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社務所前に行くと、神の先導役を務める天狗(猿田彦)に扮した黒澤区長の姿があった。その後には大幣(おおぬさ)、矛(ほこ)持ち、旗持ちが準備していた。 |
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天狗(猿田彦)に扮する黒澤区長 / 社務所前 2011.7.24 12:50
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熊野神社前には、桶に入れられた甘酒が置かれ、「ご自由にお飲み下さい」と墨書された紙が貼られていた。 |
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裸たちが甘酒の大樽を据えて準備を完了した頃、行列の一行も熊野神社前に整列し、祭開始を告げる3発目の花火(煙火)が上がるのを待った。 |
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行列を先導する |
猿田彦 |
と |
大幣 |
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/ 熊野神社前 12:56 |
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猿田彦:黒澤勝孝(区長) |
大幣:小林淳一(氏子総代代理) |
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▲▼
村の最盛期のころは、「甘酒こぼし」の神事のあと、裸たちはそのまま神輿を担ぎ、神幸祭が行われた。裸神輿は、国道140号線を練り歩き、荒川に下って川瀬祭が行われた。祭は前夜祭と当日の二日行われ、三日目に後片付けが行われたという。 |
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▲▼
その後、荒川上流のダム建設がはじまり、国道にダンプが頻繁に往来するようになり、神幸祭が危険になったことと、少子高齢化とあいまって神輿渡御が中止された。その文化を捨て去ることは忍びないということで、神輿抜きの神幸祭を行っているという。 |
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▲▼ 午後1時きっかりに花火(煙火)の轟音が響き渡り、裸祭の開始が告げられた。神輿抜きの神幸行列が熊野神社前を出発。区長の扮する猿田彦は、高下駄を履いているので、補佐役が手を取り、慎重に石段を下った。 |
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↓「青梅市 和田義男 殿」の貼り出し |
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▲▼ 神楽殿の前で、突然、猿田彦が抜刀した。これは真剣ではなく、模造刀だというが、とても良くできている。 |
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▲▼ 猿田彦は刀で空を切り結び、悪霊(あくりょう)や疫病神(やくびょうがみ)を追い払いながら進んだ。この所作は、区長が発案したものではなく、従前から定められたものであるという。 |
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▲▼ 猿田彦は、矛(ほこ)を持つのが通例であるが、矛を持たずに帯刀し、しかも抜刀して振りまわしながら歩くのを見たのは初めてで、極めて珍しい光景である。猿田彦は、神が乗り移ったかのように先行し、裸の群れの中に分け入った。 |
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ばっとうの てんぐをむかう なつまつり |
The summer
festival, receiving a long-nosed goblin carrying a naked sword. |
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▲▼ 所定の位置に整列すると、最初に記念撮影を行った。今までにやったことがなく、筆者の提案により実現したもので、区長と宮司の検討の結果、神事の後では混乱するので、その前に行うことになった。 |
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▲▼ 記念撮影が終わった後、
裸たちは大樽の南側に整列して北側の神職たちと対峙し、甘酒神事が始まった。 |
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久喜市長は、公会堂の廊下にあぐらを組んで、祭を見学した。祭装束があるので、参加しませんかと勧められたが、予期しておられなかったようだった。私の方から来年は秩父市の職員に参加してもらうようお願いしたところ、前向きの返事を頂いた。 |
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▼ 浅香会長は、高齢のため祭には参加せず、市長の隣にあぐらを組み、カラオケ用のマイクで祭の実況中継と解説を行った。豊富な知識と平易な解説はなかなかなもので、明るいお人柄がにじみ出ていた。 |
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市長のとなりで観客に祭を説明する浅香文男・保存会会長
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井上禰宜が御幣により神幸行列、酒樽、裸衆、見学者 たちを順に御祓いしたあと、全員、低頭するなか、井上宮司による祝詞奏上が行われた。 |
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▼ 神事が終わると、再び刀で空(くう)を切り結ぶ猿田彦が裸たちの間に割って入り、神幸行列は、同じ順路を通って熊野神社に引き揚げていった。 |
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