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2006年1月29日改訂

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♪栄華の墓所・水の宮・鎮守の森・想い川

水の宮・和風BGM TAM Music Factory

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2000年7月31日開設

太陽を掴んだ鴎

 

         初春や地球も狭しウェブ行脚    北舟 

太陽を掴んだ鴎(清水港/静岡県静岡市)

2006年の日記  

 

1
 

2005年5/5

2006年1月

2月

目次

2006年1月21日(日)雪     

正月や裸神輿の競ひ合ひ

   北舟
■■■     江ノ島寒中神輿」アップ! ■■■
 正月15日(日)湘南海岸で開催された江ノ島寒中御輿錬成大会の速報版は当日徒然日記に掲載したが、昨日、フルバージョンが完成したのでアップした。今回も6頁60枚という大作となった。
 正月とはいえ、湘南海岸は春先のように暖かくなり、行楽日とあって沖合にはヨットが浮かび、波打ち際にはウインドサーフィンなどを楽しむ人たちの姿が見られた。寒中神輿錬成大会では、まるで別世界のように、日本の伝統文化にたっぷりと浸っている人たちが褌一丁になって神輿を担ぎ、海に入って元気な姿を披露してくれた。
 これほどまでにカラフルな褌姿は、余所ではお目にかかれないので、毎年1万人もの観客を集めているのも納得がゆく。参加者も新しい褌をあつらえて初春の大会に臨み、1年のスタートを切る楽しみがあるのだろう。

伊勢睦・諏訪睦・小動会の三座神輿練り

伊勢睦・諏訪睦・小動会の三座神輿練り

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脚立と長靴

 普通の神輿は、神事であることから、褌などの下着は白を指定されるところが多いが、ここでは規制がなく、カラフルな色柄ものの褌のオンパレードとなる。初春の風物詩として定着した江ノ島寒中神輿は、焚火あり、海あり、神輿あり、振袖ありで、絵になる材料が豊富に揃っており、大勢の写真愛好家が全国から集まってくる。
 シャッターチャンスを求めるカメラの放列が増え、我先に人前に出てゆくカメラマンが多く、良いカットを切り取ることが年々難しくなっている。今年は脚立をかかえ、長靴を履いて海に入り、自分も海中渡御をしながら撮影したので、何とか邪魔なカメラマンが入っていない光景を切り取ることができた。荒波でなければ、神輿はもっと沖出しするので、私の前に出る人はいなくなる筈だったが、波が荒いことから水際の渡御となったため、画像の中に多くのカメラマンが写し込まれ、折角の良い構図が没になったことが悔やまれる。

初春にふさわしい画像

 前回はカメラポジションが悪く、江ノ島を背景に取り入れられなかったが、今回は工夫して、江ノ島を背景に写し込むことができた。どうしても逆光になるので、この悪条件をどう処理するかがここでの課題だが、フォトショップを使った画像処理の段階で、光と影のコントラストを緩和しながら白飛びを最小限に抑えた。
 そのほか、オリンパス・ブルーの青空とともに肌色もオリンパスらしく赤みがかった健康色を維持することにこだわった。人によっては鮮やかすぎるという批判が出るかも知れないが、彩度を低くすると、寒々とした雰囲気となり、初春の華やいだ雰囲気に逆行する。
 今回もパノラマ写真を多用したので、二年前の作品に比べて、格段に迫力と臨場感が出ていると思う。少しは進歩の跡がなければ、恥ずかしいことになる。その判定は読者にお任せしたい。

2006年1月21日(日)雪     

白褌に気合込めたる寒の垢離びゃっこんに きあいこめたる かんのこり

   北舟
■■■     続・寒中水浴大会」アップ! ■■■
 正月8日(日)午前11時から開催された鐵砲洲稲荷神社の第51回寒中水浴大会については、即日、速報版を徒然日記に掲載したが、昨日、日本の裸祭り・第26集(実質第44集) 「続・寒中水浴大会」としてアップした。はやくも30時間ほどでアクセス数が1000件を超え、いつもながら裸祭りの人気は凄いものがある。

半世紀続く裸の駆け足

半世紀続く裸の駆け足

潜入レポ

 この作品は、主催者の全面支援を受けた潜入レポートで、弥生会の半纏を羽織り、舞台裏も含めて祭りの見所を縦横に巡り、あらゆるシーンを克明に切り取ることができた。主催者幹部の顔と名前が一致した取材は、一介のアマチュア・カメラマンの立場ではとてもできないことだが、1年間かけて鉄砲洲稲荷神社や弥生会の皆さんと交流できたお陰で、この作品が生まれたことを嬉しく思う。

ずぶ濡れの裸たち

ずぶ濡れの裸たち(入浴) ずぶ濡れの裸たち(出浴)

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internet世代

 「横顔」のページで大会参加者5名のプロフィールを紹介した。これもなかなかできない企画であるが、多くの皆さんのご支援を賜って実現できた。前作以来「日本人をしている」人たちに感動と共感を持つ私は、この続編で、より深く焦点を当ててみた。
 その結果、この作品に登場する方々が日本人をするきっかけになったのは、internetでの交流が大半であることが分かった。私自身を含め、internet がこれほど身近なものでなかったなら、これだけ彩り豊かな交流は生まれてこなかったと断言できる。団塊の世代に限らず、今に生を受けた我々がinternet 世代として人生に新たな輝きを放つことができることを実感している。

湯舟の交歓

湯舟の交歓

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謝 辞

 続・寒中水浴大会の取材にあたりましては、鐵砲洲稲荷神社・中川文隆宮司、同弥生会・青柳晴男会長はじめ多くの方々に大変お世話になり、誠に有り難うございました。お陰様で、江戸下町の現代に息づく伝統文化の粋を余すことなく記録し、公開することができました。
 私一人の力では非力ですが、皆様方の心豊かなご尽力のお陰で完成したこの作品は、お力いただいた方々との共有財産であり、私の誇りです。皆様方のご健勝とご発展を祈念し、今後とも宜しくお願い申し上げます。有り難うございました。  2006.1.21 〈 合掌 〉

弥生会の直会

弥生会の直会

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2006年1月15日(日)晴  寒の波裸御輿の新成人   北舟
■■■     「第25回江ノ島寒中神輿錬成会」速報! ■■■
 土曜日に発達した低気圧が大雨を降らした関東地方は、日曜日は絶好の行楽日和となり、2年ぶりに湘南は江ノ島の片瀬海岸東浜に出掛けた。江ノ島寒中神輿錬成会は、神社の祭礼ではなく、藤沢鎌倉神輿連合会が主催するもので、藤沢・鎌倉両市の神輿愛好者による年に一度の大会である。正確には「第25回藤沢鎌倉神輿連合会寒中錬成会」という。

カラフルな褌を締めて集まった男たち

カラフルな褌を締めて集まった男たち

パノラマ写真(1700x1000)466KB

 この裸祭りがユニークなのは、主役を勤めるのは神様ではなく、今年二十歳になった両地区の新成人であるということにある。カラフルな褌を締めた男たちに担がれた神輿に乗って海中を練り渡り、晴れて成人の仲間入りを果たすというもので、これは一種の通過儀礼であり、成人祭といえる。

式典の終了を待つ裸たち

式典の終了を待つ裸たち

パノラマ写真(1600x950)324KB

 飛び入りが許されていることから、地元男性だけでなく、全国から常連たちが集まって自慢の褌を締めて神輿を担ぐ。年を追う毎に盛大になり、今年は神輿4台が海に入った。湘南の海は、低気圧が通過した直後のため、波が荒く、事故防止の観点からいつものように沖合までいかず、せいぜい膝に浸かる程度までとなった。正月とはいえ、湘南海岸は春先のように暖かくなり、行楽日とあって沖合にはヨットが浮かび、波打ち際にはウインドサーフィンなどの愛好者の姿があったが、神輿錬成会では日本の伝統文化にたっぷりと浸っている人たちが元気な姿を見せていた。

江ノ島をバックに海に繰り出した4基の神輿

江ノ島をバックに海に繰り出した4基の神輿

パノラマ写真(2000x1140)480KB

 普通の神輿は神事であることから、褌や股引、ハンダコなどの下着は白を指定されるところが多いが、ここでは規制がなく、色柄ものの褌のオンパレードとなる。焚き火あり、海あり、神輿あり、振り袖ありで、絵になる材料が豊富であることから、大勢のアマチュアカメラマンも全国から集まってくる。シャッターチャンスを求めてカメラの放列が増え、良いカットを切り取ることが年々難しくなっている。今年は脚立をかかえ、長靴を履いて海に入り、何とかカメラマンが入っていない光景を切り取ることができた。

男たちに担がれる元気な女性の新成人

男たちに担がれる元気な女性の新成人

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 振り袖姿の新成人が神輿に乗る振り袖神輿は、特に人気がある。今年の女性は、荒くれ男たちの担ぐ神輿に激しく揺られて、落ちないよう必死に神輿につかまっているのが精一杯で、気の毒にもほとんど放心状態だった。後日、編集して、前作「江ノ島神輿錬成会」の続編として発表したい。乞うご期待!

                            寒の波裸御輿の新成人   北舟

注目の振り袖神輿

注目の振り袖神輿

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2006年1月11日(水)晴  大地裂け怒濤の如き滝飛沫   北舟
■■■     秋のナイアガラ瀑布」アップ! ■■■
 さきほど、特集!旅紀行第18集「秋のナイアガラ瀑布」をアップした。2005年9月30日から10月7日までの8日間、家内と二人でクラブツーリズムのツアーに参加し、カナダに旅した。最初の訪問地カナディアンロッキーからカナダ紅葉の旅に入り、アルゴンキン州立公園の紅葉狩りを終えたあと、トロントに一泊。ツアー最終日の10月5日(水)も爽やかな秋晴れに恵まれ、トロントから専用バスで2時間、ナイアガラフォールズ市に入り、ナイアガラ瀑布(ナイアガラの滝)を見物した。

 ナイアガラ瀑布は、アフリカ大陸のジンバブエとザンビアにまたがるビクトリアの滝と、南米大陸のブラジルとアルゼンチンにまたがるイグアスの滝とともに、世界三大瀑布のひとつである。ナイアガラ瀑布は、共にアメリカ五大湖に数えられる南のエリー湖から北のオンタリオ湖に北流するナイアガラ川の、エリー湖から約35km下流(北方)に位置する。
 川中のゴート・アイランド(山羊島)で二分されたこの瀑布は、南側が馬蹄型をしたカナダ滝、北側がアメリカ滝である。アメリカ滝の南にはブライダルベールと呼ばれる小さな滝があるので、ナイアガラ瀑布には三つの滝がある。流れ落ちた水は、レインボーブリッジをくぐって北上し、やがてオンタリオ湖に注ぐ。

ナイアガラ瀑布の全貌

マウスカーソル(ポインタ)を画像にあわせると物標名が表示されます。

ナイアガラ瀑布の全貌

パノラマ写真(2360x1050)440KB

 この作品は「速報!カナダ秋の旅」でご紹介したカナダ旅行の「秋のカナディアンロッキー」「カナダ紅葉の旅」に続く 第三作めの 完結編で、画像60枚をアップした大作となった。三作全体では、225枚をアップしており、巨大な作品となった。

 久しぶりの海外旅行だったので、撮影にも力が入った。初日のカナディアン・ロッキーの朝は雪が降る最悪のコンディションで、どうなることかと暗澹たる思いであったが、終わってみれば、ほぼ100%好天に恵まれ、素晴らしい感動の旅を楽しむことができた。また、二組の白馬車に乗った新郎新婦に出会い、映画を見るような感動を味わった。
 このシリーズでは複数の画像をシームレスにつなぎ合わせたパノラマ写真を多用した。雄大な景観を切り取るには最適な方法であり、今後、パノラマ写真がWa☆Daフォトギャラリーの魅力の一つとなるよう腕に磨きをかけたい。
 今回、BGMにもこだわった。三作ともにエンディングのページは、♪清流いつまでもである。この清き流れの素晴らしさと永遠を希求するテーマ曲は、大自然の雄大な光景に良くマッチしており、私の大好きな曲である。

ライトアップされたアメリカ滝とブライダルベール滝(青)

ライトアップされたアメリカ滝とブライダルベール滝(青)

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 世界第二位の広大なカナダには、雄大な岩山が聳え、遙か地平線を超えて紅葉の広がる高原や地球を切り裂く巨大な滝があり、狭い島国・日本では味わえない大自然があった。今年も新たな出会いを求めて旅を続け、ロマンと感動の素晴らしい映像を切り取ってゆきたい。

2006年1月8日(日)晴
■■■     第51回寒中水浴大会速報!/ 鐵砲洲稲荷神社 ■■■
 東京都中央区湊一丁目に鎮座する鐵砲洲稲荷神社の寒中水浴大会は、東京の新春の風物詩として知られるが、今年も雲一つ無い晴天に恵まれ、正月8日(日)午前11時から拝殿前の境内で51回目の大会が開催された。今年は戦後61年目に当たり、また、前宮司が新春の禊(みそぎ)を再開してから51年目となり、100年の伝統づくりに向けた新たなスタートの年となった。今年から平成10年(1998)に発足した神社協賛会青年部の役割を担う弥生会が大会の参加・運営に当たっている。

鳥船でウォーミングアップ

鳥船でウォーミングアップ

パノラマ写真(2050x900)373KB

 今年の大会参加者は紅一点の女性を含む40名で、男性は全員白鉢巻に白褌に統一し、女性は白い着物姿で臨んだ。今年から東京都神社庁練成行事道彦(みちひこ、導師)・篠直嗣(しのなおつぐ)氷川神社宮司が古式に則った禊(みそぎ)の実地指導に当たり、大勢の観客の前で、気合いの入った水浴が披露された。

大声を出して気合いを入れる

大声を出して気合いを入れる

パノラマ写真(1660x900)321KB

 裸になった参加者たちは、入念な鳥船(とりふね)(準備運動)を行ったあと、神社を囲む公道を駆け足で一周した後、重さ135kgの氷塊が2本立てられた特設水槽で数度に分けて禊を行った。弥生会の青柳晴男会長によると、来年はより大きな水槽を造り、全員が一度に禊を行えるようにするという。

神楽の演奏をバックに寒中水浴

神楽の演奏をバックに寒中水浴

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 今年の水浴大会から弥生会の警備員が立入禁止区域を設定するなどして警備に当たったため、混乱無く行事が進められた。水浴者の感想を聞くと、入水すると冷たい感覚が直ぐに痛みに変わり、特に足先の感覚が無くなり、飛び入り参加ではとても堪えられるものではなく、日頃の鍛錬が必要だという。紅一点の女性参加者は、フィットネス・クラブに通って身体を鍛えていると教えてくれた。

氷塊の中の禊

合掌する中川文隆・鐵砲洲稲荷神社宮司(右端)と水浴指導に当たる篠直嗣・氷川神社宮司。

氷塊の中の禊

パノラマ写真(1900x1000)324KB

 写真下は、二度目の水浴シーンであるが、画面の上方に立っている人たちの身体は、胸のあたりまで水に浸かったあとが赤くなっており、大変厳しい行であることが知れる。禊の終盤には震えがきている人の姿も見られた。

心頭滅却

心頭滅却

パノラマ写真(2340x1000)397KB

 今年から弥生会の後援を受け、半纏(はんてん)を借用して撮影したので、最適ポジションから素晴らしい画像を沢山撮影することができた。集計すると800万画素1,450枚2,400MBもの画像を撮影していた。後日DVDに焼いて、弥生会にお送りし、活用して頂くことにしている。

胸まで浸かって合掌

溢れる氷水

胸まで浸かって合掌 溢れる氷水

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 今年は複数の写真をシームレスに貼り合わせたパノラマ写真を随所に使っているので、全体像が良く分かり、より迫力ある作品ができると思う。また、今年は社務所二階の控え室や銭湯の中までカメラを持ち込み、裏舞台もたっぷりと取材することができた。これからじっくりと編集し、ひと味違った内容で、昨年の続編としてアップすることとしたい。乞うご期待!

謝 辞

 この度の取材につきましては、中川文隆宮司はじめ鐵砲洲稲荷神社のスタッフの方々や、青柳晴男会長はじめ弥生会の皆さんに大変お世話になりました。ここに厚く御礼申し上げます。皆様の新年益々のご健勝・ご発展を祈念しております。これからもどうか宜しくお願いします。有り難うございました。 〈 合掌 〉

2006年1月3日(火)晴  果てしなき大地を包む紅葉かな  北舟 
■■■     カナダ紅葉の旅」アップ! ■■■
 昨日、特集!旅紀行第17集「カナダ紅葉の旅」をアップした。2005年9月30日から10月7日までの8日間、家内と二人でクラブツーリズムのツアーに参加し、カナダに旅した。最初の訪問地カナディアンロッキーを巡ったあと、10月2日(日)から4日(火)にかけてカナダの紅葉を楽しんだ。

 モントリオール北部に広がるローレンシャン高原は、標高1,000m前後の山々が連なり、数千、数万ともいわれる大小の湖沼が点在する高原地帯である。夏は避暑やカヌー、乗馬、冬はスキーやクロスカントリーなどが楽しめる北米でも有数のリゾート地である。ローレンシャン高原は、特に日本では紅葉のスポットとして人気が高い。9月下旬から10月中旬にかけてシュガーメープル(砂糖楓 さとうかえで)や白樺が鮮やかに色づき、男性的なカナディアンロッキーとは対照的に柔らかな秋の表情が訪れる観光客を魅惑する。
 モントランブラン・ビレッジ(トランブラン山村)は、ツアーではトランブラン(トレンブラン)村と呼び、起伏の少ないローレンシャン高原の最北部にあって、標高960mと最も高いトランブラン山の裾野に広がるリゾート村である。もともとスキー・リゾート村として設計されたテーマパークのような街であるが、秋の紅葉シーズンには、ローレンシャン高原でも絶景の紅葉スポットとして、多くの観光客で賑わっている。

水平線まで続く高原の紅葉(ローレンシャン高原)

水平線まで続く高原の紅葉(ローレンシャン高原)
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 トランブラン山頂から見るローレンシャン高原の紅葉は、これから見頃を迎える段階に入っており、最盛期ではなかったものの、シュガーメープルを主体とした燃えるような広葉樹林が水平線の向こうまで延々と続いており、日本とは桁違いのスケールの大きさにただただ圧倒されるばかりであった。

 ローレンシャン高原を満喫したあと、専用バスでメープル街道を約3時間走り、カナダの首都オタワに入って一泊。翌10月4日朝、オタワを出発し、メープル街道を西に4時間走り、ローレンシャン高原と並ぶカナダの紅葉の名所・アルゴンキン州立公園に行った。ケベックシティからモントリオール、トロントを経由し、セントローレンス川に沿って西から東に走るメープル街道は、日本の旅行会社が名付けて定着した観光道路で、ナイアガラまで800kmに及ぶ。
 この時期、オンタリオ湖の北に位置するアルゴンキン州立公園付近の紅葉が最盛期を迎え、素晴らしい景観が我々一行を迎えてくれた。アッペンダウンのメープル街道の左右に現れる見事な紅葉が姿を現すたびに、ため息ともとれる歓声が上がった。
 イースト・ゲートから約16km西に入ったところにルックアウト・トレイルの入口がある。こゝでバスを降り、片道1kmのトレイル(小径)をルックアウト(展望台)と呼ばれる巨大な一枚岩まで1時間かけて往復するトレッキングを楽しんだ。ボウ・レイクの冬山から一転して真夏の暑さを味わったが、ルックアウト(展望台)から見る紅葉は、丁度今が見頃を迎え、遥か地平線まで続く見事な景観に呆然と立ちつくすのみで、言葉を失ってしまった。

水平線まで続く見事な紅葉(アルゴンキン州立公園)

水平線まで続く見事な紅葉(アルゴンキン州立公園)
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 この作品は、「速報!カナダ秋の旅」でご紹介したカナダ旅行の「秋のカナディアンロッキー」に続く第二弾である。カナダは何といっても広い国で、紅葉も地平線の彼方まで続いている。日本の社寺仏閣の繊細な紅葉も風情があり、大好きな風景であるが、たまにはこのような大味の、ワイルドな紅葉も面白い。
 幸い晴天に恵まれ、ローレンシャン高原の紅葉は、紅葉が始まったばかりという感じだったが、アルゴンキン州立公園では、最盛期の紅葉を楽しむことができたのは何よりの収穫だった。カナダの旅の最終回は「秋のナイアガラ瀑布(仮称)」として、このあと編集することにしている。乞うご期待!

2006年1月1日(日)晴  初春や地球も狭しウェブ行脚  北舟 
■■■     年頭のご挨拶 ■■■
 読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。2000年7月16日( 日)に産声(うぶごえ)を上げたWa☆Daフォトギャラリーは、お陰様で昨年6月7日に百万アクセスを超え、ミリオンサイトの仲間入りを果たすことができました。
 足かけ7年目に入った今年の元旦は、ファイル総数 25,897個、ファイル総容量 2,260.74MB、 世界22ヵ国を巡る高画質写真 5,792枚を揃える巨大サイトとして1,334,214件からカウントが始まりました。昨年は652,815件からスタートしましたので、2004年・1年間のアクセス数は681,399件、100万件達成後の半年のアクセス数は334,214件で、皆様のご期待が如何に大きなものであるかを実感しています。今年もミリオンサイトの名に恥じないよう更にコンテンツを充実させ、ご期待に応えてゆきたいと思います。どうか本年も宜しくお願い申し上げます。

太陽を掴んだ鴎 / 2006年Wa☆Daフォトギャラリー年賀カード

太陽を掴んだ鴎

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 2006年元旦0時0分0秒丁度に発信アイコンをクリックし、メーリング・リストに登録させて頂いている約200人の愛読者に年賀カード(写真)をお送りしました。この写真は、2005年12月30日、樹齢650年の羽衣(はごろも)の松で知られる美保(みほ)の松原に旅行した際、清水港から出港した遊覧船の上で撮影したもので、合成写真ではありません。

樹齢650年の羽衣の松 / 美保の松原(静岡市) 2005.12.30

樹齢650年の羽衣の松 / 美保の松原

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 船尾に群がる鴎(カモメ)たちを狙って懸命にシャッターを切っていたのですが、帰宅後確認すると、15:06:50に、あたかも鴎が太陽を掴(つか)んだかのようにピッタリのタイミングで OLYMPUS E-500 が感動の画像を切り取っていました。もう一度写そうと思っても絶対に写せない素晴らしい画像です。
 この、太陽を掴んだ鴎のように、私もロマンと感動と、そして幸せを沢山掴んで皆さんのパソコンに飛び込んでゆきたいと思います。今年もどうかご期待下さい。有り難うございました。

美保の松原の富士山

太陽を掴んだ鴎(原画) / 清水港

 美保の松原の富士山 太陽を掴んだ鴎(原画) / 清水港

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