|
|
|
|
江ノ島寒中神輿 |
神奈川県藤沢市 江島神社 正月(成人祝) 最新:2012年1月15日(日) |
|
平成24年(2012)1月15日(日)、神奈川県藤沢市江ノ島片瀬海岸東浜では、午前11時から第31回寒中錬成大会が開催された。新成人のお祝いと無病息災を祈るこの裸祭は、神社の祭礼ではなく、藤沢鎌倉神輿連合会(山口昌明会長)が主催する神輿祭で、藤沢・鎌倉両市の神輿愛好者約300人による年に一度の大会ある。 |
色柄物の江戸っ子褌がみられる裸祭 |
江ノ島寒中神輿は、新年の初神輿を担げるとあって、部外参加者も多く、褌一丁の担ぎ手たちが4基の神輿を担いで海に入る姿は圧巻である。この祭の特徴は、主役があくまで両地区の新成人で、かつては神輿に乗ることが許されていたことと、担ぎ手たちが正月に海に入って神輿練りを行う点にある。 |
色物や柄物のカラフルな江戸っ子褌(前袋式六尺褌)を締めた裸祭は他に例はなく、参加者たちは、毎年、新しい褌をあつらえてその鯔背ぶりを披露することを楽しみにしている。 |
かつては、成人式を迎えた20歳の男女が神輿に乗って海上渡御を行い、晴れて成人の仲間入りを果たす儀式(通過儀礼)であったが、近年はどこの神社も神輿の上に乗ることを禁じるようになり、祭祀を司る江島神社(えのしまじんじゃ)もその例外ではなくなり、新成人が神輿の上に乗って海上渡御する姿はまったく見られなくなった。 |
|
|
|
|
YouTube 江ノ島寒中御輿(抜粋縮小版) |
↓画像をクリックするとスライドショー動画が始まります。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
平成24年(2012)1月15日(日)、午前11時から神奈川県藤沢市江ノ島片瀬海岸東浜で第31回江ノ島寒中神輿錬成会が開催されたので、平成19年(2007)以来5年ぶりに取材した。 |
江ノ島寒中神輿錬成会の作品は、平成16年(2004)以来、今年で4作目となるため、解説は必要最小限に留めたので、初めてご覧になる方は、★
寒中神輿'07 以下の作品を参照していただきたい。 |
|
【凡例】 ▲:上の画像の説明文 ▼:下の画像の説明文 〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示 |
|
|
|
|
|
|
祭の雰囲気を盛り上げる和太鼓 / 江ノ島片瀬海岸東浜(神奈川県藤沢市) 2012.1.15
|
|
拡大写真(2400x1650)788KB |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
新成人のお祝いと1年の無病息災を祈る江ノ島寒中神輿錬成会は、神社の祭礼ではなく、藤沢鎌倉神輿連合会(山口昌明会長)が主催するもので、藤沢・鎌倉両市の神輿愛好者約300人による年に一度の大会であるが、今年の初神輿を担げるとあって、部外参加者も多い。 |
|
|
|
|
|
|
|
整列した4基の神輿 10:35 |
|
拡大写真(2400x1760)664KB |
|
|
|
|
|
|
▲▼
例年4基の湘南型どっこい神輿が参加する。一番大きな神輿が藤沢鳳龍會(ふじさわほうりゅうかい)の鳳龍で、4点棒の江戸型神輿である。藤沢鎌倉神輿連合(伊勢睦)の神輿、片瀬諏訪睦(かたせすわむつみ)の神輿、腰越小動會(こしごえこゆるぎかい)の神輿は、いずれも二点棒である。
|
|
|
|
|
|
|
|
タンスの付いた湘南どっこい神輿
(後棒) 10:50 |
|
拡大写真(2600x1650)620KB |
|
|
|
|
|
|
▲▼ 午前11時ころから始まった開会式では、江島神社(えのしまじんじゃ)相原圀彦宮司が安全祈願祭を執り行い、地元選出の国会議員などの来賓挨拶など、かなり長い式典が続いた。 |
|
|
|
|
|
|
|
江島神社 |
相原圀彦宮司による |
祝詞 |
奏上 11:06 |
|
|
江ノ島 |
|
3枚合成パノラマ写真(3100x1000)554KB |
|
|
|
|
|
|
▲▼
開会式に参列した新成人は、11名。振り袖姿の女性3名と男性1名が着物の上に半纏(はんてん)を羽織って出席。そのほかの新成人は、神輿を担ぐべく、半纏に股引(ももひき)・ハンダコ姿だった。 |
|
|
|
|
|
|
|
頭を垂れて祝詞を聞きいる11人の新成人たち |
|
拡大写真(2400x1700)870KB |
|
|
|
|
|
|
▼ 写真下は、藤沢市鵠沼(くげぬま)海岸にお住まいの友人・中条正幸さんが脚立の上に乗って開会式を取材するデジカメ二刀流の筆者(和田義男)を撮影した写真である。 |
|
|
|
|
|
|
|
二台の愛機で開会式を取材する筆者(和田義男) |
|
拡大写真(2000x1500)669KB |
撮影:中条正幸(藤沢市鵠沼海岸) |
|
|
|
|
|
|
▲▼
「紺屋の白袴」で、デジタル写真家・褌カメラマンを自認する筆者自身の写真は、殆どなく、後日、CDに入れて贈って頂いた。海の中に入れるようゴム長靴を履いており、開会式の撮影では必須の脚立を持参している。祭の取材は、待ち時間が長く、風邪をひかないよう防寒着に身を包んでいるので、余り格好良い姿ではない。(^^; |
|
|
|
|
|
|
|
オリンパス二刀流の褌カメラマン |
|
拡大写真(2000x1600)389KB |
撮影:中条正幸(藤沢市鵠沼海岸) |
|
|
|
|
|
|
▼
脚立の上から撮影していると、「山さん」こと山本啓一さんや「昇ちゃん」こと長谷川昇司さんらの一行が見えたので撮影した。山さんのお陰で
黒石寺蘇民祭
が生まれ、その後、多くの裸祭を取材することができた恩人である。 |
|
|
|
|
|
|
|
式典を見ながら準備を始めた山本グループ 10:07 |
|
昇ちゃん |
山さん |
KUMAちゃん |
|
拡大写真(2000x1000)312KB |
|
|
|
|
|
|
▲ 東浜の会場には一般参加者用の更衣テントなどはないので、見学者に混じって着替えをしなければならない。最初は、褌を締めてきているので、衣服を脱ぐだけで準備が完了するが、終わった後は、露天で褌を解き、更衣する。裸文化の日本ならではの風景である。 |
|
|
|
|
|
|
|
伊勢睦の半纏をはおった着物姿の新成人たち 11:10 |
|
|
|
|
|
拡大写真(2000x1500)477KB |
|
|
|
|
|
|
▼
式典が終わると、待ちかねていた担ぎ手たちが4基の神輿に取り付き、準備運動も
なく、いつもながらの神輿練りを繰り広げた。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(2400x1650)623KB |
|
|
|
|
拡大写真(2600x1300)617KB |
|
|
動き出した4点棒の |
鳳龍 |
神輿 11:35 |
|
|
拡大写真(2400x1450)660KB |
|
|
|
|
|
|
▲▼
神輿を担ぐのは、地元愛好者に加えて、関東のみならず、全国各地からやってくる神輿睦会(みこし・むつみかい)の人たちも参加するので、大変賑やかな祭りである。
年々、盛大になってゆくのはとても嬉しいことである。
|
|
|
|
|
|
|
|
私にサインを送る昇ちゃんこと長谷川昇司さん |
|
拡大写真(2400x1800)554KB |
|
|
神輿見たまま のはっちゃん |
|
拡大写真(2400x1800)461KB |
|
|
|
|
|
|
拡大写真(2400x1800)597KB |
|
|
|
|
|
|
この大会では、カラフルな褌姿を見ることができる。神輿は普通神事であるので、白褌が基本であるが、ここでは色柄ものが認められている。全国的に見ても珍しい大会である。
|
|
|
|
|
|
|
|
海に向かう |
鳳龍 |
の |
褌神輿 |
11:42 |
|
|
拡大写真(2400x1600)437KB |
|
|
|
|
拡大写真(2000x1850)490KB |
|
|
|
|
|
|
▲▼ 祭り衣装は統一されていないので、六尺褌に混じってハンダコ姿がみられ、雑な印象を受けるのが残念。また、腹巻で臀部を覆い、褌を隠している人が散見され、みっともない格好であることを自覚していないようだった。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
拡大写真(1800x1250)445KB |
|
|
|
しょうなんや うみにねりこむ はつみこし |
Syonan, the first mikoshi of the year going into the sea. |
|
|
湘南 |
の海・ |
相模灘 |
に入った4基の神輿 11:45 |
|
|
拡大写真(2400x1750)642KB |
|
|