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毎年7月14日に近い日曜日に行われる八坂神社の天王祭は「かながわの祭り50選」にも選ばれているもので、午前中、島の人々が列をなして天王囃子という里神楽の優雅な調べを奏でるなか、江島神社辺津宮から宮出しされた神輿が参道を練り、弁天橋付近で裸形(らぎょう)となった氏子たちに担がれて海に入る。 |
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氏子たちは、囃子船による天王囃子の調べにあわせ、浮きつ沈みつ揉み合い、勇壮な禊が行われる。その後一旦上陸し、午後から対岸の腰越(こしごえ)・小動神社(こゆるぎじんじゃ)の神輿と龍口寺(りゅうこうじ)から合同渡御に入り、ゆかりの小動神社まで渡る。 |
天王祭は、湘南唯一の夏祭りとして有名で、ご神体を漁師が発見して祀ったことから、祭礼の神輿は漁師だけが担ぐことになっていたという。現在は全国から集まる裸祭りファンの応援なしには催行できなくなっている。 |
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宮出しの一本締め |
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拡大写真(1200X730)220KB 【E-1
40mm F7.1 1/250秒 ISO200】
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シャンギリが終わった後、「よよよい よよよい よよよい
よい」の一本締めで神輿の宮出しが始まった。
神輿は湘南の典型的などっこい神輿で、「どっこい、どっこい」と勇ましい掛け声をかけながら練り歩く。 |
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神輿の横に箪笥(たんす)の取っ手のようなものがついており、これを箪笥又はカンという。お爺さんが盛んに上下させて音を出していた。バンドのドラムのようなもので調子を取る鳴り物の一種という。 |
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箪 笥 |
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拡大写真(1200x750)214KB 【E-1
28mm
F7.1 1/250秒 ISO200】 |
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担ぎ棒の最前列に取り付いたお母さん、必死の形相で神輿を担ぐ姿が印象的だった。海中は女人禁制だし、下山の途中は坂ばかりなので、境内の平坦地でしか担げないからだろう。 |
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先頭で頑張るお母さん! |
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拡大写真(1200x800)231KB 【E-1
28mm
F9.0 1/400秒 ISO200】 |
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担ぎ手は直ぐに男たちにとって代わられ、神輿は石段や急な坂道をゆるゆると下ってゆく。狭いので神輿とすれ違うことはできない。境内は裸厳禁であるため、法被姿の担ぎ手は汗だくになりながら交代で神輿を担いだ。 |
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鳥居の石段を下る神輿 |
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拡大写真(900x1200)263KB 【E-1
28mm
F9.0 1/400秒 ISO200】 |
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げざんどう そろりそろりと みこしかき |
A mountain path, slowly and prudently mikoshi carriers going down. |
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難所の坂道 |
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拡大写真(1600x1060)301KB 【E-1
56mm
F5.6 1/200秒 ISO200】 |
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杜を渡る神輿 |
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拡大写真(1200x900)296KB 【E-1
28mm
F4.5 1/100秒 ISO200】 |
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土産物屋街に差し掛かったが、道幅が狭いのでなかなか前に進まない。あと僅かで弁天橋の袂(たもと)に着く。 |
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町を渡る神輿 |
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拡大写真(1200X900)232KB 【E-1 28mm
F8.0 1/320秒 ISO200】
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神輿を先導する天王囃子の屋台 |
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拡大写真(1200X900)230KB 【E-1 28mm
F11.0 1/500秒 ISO200】
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弁天橋の袂に着いた神輿は、一旦下ろされ、休憩となった。近くの飲食店は大にぎわいで、冷たい飲み物で喉を潤す客などで賑わい、祭り一色の華やいだムードになった。 |
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休 憩 |
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拡大写真(1200X900)261KB 【E-1
28mm
F4.5 1/80秒 ISO200】
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記念写真 |
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拡大写真(1111x1100)313KB
【E-1 28mm
F10.0 1/400秒 ISO200】 |
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仲間の前で褌を締め直す人がいた。「褌を締め直して頑張ろう」などと現在でも使われているが、実際にそれを目にしたのは初めてである。人目を憚らない高温多湿の裸文化が今に生きている。 |
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褌を締め直す |
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拡大写真(1200X900)225KB 【E-1
66mm
F4.0 1/100秒 ISO200】
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