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 旅紀行日本の裸祭り

2012年3月23日改訂

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♪太鼓メドレー

 

冬日影褌衆の玉競場  北舟

 

拡大写真(2400X1800)1.13MB

The winter sunshine,
ascetics of fundoshi loincloth in the ground of ball battle.

2012年3月20日制作

報道陣の前を通る白組
 

報道陣の前を通る白組/松平郷(愛知県豊田市)

松平葵紋   松平東照宮   松平葵紋

松平天下祭

玉競場

  ▼ 赤組全員の御祓いが終わると、大河原宮司から竹本座主に水玉(すいぎょく)が授与された。いよいよ玉競り(たませり)の始まりである。  
大河原宮司から

水玉すいぎょく

を授かる赤組竹本周司座主 / 松平東照宮 14:26

大河原宮司から水玉を授かる赤組竹本座主 / 松平東照宮 14:26

拡大写真(2000X1500)664KB

赤組全員が

水玉すいぎょく

に触れる

赤組全員が水玉に触れる

拡大写真(2000X1500)490KB

  ▲▼ 玉競りでは赤組が水玉を守る立場になるため二列縦隊になった中を杉浦現座主が水玉を掲げて最後尾まで進み、赤組全員に水玉を触れさせた。これによって、後顧の憂いなく守りに専従することができる。  
二列縦隊の中を

水玉すいぎょく

を持って進む杉浦現座主

二列縦隊の中を水玉を持って進む杉浦現座主

拡大写真(1800X1600)499KB

水玉すいぎょく

触れる赤組の裸男たち

水玉に触れる赤組の裸男たち

拡大写真(2000X1400)429KB

騎馬戦スタイルをとる三人の座主

騎馬戦スタイルをとる三人の座主

拡大写真(2000X1600)680KB

  ▲▼ 赤組は、杉浦・砂原・竹本の3騎の座主を連ね、水玉を掲げた杉浦座主を先頭に松平東照宮を出発し、玉競場に向かった。  

水玉すいぎょく

を持って松平東照宮を出発! 14:26

水玉を持って松平東照宮を出発! 14:26

拡大写真(2400X1800)0.99MB

玉競場たませりば

に向かう赤組たち

玉競り広場に向かう赤組たち

拡大写真(2000X1750)1.02KB

 

▼ 先頭の杉浦座主の騎馬が第一イベント場に入ると、和太鼓が打ち鳴らされ、大勢の観客の歓迎を受けた。

 
冬の日射しを受けながら第一イベント場に練り込む 14:27

冬の日射しを受けながら第一イベント場に練り込む 14:27

拡大写真(2400X1800)533KB

観客の前を走り抜ける!

観客の前を走り抜ける!

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迎え太鼓の歓迎!

迎え太鼓の歓迎!

拡大写真(2400X1800)1.12MB

 

 松平わ太鼓による「迎え太鼓」が打ち鳴らされるなか座主三人の騎馬が次々に群衆の前を駆け抜けるさまはとても勇壮で素晴らしく、彼らにとって最高の晴れ舞台となった。

 
座主三人の晴れ舞台!

座主三人の晴れ舞台!

拡大写真(2400X1700)1.02MB

座主に続く赤組の練込み

座主に続く赤組の練込み

拡大写真(2400X1800)917KB

 

▲▼ 座主三騎に続いて、赤組の裸男たちが観客の前を走り抜け、第一イベント場の奥の入口から右折して、玉競場に入場していった。筆者もこのあと、全力で引き返し、玉競場の報道塔によじ登った。

 
第一イベント場の奥(北東角)から

玉競場たませりば

に入場する 14:27

第一イベント場の奥(北東角)から玉競場に入場する 14:27

拡大写真(2600X1700)1.12MB

 

玉競場たませりば

 
 

 第一イベント場の東に隣接する玉競場の南東角(なんとうかど)の緩衝ゾーンに三階建ての報道塔が建てられ、報道陣が陣取っている。私もこゝの二階に上がらせてもらい玉競りの一部始終を激写することができた写真家の原田さんは裸男を間近から撮影すべく、北西角の緩衝ゾーンに脚立を据えていた。

 

玉競場たませりば

を周回する裸男たち(以後報道塔二階席から撮影) 14:28
玉競場出入口↓ 先に入場した白組 水玉を持つ赤組  

玉競場を周回する裸男たち(以後報道塔二階席から撮影) 14:28

拡大写真(2600X1950)1.13MB

  ▲▼ 玉競場では、白組に続いて赤組も入場し、反時計回りに周回していた。会場を見渡すと、北面が祭壇となっており、左(西)から白組の「天下」の幟旗、中央左右に「和順 日月清明 風雨以時 災」「癘不起 国豊民安 兵戈無用」の幟旗が吊り下げられ、右(東)端に赤組の「崇」が掲げられており、合計25の墨の願字が朱の葵紋と共に並べられていた。  
   正面中央には演壇が設けられており、その上には、登里公旅館の大将が提供した大きな紫色の葵紋が掲げられている。この葵紋は、反転して色づけされているため、見方によっては逆さに見えるが、これが正しい。昨日の準備段階では上下が逆さになっており、有識者の指摘で、訂正されていた。  

力水ちからみず

をかぶる白組たち 14:29
原田さん↓  

力水をかぶる白組たち 14:29

拡大写真(2400X1700)1.22MB

  ▲▼ 玉競場は、裸男たちが怪我をしないよう、全周が畳(たたみ)で囲われ、東面・南面・西面から観戦できるようになっている。畳と観客の間には、幅1.5mほどの緩衝ゾーンが設けられており、裸男たちと観客とのトラブルが起こらないように配慮されているのに感心する。  
 

報道塔

第一イベント場

大勢の参拝客が観戦

出入口

大勢の参拝客が観戦

拡大写真(2600X1950)1.24MB

   冬日影褌衆の玉競場  北舟 

ふゆひかげ ふんどししゅうの たませりば

The winter sunshine, ascetics of fundoshi loincloth in the ground of ball battle.

報道陣の前を通る白組

報道陣の前を通る白組

拡大写真(2400X1800)1.13MB

  ▲▼ 玉競場の四隅には座主経験者を示す赤い半纏を着た裸男4人が配置され、手桶で力水を掛けていた。登里公旅館の大将は、この4人の中の一人だが、彼の配置は何処か、読者には分かるだろうか。  

玉競場たませりば

北西角で白組に囲まれた杉浦座主 14:30
 

↓原田さん

玉競場北西角で白組に囲まれた杉浦座主 14:30

拡大写真(2400X1400)612KB

後ろから手を掛けられた杉浦座主

後ろから手を掛けられた杉浦座主

拡大写真(2400X1700)844KB

  ▲▼ 午後2時半ころ、二手に分かれて玉競場を周回していた裸男たちは、北西角で合流し、肩車して近づいてきた白組の男性が後ろから手を掛けて座主を崩し、水玉(すいぎょく)は、裸男たちの渦の中に消えていった。  

水玉すいぎょく

を奪われる座主! 14:30

水玉を奪われる座主! 14:30

拡大写真(2400X1900)1.11MB

水玉すいぎょく

白組の手に!

水玉が白組の手に!

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水玉すいぎょく

を追って舞台中央へ! 14:31

水玉を追って舞台中央へ! 14:31

拡大写真(2400X1700)894KB

再び北西角へ!

再び北西角へ!

拡大写真(2400X1800)875KB

  ▲▼ 原田さんが北西角に陣取っている理由が分かった。玉競りは、何故かこの位置で揉み合うことが多く、原田さんは、目の前で激写できる絶好の位置であることを経験的に知っていたのである。  

水玉すいぎょく

に手を触れる裸たち

水玉に手を触れる裸たち

拡大写真(2000X1850)734KB

  ▲▼ 残念ながら報道塔の位置は、最も遠い場所になり、望遠レンズでは、迫力ある映像を切り取るのは難しい。しかし、今となっては身動きできず、この位置で激写するしかないと腹をくくった。  
びしょ濡れの

水玉すいぎょく

に手が伸びる!

びしょ濡れの水玉に手が伸びる!

拡大写真(2000X1700)606KB

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