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2014.03.08 /
波崎新港(茨城県神栖市) |
▼ 若鳥のようです。見つけ出すのが大変でしたが、結果オーライです。 (前出:yatyo25.htm
299) |
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シロエリオオハム(白襟大波武、学名:Gavia pacifica)
は、アビ目アビ科に分類される鳥類の一種で、日本へは冬鳥として多数飛来する。日本で観察されるアビ科の鳥の多くは本種である。 |
シベリア東北部からアラスカ、カナダで繁殖し、冬季は北アメリカ北部から西部の沿岸や、アリューシャン列島、千島列島を経由し日本、中国の東シナ海まで南下して越冬する。日本では冬鳥として九州以北に飛来する。南西諸島での記録は少ない。 |
全長約65cm。オオハムより小型で、前頸は紫色光沢のある黒色で、後頸がうすく白い。背は黒色で白い角斑が並ぶ。嘴はまっすぐとがるがオオハムに比べかなり短い。冬羽は後頸、背が黒褐色。前頸は白く、喉に首輪状の細い黒線があるが不明瞭なこともある。雌雄同色。 |
越冬時は、海上で生活し、魚類などを捕食する。港湾や沿岸近くの湖沼に入ることもある。鳴き声は「グァーン」または「グォーイ」など。 |
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シロエリオオハム
/ 波崎新港(茨城県神栖市)
2014.03.08
13:14 |
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2014.03.08 / 銚子市外川漁港 (初出) |
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北海道では特に珍しい鳥ではありませんが、銚子付近まで来ることは滅多に無いとのことです。まるでペンギンですね。可愛い事この上なしです。ケイマフリの夏姿(根室市落石):冬姿に比べて、目の周りの白い毛の範囲が広くなり、メリハリが利いて可愛さが増している感じです。 |
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ケイマフリ(Cepphus
carbo):チドリ目・ウミスズメ科に分類される海鳥の一種。体長は40cmほどで、ハトより少し大きい。夏羽は全身が黒で、目のまわりから目尻にかけて白い。冬羽は目のまわりの白が小さくなってアイリングとなり、喉から腹にかけて白くなる。羽色は近縁種のウミバトに似るが、ウミバトの夏羽は顔が黒くて翼が白く、冬羽ではアイリングがない。 |
「ケイマフリ」という名称はアイヌ語名のケマフレ(kemahure「足が赤い」の意)に由来し、その名の通り鮮やかな赤橙色の足をもつ。一方、英名の"Spectacled"は「眼鏡をかけた」という意味で、目の周囲の白い模様を指している。幼鳥の第1回冬羽は成鳥の冬羽に似るが、アイリングが不明瞭。 |
繁殖期には断崖に集まり、岩のすき間で繁殖する。一度の産卵で2つの卵を産み、雌雄で約1ヶ月抱卵する。孵化後は1ヶ月以上かけて雛を育てる。冬は繁殖地周辺の海上で小さな群れをつくり生活し、あまり姿を見ることはない。潜水してカジカ類などの魚類、小型のカニなどの甲殻類、小型の頭足類などを捕食する。 |
おもにカムチャツカ半島東岸からオホーツク海、日本海まで分布する。日本では北海道羽幌町天売島、知床半島、積丹半島など北日本の各所に繁殖地が点在するが、ウミガラス同様にハシブトガラスやオオセグロカモメなどの捕食圧が大きく、繁殖個体数は減少傾向という。 |
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ケイマフリ /
銚子市外川漁港 2014.03.08 13:52
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ケイマフリの夏姿 /
根室市落石 2014.06.22 10:14
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2014.03.08 /
銚子市外川漁港 |
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冬羽ですが、背伸びしたときに見せるスクリューのような足が可愛いい。 (前出:yatyo27.htm
333) |
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アカエリカイツブリ(赤襟鳰、Podiceps grisegena):カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属に分類される鳥類。夏季にヨーロッパ、ロシア西部および東部、カナダ、アメリカ合衆国北部などで繁殖する。冬季は沿岸部に出て、多くは南下して越冬する。日本では冬季に冬鳥として九州以北に飛来するが、北海道では繁殖する。 |
全長40-50cm、翼開長77-85cm、体重806-925g。やや大型のカイツブリ類である。頸は長くて、嘴はまっすぐでやや長い。嘴の色彩は黄色で先端が黒い。雌雄同色。夏季には夏羽として頸部から胸が赤褐色の羽毛で覆われ、和名や英名(red-necked=赤い首をした)の由来になっている。頬は灰白色。額から後頭にかけて黒い羽毛で覆われ、頭頂の羽毛が冠羽としてやや伸長する。体上面は黒く、腹部は白い羽毛で覆われる。小雨覆や次列風切には白い斑紋が入る。冬季には冬羽となり頬は白く、額から後頭にかけて淡褐色で、頸部が淡灰色の羽毛で覆われる。 |
夏季は内陸の湖や池沼などに生息するが、冬季には河口や内湾に生息する。食性は動物食で、魚類、カエル、昆虫、甲殻類などを食べる。潜水して獲物を捕食する。繁殖期には縄張りを形成する。水辺近くの水生植物などに固定された水生植物の葉や茎を組み合わせた逆円錐状の巣を雌雄で作り、6-8月に1回に通常4個(3-6個)の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は約21日。卵は淡青色だが、次第に赤褐色に汚れる。生後2年で性成熟する。 |
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アカエリカイツブリ /
銚子市外川漁港 2014.03.08
10:31 |
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アカエリカイツブリ /
銚子市外川漁港 2014.03.08
13:55 |
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2014.03.08 /
銚子市外川漁港 |
▼ 早くも夏羽に換羽したカップルです。二枚目は、後日、葛西臨海公園で目撃した大群の追込漁の様子です。
(前出:yatyo21.htm
245 yatyo28.htm
349) |
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ハジロカイツブリ(羽白鳰、学名:Podiceps イツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属に分類される鳥類の一種。
ヨーロッパ、アフリカ東部と南部、東アジア、北アメリカ中部、南アメリカ北東部で分散して繁殖する。非繁殖期は海上や温暖な地域へ移るものもある。日本では冬鳥で、北海道から九州まで各地の海や湖沼に中国東北部やウスリー川周辺などで繁殖したものが渡来する。
全長は30-31 cmほどで、カイツブリより少し大きくハトくらいの大きさ。全長28-34
cm、翼開長56-60cm。体重265-450g。目が赤く、くちばしがわずかに上に反っている。冬羽はのどから腹にかけて白く、他が黒い。夏羽では頭部と背中が黒、わき腹が褐色、腹が白となり、後頭部にイワトビペンギンのようなにぶい金色の飾り羽があらわれる。雌雄同色。
水に浮いている間は黒っぽいが、飛びたつと羽の内側に白い部分が見え、これが名前の由来になっている。ミミカイツブリとよく似ているが、くちばしが反っていること、顔の黒白の境界がぼんやりしている、頸の前面が茶色いことから区別する。
海岸、港湾、河口、河川の下流域、湖沼、池に生息する。他のカイツブリと同じように、水にもぐって小型の魚や貝、水生昆虫、甲殻類を捕食する。繁殖期には湖や池の水草が多い区域に浮き巣を作り、通常4卵を産む。卵は緑白色だが汚れて赤褐色になる。抱卵日数は20-21日。春の渡りの前には100羽以上の群れを作ることもある。「ピー」、「プィッ」と鳴く。 |
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ハジロカイツブリ /
銚子市外川漁港 2014.03.08 13:59 |
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ハジロカイツブリ
の追込漁 / 葛西臨海公園 2014.04.12 10:30 |
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2014.03.09 /
相模川自然の村公園 (初出) |
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河津桜が植えられている場所に、超がつく珍鳥がやってきました。欧州や英国では普通種だそうで、ツグミより少し小型ですが気が強い。結局先達のツグミを追払って自分の領域を確保したそうです。胸の逆ハート型の紋様が可愛い鳥でした。さえずりが素晴らしいと聞きましたが・・・。 |
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ウタツグミ(歌鶫 学名:Turdus
philomelos):スズメ目ツグミ科に分類される鳥類の一種。名前の由来は、さえずりが美声であることより。 |
ヨーロッパからバイカル湖近辺にかけて分布、繁殖している。北方で繁殖した個体は、冬期は西南アジア、地中海沿岸や北アフリカに渡る。日本では迷鳥で、神奈川県横浜市での観察記録がある。。 |
体長約23cm。ヤドリギツグミに似ているが、やや小型である。頭からの上面は灰色みのある淡い褐色で、体の下面は白く黒斑が密にある。脇腹が黄褐色あることで、ヤドリギツグミと区別できる。雌雄同色である。 |
明るい林やその周囲の地上、農耕地で見られる。昆虫やミミズ、木の実を採食する。カタツムリを捕らえた時には、石や木の株に打ち付けて殻を壊してから中身を食べる習性で知られる。 |
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ウタツグミ / 相模川自然の村公園 2014.03.09 11:55
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2014.03.15 /
綾瀬市蟹ヶ谷公園 |
ハチジョウツグミを撮影に行きましたら、近くにやってきたモズについついシャッターを押してしまいました。いつ見ても可愛いですね。(前出:yatyo1.htm
8
yatyo3.htm
26 yatyo4.htm
37) |
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モズ(百舌、鵙、Lanius bucephalus ):スズメ目モズ科モズ属に分類される鳥。中華人民共和国東部や朝鮮半島、ウスリー南部、サハリンで繁殖し、冬季になると中華人民共和国南部へ南下し越冬する。日本では周年生息(留鳥)するが、北部に分布する多くの個体は秋季になると南下して越冬する。全長20cm。翼や尾羽は黒い。 |
夏羽は頭頂部が灰色で、腹面が白くなる。冬羽は頭頂部が褐色の羽毛で覆われる。頭頂部オスは背面が青味がかった灰色の羽毛、体側面と腹面がオレンジ色の羽毛で覆われる。また初列風切羽基部に白い斑紋が入る。嘴の基部から眼を通り後頭部へ続く筋状の斑紋(過眼線)は黒い。メスは背面が褐色、腹面が淡褐色の羽毛で覆われ、腹面には波状の横縞が入る。過眼線は褐色。 |
森林や草原、農耕地等に生息する。様々な鳥の鳴き声を真似た複雑な囀りを行い、舌が百枚あると考えられたことが和名の由来とする説もある。食性は動物食で、昆虫類、節足動物、甲殻類、両生類、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類等を食べる。樹上等の高所から地表の獲物を探して襲いかかり、再び樹上に戻り獲物を食べる。捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり、木の枝股に挟む(早贄/はやにえ)。秋に最も頻繁に行われるが、何のために行われるかは実際よく分かっていない。早贄を後でやってきて食べることがあるため、冬の食料確保が目的とも考えられるが、そのまま放置することもしばしばある。 |
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モ ズ(メス) / 綾瀬市蟹ヶ谷公園 2014.03.15
08:34
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2014.03.15 /
綾瀬市蟹ヶ谷公園 |
▼ 今季は、なんと4箇所で撮影できました。7年前に札幌市真駒内の団地内にあるナナカマドの実を啄ばんでいた
ときに撮影できましたが、大挙してやってきたのでしょうね。それにしても関東には若鳥しか来ないようです。
2014.03.15:蟹ヶ谷公園 2014.03.22:調布市野川 2014.04.05:海老名市三川公園 2014.04.13:三鷹市丸池公園
(前出:yatyo4.htm
31) |
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ツグミ(鶇・学名:Turdus naumanni ):ツグミ科の鳥。福井県の県鳥に指定されている。ドイツの農家でアマチュアの博物学者だったヨハン・アンドレアス・ナウマンに献名された。体長は 20cm 前後、上部は灰色〜茶色で、眼の上部(眉毛に相当する部分)と腹部は白色である。 その見た目より英語では "Dusky Thrush"(黒っぽいツグミ)と呼ばれる。北東アジアに分布する。夏場はシベリアやカムチャツカなどで繁殖し、秋から初冬にかけて群れで日本および中国の一部へ渡来し、その後に分散して越冬する。 |
日本国内では、全国で見られる代表的な冬鳥。各地へ分散して越冬したものが、晩春になると次第に集まるようになり、群れを成して北方へと旅立つ。食性は雑食で、主に土中に潜むミミズや虫、また熟した柿などの木の実も好んで食べる。日中は、草木の生い茂った場所よりは、田畑や落葉した雑木林など、比較的平坦で明るい場所へ好んで飛来する。飛来すると一旦木の枝など高いところへ留まり、食事に適した場所を探して降り立ち、地上では足を揃えピョンピョン跳ねるように歩きながら食糧を探す。このとき背筋を伸ばし胸を張って直立するような姿勢でいることが多く、この姿勢が本種の特徴でもある。雑木林では、降り積もった落ち葉を嘴でかき分けて虫を探す様子も見られる。越冬中はほとんど鳴くことがなく、日本国内では春の渡り直前のわずかな時期にのみ鳴く様子が観察される。日本国内ではほとんど鳴く様子を見られない生態から、口をつぐむの意で「ツグミ」と呼ばれるようになったという。 |
1970年代以前は、かすみ網により食用として大量に捕獲され、焼き鳥屋で一般的に供されていた。野鳥保護の運動の高まりとともに、ツグミはそのシンボルとなり、現在は鳥獣保護法により禁猟。 |
ハチジョウツグミ:亜種ツグミ Turdus naumanni eunomus (Temminck, 1831) と共にツグミの亜種。学名 Turdus naumanni naumanni (Temminck, 1820)、英名 "Naumann's Thrush" 東アジアに分布し、日本国内へは少数が渡来する。見た目の特徴は亜種ツグミと酷似するが、全般に当亜種の方が体色が薄めの傾向があり、黒褐色から栗色である。 |
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ハチジョウツグミ
(アニメーション) |
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栄養たっぷりのハチジョウツグミ |
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2014.03.15 /
川崎市多摩区 (初出) |
▼ 越冬のために南下して来るそうです。小さい体で移動も早く撮影は難しい種類です。おまけに半逆光でピントも今一でしたので、再挑戦したい鳥です。 |
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キマユムシクイ (黄眉虫喰、学名:Phylloscopus inornatus) は、メボソムシクイ科に分類される鳥類の一種である。ヒマラヤ山脈の北側の中国内陸部、中央アジア東部、ロシア東部で繁殖する。冬期は、インド、東南アジアなどに渡りをおこない越冬する。日本では旅鳥として、主に日本海側の島嶼部や南西諸島で少数が観察される。春の渡りの方が、やや記録が多い。南西諸島ではごく一部の個体が越冬している。
全長約10.5cm。ムシクイ類中では小型の種である。体の上面は黄緑色で下面は少し黄色がかった白色である。カラフトムシクイとよく似ているが、頭央の黄色の線が不鮮明なことと、体上面の色がやや暗めの黄緑色で腰も同色であることで区別できる。眉斑は黄色味を帯びた白である。森林で生活する。食性は動物食で、昆虫類を主に食べる。 |
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キマユムシクイ /
川崎市多摩区 2014.03.15 14:08 |
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2014.03.16 /
調布市野川 (初出) |
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十数年前から世田谷区で繁殖し、大きな群れで飛び回ることで有名になりました。元々は篭脱けだそうですが、いまや野鳥の一種として地域に溶け込でいました。 |
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ワカケホンセイインコ(輪掛本青鸚哥、学名:Psittacula krameri manillensis):オウム目オウム科の鳥。北緯20度以南のインド、スリランカに分布している。世界各地でペットとして飼われていたものが野生化する現象が起きており、日本でも関東地方を中心に野生化が知られている。ワカケホンセイインコ、オオホンセイインコ、コセイインコ、ダルマインコなどでホンセイインコ属を形成していて、南アジア・西アジア・アフリカ中部に広く分布している。 |
全長約40cm。緑色の体色で雄の成鳥には喉から首にかけて広い黒帯が走り、首の後ろは細い桃色の帯となる。この模様からツキノワインコという別名もある。オスは首の輪が目立ち、メスは目立たないので、この輪をもとに雌雄を区別することができる。ただし若い個体においては、必ずしも輪で判断できるとは限らない。通常の緑色の他、色変わりとして青色、黄色、白色の個体もいる。嘴は大きくて赤く、尾羽は長い。寿命は、飼育環境下で最長約30年である。 |
低地から標高2000mまでの森林、サバンナ、樹木の多い市街地などに生息する。食性は植物食で、植物の種子や花、果実、芽、穀物、餌台に置かれた餌などを食べる。繁殖期は春で、樹洞に営巣する。非繁殖期には群れで行動し、大木や街路樹などに集団ねぐらをとる。本亜種はいわゆるワカケダンスという、特有の踊りのような仕草をすることが知られている。緊張状態においては黒目が小さくなり、ほぼ白目の状態になる。 |
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はるあさし やせいとなりし いんこかな |
Parrots reverted to wild
in early spring. |
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ワカケホンセイインコ /
調布市野川 2014.03.16 16:27 |
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2014.03.21 /
調布市野川 |
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わが国固有の野鳥として、欧米からも観察に訪れる御仁も居るほどの鳥だそうですが、意外と撮影には苦労する鳥です。(前出:yatyo6.htm
52 yatyo15.htm
148) |
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セグロセキレイ:スズメ目セキレイ科。全長18-21cm。雄は 頭から胸、背にかけて黒く、額から眉にかけては白い。足、嘴は黒い。下胸から腹部は白い。雌は背がやや灰色味がかる。幼鳥は、眉斑が灰色味のある白色で、頭上から背、喉は濃い灰色。喉から胸、喉はハクセキレイ幼鳥よりも濃い灰色である。 |
さえずりはチチチージョイジョイ、ジージー。地鳴きはジッジッと濁る。水辺の地上、湿った水田の地上などを歩いて採餌する。河原の水辺の石の上などから飛んでくる虫を狙って飛びつくフライングキャッチをしたりする。ほとんど昆虫食で、トビケラ類、カワゲラ類、カゲロウ類、ハエ類などの幼虫・成虫を食べる。繁殖期は3〜7月、一夫一妻で繁殖するが、一夫二妻の記録もある。 |
巣は川の土手のくぼみ、河原の石や流木の下、人家の石垣や屋根、瓦の隙間などにつくる。枯れ草の茎、葉、根などで椀形(わんがた)の外装をつくり、内装には獣毛、羽毛、綿くずなどを使う。雌雄で巣場所を探して回り、造巣は雌が行い、雌が造巣中、雄は巣の近くで頻繁にさえずる。巣材を集める雌に、雄はつききりでメイトガードをする。1巣卵数は4〜6個、抱卵は雌雄で行い、夜間は雌が行う。抱卵は約12〜13日。雛は雌雄に養われ約14日で巣立つ。育雛初期には雌が抱雛し、雄が餌を運ぶ。巣立ち後約15日で独立する。多くの番は第二繁殖を行う。 |
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セグロセキレイ /
調布市野川 2014.03.21 16:06
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401 |
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2014.03.22 /
葛西臨海公園 |
▼ 2013年11月に葛西臨海公園に飛来して滞在しておりますが、なかなか行動パターンがつかめず、7回目の挑戦で漸く撮影できました。主に東なぎさの砂浜に居ましたが、人工島には09:00〜17:00が入場を許可されているため、その他の時間帯にどのような行動をとるのかがわからず、たまには淡水池に飛来するため、振り回されておりました。飛翔の姿は、二枚目。この個体は現在も葛西臨海公園に滞在中ですが、以前のようには人に近付かないそうです。(前出:yatyo20.htm
228) |
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クロツラヘラサギ(黒面箆鷺、学名Platalea
minor):コウノトリ目トキ科に分類される鳥類の一種。体長は75cmほどで、ヘラサギよりも少し小型である。全身の羽毛が白いが、夏期には首が黄色くなり、後頭部に黄色の冠羽があらわれる。ヘラサギと似ているが、ヘラサギがくちばしの先と顔の裸出部分が黄色なのに対し、クロツラヘラサギは名前のとおりくちばしと顔が全て黒い。 |
生態はヘラサギによく似ており、干潟や水田、湿原などで、大きくてスプーンのようなくちばしを水につけて左右に振り、くちばしに触れた魚、カエル、カニ、水生昆虫などを捕食する。サギ類のような水面から狙いをつけて獲物を啄ばむ採食はしない。むしろカモ類の採食行動に似ている。また、採食時以外でも、くちばしを左右に振る独特の動作をするがこれもサギ類には見られない行動である。 |
世界で約2000羽(生息数:2009年1月現在)しかいないとされる渡り鳥。朝鮮半島にある非武装地帯付近の西海岸や中国・大連付近などで繁殖している。世界最大の越冬地である台湾・台南をはじめ、中国南部、香港、マカオ、ベトナムなどで越冬する。日本では、九州および沖縄で毎年冬鳥として約200羽が記録される。日本で観察される個体数は、1990年代半ばから少しずつ増加傾向にある。また、福岡市などで夏を過ごす個体例も報告されている。環境省のレッドデータブックでごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いとされる絶滅危惧TA類に指定され、世界的にも貴重な野鳥である。日本では「日本クロツラヘラサギネットワーク」(事務局・福岡市)が保護、調査研究活動を行っている。 |
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クロツラヘラサギ /
葛西臨海公園 2014.03.22
13:34 |
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クロツラヘラサギの飛翔 /
葛西臨海公園 2014.04.12 09:26 |
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2014.03.23 /
藤沢市長久保公園 |
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この固体は、この地で越冬したようです。近年の温暖化現象を象徴するように、公園の芝生を中心にミミズなどの餌採りをしていたそうです。(前出:yatyo22.htm
249) |
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マミチャジナイ(Turdus obscurus):動物界脊索動物門鳥綱スズメ目ツグミ科ツグミ属に分類される鳥。インド、インドネシア、タイ、中華人民共和国(台湾、香港含む)、日本、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオス、ロシア東部に分布。夏季に中華人民共和国北東部やロシア東部で繁殖し、冬季になると東南アジアへ南下し越冬する。日本では主に渡りの途中に飛来する(旅鳥)が、少数が冬季に西日本や南西諸島で越冬(冬鳥)する。
全長21.5cm。背面や翼は褐色、胸部から体側面にかけてはオレンジ色、腹部は白い羽毛で覆われる。眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は白い。オスの頭部は灰褐色の羽毛で覆われ、メスは頭部に灰色味が少なく、喉は白く暗色の縦縞が入る。
森林に生息する。食性は雑食で、昆虫類や多足類、陸棲の貝類、果実(イチイ、クサギ、ナナカマド、ハゼノキ、ミズキ等)等を食べる。 |
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マミチャジナイ / 藤沢市長久保公園 2014.03.23 12:09
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2014.03.23 / 横浜市
戸塚区金井遊水地 |
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遊水地の葦原を刈り取ってみたら、クイナやバン、ヒクイナが見られるようになりました。(前出:yatyo3.htm
22) |
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クイナ:ツル目クイナ科の鳥で、大きさはムクドリと同じくらい。雌雄同色。成鳥は体の上面は茶褐色で黒色の縦斑があり、下面は顔から胸にかけて青灰色、わきから尾羽にかけては黒褐色と白の縞模様。くちばしは黄赤色で細長く、上くちばしの上部が褐色をおびている。幼鳥は成鳥に比べて褐色みが強く、くちばしは黒っぽい。 |
一年を通して水田、水辺の草むら、葦原などで生活し、小さな昆虫やミミズ、籾(もみ)や水草などを食べる。半夜行性で警戒心が強いため、あまり人前に姿を現さない。飛ぶ力は弱い。ユーラシア大陸中部で繁殖。日本では夏鳥として北海道、東北地方で繁殖し、秋になると本州中部以南に冬鳥として訪れる。 |
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クイナ / 横浜市
戸塚区金井遊水地 2014.03.23 14:16 |
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404 バン |
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2014.03.23 /
戸塚区金井遊水地 |
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普段は、葦原の中に隠れていることが多く、なかなか人目には付きにくく、撮影となると難しい鳥です。本命として狙ったヒクイナはだめでしたが、バンは、久しぶりに撮影できました。(前出:yatyo12.htm
111 yatyo17.htm
173 yatyo19.htm
198) |
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バン(鷭・学名Gallinula chloropus):ツル目 クイナ科 全長(翼開長) 33-38cm(50-55cm)。夏羽は、嘴の先端部は黄色で、基部から額(ひたい)は赤色。足は黄色で大きい。体は頭部から背の中央部にかけて黒く、脇(わき)と尾の下側は白色で、それ以外はやや褐色味のある黒色。冬羽では夏羽の鮮やかさが消え、各部の色が淡くなってくる。嘴も黒味を帯びる。バンの生活する環境に応じて保護色として役立つ体色となる。雌雄同色。クルルルと鳴く。 |
水面を泳いだり、浮いている植物の上を歩いて水草の葉・茎・種子を食べる。水生昆虫、昆虫、貝、甲殻類、オタマジャクシやミミズも採餌する。4〜8月に、年に1〜2回繁殖するのが基本。沖縄県では1〜9月の繁殖期に1〜4回繁殖する。11月でも雛を連れている番を見る。基本的には一夫一妻であるが、一夫多妻の場合もある。
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バン / 戸塚区金井遊水地 2014.03.23
15:41
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2014.04.06 /
葛西臨海公園 (初出) |
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ユリカモメより少し小さく、くちばしが黒くて短く後肢は暗赤色や濃赤色。黄海や渤海湾の北部で繁殖するため冬鳥として主に西日本の海岸や干潟に飛来し、関東では数が少ない。二枚目・三枚目は12月7日に撮影した冬姿で
す。ズグロカモメは、夏羽・冬羽ともユリカモメに酷似しており、見分けがつきにくい。 |
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ズグロカモメ(頭黒鴎、Larus
saundersi):チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類。大韓民国、中華人民共和国東部、台湾、日本、ベトナム北部に分布。黄海や渤海沿岸で繁殖し、冬季になると大韓民国や日本、ベトナム、台湾に南下し越冬する
。日本には冬季に越冬のため主に九州に冬鳥として飛来する。 |
全長29-32.5cm。翼長27-28cm。翼開張85-91cm。体重0.2キログラム。頭部は丸みを帯びる。上面の羽衣は淡青灰色、頸部や下面の羽衣は白い。初列風切先端に黒い斑紋が入り、静止時には白と黒の縞模様に見える。嘴は太くて短く、色彩は黒い。後肢は暗赤色や濃赤色。幼鳥は後頭に灰褐色の斑紋、肩羽や雨覆、三列風切の羽軸に沿って褐色の斑紋(軸斑)が入る。夏羽は頭部の羽衣が黒く、和名の由来になっている。眼の上下は白い。冬羽は頭部の羽衣が白く、頭頂に灰黒色の筋模様が2本、眼後部に黒い斑紋が入る。 |
河口や干潟に生息する。食性は動物食で、魚類、甲殻類、多毛類などを食べる。低空を飛翔し、獲物を発見すると急降下して捕食する。繁殖形態は卵生。植生のまばらな塩性湿原に植物の茎を組み合わせた皿状の巣を作り、5月に1回に3個の卵を産む[2]。雌雄共に抱卵し、抱卵期間は約22日。 |
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ズグロカモメ / 葛西臨海公園 2014.04.06
12:30
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ズグロカモメの冬羽 1/2
2014.12.07
11:17
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ズグロカモメの冬羽 2/2
2014.12.07
11:24
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2014.04.19 /
船橋三番瀬海浜公園 |
▼ 我国に居るダイサギは、オオダイサギとチュウダイサギが居るのだそうで、オオダイサギは主に冬季に滞在し、4月になると北方へ移動するそうです。代りに暖地で越冬したチュウダイサギが移動してきて繁殖するそうです。オオダイサギの方が少し大きいとされている。(前出:yatyo7.htm
64) |
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ダイサギ(大鷺 学名:Ardea alba):コウノトリ目サギ科に分類される鳥。体長は 90cm ほどで、日本ではアオサギと並ぶ最大級のサギ。全身の羽毛が白色。白鷺の一種。雌雄同色。全体が白色で、脚と首が非常に長く、くちばしも長い。足は全体が黒い。夏羽ではくちばしが黒くなり、足の基部がわずかに黄色がかる。また胸や背中に長い飾り羽が現れる。眼先が緑がかる婚姻色が現れることもある。冬羽では飾り羽がなく、くちばしが黄色くなる。チュウサギと似るが、チュウサギは体長が小さい。またダイサギはクチバシが長く、また眼下にある口角の切れ込みが眼より後ろまで食い込むことで容易に判別できる。 |
世界の熱帯・温帯に広く分布するが、温帯のものは冬になると暖かい地方へ移動する。日本では、亜種チュウダイサギ(学名 E.a. modesta)が夏鳥として(日本で繁殖して冬は南方へ渡る)、亜種オオダイサギ(学名 E.a. alba)が冬鳥として(中国東北部で繁殖して冬に日本へ渡り越冬する)、それぞれ観察されるため、渡り鳥であるものの、ほぼ一年中観察される。 |
水田や川、湖沼などで、魚、両生類、ザリガニ、昆虫などを捕食する。首をS字型に縮めて立っている姿がよく観察される。繁殖は、サギ科の種類同士で寄り集まって、集団繁殖地の「サギ山」を作る習性がある。鳴き声は「ゴァー」、主に繁殖期に鳴く。 |
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チュウダイサギ / 船橋三番瀬海浜公園 2014.04.19
08:25
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2015.04.12 /
葛西臨海公園 |
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4月になると、ほとんどのカンムリカイツブリは夏姿に変身し、北方へ移動を開始します。その前には、集団で追込み漁も行います。(前出:yatyo9.htm
85
yatyo11.htm
104 yatyo20.htm
225) |
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カンムリカイツブリ(冠鳰、Podiceps cristatus):動物界脊索動物門鳥綱カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属に分類される鳥類。アフリカ大陸の一部、ユーラシア大陸、イギリス、オーストラリア、日本、ニュージーランド(南島)に分布する。日本では冬季に基亜種が九州以北に飛来(冬鳥)するが、青森県や滋賀県(琵琶湖)では繁殖する。
全長46-61cm。翼開張85-90cm。体重0.6-1.4kgとカンムリカイツブリ属のみならずカイツブリ目最大種。頸部は非常に長い。上面は黒、下面は白い羽毛で被われる。頭頂には黒い羽毛が伸長(冠羽)する。種小名cristatusは「冠のある」の意で、和名や英名(crested)と同義。眼先は黒い。小雨覆や次列風切には白い斑紋が入る。虹彩は暗赤色。嘴は長い。幼鳥は冠羽があまり発達せず、頬の羽毛が白く黒い斑紋が入る。嘴の色彩は淡褐色。夏季には冠羽が発達し、頬に黒と赤褐色の羽毛がある。嘴の色彩は暗赤色(夏羽)。冬季には冠羽があまり発達せず、頬の羽毛が白い。嘴の色彩は淡褐色(冬羽)。 |
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カンムリカイツブリの追込み漁 /
葛西臨海公園 2015.04.12 09:16 |
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カンムリカイツブリ夏姿 /
葛西臨海公園 2015.04.19 13:03 |
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2015.04.19 /
葛西臨海公園 |
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ユリカモメもこの時期になると頭部の毛が生え変わり、黒色系になりますが、たまたま並んだ個体が生え変わりの前後となりました。浅い水面に子魚が居たのでしょうか、嘴を開いて歩きながら餌取りをしておりました。嘴に赤味があるとユリカモメと判別します。(前出:yatyo20.htm
226) |
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ユリカモメ
(百合鴎、学名:Larus ridibundus):チドリ目カモメ科に分類される鳥類の一種である。全長約40cm。足とくちばしは赤色。夏羽は頭部が黒褐色になる(英名:Black-headed
Gull)。冬羽は頭部が白く、目の後ろに黒い斑点があるのが特徴。 |
海岸、内陸の湖沼や河川に比較的大規模な群を作り生活する。大きな河川では河口から10km以上も遡る。夜は海に戻り、沖合のいかだなどを塒(ねぐら)とする。京都市の鴨川でも多くの個体が観察される。鴨川のものは比叡山上空を通過し、琵琶湖で夜を過ごす。基本的には魚や甲殻類を食べるが、環境によっては昆虫や雑草の種子などを食べ雑食となる。昼間は餌場におり、夜間はこれとは異なる海上や大きな湖で過ごす。夏に繁殖するため、日本では営巣しない。 |
ユーラシア大陸北部やイギリス、アイスランドなどで繁殖し、冬は南下しヨーロッパ、アフリカ、インド、東南アジアへ渡り越冬する。北アメリカ東海岸に渡るものもいる。日本では冬鳥として、北海道から南西諸島まで広く渡来し、小型のカモメ類の大半が本種である。ただし、北海道では厳冬期にはほとんど見られなくなる。主に、全国の海岸や河川、沼地などに普通に渡来する。 |
日本の古典文学に登場する「都鳥」は、現在の和名がミヤコドリ (Haematopus ostralegus)
という名の鳥ではなく、ユリカモメを指すとする説が有力である。 その根拠として、『伊勢物語』の「九段
東下り」が示される。 |
なほゆきゆきて、武蔵の国と下つ総の国との中に、いと大きなる河あり。それをすみだ河といふ。(中略)さるをりしも、白き鳥の嘴と脚と赤き、しぎの大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。京には見えぬ鳥なれば、みな人見知らず。渡しもりに問ひければ、「これなむ都鳥。」と言ふを聞きて、『名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと』とよめりければ、舟こぞりて泣きにけり。 |
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ゆりかもめ さかなくわえて はばたきぬ |
An oyster bird flapping, holding a fish in
her bill. |
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ユリカモメの採餌 / 葛西臨海公園 2015.04.19
13:58 |
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2014.04.27 /
栃木市渡良瀬遊水地 |
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雛が巣立ちしたとの連絡があり、急いで駆けつけました。二日前に一羽、前日に二番子、早朝に三番子が巣立ったそうで、写真は三番子ですが、結局4羽の雛が巣立ったそうです。
二枚目は、後日撮影したこの子のお母さんです。(前出:yatyo12.htm
112 yatyo16.htm
162) |
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トラフズク:フクロウ目
フクロウ科
全長(翼開長)35-37cm(90-100cm)。顔は橙褐色で、羽角は長い。上面は灰褐色で濃く褐色の縦斑と薄い黄色の斑がある。下面は薄い褐色に黒褐色の縦斑がある。虹彩はオレンジ色。幼鳥(若鳥)は、全体的に黄褐色味が強い。ウーウーと低い声で鳴き、幼鳥は金属的にキーキー。夜行性で、小哺乳類を好んで餌にする。北海道での食性分析では、エゾヤチネズミなどのネズミ類が最も多く、食虫類や小鳥も含まれる。繁殖は5〜7月に一夫一妻。 |
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トラフズクの三番子 / 栃木市渡良瀬遊水地 2014.04.27
10:00 |
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トラフズクの母 / 栃木市渡良瀬遊水地 2014.05.04
13:14 |
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2014.04.27 / 春日部市(初出) |
▼ 鷹匠が、鷹の訓練用に飼育していたものが野生化しているとのことですが、埼玉県では天然記念物に指定されているそうです。 キジバトよりは少し小ぶりで、白っぽくて可愛い鳥です。 |
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シラコバト(白子鳩、学名:Streptopelia decaocto):ハト目ハト科に分類される鳥類の一種。シラバト、ノバトなどとも呼ばれる。全長約33cm。雌雄同色。全身が灰褐色で、背と尾は褐色みが増す。 |
日本に生息する個体は江戸時代に移入されたものが野生化したといわれるが、もともと生息していたという説もある。生息区域は、関東地方北東部(千葉県北部、茨城県南西部、埼玉県東部)である。一時期は埼玉県東部(越谷市)にまで狭められ、1956年1月14日には種として国の天然記念物に指定された。その成果もあり、最近は群馬県南部でも生息が確認された。これとは別に、山口県萩市の見島では朝鮮半島から飛来したと考えられる個体の観察記録が残る。 |
埼玉県の県鳥(1965年11月3日に指定)及び越谷市の市の鳥(1988年11月3日に指定)であり、埼玉県のマスコット「コバトン」・「さいたまっち」や、埼玉県議会のマスコット「ポッポ」、埼玉県警察のマスコット「
ポッポくん」・「ポポ美ちゃん」のモチーフにもなっている。童謡『鳩ぽっぽ』は、その鳴き声をモチーフにしたとされている。 |
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シラコバト /
春日部市 2014.04.27 15:57
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411 コルリ |
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2014.05.02 / 山梨県甲州市柳沢峠 (初出) |
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柳沢峠にはコルリが多くて、鮮やかな青い色が目立ちます。メスも既に到着しておりました。 |
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コルリ(小瑠璃、Luscinia cyane):動物界脊索動物門鳥綱スズメ目ツグミ科に分類される鳥。 |
夏季に中華人民共和国北東部、日本、ロシア南東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季になると中華人民共和国南部や東南アジアへ南下し越冬する。日本では繁殖のため北海道、本州中部以北に飛来(夏鳥)する。 |
全長14cm。オスの成鳥は上面は暗青色、下面が白い羽毛で覆われる。種小名cyaneは「暗青色の」の意。体側面は青みがかる。眼先から胸部体側面にかけて黒い筋模様が入る。メスは上面と胸部が緑褐色、腹部が白い羽毛で覆われる。多くの個体は肩羽や腰、尾羽が青みがかる。 |
低山地から亜高山帯にかけてのササなどの下草が生い茂った落葉広葉樹林や混交林に生息する。群れは形成せず単独で生活する。食性は動物食で、主に昆虫類を食べる。主に地表で獲物を捕食する。繁殖形態は卵生で、繁殖期に縄張りを形成する。倒木の下などに枯葉や根などで椀状の巣を作り、5-7月に1回に4-6個の卵を産む。メスのみが抱卵する。ジュウイチに托卵の対象とされることもある。 |
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コルリ(雄)
/ 山梨県甲州市柳沢峠 2014.05.02
08:16 |
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コルリ(雌)
/ 山梨県甲州市柳沢峠 2014.05.02
12:42 |
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412 ゴジュウカラ |
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2014.05.02 / 山梨県甲州市柳沢峠 (初出) |
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柳沢峠で初めて撮影できました。 |
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ゴジュウカラ(五十雀、学名:Sitta europaea):スズメ目ゴジュウカラ科ゴジュウカラ属に分類される鳥類。ゴジュウカラ属の模式種。寒帯と山岳地帯を除くユーラシアに広く分布する。生息地では基本的には留鳥で、渡りは行わない。日本には3亜種が周年生息する。九州から北海道にかけて分布するが、高地で繁殖した個体は冬季には低地に移動する。 |
全長13.5cm。雌雄ほぼ同色である。尾羽は短い。嘴から眼を通り側頭部へ続く黒い筋模様(過眼線)が入る。嘴は黒色で、足は肉褐色。
背面は青味がかった灰色、腹面は白い羽毛で覆われる。体側面や腹部、尾羽基部の腹面(下尾筒)は赤みを帯びる。 |
平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生息する。木の幹に垂直にとまり、頭部を下にして幹を回りながら降りる習性がある(キツツキ類やキバシリは幹に垂直にとまることはできるが、体を逆さまにして降りることはできない)。食性は雑食で、昆虫類、節足動物、果実、種子などを食べる。夏季は昆虫類、冬季は種子等を主に食べる。樹皮の隙間にいる獲物を探したり、逆に樹皮の隙間に食物を蓄えることもある。 |
繁殖形態は卵生。樹洞やキツツキの古巣に樹皮を敷き営巣する。巣穴の入り口や内壁、隙間に泥を塗る習性がある。日本では3-6月に1回に5-7個の卵を産む。メスのみが抱卵を行い、抱卵期間は18-20日。雛は孵化してから20-25日で巣立つ。繁殖期にはつがいで縄張りを持つ。非繁殖期は、シジュウカラなどの他のカラ類やコゲラと混群を形成することがある。 |
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ゴジュウカラ / 山梨県甲州市柳沢峠 2014.05.02 08:35 |
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2014.05.02 / 山梨県甲州市柳沢峠 |
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標高約1400mですから、このあたりでも繁殖していると思われる。(前出:yatyo3.htm
23) |
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アカハラ(赤腹 学名 Turdus chrysolaus):ツグミ科に分類される鳥類。体長は 25cm ほどで、ツグミやヒヨドリと同程度の大きさ。名のとおり胸と脇腹が橙色で、目のまわりに黄色のアイリングがあり、背中が薄い褐色、腹は白色。オスは顔と翼に黒い部分ができる。メスは喉に白い部分ができるが、オスとよく似た顔の個体もいて、個体差がある。シロハラ、アカコッコ(伊豆諸島やトカラ列島に分布する固有種で留鳥)、マミチャジナイ(日本では旅鳥)に似るが、シロハラはその名のとおり腹部に橙色が入らない点で、アカコッコはオスの頭部の黒色と背部の褐色がはっきり分かれる点やメスの喉に黒斑が入る点で、マミチャジナイは白眉斑が入る点で、それぞれ区別できる。 |
東アジア(中国、朝鮮半島、ロシア沿海地方、樺太、千島列島、日本、台湾)およびフィリピンに分布する。日本の中部地方以北から樺太・千島列島にかけての地域で繁殖し、中部地方以南から中国南部、フィリピンまでの地域で越冬する。中部地方では個体の入れ替わりがあるが1年中見ることができる。 |
繁殖は平地や山地の森林でおこなうが、非繁殖期は公園などでも見ることができる。食性は雑食で、地上をはね回って主に昆虫、ミミズ、カタツムリなどを捕食するが、秋や冬には木の実もよく食べる。冬にはくちばしで落ち葉をひっくり返しながら虫などを探す様子がよく観察される。 |
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アカハラ / 山梨県甲州市柳沢峠 2014.05.02 08:47 |
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2014.05.02 /
山梨県甲州市柳沢峠 |
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成鳥のオスと思われるが、繁殖地でないとここまで濃い色の固体には、お目にかかれないようです。
(前出:yatyo10.htm
93) |
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クロジ(黒鵐、学名:Emberiza variabilis)
:スズメ目ホオジロ科の鳥類の一種である。和名の由来は、雄の体色が黒っぽいことによる。カムチャツカ半島南部から千島列島、サハリンで繁殖し、冬季は中国東部へ渡る。 |
日本では、本州中部以北に留鳥として生息し繁殖する。冬季は南方や平地に移動する個体も多い(漂鳥)。北海道には夏鳥として渡来し、本州中部以西には、冬鳥として渡来する。日本では割合普通種であったが他の地域での生息の確認は長くされていなかったため、一時日本固有種とされていたこともある。全長約16.5cm。雄は全体に灰黒色。雌は灰褐色。 |
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クロジ / 山梨県甲州市柳沢峠 2014.05.02
11:49 |
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