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 旅紀行日本の祭り

2010年1月31日改訂

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拡大写真(1600X1050)479KB 神輿舁く勘三郎の白半纏  北舟

2005年5月28日制作

神輿を担ぐ中村勘三郎さん

提供:弥生会 撮影:多田裕美子

神輿を担ぐ中村勘三郎さん(歌舞伎座前/東京・東銀座) 
鐵砲洲稲荷神社神紋   鐵砲洲稲荷神社   鐵砲洲稲荷神社神紋

鐵砲洲祭

鐵砲洲祭

はじめに

 平成17年(2005)5月1日(日)〜5日(木)のゴールデン・ウィーク期間中、東京都中央区湊一丁目の鐵砲洲稲荷神社(てっぽうず・いなり・じんじゃ)において、鎮座1,165年の例大祭・鐵砲洲祭(てっぽうずまつり)が開かれた。
 3年に一度の大祭となった今年、御本社神輿をはじめ12基の町神輿が渡御する鐵砲洲祭は、江戸っ子たちの夏祭りの魁(さきがけ)で、この後、神田祭、三社祭と次々に東京の夏祭りが繰り広げられる。

鐵砲洲稲荷神社てっぽうずいなりじんじゃ

 鐵砲洲稲荷神社は、江戸湊(えど・みなと)における土地生成の産土神(うぶすなのかみ)である生成太神(いなりのおおかみ)を祀る神社で、平安初期の承和(じょうわ)8年(841)以来1165年の歴史がある。
   現在は、湊一〜三丁目、明石町、入船一〜三丁目、新富、新川二越一、銀座一〜八丁目の氏子(うじこ)17ヵ町の氏神様(うじがみさま)であり、開運の守神(まもりがみ)となっている。
   毎年正月初旬に拝殿前で行われる寒中水浴大会は、中川文隆宮司(なかがわふみたか・ぐうじ)自らが裸になって氷柱の立つ冷水に入浴する行事で、地元の氏子のほか地方からも参加者があり、毎年報道されて東京の冬の風物詩として知られる。  鐵砲洲稲荷神社公式サイト 

瑞々しい若葉に囲まれた鐵砲洲稲荷神社

瑞々しい若葉に囲まれた鐵砲洲稲荷神社

拡大写真(1200X800)331KB

鐵砲洲祭のパンフレット

 今年のパンフレットは、中村屋一門を表す猿若柿色(さるわか・かきいろ)(薄黄色)の紋付姿の勘三郎さんのイラストが目を引き、絵地図画家・久芳勝也(くば・かつや)さんのイラスト・ガイド・マップが付く豪華なものである。

鐵砲洲祭のパンフレット

歌鐵砲洲祭のパンフレット
拡大写真(1200X854)235KB

十八代目中村勘三郎襲名祝賀行事

   人気の歌舞伎俳優・中村勘九郎さんが初代から400年後に十八代目の「江戸猿若勘三郎」を襲名したのは今年3月3日。襲名に合わせて写真付きの記念切手が発売されるなど、話題を呼んだ。  
 祭初日の5月1日(日)、歌舞伎座の前で鐵砲洲稲荷神社主催による中村勘三郎さんの襲名祝賀行事が開かれ、中川宮司の装束と同色の白半纏を纏った弥生会*の氏子たちが御本社神輿で歌舞伎座渡御を行った。
  *弥生会(やよいかい):鐵砲洲稲荷神社の氏子17ヵ町の連合睦会。青年部的な役割も果たす。会員約400名。  
台車に載った

御本社神輿ごほんしゃみこし

の前に立つ 

中川文隆なかがわふみたか

宮司ぐうじ

拡大写真(1600x1050)381KB 提供:弥生会 撮影:星宏幸
 この日、弥生会の氏子たちは、台車に載った御本社神輿を神社から歌舞伎座の近くまで運び、そこから神輿を担いで中央区銀座4丁目にある歌舞伎座の玄関前に到着した。

午前11時ころ歌舞伎座に着いた御本社神輿

午前11時ころ歌舞伎座に着いた御本社神輿

拡大写真(1800X1200)416KB

提供:弥生会 撮影:多田裕美子

歌舞伎座の玄関の前に据えられた御本社神輿

歌舞伎座の玄関の前に据えられた御本社神輿

拡大写真(1200X1400)409KB

提供:弥生会 撮影:多田裕美子

 

中村勘三郎さんの挨拶

 
 午前11時10分頃中村勘三郎さんが姿を見せ、間もなく襲名祝賀行事が始まった。中川文隆宮司の挨拶のあと崇敬会*(すうけいかい)理事長によるお祝いの口上、弥生会名誉顧問の矢田美英(やだよしひで)中央区長の祝辞と続き、記念品贈呈のあと、紋付き袴姿の十八代目中村勘三郎さんが襲名披露の挨拶を行った。
  *崇敬会(すうけいかい):鐵砲洲稲荷神社の経済を支える奉賛会(ファン・クラブ)。会員約1500人。町会毎に支部があり、各町から理事が選出され、理事長が統括する。  

歌舞伎座の玄関で襲名披露の挨拶をする中村勘三郎さん

歌舞伎座の玄関で襲名披露の挨拶をする中村勘三郎さん

拡大写真(1400x1165)390KB 提供:弥生会 撮影:多田裕美子
 中村勘三郎さんは中川宮司と挨拶を交わした後、弥生会の名誉会員となり、プレゼントされた記念の半纏を紋付きの上から羽織り、御本社神輿の前で氏子らとともに一本締めを行った。
 

 勘三郎さんの右横に立ち、拍子木の大役を務める人は、弥生会常任相談役。写真右の手拭いを首に掛けた白髪の人が弥生会名誉顧問の矢田美英(やだよしひで)中央区長

 

御本社神輿を前に手締めする中村勘三郎さん

御本社神輿を前に手締めする中村勘三郎さん

拡大写真(1600x790)319KB 提供:弥生会 撮影:星宏幸
 続いて十八代勘三郎の襲名を祝うお祝い担ぎが始まり、勘三郎さんも氏子たちとともに御本社神輿を担いだ。

本社神輿のお祝い担ぎ

御本社神輿のお祝い担ぎ

拡大写真(1600X1020)387KB

提供:弥生会 撮影:星宏幸

 混乱と事故防止の観点から、神輿練りのエリアを関係者以外は立ち入り禁止とし、弥生会が境界を確保した。

観客を隔離して行ったお祝い担ぎ

観客を隔離して行ったお祝い担ぎ

拡大写真(1600x1040)533KB 提供:弥生会 撮影:星宏幸
 

襲名祝いの手拭い

 
襲名祝いの手拭い

拡大写真(1200X410)134KB

提供:弥生会 撮影:星宏幸

   氏子たちの海老茶色の鉢巻は、この日のために弥生会があつらえた襲名祝いの手拭いで、行事参加者に贈呈された。「祝 中村勘九郎改め 十八代目 中村勘三郎 襲名」鐵砲洲稲荷神社 弥生会」「題字 橘右之吉」と染め抜かれている。

歌舞伎座に向かって御本社神輿を差す弥生会の氏子たち

画面右に神輿差しを見守る勘三郎さんの姿が見える。

歌舞伎座に向かって御本社神輿を差す弥生会の氏子たち

拡大写真(1600x1020)442KB

提供:弥生会 撮影:星宏幸
 歌舞伎座や襲名祝の神輿差し  北舟 

神輿を担ぐ中村勘三郎さん

神輿を担ぐ中村勘三郎さん 1

拡大写真(1600X1050)479KB

提供:弥生会 撮影:多田裕美子

にこやかに神輿練りを楽しむ中村勘三郎さん

にこやかに神輿練りを楽しむ中村勘三郎さん

拡大写真(1400X1030)432KB

提供:弥生会 撮影:多田裕美子

 神輿舁く勘三郎の白半纏  北舟 

記念撮影

  最後に記念撮影をして昼過ぎに滞りなく祝賀行事が終わった。勘三郎さんに向かって右後ろにご子息の七之助さんと勘太郎さんの顔が見える。お二人とも背広の上に弥生会の半纏を羽織って神輿を担いだ。
   左の揃いの着物姿の女性陣は、敬神婦人会*(けいしん・ふじんかい)の皆さん。右の着流し姿は崇敬会(すうけいかい)の方々。半纏姿は弥生会の面々。
  *敬神婦人会(けいしん・ふじんかい):鐵砲洲稲荷神社の氏子各町の婦人有志で構成する奉賛会。会員約250名。

中村勘三郎さんと記念撮影

中村勘三郎さんと記念撮影

拡大写真(1600x103)356KB 提供:弥生会 撮影:星宏幸
 

鐵砲洲稲荷神社による勘三郎さんの大型写真

   弥生会が編集する 鐵砲洲稲荷神社公式サイト で、トップページ左の「平成17年例大祭」をクリックすると、襲名祝賀行事の勘三郎さんの写真が多数掲載されており、一見の価値がある。画像をクリックすると、1200x800 ドットの迫力ある拡大写真を見ることができる。
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