。嘴は淡褐色。雄のように赤い部分はほとんど無い。昆虫、果実、種子、木の芽などを食べる。小枝や草に止まってついばむ。低木地や藪地で5〜7月頃繁殖。一夫一妻。 |
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ベニマシコ / 横浜市戸塚区舞岡公園 2014.12.31 15:03 |
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ベニマシコ /
横浜市戸塚区舞岡公園 2014.12.31 15:19 |
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