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鬼が鬼堂めぐりを終え、鐘楼の西に姿を隠すと、本殿西に待機していた一番松明が動き出し、鬼堂東に向かった。その後に、二番松明以下が続き、大松明廻しが再開された。 |
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大松明廻 【参拾四】 〜出発した一番松明「西小路」!〜 22:27:32
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大松明廻 【参拾五】 〜
2名の赤鉢巻がタイマワシを指揮〜
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大松明廻 【参拾六】 〜崩落する一番松明!〜 22:27:59
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火取り神事 |
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一番松明が本殿西から鬼堂東に移動する
と、大松明廻しの終わりを意味する火取りが行われた。赤司家(あかしけ)の当主が一番松明に近づき、両手に持った細長い松明の先を交差させて、その火を移し取った。 |
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大松明廻 【参拾七】 〜鬼堂の東で一番松明の火取り〜 22:33:33
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火が当主の松明の先に移ると、後ずさりしてから、松明を地面に叩き付けて火を消す。燃え残った松明は、翌年の一番松明の芯に入れられる。 |
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火取り神事は、鬼火を未来に継承する儀式であった。神事の最中も鐘が乱打され、神苑に響き渡る。鐘の音によって境内が浄化され、タイマワシたちが鼓舞される。 |
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大松明廻 【参拾八】 〜火取神事〜 22:34:03
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火取り神事を司る赤司家の当主は、昼間の鬼面尊神神事や種蒔神事、夜の鉾面神事など、重要な神事に登場するキーパーソンである。宮司にお名前を尋ねると、「赤司家の人」というだけで、公表できないという。「赤司家の当主」としたのは、私の勝手な推測で、裏付けはないが、間違いない。玉垂宮では、鬼夜の秘密主義という伝統が未だに息づいている。 |
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大松明廻 【参拾九】
〜赤司家の当主と保存会会長〜 22:34:14
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火取りを終えた一番松明は再び動き出し、下向坂(げこうざか)まで南下した後、西にコースを取り、表参道の惣門(そうもん)に向かった。 |
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大松明廻 【四拾】 〜一番松明再度移動開始〜 2015.01.07 22:35:01
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大松明廻 【四拾壱】 〜松明をかざす手々振(テテブリ)〜
22:35:22
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大松明廻 【四拾弐】 〜カリマタ、合掌、尻引綱〜 22:35:24
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大松明廻 【四拾参】 22:38:07
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▼ 一番松明の最大の見せ場が惣門くぐりである。燃え盛る大松明の炎が木造の惣門に触れず焦がさず、細心の注意を払いながら、迅速にくぐらなければならない。 |
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大松明廻 【四拾四】 〜一番松明の惣門くぐり!〜 22:42:25
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はつはるの そうもんやかぬ おにびかな |
Ogre's Fire never burn Soumon Gate in the New Year. |
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大松明廻 【四拾五】 〜一番松明の惣門くぐり!〜 22:42:31
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大松明廻 【四拾六】 〜惣門くぐり成功!〜 22:42:42
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無事に惣門を通り抜けた一番松明は、表参道の石鳥居をくぐった後、汐井場のある霰川の土手に向かう。 |
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大松明廻 【四拾七】 〜参道入口で竹が爆裂!〜 22:43:46
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大松明廻 【四拾八】 〜手々振が手持ちの松明に点火〜 22:44:49
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土手に出た一行は、大松明から手々振の持つ小松明に火を移した後、後ずさりして土手の上を東に移動したが、このとき、手々振などが燃え盛る大松明の炎の下を通り抜ける大松明くぐりが行われた。 |
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大松明廻 【四拾九】 〜汐井口で大松明くぐり〜 22:45:51
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これは予定表に書かれていない行動で、神事ではなく、余興である。かつて、誰かが面白がって始めたことが定着し、大松明廻しの最後を飾るイベントなったものと推測される。「大松明くぐり」は、筆者が名付けた新語である。(
笑 ) |
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大松明廻 【五拾】 〜汐井口で大松明くぐり〜 22:45:53
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大松明廻 【五拾壱】 〜汐井口で大松明くぐり〜 22:45:55
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大松明廻 【五拾弐】 〜後進で東方へ進む〜 22:46:14
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大松明廻 【五拾三】
〜カリマタに松明の頭を載せて運ぶ〜 22:46:57
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大松明廻 【五拾四】 〜霰川の土手に大松明を下ろす〜 22:47:14
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大松明廻 【五拾五】 〜一番松明「西小路」の万歳!〜 22:47:58
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土手の所定の位置に到着すると、大松明が下ろされ、その上に小松明を持った手々振が上がり、全員が手拍子で、「イョー、祝いましょ、シャンシャン、もひとつ祝ぉて、シャンシャン、祝ぉて三本、シャンシャンシャン」と鬼夜独特の手一本で締め、拍手喝采のあとお開きとなった。そして、「お疲れ様でした」の声が飛び交ったあと、バケツの水で火が消された。 |
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大松明廻 【五拾六】 〜バケツの水をかけて消火〜 22:48:35
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大松明を消火した後、焼け残った竹を持ち帰る人が散見された。鬼夜縄と同じように御利益があるのだろう。 |
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大松明廻 【五拾七】 〜焼け残った竹を持ち帰る〜 22:48:35
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一番松明の火が消えると、暗闇の汐井場で鬼がシオイガキをする。鬼夜では、悪者だった鬼が改心し、人々のあらゆる業(ごう)を一身に背負って禊をするという。鬼は、シオイガキを終えると、棒頭やシャグマらに周囲を護られながら、灯が消されたままの表参道を通って本殿に上がった。 |
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櫓太鼓を叩く子供たち 22:52:04
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蜷貝が棲む樟樹のそばで松明廻しを見守る警察・消防の警備員たち 23:00:48
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