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 感動写真集

2018年7月3日改訂

♪絲綢之路シルクロードのテーマ4

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2005年10月25日作成

駱駝に揺られて

駱駝に揺られて(中国シルクロードの旅)

 絲綢之路

 シルクロードの旅

鳴沙山

鳴沙山めいさざん

 シルクロードで最も美しい砂丘が連なる鳴沙山は、敦煌市の南西5kmにあり、東は莫高窟のある岩壁の頂上から、西は党河の河口まで、東西の長さ40km、南北の幅20km、最高峰の標高は1,715mである。沙(砂の意)でできた山並みはなだらかに起伏して延々と続いており、緩やかな曲線が優雅で美しい景観をつくる。

砂漠の山・鳴沙山

砂漠の山・鳴沙山

拡大写真(1400x1050)127KB

 鳴沙山は赤・黄・白・黒・橙の5色の細かい砂粒で出来ており、高所から滑り降りるとゴーゴーと雷のような音が聞こえるところからその名があるという。砂漠地帯は昼夜の温度差がとても激しく、日中は砂が熱く灼けているので、とても登れない。

巨大な砂山を登る人たち

巨大な砂山を登る人たち

パノラマ写真(1600x1200)204KB

 夕方になると、夕日に照らされた鳴沙山は黄金色に輝きはじめ、緩やかな曲線の光りと影が織りなす空間はとても幻想的で美しいことから、観光客は日が傾く頃にこの地を訪れ、裸足で砂山に登る。

裸足で砂山を登る人たち

裸足で砂山を登る人たち

拡大写真(1200x1600)146KB

 頂上までは木の板の階段があり、10元(約140円)払って登ることができる。板の階段が砂で埋もれ、足を砂に取られるので、上まで登るのが大変だが、頂上からの眺めは素晴らしい。延々と砂山が続くなかを駱駝が隊列を組んでゆっくりと歩いてゆく姿が見える。下りには裸足で滑り降りる爽快さが味わえる。

駱駝のキャラバン

駱駝のキャラバン

拡大写真(1800x1200)141KB

撮影:安廣 秀夫さん

駱 駝らくだ

 駱駝(らくだ)の背に乗って鳴沙山の麓まで行くツアーがあり、「月の砂漠」の雰囲気を味わうことができる。中央アジアの駱駝は背中の瘤(こぶ)が二つあるフタコブラクダで、こぶの中には脂肪が溜まり、長い間食べなくても脂肪からエネルギーの補給ができる。

休憩中の二瘤駱駝

休憩中の二瘤駱駝

拡大写真(1400x1026)260KB 撮影:口羽 崇芳さん

順番に駱駝に乗る

順番に駱駝に乗る

 マツゲが長く、鼻の穴を開閉できるので、眼や鼻に砂が入りにくい。現在、野生のものはアルタイ山脈山麓のゴビ砂漠に数百頭生存しているといわれるが、絶滅が危惧(きぐ)されているという。

マスクをして駱駝に乗る

マスクをして駱駝に乗る

駱駝に乗る観光客

駱駝に乗る観光客

拡大写真(1400x1100)222KB

昼寝の駱駝車を残して出発

昼寝の駱駝車を残して出発

拡大写真(1600x1100)342KB

駱駝に乗って砂山の麓を巡る

駱駝に乗って砂山の麓を巡る

拡大写真(1600x1200)129KB

駱駝に揺られて王子様の気分?

駱駝に揺られて王子様の気分?

拡大写真(1600x1200)270KB

月牙泉げっかせん

 鳴沙山の麓に泉があり、三日月(中国語で月牙)の形をしているので、月牙泉と呼ばれる。2000年の時空を超えて絶えることなく湧き続けている泉が砂漠の中にあるのは実に不思議である。

三日月のオアシス・月牙泉

三日月のオアシス・月牙泉

拡大写真(1400x1026)182KB 撮影:口羽 崇芳さん
 古来、神仙が住む場所として寺院が建てられ、今もそのほとりに寺が建つ。立派な楼閣がある。月牙泉のそばで沙丘滑りをすると厄除けとなるといわれる。

砂上の楼閣?

砂上の楼閣?

拡大写真(1400x1050)201KB

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