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▼ 松原の神事が終わると、氏子関係者たちは次の神事である海浜の修祓(しゅばつ)のため、福田浜に移動した。 |
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海浜の修祓に向かう一行/福田浜(遠州灘) 2019.09.4
10:33
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白砂青松の福田浜に入る 10:34
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広大な遠州灘福田浜
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神々に降臨を促す合図を送る神職 10:37
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神籬(ひもろぎ)を植える
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福田浜で待機していたのは、サーフ・パトロールの隊員たち。水際に旗を立てて遊泳許可区域を設定し、各自救命浮器を携えて出動準備を終えていた。今年は5人の隊員たちが浜垢離の安全を守る。 |
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遊泳許可区域を設定し、救命浮器を携えた
Surf Patrol の隊員たち
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白砂青松の広大な福田浜の渚に鉾(ほこ)と天神(てんじん)と呼ばれる大榊(おおさかき)と共に先供と輿番の浜印(はまじるし)(幟旗)が立てられ、神饌(しんせん)を載せる八足机(はっそくづくえ)などが置かれた祭壇が遠州灘に向かって据え付けられた。大榊や浜印の笹は、神々の依代(よりしろ)、つまり、神々が降臨するための目印で、神籬(ひもろぎ)となるものである。 |
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海浜の修祓/遠州灘福田浜(静岡県磐田市)
10:50
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▼▲ 最初に、禰宜(ねぎ)が海神(わたのかみ)と祓戸大神(はらえどのおおかみ)を迎える迎神詞を奏上。「オー」と警蹕(けいひつ)を掛けて座に戻り、続いて米、魚、酒などを献饌(けんせん)したあと、
久野宮司が砂浜に直に正座し、祝詞(のりと)を奏上した。 |
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久野宮司の祝詞奏上
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小祓(こばらい)でお清め 10:54
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▲▼
大麻(おおぬさ)と紙吹雪のような切麻(きりぬさ)による修祓(しゅばつ)の後、参列者全員に20cmほどの竹串に紙垂(しで)を付けて麻で縛った小祓(こばらい)が配られ、各自、起立したまま、小祓に息を吹きかけ、頭からつま先まで、左、右、左と身体を祓(はら)った。 |
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こばらいに
いきをふきかけ みそぐあき |
The autumnal purification,
insufflating an exorcising charm with breath. |
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小祓で全身を祓い息を吹きかける
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小祓(こばらい)でお清めしたあと砂浜に差す 10:54
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▼ 撤饌(てっせん)のあと、禰宜による昇神詞の奏上で神々を送り、砂浜での修祓(しゅばつ)の神事が終わると、海に入って垢離(こり)を取る浜垢離(はまごり)を行うため、先供たちは、砂浜の上で脱衣して褌(ふんどし)一丁の裸形(らぎょう)となった。
私もTシャツと短パンを脱いで六尺褌一丁になり、海に入って激写する体勢を整えた。 |
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神職の禊は越中褌がルール
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▼ 裸になったあと、全身の厄(やく)を拭い取った小祓(こばらい)を神々の降臨する憑代(よりしろ)の下に立てて、祓戸大神(はらえどのおおかみ)にその処理を託したのち、浜垢離(はまごり)に向かうのが伝統の作法である。 |
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憑代(神籬)の根本に小祓を差してから海に向かう 11:03
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最初は神職たちの浜垢離(禊)で、久野宮司(左端)ら4人の神職が鉢巻・越中褌姿で並び、遠州灘に向かって柏手(かしわで)を打ち、拝礼したあと、海に入って身体を清めた。 |
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海に向かって柏手を打つ四人の神職たち
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海に向かう神職たち
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荒波の中で固まって禊する神職たち
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▼ 宮司ら神職たちの禊が終わると、御輿先供係(みこしさきともがかり)と書かれた浜印(はまじるし)を持つ旗手を先頭に、六尺褌姿の先供(さきとも)たちが海に入った。 |
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先供たちの浜垢離 【壱】 ~海に拝礼する御輿先供係~ 11:04
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先供たちの浜垢離 【弐】 ~浜印を先頭に海に入る~
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えんしゅうの よするしらなみ あきのこり |
The autumnal water purification,
the white waves
rushing at Ensyu. |
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先供たちの浜垢離 【参】 ~潮揉み~
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▲▼ 先供たちは、誰もいない大海原に真っ先に入った。何という爽快な気分! そばにいて同じ褌一丁で激写している筆者も共有するこのフィーリング。神職を補佐し、8日間の神事を取り仕切る彼らの任務は重大で、浜垢離で心身を清め、清々しい身となってこそ神々にご奉仕できる資格が得られる。 |
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先供たちの浜垢離 【四】
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先供たちの浜垢離 【五】
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▲▼ 先供たちは、寄せ来る大波を浴びて垢離(こり)を取ったあと、荒波に洗われて丸くなった小石を拾い、浜砂と海水を桶に汲み取る。浜砂と海水は御大祭前日の「御池(みいけ)の清祓(きよはらい)」に、小石は御大祭の「御輿出御祭」に使われる。 |
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先供たちの浜垢離 【六】 ~小石の採取~ 11:06
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先供たちの浜垢離 【七】 ~桶に収める~ 11:09
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