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水中で禊ぎをした裸の男たちは、清々しい顔で帰ってきた。スロープを転ばないように慎重に歩を進めていた。 |
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スロープを上る神輿 |
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拡大写真(1600X1000)248KB 【E-1
34mm F9.0 1/400秒 ISO200】
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清々しい背中 |
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水の滴る男たち |
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拡大写真(1600x1200)289KB 【E-1
28mm
F10.0 1/400秒 ISO200】 |
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頑張るお父さん |
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拡大写真(1200x900)150KB 【E-1
44mm
F8.0 1/320秒 ISO200】 |
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気合いを入れて! |
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拡大写真(1200x900)150KB 【E-1
28mm
F9.0 1/400秒 ISO200】 |
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車道を進む神輿 |
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拡大写真(1200x900)256KB 【E-1
28mm
F8.0 1/320秒 ISO200】 |
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広場の一角で、消火栓から引いた消防用のホースから勢いよく水が吹き出ていた。海水に浸かった神輿を真水で潮抜きするためである。裸衆は恵みの雨とばかり喜々としてシャワーを浴びていた。 |
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待望の清水シャワー |
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拡大写真(1200x900)232KB 【E-1
28mm
F9.0 1/320秒 ISO200】 |
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神輿の潮抜き |
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拡大写真(1600x1200)348KB 【E-1
44mm
F8.0 1/320秒 ISO200】 |
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しおぬきの しみずにけぶる みこしかな |
The portable shrine looks dim in the fresh water washing seawater away. |
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恵みのシャワー |
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拡大写真(1600x1200)287KB 【E-1
104mm
F6.3 1/400秒 ISO200】 |
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神輿と海に入った親子
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写真の親子は、神輿と共に海に入って禊ぎをした唯一の親子である。潮抜きのシャワーを浴びている後ろ姿が前出の「恵みのシャワー」の中央手前に写っている。幼児は怖かったとみえてシッカリと父親にしがみついていたが、父に肩車されて海に入ったことは永遠の記憶に残るのではないだろうか。元気に育つことを願う。 |
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潮抜きと砂抜き
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全国から応援にやってきた裸祭りファンたちは、公園の水飲み場で潮抜きと砂抜きをして、帰り支度をしていた。特に、褌の前袋や地下足袋には砂が入り込んでおり、丁寧に砂出ししていた。 |
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右端の男性はみんなの前で褌を外して丸洗いしたあと、締め直していた。横褌(よこみつ)のあとが赤銅(しゃくどう)色の肌にクッキリと残されている。みんなの笑いを誘ったが、日本の裸文化はそれだけ開放的といえるだろう。 |
彼らは弁当をもらったあと、来年の再会を約して三々五々帰っていった。ご苦労様! |
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拡大写真(1200x1200)460KB 【E-1
28mm
F9.0 1/320秒 ISO200】 |
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注:文中の表記は全て35mm換算によるもので、
28mmは14-54mmズームの14mmで撮影したという意味です。
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撮影 2004年7月11日
《 OLYMPUS E-1 》
14-54mm
50-200mm EC-14
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500万画素
2,370枚 1,360MB
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とにかく暑かった。帽子を被っているのに額の汗が眼が染み、眼鏡が滲んでよく見えないほどだったが、午前中の2時間、神輿を追って夢中で激写した。 |
祭りとなると急に元気になるから不思議だ。血が騒ぐとはこういうことをいうのだろう。気が付けばCD2枚分の写真を撮っていた。 |
途中で 「和田さんでしょう?」 と声をかけられた。「常連が多いですね」と私。私のホームページの速報版を見て、
神輿を担いだ赤銅色さんからもお便りをいただいた。裸祭りファンの多くがWa☆Daフォトギャラリーを見てくれていると知って嬉しかった。 |
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高温多湿の日本では、裸になって神輿を担ぐのは、昔は当たり前のことだった。明治維新以後、文明開化という西洋文化万能政策により、裸文化が野蛮な風俗として廃れていったが、江の島のように地域にしっかりと根付いているところもある。これからも今に息づく日本古来の裸文化を発掘して行きたいと思う。〈
完 〉 |
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