ホームページお知らせお便りコーナー俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィール
Wa☆Daフォトギャラリー  Wa☆Daフォトギャラリー  

2005年12月31日改訂

今 日

昨 日

♪栄華の墓所・水の宮・鎮守の森・想い川

水の宮・和風BGM TAM Music Factory

拡大写真(1600x1200)243KB

 

2000年7月31日開設

アサバスカ氷河に着いたスノーコーチ

 

         遠く来て踏みし氷河の幾万年    北舟 

アサバスカ氷河(カナディアン・ロッキー)

 

 

5/5
 
 

2005年4/5

2005年5/5

2006年1/5

目次

2005年12月29日(木)晴
■■■     (株)クボタのカレンダーに写真掲載! ■■■
 本日、HOT ART (株)からカレンダーが送られてきた。今年の8月5日、この会社から次のメールが届き、旅紀行ジャパン第21集 京都紅葉の旅/神護寺の「紅葉の渡猿橋」を提供していたものであった。
「和田義男様 突然のメールお許し下さい。弊社は、企業広告全般やギャラリー広告、雑誌等いろいろと製作を手がけるデザイン会社の近森と申します。

今回ある企業様の2006年度カレンダーを製作することになり、企業メッセージをイメージする写真を探していたところ和田様のHP内の「旅紀行ジャパン」の京都・保津川下り愛宕山の紅葉のお写真に巡り会いました。是非カレンダーのイメージ写真として使わせいただきたくご連絡させていただきました。

作品の使用に関するご連絡、心待ちにしております。何卒宜しくお願いいたします。」

カレンダーの表紙

11月・12月に掲載された紅葉の写真

カレンダーの表紙 11月・12月に掲載された紅葉の写真

拡大写真(1240x1800)206KB

拡大写真(1040x1400)388KB

 頑丈な紙筒に入っていたカレンダーは縦60cm x 横42cmの大型カレンダーで、ある会社とは(株)クボタだった。中をチェックすると、最後の11月・12月のページに京都市左京区「愛宕山」というタイトルで私の写真が掲載されていた。表紙の右下には写真のキャプションが表示されており、6行目に「11月・12月 京都市左京区「愛宕山」撮影:和田義男」と表示されていた。

カレンダー表紙右下のキャプション

カレンダー表紙右下のキャプション

 (株)クボタのキャッチ・コピーは「水と土と空と、人のために。」

 
   水があり、土があり、空があり、そしてそこの人がいる。実りと潤いを分かち合ってきた、かけがえのない関係。
    これからも大切にしたい——。「水と土と空と、人のために。」

 ・・・ 私の作品には、水・土・空・人がある。このテーマを総括する最終ページに使われたのは、大変光栄に思う。カレンダーの写真は、オリジナル画像にくらべてより鮮やかな赤に刷り上がっており、実物以上の素晴らしい景観となっている。

紅葉の渡猿橋

紅葉の渡猿橋

拡大写真(1200x900)292KB

渡猿橋とえんきょう

 清滝川の清流を渡る渡猿橋は、愛宕山への参道に架けられた橋である。この地は渓谷美に優れ、古くから歌人達が訪れ、多くの作品を残している。
降り積みし高嶺のみ雪解けにけり清滝川の水の白波   西行
清滝や波に散り込む青松葉 芭蕉
 渡猿橋がいつごろ架けられたのかは明らかではないが、橋名は、平安末期文覚上人(もんがくしょうにん)が修行のため空也滝へ行く途中、この近くで猿が連なって木からぶら下がり、魚を取るのを見たことに由来するという。
 清滝付近の紅葉は、洛西の紅葉の旅を締めくくるにふさわしい、見事な景観であった。(2002年11月16日)

前田真三の写真と並ぶ

 私の写真が卓上カレンダーになったことはあるが、大型カレンダーに採用されたのは初めてのことである。しかもよく見ると、私の名前の前に、憧れの写真家・前田真三の名があった。まさかと思ったが ラベンダーの里/拓真館 のあの前田真三である。恐れ多い気がしたが、もう一度、大変光栄に思った。

3月・4月 長野県飯山市「千曲川」撮影:前田真三

9月・10月岐阜県高山市撮影:前田真三

3月・4月 長野県飯山市「千曲川」撮影:前田真三 9月・10月岐阜県高山市撮影:前田真三

拡大写真(1200x860)360KB

拡大写真(1200x860)328KB


2005年12月27日(火)晴
■■■     道通宮子供会陽」アップ! ■■■
 先ほど、感動写真集第60集「道通宮子供会陽」をアップした。この作品は平成17年(2005)2月27日(日)岡山市沖元に鎮座する沖田神社(おきたじんじゃ)・道通宮(どうつうぐう)で開かれた子供会陽を激写されたちばあきおさんの作品である。既に3月にちばさんから画像が送られてきていたのだが、時機を失してしまい、冬の裸祭りのシーズンに入ったこの時機にアップしたもので、発表が遅くなったことをお詫び申し上げたい。

 開墾の神を祀る沖田神社は、元禄7年(1694)、備前国(びぜんのくに)藩主池田綱政(いけだつなまさ)の時代に新しく開拓された沖新田の産土神(うぶすながみ)として建立されたもので、300年を超える歴史がある。宝永6年(1709)現在地に移転した。
 境内にある沖田神社末社の道通宮では、2月の西大寺会陽の次の第四日曜日に会陽を開催し、江戸末期から120年の伝統を刻んできた。かつては大人による会陽だったが、昭和30年(1955)から青少年の健全育成のため、男子小学生だけで行なわれるようになった。

本神木を取り合う裸の渦 / 道通宮子供会陽 2005.2.27

本神木を取り合う裸の渦 / 道通宮子供会陽

拡大写真(1280x852)185KB

撮影:ちばあきお 編集:和田義男

 今年の会陽には小学生男子170人が参加。男児たちは低学年と高学年の二組に分かれ、低学年は赤褌(あかふんどし)高学年は白褌(しろふんどし)を締める。褌は前垂れ式六尺褌で、一本の長尺布で褌と腹巻きを兼ねている。保温と緩み防止には最良の方法である。

 子供たちは岡山市内を流れる旭川(あさひがわ)の放水路として造られた全長13kmの百間川の河原まで下りて、奉賛会のおじさんたちによる柄杓(ひしゃく)の水を浴びて禊をする。かつて川に浸かって禊をした名残であろう。
 禊が終わったあと、学年ごとに3グループに分かれて神木(しんぎ)を奪い合った。神木は三種類あり、午前11時40分から景品神木(けいひん・しんぎ)130本と副神木(ふくしんぎ)20本が撒かれ、正午には本神木(ほんしんぎ)2本が投下され、大人顔負けの激しい神木争奪戦が繰り広げられた結果、二人の福男児が誕生した。

元気な会陽の子供たち

 岡山県には2月となると松林寺(しょうりんじ)子供会陽、安養寺(あんようじ)子供会陽、そして道通宮(どうつうぐう)子供会陽と立て続けに子供会陽が開催される。中にどの会陽にも参加している元気な子供がいる。この子らは健やかに逞しく育っている証である。
 寒風の吹き抜ける中での神木争奪戦に参加することで、強靭な精神と闘争心や克己心が培われていくのであろう。これらの会陽に毎年大勢の子供たちが参加して、元気に育っていくことを願っている。  ちばあきお

裸祭りの季節

 日本の冬は裸祭りの季節である。中でも岡山県は九千人の裸が集まる西大寺会陽を頂点に、あちこちで会陽が開かれる裸祭り先進国である。子供たちも大人に負けず劣らず、褌一丁になって寒中に肌を晒しながら我慢することを覚え、神木争奪戦の渦の中で揉み合いながら己の力量を知り、地域社会の仕組みを知る。
 子供会陽は模範的な総合学習プログラムであり、このような伝統文化に育まれて成長してゆく子供たちは、将来、強くて逞しいアイデンティティ豊かな日本人となるに違いない。誠に羨ましい限りである。
 道通宮子供会陽は、この祭りの様子を激写されたちばあきおさんのサイトで、より良い作品がアップされている。更に詳しくご覧になりたい方は、是非訪問していただきたい。 ちばさんのHPの作品:道通宮子供会陽  2005.12.27   和田義男

2005年12月24日(土)晴
■■■     鐵砲洲稲荷神社寒中水浴大会のポスターに写真掲載! ■■■
 今日、鐵砲洲稲荷神社弥生会事務局幹事長の石川辰夫さんから2006年正月8日(日)に鐵砲洲稲荷神社で開催される寒中水浴大会のポスターが送られてきた。過去ログを検索すると9月21日に弥生会広報部の星宏幸さんから次のようなお便りをいただき、「旅紀行日本の裸祭り第24集 鐵砲洲稲荷神社寒中水浴大会に掲載した「氷の水浴」を無償提供していたもので、完成したものが送られてきたのである。
「弥生会広報部の星です。その後も、和田さんのサイトを楽しく拝見しております。弥生会の方も、例大祭、名誉宮司の葬儀も終了し、定例幹事会の議題は、早くも来年の寒中水浴の件に移っております。弥生会が寒中水浴に関わりを持つようになったのは、実は、意外にも新しく、会員から初めて参加者を出したのが昨年。ポスターを作成したり、子供に菓子を配布
するなど、会として協賛するようになったのは、今年が初めてのことです。

今年は、和田さんからもご指摘いただきましたように、カメラマンや見物人が殺到して混乱した状況もありましたので、来年は、会場整理の人数も増やして安全確保を図りたいと考えております。

さて、寒中水浴に関して和田さんにお願いがあるのですが、来年のポスターに和田さんの作品を使用させていただきたく、
ご了解をいただけますでしょうか?写真は、今のところ「寒行」のページの上から5番目の画像(suiyoku02l.jpg)を考えております。ポスターは、モノクロで1000枚印刷し、12月中旬頃から氏子各町に掲示する予定です。」

A3白黒の大会ポスター

ポスターに採用された「氷の水浴」 2005.01.09

A3白黒の大会ポスター ポスターに採用された「氷の水浴」 2005.01.09

拡大写真(985x1400)242KB

拡大写真(1200x900)257KB

 戦後、故中川名誉宮司か復活された寒中水浴大会は去年節目の50年を迎え、遠く金沢から参加する常連客もあり、東京都中央区の新年の風物詩として大きく根を張っている。石川さんによると、来年は衣装を白い越中褌(女性は白い着物)と白鉢巻に統一するという。既にアクセス3万件を突破した私の作品の効果があったのか、申込者も去年よりも増えているということで、今から楽しみである。来年51回目の水浴大会も是非激写したいと考えているので、ご期待いただきたい。

2005年12月23日(金)晴
■■■     (財)全国防犯協会連合会発行の「KOBAN」に写真掲載! ■■■
 今日、警察庁が設置・監督する公益法人・(財)全国防犯協会連合会から季刊誌「KOBAN」2006年冬(52号)が送られてきた。10月25日、同誌編集部の宮内智子さんからお便りをいただき、 天下の奇祭!西大寺会陽 に掲載されている次の6枚の写真を無償提供していたもので、完成したものが送られてきたのである。

     西大寺本堂 http://wadaphoto.jp/maturi/images/saie04l.jpg
     西大寺高校の垢離取り http://wadaphoto.jp/maturi/images/saie33l.jpg
     猛者たちの登場 http://wadaphoto.jp/maturi/images/saie42l.jpg
     串牛玉の奪い合い http://wadaphoto.jp/maturi/images/saie53l.jpg
     大床の攻防! http://wadaphoto.jp/maturi/images/saie51l.jpg
     仁王門を凱旋する福男たち http://wadaphoto.jp/maturi/images/saie57l.jpg

「私、(財)全国防犯協会連合会が警察活動の活性化を目的として発行しております「KOBAN」という定期刊行物の編集部の宮内智子と申します。季刊誌であります本誌は現在2006年冬号の発行のための準備を進めております。

本誌には「ふるさとの祭りに会える旅」というコーナーを設けておりまして、全国の交番・駐在所との連携で、毎号約2ページに渡り、その時期に行なわれる全国の歴史あるお祭りの中で、特に特徴や話題性のあるものなどを、ピックアップして紹介しております。

今回、岡山の「西大寺会陽」について特集したいと思い、資料を探しておりましたところ、和田様のHPを拝見させていただくに至りました。とても充実した素晴らしいHPを開設されていることに感銘を受けると同時に、私どもの紙面の作成のために、ぜひ和田様のお写真をお借りできないかと思い立ち、お願いのメールをさせていただいた次第です。」

KOBANの表紙

KOBANに掲載された西大寺会陽の写真

KOBANの表紙 KOBANに掲載された西大寺会陽の写真

拡大写真(1100x1400)387KB

拡大写真(2000x1400)396KB

 送られてきたKOBAN誌は、縦25cmX横18cm、27頁の小冊子で、「ふるさとの祭りに会える 裸祭り西大寺会陽」という特集記事が22・23頁に見開きで掲載されており、その中に提供した写真が使われていた。23頁の左下に「写真提供/Wa☆Daフォトギャラリー 撮影/ちばあきお」とキャプションが表示されていた。

仁王門を凱旋する福男たち

西大寺九千人の会陽かな  北舟

 もう一つの宝木の取主は、7回目となった岡山市神埼町の理髪業・林グループ(林昭二郎さんら30人)で、次の3名が福男に認定された。樽井グループと共に2年ぶりの獲得という。宝木でガッツポーズの人は丹原一二さん。青いジャンバー姿が会長の林昭二郎さん。

福男: 岡山市佐山 丹原 一二   玉野市長尾 林 大輔   岡山市関 柳本 浩行 (敬称略)

仁王門を凱旋する福男

拡大写真(1400x930)172KB

 この作品は、2005年2月19日(土)、備前(びぜん)の国、岡山市・西大寺観音院で行われたはだか祭りの会陽(えよう)で褌一丁の男たちによる勇壮な宝木(しんぎ)争奪戦の一部始終をちばあきおさんが激写し、3月13日に「感動写真集第51集」としてアップしていたもので、ちばあきおさんのご協力に感謝申し上げるとともに、全国の警察の防犯活動に一役買うことができ、思わぬ社会貢献となったことが嬉しい。

2005年12月21日(水)晴
■■■     単行本「すぐわかる日本の神々」に写真掲載! ■■■
 本日夜、忘年会から帰宅すると少年社から「すぐわかる日本の神々」という本が送られてきていた。発行所は(株)東京美術で、2005年12月26日初版第一刷発行とある。今年の受信メール1866通を検索すると、8月1日に少年社から 大原はだか祭り に掲載されている「太陽を掴んだ神輿!」の使用依頼があり、了承していたものであった。この本は少年社の本田不二雄さんが構成・編集したもので、その御礼として献本していただいたものである。

表紙のカバー

大原はだか祭りの写真

表紙のカバー 大原はだか祭りの写真

拡大写真(1400x985)282KB

拡大写真(1600x1140)381KB

 監修:鎌田東二(かまた・とうじ)、執筆:稲田智宏(いなだ・ともひろ)/堀越光信(ほりこし・みつのぶ)、縦21cm x 横15cm、195ページ定価1800円の単行本で、私の写真は「神輿の渡御が意味するもの」という解説の中の127ページにカラーで掲載され、(撮影=和田義男)のキャプションが入っていた。原画よりもかなり赤く印刷され、太陽の赤が強調されている。この調色も結構良いと思った。

太陽を掴んだ神輿!

浜に還った男たちは、最後の力を振り絞って神輿を宙に投げた。何と、神輿が太陽を挟んだ!!

太陽を掴んだ神輿!

拡大写真(1200x900)153KB

 この写真は、撮ろうと思って撮れるものではなく、偶然にも太陽が神輿の担ぎ棒の間に挟まった瞬間を愛機 OLYMPUS E-1が捉えていたもので、私は密かに名作だと自負していたものである。このたび、少年社の本田さんの目に止まり、晴れて単行本に採用されたもので、大変光栄に思っている。ホームページに発表していたからこそ、このような縁起が生まれたものであり、改めてinternetの凄さに感動する。

2005年12月14日(水)晴  ぼんぼりの明かりに浮かぶ冬屋台  北舟
■■■     秩父夜祭」アップ! ■■■
 12月11日(日)深夜、旅紀行日本の祭り第17集「秩父夜祭」をアップした。この作品は12月3日(土)埼玉県秩父市に鎮座する秩父神社の例大祭・秩父夜祭で撮影した1,460枚・2,460MBの中から厳選した74枚の画像を使った9頁にわたる長編大作である。
 素晴らしい祭だった。朝早くから深夜まで、これほど疲れた取材は初めてだったが、画像を編集していて、その長い歴史文化を今に再現してくれる伝統の祭典に無条件に感動した。秩父夜祭が国の重要無形民俗文化財に指定されているのは当然のことである。

 E-300を補助機とし、E-500を主体にして、昼夜とも手持全自動の二刀流で臨んだが、夜祭りの醍醐味を十二分に切り取ることができた。特にE-500はサクサクと動き、ビビッドの設定のためか、この絢爛豪華な夜祭りを鮮やかに写し取ってくれた。夜の部は、ストロボが必須なので、オリンパス純正品のFL-36を使った。残念なことに連写能力があってもストロボの充電時間がネックとなって、最適の構図に発光できず、多少悔しい思いをした。今後、夜景を本格的に撮すには充電時間が早いストロボが必須なので、そのようなストロボがあれば、それに切り替えたいと思う。

秩父夜祭のフィナーレ!

秩父夜祭のフィナーレ!

拡大写真(1960x1200)388KB

撮影:高澤洋次 編集:和田義男

 秩父夜祭のフィナーレは、豪快に団子坂をのぼる曳き山と冬の夜空を飾る大輪の花火を背景に御旅所に並ぶ屋台の晴れ姿であるといわれるが、この光景を目にすることができるのは、315,000人の中の、ほんの一握りの人たちに過ぎない。 御旅所や団子坂は狭く、薄暗い夜に 20ton もある重量物の移動は、小さなミスが重大事故に直結することは明らかで、そのため警察が午後6時から立入禁止にしてしまうのは仕方のないことである。
 私は、秩父夜祭はこの深夜の夜祭だけがすべてではないと思う。京都の祇園祭のように、昼間に観客が十分楽しむことができる工夫をすれば、より親しみやすいお祭りになると思われる。傘鉾のスタートも午後7時では待ち時間が長過ぎるので、日が暮れた5時にスタートすれば、多くの観客が午後10時過ぎの終電を気にすることなく、夜祭をもっと気楽に楽しむことができることだろう。
 伝統の祭りなので、日程の変更はとても難しいことではあるが、12月3日という冬の夜祭は寒くてとても楽しめない。暖かい秋にこの祭りがあれば、もっとメジャーな全国規模の祭典として、日本中の人々にロマンと感動を分け与えてくれることだろう。
秩父のホテルに電話して来年の祭の夜の宿泊予約をしようとしたところ、来春の特定の日に申し込み順に受け付けるとのことで、その日は教えてくれなかった。鞍馬の火祭のように一年前にくじ引きで翌年の祭日の宿が決まるほどのラッシュではないが、宿の確保は至難の業である。

2005年12月6日(火)晴
■■■     2ギガの高速コンパクトフラッシュ(CF) ■■■

SanDisk Extreme III

SanDisk Extreme III
 E-500とE-300との二刀流には、コンパクトフラッシュ(CF)も2枚必要になる。これまで、片方は512MBのCFを使っていたが、256枚ほどしか記録できなかった。そこで価格.com で最安値のCFを探した結果、今年4月に発売された高速CF SanDisk SDCFX3-2048-903 (2GB)  を楽天市場に出店している上海問屋から25,567円(税・送料込)で購入した。
 この永久補償のCFは、プロの写真家による厳しい環境下での撮影に要求されるスピード、パフォーマンス、信頼性を備える究極のメモリーカードで、革新的なEPS ( Enhanced Super-Parallel Processing ) 技術を搭載し、最高速の読み書き速度:20MB/sec以上を達成しているという。
 たった1年足らずで、1月に購入したUltra II の倍速を誇る Extreme III Ultra II と同じ値段で買えるのだから、ITの進歩はすさましい。ヨドバシカメラでは45,800円+13%ポイント還元で売られており、量販店は発売当初の価格のままである。店によってこれほど価格差の激しいのも珍しいが、これは SanDisk の製品だけでなく、フラッシュ・メモリー全般の特徴である。
■■■     ソニーの新型40ギガストレージ ■■■

フォトストレージ HDPS-M10

フォトストレージ HDPS-M10

 2004年12月に購入したソニーのフォト・ストレージHDPS-M1を一年間使ってきたが、初期不良があったり、電池寿命が60分といいながらとても短く、不満を感じていたが、秩父夜祭で転送不能に陥ってしまった。ソニーに連絡したところ、この機種は製造中止になっており、新品の交換ができないとのことで払い戻しに応じてくれた。
 再び、ビックカメラ新宿西口店に行って機種選定した結果、2005年11月18日に発売されたばかりの後継機 HDPS-M10 を購入した。エプソンやニコンなどの製品は、大きな液晶画面がついていて画像が表示できるなど、私にとって不必要な機能があり、重い上に価格が5〜8万円もする。機能を絞った機種もあるが、飛鳥など中小メーカーであるうえに、電池寿命が短い。結局、最小限の機能に絞り、小型・軽量・堅牢性を備え、サポートがしっかりしているソニーに落ち着いたのである。
 ソニーの HDPS-M10 は、容量は40GBのままだが、白黒の液晶画面が付き、作業の状況がよく分かるようになった。また、電池寿命も90分となり、1回の充電で容量いっぱいまで記録した1GBメモリーを約15回連続コピーできるリチウムイオンバッテリーを内蔵しているボディの四隅に緩衝機構を採用し、300gのコンパクトボディながら、衝撃に強い耐衝撃設計となり、アウトドアなどのさまざまな撮影環境で安心して使えるようになった。更に100Vから240Vまでに対応した海外仕様のACパワーアダプターが付属し、海外で使用することも考慮されており、他社製品と比べて一歩先を行っている。
 この機種は、今回から29,800円(税込)で販売するソニースタイルだけでなく、一般の小売店からも購入できるようになり、価格.comで検索した結果、最も安かった横浜市のナカムラ電器から24,350円(税・送料・代引込)で購入した。最速の2GBの Extreme IIIと同じ値段で、フォトストレージ(小型ポータブル・ハードディスク)が入手でき、40GBまで保存できるのは大変有り難い。    http://www.sony.jp/products/Consumer/Peripheral/HDPS/HDPS-M10/index.html

2005年12月4日(日)雨
■■■     速報!「秩父夜祭」 ■■■
 昨日の土曜日、毎年12月3日に開かれる埼玉県秩父市に鎮座する秩父神社の例大祭である秩父夜祭(ちちぶよまつり)の本祭に行き、新発売のオリンパスE-500を主力に1500枚ほど激写し、先ほど速報版ができあがった。

 秩父夜祭は、京都・祇園祭と飛騨・高山祭と並んで日本三大曳山祭(ひきやままつり)の一つに数えられ、三百年余りの歴史がある。国の重要無形文化財に指定されている祭りだけあり、とても素晴らしい内容で、すっかり魅了されてしまった。

朝一で闊歩する拍子木の長老たち/中町屋台

6本の綱で坂をのぼる下郷傘鉾

朝一で闊歩する拍子木の長老たち/中町屋台 6本の綱で坂をのぼる下郷傘鉾

拡大写真(1400x1050)409KB

拡大写真(1600x1200)436KB

 朝5時半に起床し、8時20分には西武秩父駅に着いた。都心からだと池袋から西武池袋線・西武秩父線を特急が走っており、1時間20分で着くので、とても便利だ。早速、夜御旅所に上がるために通る団子坂(だんござか)に行ってみたが、誰もおらず、団子坂を登り切った付近の御旅所の広場に何カ所か場所取りの脚立や三脚などが置いてあった。私も最良の場所を確保できる時間帯だったが、団子坂と御旅所の取材は来年にまわし、今年は祭り全般を取材することにした。

下郷傘鉾の華やかな囃子方たち

   

ぎりまわし(方向転換)中の下郷傘鉾

下郷傘鉾の華やかな囃子方たち   ぎりまわし(方向転換)中の下郷傘鉾

拡大写真(1600x1200)468KB

拡大写真(1600x1200)453KB

 秩父夜祭では、豪華な下郷(したごう)・中近(なかちか)の2台の傘鉾(かさほこ)と、宮地(みやじ)・上町(かみまち)・中町(なかまち)・本町(もとまち)の4台の屋台(やたい)が昼夜にわたり秩父屋台囃子の軽妙な太鼓のリズムにのって目抜き通りを巡行する。月並みな表現ではあるが、まさに絢爛豪華な時代絵巻である。夜は大量の花火が夜空を飾り、秩父神社から秩父公園に設けられた御旅所までの往復に花を添える。夜祭りといわれるのは、深夜にわたり傘鉾や屋台と呼ばれる山車(だし)が練り歩くためであるが、昼の方がゆっくりと鑑賞できるので、夜祭といっても朝から出掛ける価値は十分にある。

中近傘鉾の晴れ姿

中近傘鉾の晴れ姿

拡大写真(1100x1400)434KB

 京都の祇園祭の辻回し(つじまわし)と呼ばれる90度の方向転換作業は、秩父では「ぎりまわし」と呼ばれる。長い二本の角材で梃子の原理を利用して山車の一方を持ち上げ、山車の回転中心に心棒を入れ、心棒に乗せて浮き上がった山車を90度回転させた後、再度二本の角材で山車の片方を浮かせて心棒を取り去り、もとの四輪車となって曳行する。

エールを交換する中近傘鉾(右)と本町屋台(左)

   

歌舞伎舞台となった本町屋台/秩父神社

エールを交換する中近傘鉾(右)と本町屋台(左)   歌舞伎舞台となった本町屋台/秩父神社

拡大写真(1600X1200)467KB

拡大写真(1600X1200)469KB

 山車は、午前中、順序よく秩父神社に宮入りし、神前で祈願しお祓いを受けたあと、次々と目抜き通りに繰り出して、曳き廻される。巡行中の屋台では「屋台曳き踊り」が行われる。午後に入り、一通りパレードが終わると山車は広場などに展示され、夜の出番に備えて動きが止まる。その間、秩父神社では国の重要無形民俗文化財に指定されている屋台芝居が行われる。今年は宮元の本町(もとまち)が担当し、本町屋台が歌舞伎舞台に変身し、午後1時から白波五人男が上演された。

宮地屋台のそばで秩父屋台囃子を披露する知知夫囃子保存会の人たち/秩父鉄道・秩父駅前

宮地屋台のそばで秩父屋台囃子を披露する知知夫囃子保存会の人たち

パノラマ写真(1900x800)3747KB

 また、秩父鉄道・秩父駅前では、宮地(みやじ)屋台が展示されているそばで、宮地町の知知夫囃子保存会(ちちぶはやしほぞんかい)が太鼓のリズムが特徴の秩父屋台囃子を披露していた。

提灯がともった下郷傘鉾(右)と本町屋台(左)/秩父神社

提灯がともった下郷傘鉾(右)と本町屋台(左)/秩父神社

パノラマ写真(2000x1000)312KB

 秩父夜祭の夜の部は、午後7時に秩父神社で待機中の下郷傘鉾(したごう・かさほこ)と本町屋台(もとまち・やたい)が御旅所に向けて出発。本町通りや中町通りを通ったあと、難所の団子坂を登り、御旅所に引き上げられる。順を追って6台の山車が団子坂をのぼり、御旅所に入った後、神事が行われるが、午後6時半から神事が終わる午後11時頃まで、団子坂周辺の通行が禁止される。

御旅所へ向かう配置に付いた本町屋台/秩父神社

   

御旅所へ向かう本町屋台/秩父神社

御旅所へ向かう配置に付いた本町屋台/秩父神社   御旅所へ向かう本町屋台/秩父神社

拡大写真(1600X1200)368KB

拡大写真(1600X1200)367KB

 御旅所での神事が終わり、山車が団子坂を下りる深夜になると、市内に宿泊する観光客くらいしか残らないので、団子坂の立ち入り禁止も解除されて、ゆっくりと鑑賞できるそうだが、終わるのは午前様になり、私のように終電が西武秩父駅発午後10時20分という状況では、とてもゆっくりと鑑賞できない。秩父に宿を取れば良いのだが、本祭の日は早くから予約で満杯であることは、鞍馬の火祭と同じ状況である。

豪華な中町屋台/中町通り

中町を行く豪華な中町屋台

拡大写真(1600x1200)434KB

 秩父夜祭は、長い間受け継がれ、改良されてきたであろう衣装が徹底され、一人の違反者もいない。その衣装も町内会毎に創意工夫があり、どれも赤などの原色を使った色鮮やかなもので、とてもダンディである。屋台の色鮮やかな彫り物や金糸・銀糸を使った屋台幕に負けないためのもので、祭の華やかな雰囲気を盛り上げるのに絶大な効果がある。
 山車のぼんぼりや提灯は、未だにローソクを灯しており、歴史と伝統に根ざしたこだわりをもっているところが素晴らしい。今年は本祭が土曜日になったため、約30万人の観光客が押し寄せたという。そのため、神社からの脱出や、目抜き通りの通行は渋滞して身動きがとれないこともしばしばである。裏道を研究しておくと比較的早く目的地に着くことができる。

元気な中町屋台のお兄さん/中町通り

   

気合いが入る上町屋台/中町通り

元気な中町屋台のお兄さん/中町通り   気合いが入る上町屋台/中町通り

拡大写真(1400X1050)287KB

拡大写真(1400X1050)368KB

 オリンパスE-500は、二度目の出動となったが、期待にたがわず、素晴らしい映像を結んでくれた。夜の撮影も、さすがに内蔵のフラッシュでは光力が足りず、FL36の専用ストロボを装着して、総て和田流の手持・自動露出・自動焦点で撮影した。ピンぼけもあったが、大量に撮影したお陰で、ご覧のとおり上手く撮影できており、大満足である。この夜の写真を見て、三脚なしのオートで撮影したとは信じられないことだろう。オリンパスの実力は大したものである。パノラマ写真も和田流の真骨頂で、つなぎ目が分からないのはデジタル写真のお陰である。
 終電の40分前の電車に乗り、帰宅したのは午後11時半。クタクタに疲れたが、充実感があった。来年は、団子坂や御旅所を取材したいと思っているが、宿を取るのが至難の業であるのが問題である。ともあれ、後日、「秩父夜祭(仮称)」として、艶やかな時代絵巻を詳細に紹介する予定である。乞うご期待!

2005年11月27日(日)晴
■■■     待望のオリンパス E-500入手! ■■■
 11月11日(金)、オリンパスから普及型 E-300 の後継機となる E-500 が発売され、先日入手したので、11月25日(金)京都の西山にある紅葉の名所で名高い光明寺で E-500 の筆卸しをした。

OLYMPUS E-500

OLYMPUS E-500
 E-300 も持参し、両方のカメラで紅葉を切り取ってきたが、 E-500 仕上がりの設定がデフォルトのVIVID(ビビッド/鮮明)であったこともあり、結果は E-500 の発色の方が鮮やかで、更にチューンナップされていることが判明した。手持撮影・フルオートの和田式撮影術にふさわしく、オートの作動も軽やかで、新開発の49分割測光センサーの搭載により露出にも狂いがない。下の画像は、彩度を一切いじっておらず、 E-500 の生の画像である。鮮やかな紅葉をものの見事に切り取っており、その潜在力には脱帽する。

薬医門前のもみじの参道

薬医門を越えて更に続くもみじの参道

差し手争い 薬医門を越えて更に続くもみじの参道

拡大写真(1050x1400)500KB

拡大写真(1050x1400)483KB

 ちまたの雑誌では、廉価であるために入門機として位置づけていて、余り派手な取り上げ方をしていないが、これは入門機ではなく、現時点の、オリンパスの技術力の結晶であり、二年前のプロ仕様機E-1を遥かに凌ぐ実力がある。今後、二刀流の和田流撮影術は、E-1にリタイア願い、E-300 と E-500 の二刀流で臨むことにする。オリンパス技術陣に乾杯!

2005年11月27日(日)晴  粧ひの山の向かふに富士の嶺  北舟
■■■     秋の箱根路」アップ! ■■■
 先ほど旅紀行ジャパン第43集「秋の箱根路」をアップした。この作品は11月6日(日)から8日(火)まで秋の箱根路を旅して撮影した2,880枚・4,300MBの中から厳選した89枚の画像を使った7頁の長編大作である。

紅葉の芦ノ湖と富士山

紅葉の芦ノ湖と富士山

パノラマ写真(2110x1000)453KB

 箱根には霊峰・富士の山を仰ぐ大自然と箱根八里や箱根七湯などの歴史文化があり、しかも近代の文化や美術が溢れている。そして総てが一級品である。箱根の旅の最後に国宝級のヴェネチアン・グラスを鑑賞できるとは思わなかった。撮影自由とのことで、夢中でシャッターを切ったが、フラッシュなしで見事に写し取った愛機E-300にも感謝・感激である。
 首都圏から日帰りで行ける箱根は、歴史ある温泉郷として根強い人気を誇る観光スポットであるが、未だにWa☆Daフォトギャラリーのコレクションに入っていないことが気になっていた。今年、奉納相撲と同じくその穴埋めを果たすことができたのがとても嬉しい。時間のあるときに、じっくりとご覧いただきたい。

2005年11月25日(金)晴
■■■     「紅葉の光明寺」速報! ■■■
光明寺 今日、京都府長岡京市(ながおかきょうし)粟生(あお)にある光明寺(こうみょうじ)の紅葉を激写してきた。光明寺は、西山浄土宗(せいざんじょうどしゅう)の総本山で、京都の西山三山(にしやまさんざん)のひとつである。

光明寺総門付近の紅葉

光明寺総門付近の紅葉

パノラマ写真(1600x700)405KB

西山三山 京都市西京区(にしきょうく)・向日市(むこうし)・長岡京市(ながおかきょうし)・乙訓郡大山崎町(おとくにぐん・おおやまざきちょう)は、京都盆地の西南に位置し、旧来西山の里(にしやまのさと)と呼ばれ、美しい自然が残る地域で、歴史に名をとどめる名所や旧跡が点在する。光明寺は、宗祖・円光大師法然上人(えんこうだいし・ほうねんしょうにん )が43歳のとき、日本で最初に念仏を唱えた立教開宗の地である。西山三山とは、西山にある光明寺・楊谷寺(ようこくじ)(柳谷観音(やなぎだにかんのん))・善峯寺(よしみねでら)の三つの寺をいう。

薬医門前のもみじの参道

薬医門を越えて更に続くもみじの参道

差し手争い 薬医門を越えて更に続くもみじの参道

拡大写真(1050x1400)500KB

拡大写真(1050x1400)483KB

紅葉の名所 光明寺は、京都の紅葉の名所として知られる。internetの検索やテレビ中継を見て、今が紅葉の見頃であることを知ったので出掛けた。JR長岡京駅西口から20・22系統の阪急バスに乗れば15〜20分ほどで光明寺バス停に着く。朝9時半に着いたときには既に大勢の観光客で混雑していた。クラブ・ツーリズムなど、ツアー客も続々乗り込んで来ていた。
もみじの参道 総門から薬医門をへて玄関に至るゆるやかな坂道の参道は、「もみじの参道」と呼ばれ、両側から楓の木々が大きく枝を伸ばし、紅葉の季節には華やかな紅色のトンネルができあがる。紅葉の維持管理のために、紅葉時期のみ拝観料500円が徴収されるが、非常に良心的で、とても手入れが行き届いており、素晴らしい紅葉に圧倒される。

真っ赤な楓の木

   

もみじ模様

真っ赤な楓の木   もみじ模様

拡大写真(1400X1050)509KB

拡大写真(1400X1050)267KB

オリンパスに乾杯! 今回初めて使用したE-500は、E-300よりも更にキビキビとした動作で、自動露出も正確で白飛びや黒潰れがない。仕上がりの設定はデフォルトのVIVID(ビビッド/鮮明)であったこともあり、E-300よりも鮮やかなもみじが再現されていた。速報版の5枚の画像は一切彩度をいじっていないので、E-500の素晴らしさをお伝えできたと思う。また新しい戦力を得て、Wa☆Daフォトギャラリーも更にビビッドになると思う。600枚950MBほど撮影したので、後日「紅葉の光明寺(仮称)」としてアップしたい。乞うご期待!
2005年11月15日(火)雨
■■■     秋のカナディアンロッキー」アップ! ■■■
 9月30日から8日間、家内と共に秋のカナダを旅し、10月10日「速報!カナダ秋の旅」と題してアップしたが、このほどカナディアンロッキー版が完成したので11月12日に発表した。誌面に制限がないことから6ページ70枚の大作になってしまった。
 今回、数枚の連続写真をソフトでつなぎ合わせたパノラマ写真を多用し、壮大なカナディアン・ロッキーの大自然を十二分に表現できたと自負している。悪天候のため割愛した場所もあるので、南光さんの 初夏のロッキー・ハイク カナディアンロッキーとあわせて三部作として見ていただければ、カナディアン・ロッキーの醍醐味をほぼ完璧にお伝えできると思う。
 北米大陸の北部を占めるカナダは、10の州と2の準州からなる連邦国家で、面積約997万km2はロシア連邦についで世界第2位の広さ。日本の27倍の広さに、人口はたったの3,000万人。英国国王を元首とする立憲君主制をとり、英語とフランス語が公用語で、積極的に移民を受け入れ、多様な民族構成と多文化主義を誇る、安定した国家である。
 幸運にも好天に恵まれ、広大なカナダの大自然を心ゆくまで満喫し、ゆったりと時の流れるカナダの文化に接し、充実した旅ができた。 ロッキー観光にはバンクーバーからバンフやジャスパーに向かって日中走る観光列車ロッキー・マウンテ二アー号などの鉄道の旅があるが、下車して氷河や氷河湖などの観光スポットに立ち寄ることができないのが難点である。
 カナディアン・ロッキーの醍醐味を満喫するには、バスツアーが一番手軽で満足度が高く、是非お勧めしたい。ロッキーの魅力に取り憑かれた私は、いつの日か違った季節に訪れてみたいと思う。

2005年11月3日(木)曇

■■■ 「博多祇園山笠」がカードに! ■■■

 このたび、「博多祇園山笠」 http://wadaphoto.jp/maturi/hakata0.htm の写真3枚がカードになった。「株式会社リクルート」のグループ会社である「リクルートメディアコミュニケーションズ」(主にゼクシイやじゃらんなど、リクルート媒体の制作を行う会社)からの要望で、リクルートが運営する「リクナビ」 http://www.rikunabi2007.com/ の中のカード信販会社・ライフのサイトに表示される博多山笠カードに採用されたもの。
博多山笠カード
 使われている写真は次の三枚で、うまく組み合わせてある。いずれも感動を呼ぶ名作ばかりが採用されている。このように思わぬ社会貢献ができることは、作者冥利に尽きる。
大庭靖雄さんの作品: しぶきを上げて! http://wadaphoto.jp/maturi/images/hakata02l.jpg
ちばあきおさんの作品: いざ出発! http://wadaphoto.jp/maturi/images/hakata40l.jpg  
               舁き縄を握りしめる赤手拭たち http://wadaphoto.jp/maturi/images/hakata49l.jpg

2005年11月2日(水)曇

■■■ 大型液晶ディスプレイを購入 ■■■

 2002年5月、 EPSON DIRECTのフラッグシップ・モデル Endeavor Pro-1000 を購入し、現在も快適に使っている。しかし、液晶ディスプレイは16型だったので、画面の狭さが気になりはじめ、より広い画面のディスプレイを購入することにした。
 昼休みにビックカメラ新宿西口店に行き、実際に目で確かめたところ、最大解像度UXGA 1600×1200ドットの20〜21型ディスプレイを購入することにした。1280×1024ドットの19型だと4〜5万円で買えるので、値頃感は最高なのだが、どうせ買うなら更に広いものが良いと考えた。定価10万円ほどなのだが、2〜3年前だと、30万円以上していたことを考えると、こちらも値頃感はある。
 今、艶出しの液晶ディスプレイが流行っているが、綺麗に見えるものの、目が疲れるので、従来からある艶消しのものに決め、三菱、シャープ、EIZOなど、UXGA表示ができる大手の液晶ディスプレイを見比べてみたが、展示品の中で一番綺麗に見えるのが定価 \102,000 の I・O DATA LCD-AD202GW だった。

I・O DATA UXGA対応 20.1型デジタル・アナログ液晶ディスプレイ

I・O DATA UXGA対応 20.1型デジタル・アナログ液晶ディスプレイ

LCD-AD202GW

 シャープかEIZOが一番だと思っていたのだが、予想外の結果にビックリし、店員に説明を求めると、コントラスト比が700:1と大きいのでシャープでクリアーに見えるのだという。最近は1000:1のものが出始めているが、価格がこなれておらず、量販店は500:1などの従来の機種しかならべていないために、このような結果になったことが後で分かった。
 また、液晶といえばシャープだという先入観があったが、シャープは画面が上下にスライドするだけなので使い物にならない。 I・O DATA は上下スライド、左右回転、画面の上下角度変更(三次元設定)が可能なので、学校などにも採用されている人気機種ということだったので、迷わずに決めた。
 勿論、価格.comで調べ、最安値 \72,791 の店から代引きで購入した。1ドットでも不具合があると、取り替えてくれるドット落ち保険が1000円だったので、保険を掛けたが、幸いドット落ちは一切無かった。最近の液晶製造技術の向上には目を見張るものがある。
 新しいディスプレイで最初に仕上げたのが「船橋大神宮奉納相撲」。画面が広く、視野角が広いので、少々目を移動しても色が変化しないのが良い。また、沢山窓を開けていても見やすく、作業がとても捗る。最近、パノラマ写真をよく使うようになったが、横幅が1600ドットもあるので、編集作業がとても楽で、一度この画面を見ると、これより狭い画面はとても窮屈に感じてしまう。もっと早くから導入していれば良かったと反省しきり。(^^;

2005年11月1日(火)晴  木漏日の宮相撲はや四百年  北舟
■■■     船橋大神宮奉納相撲をアップ! ■■■
 昨夜、10月20日(木)に開催された「船橋大神宮奉納相撲」をアップした。久しぶりの裸祭りの作品で、ファン待望の日本の国技「相撲」のフルバージョンが完成した。天候にも恵まれて良いアングルの写真が沢山撮れ、編集に力が入り、紙面の制限がないのを良いことに大作になってしまった。

日本の裸祭り第25集(感動写真集を入れると第41集)「船橋大神宮奉納相撲」 http://wadaphoto.jp/maturi/honou1.htm

熱戦を見守る力士と観衆

熱戦を見守る力士と観衆

パノラマ写真(2660x900)519KB

 個人戦が終わったあと、恒例の相撲甚句の披露があった。千葉相撲甚句会の法被を着ている人たちは、大納川相撲甚句会の人たち。着流しの人は師匠の大納川さんで、知る人ぞ知る相撲甚句の名人だという。internetで検索すると、市販の相撲甚句集の中に大納川さんの名があった。

大納川相撲甚句会による相撲甚句

大納川相撲甚句会による相撲甚句

拡大写真(1400x800)263KB

 団体決勝戦では、副将戦まで二勝二敗とお互いに譲らず、優勝の行方は最後の大将戦に持ち込まれた。観客が固唾を呑んで見守る中、西方の投げ技が見事に決まり、習志野自衛隊チームが団体戦を制した。

差し手争い

投げの打ちあい

差し手争い 投げの打ちあい

拡大写真(1200x900)249KB

拡大写真(1200x900)236KB

 競技が無事に終わり、東方に待機していた弓取り選手が土俵に上がり、審判から弓を受け取って弓取式を披露した。敬神と刺繍された奉納相撲執行委員会の化粧まわしを締めたイケメンの若者は、とても格好良かった。

痛い勝負に勝って嬉しい金一封

   

弓を担いで四股を踏む

痛い勝負に勝って嬉しい金一封   弓を担いで四股を踏む

拡大写真(1200X900)297KB

拡大写真(1200x900)376KB

 去年、船橋大神宮の子ども相撲を取材し、「船橋大神宮子ども相撲」としてアップしたが、1年間で23,000件を超えるアクセスがあり、好評を博している。去年の奉納相撲(大人の部)は台風のために延期されたため、取材できなかった。一年後のこの日、秋晴れに恵まれ、1,380枚、2,300MBを撮影し、昨日、発表することができた。これで裸祭りに欠けていた日本の国技である相撲のフルバージョンが完成し、大変嬉しい。これからも各地を取材し、伝統の相撲の魅力を追究してゆきたい。

 

2005年4/5

2005年5/5

2006年1/5

目次

  フォトギャラリーへ 特集!旅紀行目次へ 世界の名城 感動写真集目次へ  
旅紀行ジャパン目次へ   多摩川紀行
旅紀行日本の祭り 旅紀行日本の裸祭り 旅紀行日本の花目次へ
Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2006 Yoshio Wada. All Rights Reserved. 
ホームページお知らせお便りコーナー俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィール