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午後2時47分、宮元・大神輿の先頭集団が歌舞伎座前に到着し、歌舞伎座渡御のクライマックスを迎えた。 |
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真打ち・宮元の登場 |
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鐵砲洲稲荷神社によると、神輿を担ぎ上げる掛け声は、正式には「和し背負へ」である。氏子崇敬者のなかには、商売敵もいれば、恋敵もいる。しかし、みんなが神様に生かされて生きている同胞としての掛け声は「ワッショイ」でなければならないという。 |
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神輿の到着を待つ宮元のリーダーたち |
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・・・ 東京蔵前の問屋街で、大きな荷物を担ぐ時に、力を「添へや」が「ソイヤ」とか「セイヤ」になったと言われているが、神輿は決して大きな荷物でもなく、尊い神霊を奉祀してあるのだから、やはり「和して背負へ」すなわち「ワッショイ」の方がよいのではないだろうか。・・・ |
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車道を進む宮元の大神輿 |
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・・・ 一部の遊び人たちが「俺や」「オリャ」と叫んでいるのも納得できないし、入墨を露出させて神輿の上に土足で乗っている姿もいただけない。中には喧嘩腰で「さぁ来い」「サァコイ」と怒鳴っているが、神輿を担がせていただくという気持ちが少しも感じられない。・・・ 鐵砲洲稲荷神社公式サイトより抜粋 |
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宮元の大神輿 |
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歌舞伎座の正面は大神輿を取り囲む群衆で一杯になった。三車線ある車道は二車線が祭に占領された。 |
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歌舞伎座と大神輿 |
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鐵砲洲稲荷神社によると、神前のお祓いや町会長の挨拶などの際、「鉢巻を取れ」などの号令がかかるが、昔はそういうことはなく、鉢巻をしたままで何ら問題ないという。 |
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歌舞伎座の玄関に向かう大神輿 |
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目上に敬意を払うために帽子を取るのは西洋文化であり、日本の神主は神前の祝詞奏上(のりとそうじょう)の際でも冠(帽子)を被ったままである。鉢巻は担ぎ手の装束の一部なので、何処に行っても取る必要はないという。 |
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玄関前に到着した大神輿 |
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歌舞伎座渡御の真打ちをつとめる宮元の大神輿が大勢の氏子たちによって高々と差し上げられると、神輿練りを見守る観衆から盛大な拍手が湧き上がり、宮元の氏子たちは晴れやかなフィナーレを飾った。 |
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歌舞伎座に向かって大神輿を差す宮元 |
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晴れやかに歌舞伎座に向かって大神輿を差す宮元の氏子たち |
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ビルの上から宮元の晴れ姿を撮影した後、地上に降りた。雑踏警備に懸命の警察官が、二車線を占領する群衆の安全確保に腐心していた。祭りを支えるお巡りさん、お役目ご苦労様! |
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警察官に守られている大神輿 |
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午後3時7分、宮元の大神輿は歌舞伎座を後にし、鐵砲洲に向かった。晴天に恵まれたこの日、大神輿は、日没後も提灯を点灯して町内を練り廻り、氏子全員が清々しい初夏の夏祭りを堪能した。 |
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歌舞伎座を後にした大神輿 |
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